C.E.74年 メサイア攻防戦終結の後、ジュール隊は砂漠地帯に潜伏する連合軍からなるロゴス残党を掃討すべく地球に降下していた。
ジュール隊副隊長として、宇宙ではブレイズザクファントムを駆り闘い抜いたディアッカ・エルスマンであったが、久方ぶりに大地に降り立った彼には二つの悩みの種があった、、、
地上での戦いにおいて彼の意見を取り入れた上で、改めて改修を施された機体が、ガナーザクファントムDカスタムである。
戦争の前半ではガナーザクウォーリアに搭乗していたディアッカであったが、隊長イザークが新型機グフ・イグナイテッドを受領した際に、上位機種ザク・ファントムを受領。高機動パックであるブレイズウィザードを装備して出撃していたが、前大戦時には連合より奪取せし砲撃戦仕様のGAT-X103バスターに長らく搭乗してきた経験から、やはり砲撃戦仕様の装備と、更なる火力の増強を望んでいた。
そこでガナーウィザードへと換装するとともに、脚部にM69パルデュス改3連装短距離誘導弾発射筒 、両肩シールドにパンテラ大型ミサイルランチャー、頭部に20ミリCIWSを追加装備し、火力増強に余念が無い。これにさらに二丁のMI-M633 ビーム突撃銃を両腕に装備して出撃するのが彼のスタイルである。
機体色は砂漠での非視認性を考慮してデザートカラーに塗装され、シールドには迷彩が施されている。
「コレこれ❗️やっぱこの火力だぜ!グゥレイト!!」
デザート(砂漠)用の改修機であると共に、ディアッカ用の仕様であることも指して、機体名は"D"カスタムの名が付けられた。
「今日もなかなかの調子じゃないか」
その日の作戦を終え、無事前線基地に帰投したディアッカに隊長イザークが声をかける。
「やっぱMSとチャーハンは高火力にかぎるぜ!地球でバスターに乗ってた頃を思い出す。」
「ザクファントムの改修が上手くいったみたいだが、本当にそれだけか?最近調子づいてるのは。」
「な、何のことだよ💦」
「今回の作戦に同行取材したいってジャーナリストからの申し出があった時は何も知らなかったが、それがまさかミリアリアだったとはな。どうせ彼女の前でいいとこ見せようとか、張り切ってるんだろう。」
「そ、そんなことないさ笑。アイツとはもうとっくに終わってるんだ。」
「ホントにか?先週の休みにも街のケバブレストランでお前たちを見たって噂を聞いたぞ〜。あそこのヨーグルトチリソースのドネルケバブ、美味いんだってなぁ笑」
「なっ、何だよそんな噂話⁉︎あ、あれは隊長のお前が忙しくて寝る暇も無さそうだったから、俺が副隊長として代わりにインタビュー取材受けてやってただけだよ。」
「ほぅ、ほぅ。気遣いの出来る部下を持って、俺も幸せ者だよ、エルスマン副隊長w」
何もかもイザークにはお見通しのようだ。
果たして、ディアッカの悩みの種がいつかまた花開き、実を結ぶのか、それはまた別のお話。
ついについに映画ガンダムSEEDフリーダムが封切りということで、公開記念にSEEDシリーズの機体をいくつか作りたいと思いました。何を隠そうSEED世代なワタクシ。放送当時も気に入ったキットを幾つか購入して、ほぼ素組して、長いことしまっておりました。
今回使用したキットもザクウォーリアとガナーザクウォーリアもそのうちの一つ。そう、ザクファントムベースではなく、ザクウォーリアをニコイチして今回ザクファントムを作りました。当時、ザクウォーリアの発売がガナーウィザード付きのものよりも先行していた為、先に購入したザクウォーリアに、後発キットのガナーウィザードを付けて完成させて、ザクウォーリア一体分のランナーはそのまま残っていたのです。
ザクウォーリアベースなので、ブレードアンテナは宇宙世紀の量産型ザク指揮官用から移植しました。
ヘルメットにある楕円型のモールドは開口して、増設した頭部バルカンに見立てています。
モノアイはHアイズ埋め込みにしています。
側頭部には、ハロデカールで愛嬌を演出。
ディアッカって、戦隊モノで言えば黄レンジャー担当でしょうか❓笑
シールドはもう一体のザクウォーリアから移植しました。ニコイチとはいえ、借りてきたパーツって実質ここぐらいです。先端部には追加武装用の3ミリ穴。シールド表面には筆塗りで砂漠三色迷彩を施しました。塗装面での今回のイチバンの見せ所はココなのですが、シールドにミサイルランチャーを懸下した状態だと、ほとんど隠れちゃいました笑
ザクファントムって設定上は3種類どのウィザードにも換装出来るハズなんですが、劇中だとほとんどブレイズかスラッシュしか出てきませんでしたよね?
そして、ジオンのザクはデザートカラーとか迷彩塗装よくされていますが、CEのザクではあんまり見ないなと思ったのが今回の着想点です。
"平成のザク"にもやはり無骨カラーは似合いますね👍
シールドと脚部の増設ミサイルは、昨年ドムを改造した際に3ミリ軸化したものをそのまま拝借してきました。
脚部、腕部を中心に自分の中で必要最低限の部分を合わせ目消ししましたが、やはりまだまだ修行が必要な様です😅
あとSEEDデステニィーで、ディアッカはザクファントムに乗り換えた途端なぜブレイズ装備になったのか?って個人的にずっとしっくり来ませんでした笑。
初期搭乗機のガナーザクウォーリアの動きが、かつてのバスターを彷彿とさせるものだったので、やはりディアッカ=砲撃戦機体に乗ってほしいという思いが強かったんです。
オルトロスビーム砲はセンサー部をクリアパーツ化しましたが、収納時のクリアランスが思った以上にキツキツで、きっちりとは折り畳めなくなってしまいました💦
キット自体は早いもので、もう20年前のものになりますが、ライフルの構えポーズとか、プロポーションとか、武器のギミックとか、意外と名キットだったのかなと思い返しました。
今回のストーリーではSEEDデステニィーとSEEDフリーダムの間の期間を描いてみましたが、果たしてディアッカはどんな高火力機体と高火力チャーハンを見せてくれるのかw
楽しみにして劇場に向かいたいと思います。
祝ガンダムSEED freedom公開記念🎉
コメント
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this MIGHT work if the huge missile launchers replace the shoulder shields otherwise it is too imbalanced.
Thank you for your comment!
Thank you for your helpful advice.
That’s right, if you take the time to remodel it, it will be even better(zaku-kao8)
No problem my pleasure!
UC.60生まれ
ジオン第四工科大卒
1年戦争時 工兵の不足により工業科学生でありながら学徒動員・徴用され第603技術試験隊においてオリヴァー・マイ技術中尉付きのメカニック見習いとして、様々な機体に携わり無事終戦まで生き残る。これは、彼の肉眼に映った兵器たちの記録である。
主に微改造・全塗装で仕上げている初心者モデラーです。
ガンプラの取説にある機体解説やショートストーリーが好きで、それに寄せた文章を考えてみました。
お目汚しですが、よろしくお願いします。
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