C.E.75年、第二次連合・プラント大戦後の地球圏において未だに燻り続けるテロや紛争の火種に対処すべく、プラント、オーブ連合首長国、大西洋連邦などの国家により共同で世界平和監視機構コンパスが創設された。
これはある特定の国家の軍が世界警察としての行動を取ることにより、全面戦争にまで発展してしまった過去の大戦からの教訓でもあったが、同時に独自発展を遂げた各国の軍事技術を融合させることにより軍事力の均質化を促し、世界に偏在的な戦争抑止力を生み出す意味合いも持っていた。
こうした背景から、コンパスには各国トップクラスの技術者、クルー、指揮官、パイロットらが集まり、陣営を問わない技術交流による、野心的かつ挑戦的な試みがいくつも誕生するのである。
インパルスガンダムは前大戦時にザフトにおいて開発されたMSであったが、その源流は地球連合の初期GATシリーズの一機、ストライクガンダムの設計思想を発展させたものだった。
また、可変フレームを搭載し変形・合体機構を持つインパルスに興味を持った大西洋連邦の技術陣によって、同じく連合製の可変フレームである300系フレームを用いて再構築された機体がイージスインパルスである。
オリジナル機と同様VPS装甲を有し、起動時の装甲色は、その名のとおり300系フレーム機体であったイージスガンダムを彷彿とさせるものに調整されている。再設計に伴い、バッテリーは新型・大容量のものに換装された。
特徴的だったオリジナル機の武装バックパック機構「シルエットシステム」もまた、連邦の技術者による再解釈のもと、ソードストライカー、ランチャーストライカーのザフト版発展系とも言える、デスティニーガンダムにも装備されていたMMI-714 アロンダイト ビームソード、M2000GX 高エネルギー長射程ビーム砲をシルエット化したものが用意された。
高エネルギー長射程ビーム砲は支援砲撃を想定したマニュピレータを使用しない肩越しの砲撃も可能となっている。
また自律攻撃端末として、ソードシルエットに装備されていたRQM60 フラッシュエッジビームブーメランと機動防盾を組み合わせ、射出機構を持たせたRQM70フラッシュエッジ改シールドブーメランを装備する。ビームブーメランは取り回しの良い手持ちのビームダガーとしての使用も可能である。
防御兵装としては、ビームシールドの小型化では遅れを取っていた大西洋連邦製のSX2024ビームシールドユニットが追加された。ザフト版のビームシールド発生器に比べれば大型ではあるが、本来ビームシールドの装備を想定していない機体にも後付けで運用能力を持たせることが可能で、これにより本機はC.E.75年の最新鋭機と同等の防御能力を獲得することに成功した。
このように、地球、プラントの技術が混在する本機のOS開発は、イージスガンダムの開発元でもあるオーブのモルゲンレーテ社が担当し、双方の調整役としての役割も果たしていた。
攻防2種の新型シールドなど、「イージス(盾)」の名に相応しい近代化改修が施された本機は、地球側からコンパスに志願していたナチュラルのパイロットでも操縦可能であり、スーパーミネルヴァ級、アークエンジェル級、イズモ級などで試験運用されたという。
そこで得られたデータは、のちのコンパス制式採用機体群や、インパルスガンダムSPEC2などの開発に多大な影響をもたらしてゆくのである。
前回に引き続き、TV放送時に購入した旧HGシリーズからソードインパルスガンダムとデステニィーガンダムのニコイチで制作しました。どちらも素組にシールで完成させていたものを、改造と全塗装で仕上げました。長い年月を経たプラモデルということで、シールの固着やプラの経年劣化、見覚えのない汚れなどをまず除去する作業から取り掛かりました笑
デステニィーから拝借した武装類は軸径を微調整することでラックごとソードシルエットに取り付けることが出来ました。ビームブーメランの装着位置が元々カッコ良くないなと思っていたので、真っ二つに切断して、肩に付けるか迷った後、シールドに接着しました。劇中でライジングフリーダムのシールドブーメランが活躍していたので、その原型という設定を後付けしました。
20年前のガンプラですが意外にも後ハメ等しやすい構造にだったので、出来る限り合わせ目消しをしてみました。アンクルアーマには、片側の段落ちモールド化に合わせてラインを筋彫り。普段はあまりしないのですが、仕上がりにガンダムマーカーでの墨入れをしてみました。少し汚くなったので、これまた修行案件です笑
デステニィーシルエットはもちろんカッコいいですが、インパルスにデステニィーの武装もなかなかアリですよね
旧世代機のパワーアップ要素として、ビームシールド追加ですね笑
コトブキヤのエネルギーシールドを塗装しました。ビームエフェクトはパールコートでラメ感を出しています。
経年劣化のせいか、日の当たるところにあったビームエフェクトはブラックライトを当てると、蛍光ピンクではなく、グリーン?に光りますw
頭部はアンテナをデスティニーのものと入れ替え、フェイスマスクのへの字スリットを削りました。大幅な変更は行っていませんが、カラーリングの変更でかなりイージスかジャスティス系に寄せています。写真ではセイバーの様にかなり赤みを帯びて写りましたが、実際はこちらのマゼンタにちかいメタリック色です。
SEEDシリーズ共通のデカールを使いたかったが為に、コンパスを利用して色々都合の良い設定作ってしまいました笑
2月のファーストデイでSEEDフリーダムを観てきて、その熱量のまま、SEEDシリーズの名曲たちを聞きながら作りました♪
劇中ではインパルスSPEC2も大活躍でしたが、それとはまた別のインパルス改修機という設定で仕上げてみました。
今回、同時進行でSEED機体をもう一体作ったので、そちらも後ほど投稿します。
ありがとうございました!
劇場版SEEDフリーダム最高でした❗️
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UC.60生まれ
ジオン第四工科大卒
1年戦争時 工兵の不足により工業科学生でありながら学徒動員・徴用され第603技術試験隊においてオリヴァー・マイ技術中尉付きのメカニック見習いとして、様々な機体に携わり無事終戦まで生き残る。これは、彼の肉眼に映った兵器たちの記録である。
主に微改造・全塗装で仕上げている初心者モデラーです。
ガンプラの取説にある機体解説やショートストーリーが好きで、それに寄せた文章を考えてみました。
お目汚しですが、よろしくお願いします。
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