リックドム　エレクトリオン

とある宙域の小惑星。
ジオン残党の整備工場で・・・以下略

「整備長、また随分パワーアップしましたね。」
「何せ旧式だからな。
グフカスタムとアッグスパローの随伴機としてはこれくらいはなくちゃな。」
「いくらなんでも下半身に推力が偏り過ぎじゃないですか？」
「だから上半身は姿勢制御に全振りでスラスターを増設したんだ。
で、それに合わせた兵装が・・・」

「これだ！」
「ビームバズーカを逆手持ちですか。
なるほど、肩にもスラスターを増設してるから担げないってことですね！」
「まぁそれもあるが、重要なのは・・・」
「重要なのは？」
「男のロマンだ！」
「はぁ（やれやれだぜ…）」

「見ろ、古さは感じさせないこのポージング！」
「総帥も喜びそうですね～。
初期のリックドムはガンダムに勝つ想像が出来ない、なんてこき下ろされてたらしいですね～。
あっ白くしたのはガンダムへの対抗心ですか？」
「んなワケあるかっ！こいつの役割は陽動と後方支援だからな、白い方が目立つってことだ。
後ろから派手に暴れて敵を誘き出し、アッグスパローがそれを急襲殲滅、その間にグフカスタムが目標に取り付いて物資を強奪するって流れだ。」

「もちろん、両手持ちも出来るぞ！後方から狙いを定めて開戦の号砲を挙げる、アッグスパローが雀なら、こいつはエレクトリオン、雄鶏ってワケだ。」
「他に何か特別なことはないんですか？」
「そうだな、ドムと言えば首埋めが定番だが、こいつは・・・」

「上を向ける！少しだけどな。」
「どっかで見たような・・・」

「ヒートサーベルは・・・」
「ここだ、ここ。
ビームサーベルにしたから、携帯しやすくなったぞ。」

「見ろ、チーム揃い踏みだ！」

「なんかもう、宇宙にいるのか陸地なのか水中なのか、ワケが分からないですねぇ～」

ハイ、というワケでいつもの妄想にお付き合いありがとうございますm(_ _)m
今回はリックドムをパワーアップする上で定番の少し斜め上を目指して改造してみました。
相変わらず白の塗装に四苦八苦して、薄塗りで液垂れするはスジ彫りが埋まるはで、ようやっと2024年最初の完成品でジオンチームに参戦です(zaku-kao4)

今回のロマン武器はビームバズーカの長尺逆手持ち。
長尺と言いながら前後のパーツを切って入れ換え、上下逆にして握りを後ろにすることで、全長はほぼ変わっていない錯覚トリックです(笑)

意図せずジオン機の制作が続いたので、次は連邦か他の機体をイジろうかと思います。

今度はもう少し早く完成させられたら・・・いいなぁ(^_^;)

最後までお付き合いいただき、ありがとうございましたm(_ _)m

※追記：過去作リンクを修正しました。