戦に涙は無用/アークキャリバーン(3/3)

モビルスーツ。それは···

Manipulative Order Build and Industrial Labors Extended SUIT

(建設と工業労働のための有腕式拡充型宇宙服) 

の正式名称からも解る通り、もともとは従来の建設車両の延長線上に開発された人型建設車両の総称であった。

 

それが、いつしか侵略者に立ち向かうため拳を振るう戦士へと姿を変えていった。

俗に言う「機動戦士」である。

 

キャリバーンもまた、無辜の民をその身で守るための戦士としてつくられた···。

• アークキャリバーン "ハイパーモード"

三角初華の体内に潜む「ドロリス」の人格が覚醒したときにのみ発動する、アークキャリバーン第3の姿。

コクピットハッチ両サイドにあるデュアルブリザード発射管の封印が解け、モビルファイターを思わせる純格闘特化状態に数分間だけ移行する。このとき、初華としての意識は眠っている。

ドロリス「デュアルブリザードを使う‼」

• デュアルブリザード

サイコガンダムやデストロイなどといった大型MSや、ビグ・ザムなど弩級MA、艦船の動きを封じるために使われる。

ドロリス「沈め！ギガンティックアッパー‼」

(ズォォォォォォォォォォォオ)

• ギガンティックアッパー

ハイパーモードにおける必殺技。デュアルブリザードでアークキャリバーンの頭上に誘導された敵機の急所に、とどめの一撃を放つ。

ドロリス「直撃させる‼」

• ファイヤープレッシャーキック

同じくハイパーモードにおける必殺技で、カカトを白熱化させ、炎をまとった蹴りを放つ。

• ドロリスブロウ

同じくハイパーモードにおける必殺技。強烈な正拳突きで敵機の急所を突く。

ドロリス「終わりにしてやる···お前達の悪業三昧をな」

これを食らって立ち上がった機体はない。

一説には、このMSの開発にあたり、白兵戦時の基本的な動作にカラテの動作を組み込むべく、自身もカラテの有段者である某博士が参加していたと言われるが、その真相は謎に包まれている···。

〜花咲川女子学園高等部生徒会報より〜

そんなわけで3回に分けてアークキャリバーンをご紹介してきました。

今回のタイトルで、技の元ネタが何となくお解りいただけたかと思いますが、本ガンプラ制作で参考にしたのは、闘将ダイモスと烈将フォボス(後者は、とある超電磁シリーズ勢揃いコミックに出てくるダイモス2号機)です。

また当家におけるAveMujicaメンバーはいずれも裏人格があり(にゃむにはアモーリス、初華にはドロリス、海鈴にはティモリス、睦にはモーティス、そして祥子にはオブリビオニス)、アモーリスのみ精神干渉妨害のための分身(ライジングフリーダムのご紹介のときに、アモーリス人格のセリフがなかったのはこのため)、その他は任意で切り替えられる、もしくは無意識に切り替わる人格という位置付けになっています。

アモーリスは槍、ドロリスは拳···さて、ティモリスは何をアイコンにするのでしょうか？それはまたの機会に。

前回はこちら↓