「へっ、なぁんだ!このモンシア“大尉”様の着艦コースに入るとぁ、いい度胸してんじゃねーか!」
アレキサンドリア級重巡「アル・ギザ」のウェイティングルームで、パイロットのベルナルド・モンシアはくだを巻いていた。
しかし、それは彼にとっていつもの事である。
UC0083.12月、デラーズ紛争の勃発を受けて連邦軍内のアースノイド強権派によりジオン残党狩りを目的とした特殊部隊「ティターンズ」が結成された。連邦軍内の一部のエリートのみで構成された彼らは、その運用兵器においても独自の開発体系を持っていた。
「モンシア“中尉”、階級を勝手に上げるのはいかがなものかと?」それを落ち着いた口調で、同僚のチャップ・アデルはたしなめる。
「あぁ?いいんだよ!ティターンズは一階級上の特別待遇だろ?だったら“大尉”も同然じゃねーか!」
「そりゃそーだが、それが通じるのが連邦軍内の一般部隊に対しての話だ。お前のコースに割り込んだ機体、ありゃT3部隊のジムだ。つまりは、あっちも同じくティターンズってこった。」小隊長のアルファ・A・ベイトもモンシアの早合点に横槍を入れた。
「なぬ!?だからってなぁ!この『不死身の第四小隊』のエース、モンシア様の前に割り込んでいい理由にはならねぇーんだよ!」
その日、任務を終えて帰投中であったモンシア機の着艦コースに一機のジム・クゥエルが侵入する。
「、、、ちら、T3部隊、、、フィー小隊、、テスト中の試験装備とOSのトラブルで母艦まで辿り着けそうにない。緊急着艦を要請する。」
試作兵装シールドブースターの試験中であったティターンズテストチーム所属のジム・クゥエルからブリッジへと緊急通信が入る。
どうやら、機体トラブルで間近に居たアル・ギザに着艦したいらしい。
「了解、それでは2番機用の侵入用コースから着艦して下さい。モンシア機は着艦シークエンスを中止、コースを譲って指示あるまで現座標で待機。繰り返す、追って指示あるまで待機。」ーーー
そんな出来事のあとで、1人だけ待ちぼうけを喰らったモンシアは虫の居所が悪かったのだ。
そんな3人の前に、見知らぬ褐色肌のノーマルスーツ姿の男が現れる。どうやら、先程のジム・クゥエルのテストパイロットらしかった。
「さっき道を譲ってくれたのは君か?先程は急に割り込んで済まない。T3部隊所属 ウェス・マーフィー大尉だ。おかげで大事な機体とデータも失わずに済んだ。ありがとう。」
「たっ、大尉殿!?いやいや、上官に道を譲るなんて当たり前であります!ましてや、試験隊のテストパイロット様と機体を守れたのなら、むしろ自分にとっては光栄であります!」
テストパイロットにとっては、故障は付きものであるが、モンシアの変わり身の早さと調子の良さもそれとまた同じことである。
数年後、ティターンズは崩壊し火星に落ち延びた彼をその機体が救ったとか、救わなかったとか。
UC0084.それは彼にとっていつものことであった。
みなさん、明けましておめでとう御座います❗️
って、七日正月もとうに過ぎてゴメンなさい😅
昨年末にナイチンゲールを仕上げて以降、模活納めをして年末を過ごし、罪プラを見つめてニヤニヤして元日を過ごし、2日から今年の模型初めをしたモーリースです。
正味、年をまたがず2025年に入ってから作った今年のガンプラ第一作です、、、と言いたいんですが、実はこれもかなり前に作った素組キットのリビルドです笑
2005年ごろからキット化されていったAOZシリーズの20周年ということで、しばらくは当時素組したAOZキットの作り直しをしていきたいと考えています。というのも、未使用のまま取っておいたデカールをさすがにそろそろ使いたいという事もあって💦幸いまだ劣化はそれほど進んでいないようです。
ということで、一番手はティターンズはここから始まった!ジム・クゥエル君です❗️
カラーリングは最初T3部隊所属機をイメージして取り掛かったんですが、たまたま目にしたブラックヘアーズ仕様がカッコよく、途中から変更したので、両者が混ざり合った中途半端な配色になってマスw
パーツ共通のヘイズル2号機もこの後塗装するので、後々組み替えるかもですね。
先程2005年と書きましたが、後発のバリエキットであるジム・クゥエルは2007年発売で、さらに自分が買ったのは2010年ごろだったと思いますので、比較的まだ若い方です。それでも15年選手の彼、小さいパーツを無くさないようにでしょうか?ところどころ接着してあったり、拙い筆塗り部分塗装してあったり。。
くるぶしのシリンダーのモールドを見せたいためでしょうか?アンクルガードが片側ずつ無くなっていたので、ここはヘイズル2号機から取ってきて共用としました。合わせ目消しではなく、両側を段落ちモールドとして処理。
そのほかも合わせ目は段落ち処理。15年前自分の技術ですので、ゲート処理が本当に荒いです😅
が、そこはもう割り切って笑
ブースターポッドとシールドブースター、ビームライフル、Eパックも同時に塗装。
これらを装備して対MS仕様装備という脳内設定で。
ジム界きってのイケメン、だそうですよ。
まぁ、初出からしても、ジムカスからの流用ってデザインからも、Zというより0083のMSってイメージがつよいなぁ。
今回のストーリーは、いやらしいけど憎めないヤツ、モンシアのティターンズ入隊後の相変わらずな不死身の第四小隊を描いてみました!ゲストはヘイズルに乗る前のマーフィー隊長。
ブラックヘアーズについて調べていたら、ドナルドって、、モンシア、われ生きとったんかい!!w
運の強いやつは居るもんですね😅
お調子者のモンシアの台詞、ぜひ茶風林さんのボイスで脳内再生してみてください!笑
ありがとうございました✨
今年もよろしくお願いします🎍
今年も宜しくお願いします❗️
コメント
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あけましておめでとうございます。本年も宜しくお願い致します。 イケメン、ジムクゥエルシールドブースターめちゃかっこいいです😆 モンシアの性格、登場人物、設定がとてもわかりやすいです😁 今年もガンプラ楽しみましょう👍
明けましておめでとうございます!
こちらこそ宜しくお願いします
モンシア、自分の同僚とかだったら「おいおい、やめとけよ😅」って思うイキり過ぎキャラですが、ガンダムシリーズの伝統かトリックスターとしてはいい味出してますよね笑
今年もいい模年になりますように✨
UC.60生まれ
ジオン第四工科大卒
1年戦争時 工兵の不足により工業科学生でありながら学徒動員・徴用され第603技術試験隊においてオリヴァー・マイ技術中尉付きのメカニック見習いとして、様々な機体に携わり無事終戦まで生き残る。これは、彼の肉眼に映った兵器たちの記録である。
主に微改造・全塗装で仕上げている初心者モデラーです。
ガンプラの取説にある機体解説やショートストーリーが好きで、それに寄せた文章を考えてみました。
お目汚しですが、よろしくお願いします。
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