ジムRR ヒートスパイク装備

正面。ジャーマングレーを下地に塗った後、胸は艦底色、他の白く見えるところは灰色9号で塗ってます。関節は焼鉄色。武器はガンメタル。

左半身の元々白い部分はドット迷彩にしています。ミリタリープラモ等の人形に用いる迷彩デカールをマークソフターのスーパーハードで貼り付けてますが、もうちょっと細かく刻んでから貼るべきでした。あと、色も近過ぎて言わないと分からないですね。面白かったのでまた挑戦したいデカールです。

ヒートスパイクはクリアオレンジ成形ですが、ヒート武器なので透けないよう全体に粗くヤスリがけした上でクリアレッド→クリアオレンジ→白サフの順に先端に向けて缶スプレーでグラデーション塗装してます。スパイクを撃ち出す装置のヤスリ後が汚く写っててツラい…

太ももとフロントスカート中央にはスジ彫りを追加して、フロントスカート左右はパテでディテールを消してます。手首と足首は後述。左の膝からスネは三巨星既存のディテールです。

背中。両肩、太ももの裏、ふくらはぎ付近にスジ彫り追加。

今回はブラックライト使わずに光らせたかったので、ラピーテープを多用してます。ラピーテープは引き切るように切ったり、ハサミで切ると丸まりやすいので、どこかに貼って押し切るようにすると綺麗に切りやすいですね。

アキレス腱周りは後述。バズーカラックはマシンガンラックに小改造しています。

側面。反対側はヒートスパイクで隠れるので割愛。太もも側面にもスジ彫り追加。スジ彫りはフリーハンドでデザインナイフで入れてます。

右スネの突起はランナーの細い部分で延長。手の甲は後述。

武器は違いますが、変更前後の比較。陸ジムが2体入っているのでこういった比較やいざという時の予備パーツがある安心感もありますね。変更後の方は分かりにくいですが迷彩デカール貼る前の画像ですね。

一番気になってた足周りの加工。左の白っぽいのが加工後、右の赤いのが加工前です。

ふくらはぎ側の内部パーツの露出が多く、ボールジョイントも丸見えなため、ふくらはぎ側にランナータグを3ミリ幅で切り出して貼り付け隠しています。

また足首側のカカトにもランナータグを積層してボールジョイントも見えなくしています。

加工中です。追加したランナータグが赤い部分。適当に真っ直ぐな状態で貼り付けて、スネ側の装甲に合わせて切り落としてます。

またカカトも積層したものを台形に加工することで見栄えと可動域の確保が出来ています。

足の甲側にはシリンダー状のモールドがあるのですが、足首が曲がる際に繋がってないのが丸見えな上、やはりボールジョイントが見えるのでモールドを切り落として2箇所穴を開け、曲げたクリップを下から通しています。スネ装甲まで伸ばした部分は何も固定していないので可動域は変わっていません。これに細めのプラパイプを被せてシリンダー状に見せています。

手首の加工。左の赤い下腕が加工前、右の黒っぽい方が加工後です。

加工前は切り欠きが入っていて、カッコ悪くは無いのですが、やはり元デザインと違うのでランナータグで埋めた上でバーニアをくり抜いたものでフタ&ボールジョイント隠し。

手の甲も元デザインと違うのでカスタマイズパーツの連邦ハンドから手の甲だけ移植しています。ただ、この甲形状だと握り手の武器を持たせる穴に被さる形になるので、握り手側はヤスリがけが必要でした。

腰周り。隙間が目立ったのでサイドアーマーをランナータグで両端厚み増し。

フロントアーマーもフチの部分にランナータグを積層し、中央に向かって斜めになるようヤスリがけしています（写真でチラッと見える赤い部分）。これによってフロントとサイドの隙間を埋めつつ、斜め上から見た時の上半身との間のスペースも少なく見せることが出来ます。

後部アーマーはサイドやフロントに比べて高さが一段低かったので、取り付け位置を若干上げています。その分下が持ち上がるので、他と同様に単純に上に幅増しすれば良かったかもしれません。

今回はX上で見かけたコンペにこれで参加させていただきました。普段から展示会に参加されるようなクオリティの高い方々に混じらせていただいたので結果は言わずもがなでしたが、参加させていただいたことに感謝です。

講評も聞かせていただいたのですが、まずは細部の加工より、全体バランスを見て綺麗に仕上げることが大事なのかな、と感じました。全体のバランスを見た上で必要に応じて細部を仕上げていく感じかなと。スジ彫りや塗面の話もためになる話ばかりでした。次の次辺りで試してみたいと思います。

そして何より大事なのは、やっぱりそれらを丁寧にやって締め切りに間に合わせるタイムマネジメントなのかな…と思うコンペでした。本当にためになる機会でした。