ダイバーズコン2作目、「GBNWeapons」。フォース・「アルケミスト」所属の「弱体効果デバッグ機」だった、はずが・・・
【第9改「コカトリス」:煌・ギラーガ改造 ギラーガ・コカトリス】
第9改「コカトリス」
コカトリス。鳳凰になんて、なれやしない。
あたし、アルザス・リースリング。今はぼっちの、フォース・「アルケミスト」のリーダーよ。
今回はちょっと、昔話・・・かな。最近バグが頻発するから、思い出したことがあって。
GBNには、稼働から今まで幾多の「事件」があった。その大半が、「バグ」なのよね。
「バグ」。開発側が予期せぬ挙動や想像を絶した展開によって生まれる、特に仮想現実世界のGBNではダイバー達の活動を「妨害」するもの。
つい最近だと・・・「ブレイクデカール」で起こった一連の事件がそれかしら。あれはあれで、「予期せぬ操作」って言えた。
それによってGBNが崩壊しかけたことは、一度や二度って話じゃない。ゲーマス(ゲームマスター)達だけが知る事件も、それこそいくつもあるの。
かつて、このフォース・「アルケミスト」にも、あたしの他に多くのダイバーが所属していたわ。
その一人、ハタモトさん。彼はこのフォースで、「弱体効果のデバッグ」を担当していた。
多くのガンダム作品で、ヒート・ロッドやプラズマ・リーダーを初めとした「相手の電子機器などの破壊、もしくは掌握」を行える武装があるから、それらのテストに、って。
彼、GPデュエルでもかなりの猛者。あたしとは比べものにならないくらい、操縦もガンプラ製作も上手かった。
当然、GBNにはすぐに慣れて・・・この、ギラーガ・コカトリスを製作したのよね。
ギラーガの改造機。「もし三世代以降も戦争が続いていた場合に考えられるヴェイガンの進化」というテーマだったって思う。「鳥」の要素を追加したの。
そこに、「ガンダムSEEDアストレイ」に登場するウイルス操作機体・ゲル・フィニートの技術を盛り込んだ、いわば「徹底的に相手の邪魔をする」ガンプラね。
相手が動けなければ、どんなバトルでも勝てるだろうから。
・・・それは、試製サイコシャード(「ガンダムUC」でネオ・ジオングが使用した兵器)のテストの時に起こった。
バグが、起きたの。ハタモトさんは突如として牙をむき、あたし達に襲いかかってきた。
バグはウイルスやビットの影響でどんどん広がって、ついにはサーバーのデータを蝕み始めた。彼の「この世界で一番でありたい」という思いを増幅させていたの。
あたしはGNネイキッドで戦ったんだけれど・・・勝てるはず、ないじゃない。当然ながら動きを徐々に止められ、最後はスピアに刺されてログアウト。
最後は「アルケミスト」の屈強なダイバーと運営側・・・ゲーマスの手によりかろうじて収まった。
運営の手によりパッチが開発されてバグは消去。「必要以上の性能ダウンを加えない」事が、いつの間にかデータの中には追加されていたみたい。
彼の場合、複数の弱体化能力を重ね掛けしてしまったことでバグに繋がった・・・って。
ハタモトさんはその戦闘の最中、強制ログアウトさせられることになった。それ以降、ブラックリストに登録もされていないのに彼の姿は見てない。
今頃、どうしてるかな。今度、「今」のGBNの話、したいな~・・・って思っているあたしなのでした。
ところで・・・あたしがやめてないの、どうしてかって?・・・決まってる。
あたしは、あたし。
本日二本目の「GBNW」です。
今回は改造作品。主に使用したのは煌・ギラーガとダナジン、そして第6改で紹介したスカイハイウイングス。
通常のギラーガからも一部パーツを持ってきています。翼とサイコシャードを外して前から。
後ろから。
上半身は煌・ギラーガをベースに、背中にCSフレームで3ミリ穴を追加。開き手はダナジンで大型化。
下半身はおおむねダナジンを使用、尻尾は煌・ギラーガでさらに伸びました。足首はギラーガなど。
コカトリススピア:
原型機のギラーガスピアがキットのままだと弱そうだったのでパーツを追加。
コカトリスユニットの装備時にも運用できる長物武装。
SDGガンダムのクローを片側に追加したのみ。
フォース・「アルケミスト」の使命:
その使命は、「武装データのデバッグ」。ハタモトの場合、多少難しい「弱体効果のある武装」を担当。
・・・手が足りないのでかり出されているイメージで。第1改使用のGNバスターソードを持たせる。
コカトリスユニット:
ギラーガ・コカトリスの「翼」となる大型フルシールド兼胞子ビット格納庫。
胞子ビットには機体の動きを阻害していくウイルスが含まれている。
コカトリステイル:
ギラーガテイルの節を増し大型化、さらにダナジンの基部でパワーを増したもの。
ヒートロッドと同様の帯電が可能。内部のダイバーに直接ダメージを与える(あくまで「痛く感じる」だけ)。
「アルケミスト」の機体は白+緑(ネイキッドもそうでした)が基調ですが、翼は単純な白にならないように気をつけつつ。
機体全体に、ウェザリングマスターや薄めた紫を塗るなどしています。
煌・ギラーガの足でスカイハイウイングスを接続。翼にはRGクアンタのGNコンデンサーなどを付けました。
ダナジンの拡散ビーム砲やギラーガのビームバスターもそのまま使用可能。
コカトリスユニットが巨大になってしまったためリーチはコカトリススピアと内蔵武器の数々で補います。
知っている人の少ない気がするゲル・フィニートのウイルスにしましたが(OSに直接影響するウイルス)、当然トライアルシステムやXラウンダーによる強制操作とかも試したのでしょう。
試製サイコシャードユニット:
ネオ・ジオングのサイコシャードをヒントに生み出された装備。
テスト中、紫色の光を放つとともに暴走。木の枝のような「角」が生えた状態となる。
ダイバーの「思い」をバグという形で増幅してしまった結果だとも。ブレイクデカールの参考にはこうした「バグ」も含まれているかもしれないとも。
アルケーガンダムのGNバスターソード、MGFAユニコーンのビームジャベリン、ヒートギラブレード、そしてポケプラゼルネアスの角で作成。
角のシールもポケプラゼルネアスから。
試製のため「背中から勝手に伸びている」感じを意識。塗装についてもネオングイメージの赤配色です。ヒートギラブレードを外してジャベリン部分をたたむことも一応できます。
テイルも長い、コカトリスユニットでかい、試製サイコシャード伸びるととにかくでかい一作になりました。
全てのたがが外れたコカトリスは、周りにいるものを全て石に変えるのみ。
トップ写真も含めた紫エフェクトは・・・透明プラ板に「書いて」カメラの目の前に展開しました。
旧GUNSTAビギナーズガイドで行った「霧がかかっている様子」の応用版です。スマホの加工よりもこっちの方が「らしい」かなと。
おまけ。試作の様子。
秋葉原工作室で煌・ギラーガを仮組み。持ってきたダナジンに乗せる。
ゼルネアスの角をつけたサイコシャードを試作し背中に突き刺す。
コカトリスユニットとなるスカイハイウイングス発売までこのまま寝かされていました。
その後「GBNW」でレビューして取り付け今に至ります。
ダイバーズコン2作目、「GBNWeapons」。「弱体効果デバッグ機」だった、はずが・・・【第9改「コカトリス」:煌・ギラーガ改造 ギラーガ・コカトリス】
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ガンプラビギナーズガイドとかGBNWeaponsでお世話になった者です。
ヘルプセンターにいるロンメル隊長は自分の作品です。本当はポケプラの人。
シリーズ索引は「おすすめ作品」からどうぞ
ブログ:https://solphis2.blog.fc2.com/
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