Zガンダム作品投稿コンテスト
RMS-154(JM-SPL)バーザム
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RMS-154(JM-SPL)バーザム

若い金髪のティターンズ士官が整備兵と一機のカスタムMSを見上げていた。
「・・・なんだこれは」
「型式RMS-154、バーザムです」
「・・・もう一度聞く。これはなんだ」
「・・・RMS-154(JM-SPL)バーザムです」
「名前じゃない。何故こんなものを作ったかと聞いている」
「いやね、中尉ってMK2盗られちゃってからハイザックとかマラサイとか盗んだバイアランとか、地味な機体しか乗せて貰えてないじゃないですか。見てるともう不憫で。そんな機体でゼータを落とそうなんて絶対無理っすよw」
「 」
「それにコイツはこの見た目どおり、只者じゃありませんよ。整備性の良いバーザムのメインフレームにガンダム系ジェネレータをぶち込んで、骨董品とはいえあの伝説のヘイズルの推力を組み合わせたんです。ゼータの加速にだって楽勝です!
武装だって超強力で、この時代のビーム兵器の最高峰と自負してます!
オールドタイプのカミーユ絶対コロスマン中尉があのチートなニュータイプに勝つにはこのスペシャルバーザムしかありm」

RMS-154(JM-SPL)バーザム アピールショット1

若い金髪のティターンズ士官が右頬を腫らした整備兵と一機のカスタムMSを見上げていた。
「なんかえらく物騒な得物を持っているな」
「(右頬をさすりながら)ええ!コイツはスゴイですよ!この武器、メガバズーカランチャーと違って口径を小さくしたぶん初速が早く、貫通力と速射性が増しています。MSのジェネレータ直結なんて野蛮な方法じゃなく、従来のビームライフルの汎用エネルギーパックを使用して給電します。機体に負担をかけず戦闘を継続できますし、帰投時のパック交換も簡単です。2個のパックを並列励起させるので通常でも威力は2倍、さらには2個分のエネルギーパックを一発に集約して発射するギガバーストモードという凶悪な射撃も可能です。
ただギガバーストモードは反動が大きすぎて、手持ちの武器にするとマニュピレータどころか腕のフレームから関節から全部逝ってしまうのでこの形、サイズになりました。
これならゼータやMK2どころか、当たればアーガマ級だって一発です!その名も!!ビームマグナm」

RMS-154(JM-SPL)バーザム アピールショット2
RMS-154(JM-SPL)バーザム アピールショット3

若い金髪のティターンズ士官が両頬を腫らした整備兵と一機のカスタムMSを見上げていた。
「・・・その武器の名前はまだこの時代に使っちゃいかん気がする。ところでバックパックはなんとなくMK2タイプだが試作品だって?大丈夫だろうな?」
「中尉。この世界で最高品質のお墨付き。それはモンドセレクション金賞じゃありません。プロトタイプ、『試作品』です」
「いろんな方面に喧嘩売ってるお前のほうが大丈夫か」
「たしかにバックパック単体の推力は今見ると平凡なスペックですし、あえてデチューンしてフラットな出力特性にしてあります。オリジナルと違ってエンジンポッド自体がフレキシブルに可動する偏向推力型なので、主に機体姿勢の制御用と考えてください。その分、片脚で優にMS一機分の推力を持つヘイズルのエンジン2基が高機動を担います。
メイン脚部フレームから降着装置までは可動域、整備性なども含め新型機バーザムのほうが優秀なのでこういう構成になりました」

RMS-154(JM-SPL)バーザム アピールショット4
RMS-154(JM-SPL)バーザム アピールショット5

「頭部、実はほとんどがガンダムです。複雑な姿勢・出力制御をするのに電脳ユニットの容量がバーザムでは全然足らないんですよね・・・。それにツインアイ系のセンサーシステムにモノアイを接続するのは苦労しました。
外殻にあわせてバルカンポッドもMK2用を使用しています。
胸部はバーザムの装甲をフロート化して、ある程度実体弾への防御力もアップさせました。
腕部は肩からぜんぶ、整備性を考慮してガンダム系の汎用品に変更しました。バックラーも軽量薄型にして取り回ししやすくなっていると思います。
マニュピレータも本当なら汎用タイプを組みたかったのですが、重量のあるビームバスターランチャー(仮称)を保持する関係からここは大型のバーザムタイプのままです」

RMS-154(JM-SPL)バーザム アピールショット6
RMS-154(JM-SPL)バーザム アピールショット7
RMS-154(JM-SPL)バーザム アピールショット8

若い金髪のティターンズ士官が整備兵と一機のカスタムMSを見上げていた。
「判ってもらえましたか中尉。いつ出てきたかさっぱり記憶に無く、エースパイロットにも乗ってもらえず、何の発展形でここから何に繋がっていくのか系譜も不明。30年の時を経て奇跡のHGUCで商品化されてもみんなかっこいいレジオン鹵獲機ばかり作って誰も見向きもしない素(す)バーザムの素晴らしさを!」
「お前だって素のバーザム切り刻んじゃってオリジナル部分残ってるの20%ぐらいじゃないか」
「だってゼットコンに出るからには気合い入れなきゃって」
「バーザムなんて選ぶからだよ」
「だって他のZ系MS、店頭には全然無くて買えないし、かと言って転売ヤーやプレ値中古品は論外だし、プレバンで買うのは負けと思うし」
「もうわかった。後のほうは何言ってるのか理解できなかったが、このバーザムのことはよくわかった。お前はよくやってくれたよ。
・・・実はな。俺、今度バウンドドックに乗ることになったんだよ。せっかくだが、そういう訳でコイツには乗れないんだ。悪いな。じゃ。」
「えええええッ!?中尉が最新鋭のバウンドドックに!?ダメですよ、それ絶対死亡フラグですから!それに中尉、ニュータイプじゃないのにそんな機体扱えませんって!おとなしくこのバーザm」

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RMS-154(JM-SPL)バーザム アピールショット9

 ゼットコンにむけて制作開始します。
カッコイイバーザムを作りたい!けどレジオン版はみんな作ってるし!MK2とのミキシングもありきたり!ということで、さらに先祖返りしてヘイズルとニコイチで組んでみようと考えました。
さらに不運なZガンダムの裏主人公、あのJM中尉の専用機にしてみます。
某民間人に殴られたのをきっかけに転落人生を歩むことになるエリート士官。かたや超高性能機を乗り回して伝説に、こちらは最期に声すら無く戦死とか。もっと活躍してほしかった。いや、せめて死なないでほしかったです。
閑話休題。
 ヘイズルをベースにするといっても見た目バーザムにならないといけないので特徴的なパーツをバーザムから移植します。
ヘイズルの胸部をベースにバーザムのよくわからない甲羅を貼り付けます。が、そのままだと面白くないのでいろいろとバラバラにして面構成を変えてみます。
 ガンダム系のコアが入ってる説得力を強めるためにアイコン的に胸部ダクトを見える位置に配置。
 腰のシリンダーは金属パイプに置き換えてあります。
胴体の方向はこんな感じで。

RMS-154(JM-SPL)バーザム アピールショット10

 腰のシリンダーと同じく、大腿部のシリンダーも金属パイプで制作。シリンダー作るの好きですが、こんなにたくさん作ると嫌になります。しかも10mmと小さい上、組み込む隙間、狭いし。
 特徴的な脚のスラスターは内部も作り込みます。黄色い偏向板は中を執念でくりぬきます。
 バーザムの膝関節にヘイズルのひざ下を合わせますが、もともとのダボやダボ穴をうまいこと使ってのシンデレラフィットを実現。
足首はボールジョイントで動くので、脚部全体はオリジナルよりも可動域が広くなりました。
どうせ固定ポーズにしたままなので、関節なんか動かなくても良いっちゃー良いのですが、ポージングで微妙な表情を出したいとき、やっぱり少しでも関節は動いたほうが映えますもんね。
 ひざ下の黄色いスラスター偏向板はくりぬいた左右にもちいさい偏向板を取り付けて密度をあげてあります。
ももの下にある赤いポッチはもともとパーツ取付ダボでしたが、わざと残して接触ダンパーっぽくしました。膝が当たってもシリンダーは大丈夫、みたいな。

RMS-154(JM-SPL)バーザム アピールショット11

 一旦出来たパーツを仮組してバランスを見ます。
ティターンズカラーで統一したせいか、なかなか男前じゃないのw
ゴツいヘイズルの脛にバーザムのスリッパは細いかな?と思いましたが、アンクルアーマーのおかげで違和感が無くなりました。
 勢いに乗って腕と頭も付けてみましょう。
・・・なんかあっさり。迫力が無い。
胴体の首横にパーツをつけて厚みを出したせいで、相対的に肩が下がって見えてしまうようです。
 思い切って腕の接続軸を5mmほど上に移設する作業。地味だけどものすごい大工事に・・・。
で、肩位置の修正前と修正後。やはりほんのちょっとのことで見た目が段違いになります。こまめなバランス取りが必要。

RMS-154(JM-SPL)バーザム アピールショット12

 頭部、フェイス部分。
流石に顔はバーザム使わないと(笑)。ただ、胴体のボリュームにバーザムそのままの頭では小さく見えたので、ひさしから後ろ全部をガンダムMK2のものに交換します。その際、ひさしの幅にあわせて1.2mm幅増し。ちょうど真ん中の隙間にうまいこと黄色いトサカが嵌るようになりました。ひさしの角度にあわせて頭頂部を削ってます。
側頭部のガンダム穴(?)もがんばって開口しましたが、苦労した割に効果が薄かったのでもう二度とやりません(苦笑)。
フェイス前の補強板?はキットのままだと角柱で野暮ったいので0.3mmプラバンにて作り直し。
バルカンポッドもMK2のものを使いますが、頭を幅増ししたぶん後頭部のベルト部分も同じく幅増し。
右側面のバルカンポッドのパーツは補強板とモノアイのあいだの隙間にはいりこまないようにちいさくカット。撮影の際、この隙間が抜けているほうが見栄えするだろうと考えましたが、実際のところ効果は薄かったです。
 手。整備兵氏(=自分)が上で述べていますが、メンテナンス性を考慮するとほかの機体との共通性を図るところです。が。
おおきな手というのはバランス的に安定して見えるため、なんとか理由付けしてバーザム側のパーツを使用しました。見栄え重視。
成型時の余り、指のあいだの水かきを切り取りました。
成型の都合上、角度の変な親指の向きを切断・再接合し修正しました。
それぞれ、画像左が修正前で右が修正後です。

RMS-154(JM-SPL)バーザム アピールショット13

 武装。ビームマグナm・・・じゃなくてビームバスターランチャー(仮称)。
ベースは300円のガチャで出たMINIMI。こいつにスーパーガンダムの残りパーツの砲身を合わせます。最近の武器は砲身の先まで太いのが流行りみたいですが、自分の趣味のスタイルでw
MINIMI、ありがたいことにパーツごとに分解できるので、前後上下を入れ替え、切った貼ったで構成しなおしてます。そのままだとミリタリー色が強くなってしまうのでガンダム的な記号パーツを適度に散らしてあります。
最初、エルガイムのバスターランチャーのように腰のエネルギーソケットから有線で繋ごうとしましたが、ヘイズルにエネルギーパックの予備部品が付いてるのを見つけ、これを流用することにしました。切り刻んで再接着して2列×3連のEパックに。
従来のエネルギーパックを2個並列に繋ぎ、次々にパージしながら連射するイメージ。これを発展・小型化させたのが後世、ビームマグナムとして完成する・・・という脳内設定。
この時代、まだ小型化は叶わずこんな長大な砲になってしまいましたが、見た目の無骨さとも相まってマグナムのご先祖様という感じで気に入ってます。

RMS-154(JM-SPL)バーザム アピールショット14

 バックパックは最後まで悩みました。
オーソドックスにMK2のものを流用しても良かったのですが、どこ行っても売ってない(激怒)。
仕方ないのでビルダーズパーツのコレを無理矢理流用しました。こいつのエンジンポッドがEX-Sの脚部ブースターに似てるな、と安直に思ったのが原因です。
しかしほかに流用できるパーツも無く、結局それ以外はフルスクラッチになってしまいました。思ったよりエンジンポッドが小さくて迫力に欠けましたが、まぁオマケみたいな設定なので雰囲気重視でw
 股間のアレ。
ここも最後の最後まで悩み、結局リアル方向のエネルギーソケットにしました。意味を持たせるため、バスターランチャーのコードを接続しようと思っていましたがそれも無くなり、完全に遺産になりました。
 製作段階で何枚か写真を撮っていくうち、モノアイがひさしで陰になって映えずに表情が出ませんでした。そんな折、Nipper様の記事で蛍光塗料を使って光らせる方法があると知り、さっそく実践してみました。
効果は絶大。塗ってブラックライトを当てるだけでこの発光。
今回、モノアイと機体各部につけたセンサー類のグリーンを光らせてみました。電飾と違い極小のモールドを光らせることができるので1/144がメインストリームの自分には今後多用したい方法です。

RMS-154(JM-SPL)バーザム アピールショット15

 どの模型店に行っても同じラインナップしか残っていない。
旧作発売予定日でも瞬殺で買えずイライラ。
ネット上には数多暗躍する転売ヤー。
メーカーも積極的に状況を改善しようとはせず。
売れ筋は直販のみのリリースで入手は数か月後。
もうちょっとゆるく、気軽にプラモデルを買って楽しみたいですね。

ここまで長々とお付き合いありがとうございました。流行り病などに屈せず、お互い楽しく過ごしていきましょう。
ではでは、また次回作にて。

ぼくのかんがえたさいきょうのばーざむ。

コメント

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