HGUC No.71 MS-05L ザクI・スナイパータイプ

HGUCのザクI・スナイパータイプを成型色仕上げ＋αで作ってみました。カトキハジメ氏がデザインした一年戦争末期の新しい局地戦用のMSを設定してましたハーモニー・オブ・ガンダムはどの機体も大変魅力的な物ばかりでした。ザクI・スナイパータイプが一番最初に出て、すぐに買ってパチ組みしてしまっといたのですが・・・シュツルム・ディアスを作ろうとした際に一緒の箱に入っていたザクI・スナイパータイプを見つけて取り出して見てみました。そしたら・・・経年劣化のせいかショルダーアーマーや脛や太腿が何故か大変白化しており絶句してしまいました。買い直したくても今の時期ですと倍以上の値段もしますし勿体無いので「汚しで誤魔化そう！」と思いつつも「失敗したらどうしよう？」とも考えつつ、手を動かしてみる事にしました。

塗装箇所とカラーレシピ

腹部、ビームスナイパーライフル機関部等→(クレオス)新ガンダムカラーMSグレージオン系

ビームスナイパーライフル先端、バックパックのコンプレッサー部、バーニア等→(ガイア)フレームメタリック(2)

頭部カメラアイ外部→(クレオス)メッキシルバー

頭部カメラアイ内部→(クレオス)GXクリアゴールド

メタリック以外の部分は(クレオス)Mr.カラーGXスーパースムースクリアーを吹き付けて、今回は(クレオス)Mr.ウェザリングカラーサンディウォッシュでウォッシングした後に(タミヤ)エナメルのジャーマングレーで更にウォッシング、そして(クレオス)の水性カラーの焼鉄色でチッピングをした後に最後は(タミヤ)ウェザリングマスターのオイルとマッドを全体的に軽く付けて白化部分を誤魔化しました。

デカールはベルテクスのコーションデカールとガンダムデカールのジオン軍MS用1を中心に前に作りました旧ザクを参考に貼っています。Ka signatureのROBOT魂はマーキングが白でサンドイエローの本体色ですと殆ど見えなかったので敢えてダークグレーのを中心に使いました。せっかくなので中東南部で使われていたというキラービーのマーキングを貼ってみました。

ザクI・スナイパータイプの特徴といえば、まずはビームスナイパーライフルなので成型色を活かしながらもマスキングで塗る分けてみる事にしました。

ゲルググの技術を流用したらしいビームスナイパーライフルはF2ザクのMMP-78 120mmマシンガンを流用したとも資料で見た事があったので機関部はグレー、砲身部は成型色、銃口やスコープはメタリックで塗り分けメカニック感を出しました。塗り分けは大変でしたがデティールが細かいからカッコ良くなりました。

もう一つの特徴でもあるサブジェネレーターを搭載した大型のランドセルもメカニカルな感じを出したかったのでマスキングで塗り分けました。特にコンプレッサーっぽい部分をメタリックにするだけで相当イイ感じになり、気に入っています。

最後は説明書と。

ザクI・スナイパータイプが出た当時というのはABS全盛の時代で今回は墨入れの際に注意していたにも拘わらず、上腕と右ひざのランディングギアが割れてしまい、修復しながらの作業と金型が劣化してたのか腕と足の合いがイマイチで大きな隙間が出来た為にランナーを切ったのをボトルに入れて接着剤で溶すカラーパテまで作っての補修と今まで作った中で一番手間が掛かりました(なので狙撃ポーズがとれないです)。ですが・・・旧ザクには似つかわしくないビームスナイパーライフルと大型のランドセルは大変魅力的な機体でサンドイエローの機体色もMSVの中東やアフリカ戦線に出て来そうな感じで頑張って作ってみました。旧ザクはオリジン版のが大変カッコいいのですがアニメよりのHGUCも作りやすくて合わせ目を消せば今でも十分に通用すると思います。ガンダムUCで大活躍したカークス機もいいですが元の機体の旧ザクも汚しをして見てみたいのでチマチマ手を動かしていきたいです。

ご覧して頂きありがとうございました。