「ZZガンダムがZⅡをコンペで破り開発決定したが、完成に多大な時間と金がかかり、先行きは不透明さがあった。そこで、Zガンダムを拠点攻撃用(対アクシズまたはネオジオン)に改修するアイデアが提案された。試作されたZⅡからのフィードバックを生かしたパーツが組み込まれ、イオタ系統で開発されたパーツ(そもそもこの計画が拠点攻撃用の大推力強化プランを参考にしたとも)や、エゥーゴ陣営で運用されていたアナハイム製機体のパーツを流用し、加えて鹵獲したギャプラン用ブースターを転用して開発がすすめられた。
基本的にはウェーブライダー形態で進行し、遠距離からの攻撃に加え、適宜MS形態にトランスフォームして防衛網を突破しつつ攻撃する。」
といった設定。
Zは大好きなMS。しかし、悲しいかなカプセル戦記をはじめとしたゲームではいまいち弱かった。ライフルとサーベルしかないし、ウェーブライダーは使いづらいし。私は田舎のこどもで、Zの映像作品はまともに見たことがなく、本やらで想像を膨らませたり、旧HGのZの説明書に心奪われながら、もっとZは強いんだという思いで旧HGのZを改造していた。そのころの想いを引き継いで作った。
コンセプトはずばり、「ぼくのかんがえた最強のZガンダム」。「DZSC」とは中学生の頃に友達とスパロボを参考にしたテーブルトーク的なことをやっていて、その時の自分の機体の名前の略がそれだったもので。強襲型とは何の関係もない名前。
コンセプトは推力と武装強化(子供なので安直)。脚のガンダムF90D(旧キット)のブースターを当時も装備させていて、そこから今回の妄想も開始。どうせならと余ってたギャプランブースターを装備したり、ZⅡが大好きなので、その要素を足してみたり。そこにマイナーな方の藤田版Z(当時ラポートから発売されていたZガンダム大辞典にしかイラスト掲載されていない?)のイメージを足した。ご存じ?
80年代っぽいとんがった感じ。
背面にバーニアが集中。強烈な加速力がパイロットに負担を強いる。
増設された砲門をすべて前方に集中。大推力で遠距離から進撃。
強化パーツを組み込んだZガンダム。
大きく変化しているのは胸部、サイドアーマー、膝以下の脚部、ビームライフル。
アサルトパーツをすべて装備。
フライングアーマーのランディングギアのパーツを介して、Gディフェンサーのウェポンベイとネモのバックパックを利用した背部ユニットを装備。下腿は増強されたジェネレーターに近いところでバーニアの増加。
足部はアンバック機能の強化とプロペラント増量のため、つま先部分が長くとられている。
サイドアーマーにはハイパービームサーベルをセット。前方に展開して抜刀するが、射角も取れるので射撃武器としても使える。
ウェーブライダー形態でのランディングはGディフェンサーの機構をそのまま受け継いでいる。
背部増加パーツには、短距離射程ながら面での制圧に向くハイメガ砲が装備されている。ハイメガ砲はメガライドランチャーに旧キットFAZZのメガカノンの一部を組み合わせた。砲撃形態にアームを介して移行する。
ビームライフルはイオタ系統からのフィードバックで、速射性と偏向機能による命中率が改善されたものを装備。横手持ちに変更された。
グレネードパックは大型化。
脚部にはスラスターが追加され、機動性が向上している。
テールスタビレーターはやや大型化され、出力強化が図られている。錐の形になり、前方は砲門が集中し、後方はバーニア類が固まっている。
この形でアーガマから出撃する。増加ブースターはカタパルトデッキ上でなければ装備できない。大気圏外での運用に限定された仕様のため、ブースターのエアインテークはふさがれている。
2年ほど前に適当に切った貼ったしていたところ。足部はBB戦士Zガンダムの足を利用して延長。
前腕と肘はライトニングZから。前腕はノーマルを加工したけど、ガワラ曲げができるこの肘関節は採用。
塗装直前くらい。自立が非常に難しい。顔はRGのZに変更。フロントアーマーはライトニングZから。隙間が股間との間にあるが、雰囲気がよかった。このあと肩には藤田版を参考にしてスリットが入る。
一番最後に作ったパーツはビームライフル。かなり悩んだけども、SガンダムとゼクアインとZを合わせることで解決。藤田版に特徴的な横に伸びるスタビライザー?はZのバーニアスタビレーターから。あとはZⅡもミックス。F90Lのサブグリップを発掘したので装着。
ギャプランブースターにはMGリガズィの増槽を追加。エゥーゴのマークとロゴが今作一番貼りたかったデカール。
脚がめちゃくちゃ大変だった。藤田版画稿にあるように、脛のバーニアを展開する機構を製作。
Zの膝関節がそこそこ余裕を持てる構造だったので、あまったZの肘関節からヒンジパーツを作って開閉機構を作った。ほかに膝のスタビライザーもあり、なんとか変形できるようにクリアランスを調整しつつ、パーツの整合性を考えていった。藤田版Zのマイナーな方は、右下のものです。
ぼくの考えたさいきょうのZガンダム。
コメント
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変形前後ともに美しいフォルムですね!
増加パーツの選定、配置等のセンスがいいからこそだと思います✨
腰のビームキャノンにエネルギーパックを装着しているところが個人的にツボです😺
そこに気付いてくれるひとがいるとは!!
ありがとうございます!そして自分でもEパック苦労したの忘れてた。
というのも、RGのEパックをビームライフルで使うことを決めて、しかしパーツは一個しかないので、プラ板積層で二個作ったんでした。しかもいざ装備するとなるとWR時のクリアランスがなさすぎて結構削ったりそもそもサイドアーマーの違うところに装備しようかとかいろいろ大変だったのを思い出しました。
Eパックは単純なデザインですが藤田氏ならではの形だと思うし、この時代の共通のメカニックで、子供の頃から好きだったんです。ビーム兵器にはあって然りな装備だろうと。
いやほんと嬉しいです。
ありがとうございます!!
コメント失礼します。
変形を前提とした改造って難しくて、私には真似出来ないです🤣
しかし詰め込みすぎて悪くなるどころか、ここまでカッコ良くなるとは、さすがです、、、
コメントありがとうございます!!(久々なので非常に嬉しい)
変形は基本的なZガンダム の構成は全く変えてないので、キットのままなんですが。と思ってたら結構あっちこっちが干渉して、完成してからもちょっとパターンを変えたりする必要がありました(メガランチャーのグリップカバーを開いてGディフェンサーの脚のアームを通すとか)。あんまり最初から考えないで行き当たりばったりでした。
詰め込みは、その時代に合わせたところを意識してオーパーツにならないようにとか、あとは元画稿をかなり参考にしたのでさほど外れなかったり、デザイナーが同じ人の意匠なので親和性が高いとか、いろいろと塩梅があるかなと思っています。
まさに最強のZ!!
王道かつ正統派の進化が
カッコいいです!!
Z本編に出ていても違和感が
無いくらいに完成度が高いです!
綺麗な塗装と溢れ出るZ愛に
惚れ惚れしました!!
コメントありがとうございます!!
王道と正統派!意識してなかった…。でも言われてみればわりとそうかも。
塗装は塗料に助けられました。ガイアノーツのバーチャロンカラーとNAZCAシリーズの発色の良さのおかげです。
変形すればするほどエッジが剥げますが。
Zは子供の頃好きなのにまともに見た記憶がなくて、渇望感がありまして、こじらせてこのようになりました。
「ちぃいむまるにしごじゅうよん」です。頭の中で妄想たくましくしてきたMSをようやく形にし始めました。
とんでもMSばっかりになるかもしれませんが、まぁ、それはそれで。
好きなMSはZⅡ。
好きな組織はエゥーゴ。
好きなキャラクターはエマさん。
好きな作業はデカール貼り。
好きなパーツはバックパック。
普通のMSもサクッと作ってプラモ部屋をミュージアム的にもしたいです。
でも設定とか人とはちょっと変えたい。
ミニ四駆も同じ名前で出ています。
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