クランシェ・ハウンド

クランシェ・ハウンド
追跡・捕獲を主な任務とする小隊フォース[ハウンド]が使用するMS。
クランシェカスタムの改造機だが飛行形態はオミットされている(理由については後述)。
パイロットは[ハウンド]のリーダー、エージェント・クリアウォーター。
同型のクランシェ5〜6体による作戦行動をとる性質上、隊長機である本機は通信機能強化のため頭部アンテナが増設されている(その他の機体は、腕部ドッズキャノンが無い以外はほぼクランシェカスタムと同じ仕様)。

オリジナルとの変更点は、
・頭部アンテナの増設
・腕部ドッズキャノンの取り外し
・腰の延長(パーツの追加)
・くるぶし部分のパーツを除去
頭部以外は割とそのままというか、素のクランシェとあまり変わりません。
腰については偶々ジャンクで伸ばしてみたら、個人的に体型のバランスがしっくりきたので採用。
AGE系量産機特有の、どこかもっさりした感じが無くなったようなそうでもないような(´∀｀; )

武器一覧
・特殊ドッズライフル[ドッグヘッド]
犬の頭の形をしたドッズライフル。
捕獲を目的とすることが多いため、誤って撃墜しない様に威力を低く設定している。
射程距離は通常のライフルより短いものの、射程範囲内では高精度センサーにより高い命中精度を維持することが可能。

ちなみにフォース[ハウンド]の戦闘スタイルは、一定の距離を保ちつつ威力弱めのライフルでチクチク削っていき(しかも5〜6体の小隊でそれをやる)、弱ったところを捕獲するという、なんともネチネチしたいやらしいやり方。まあ捕獲が目的なら妥当なのかもしれない。

・テイルソード
実刃の片手剣。少し厚めの刀身で、その厚さを利用して簡易的なシールドとしても使える。
・本体腕部ビームサーベル/電磁ウィップ(捕獲・拘束用)
対象が動けなくなる程度の電流を与え、捕獲・拘束の際に使用する装備(電磁ウィップ)。ビームサーベルとの切り替えを駆使することで、攻めの一手としての駆け引きに使ったりもする。

ハウンド・ブラスト
ドッグヘッドを胸部のジェネレーターと直結させ、リミッターを解除して強力な砲撃を放つ必殺技。
ターゲットの防御が堅い場合の崩しに使用したり、依頼主が捕獲を断念し、破壊の許可が出た際の決め手に撃つ。
チャージの隙も大きいため、小隊での使用が前提となる。

言ってしまえばクランシェの変形機構の名残というか、変形の試行錯誤の副産物です、はいw

犬型探索特化形態[ハウンドドッグ]
ドッグヘッドに搭載されたセンサーを前面に配置し、追跡・探索に特化させた形態。
移動速度が大幅にアップしており、ターゲットに高速で接近し距離を詰める。
犬頭部はセンサーに機能を全振りしているためライフルとしては使用不可なので、実はこの形態では攻撃手段が無い。(尻尾の剣を振ることは可能だが、リーチが短い)

ハウンド＝猟犬ということで、犬に変形させてみました。
いつもなら動物を作る際は骨格に寄せるなどの拘りがありますが、今回は簡単な見立て変形。
その割には犬っぽいシルエットにはなったかな？

では、紹介がてら少し短いストーリーにお付き合いください。

ハウンドのリーダーであるエージェント・クリアウォーター(以下A•CW)は、とあるダイバーの捜索依頼を受けていた。
A・CW「今回の任務は、黒いコアガンダムを駆るイブキと名乗るダイバーの捜索だ。彼は個人ランク戦に突如として現れ、物凄い勢いで順位を上げていったかと思えば、ある日忽然と姿を消したという。どんな些細な事柄でも良い、まずは情報収集から始めよう。各自捜索に当たれ！」

隊員「イエッサー！」

捜索中………捜索中……

捜索中………！？何かを発見した模様。

A•CW「…ん？あれは、コアガンダムか？話を聞いてみよう。失礼、少し尋ねたいのだが。イブキという名のダイバーの事を知っているかな？君のようにコアガンダムに似た機体を使っているらしいのだが。」

アカネ「イブキ…ですって…⁉︎」

アカネ「それはアタシが聞きたいわ！イブキったらどこにいるのよーーーー！！！！」

A•CW「ちょ…聞いてるのはこっち…ぐわああああ！」

コアガンダム・レッカにボコボコにされるクランシェ・ハウンド。

A•CW「強い、強すぎる…まるで鬼神のような…(はっ！？この身に覚えがある理不尽な暴力、まさか鬼姫さま(アカネの通称。本人が知らないところではそう呼ばれている)なのでは？マズイ、俺の素性がバレたらこき使われる…‼︎)」

アカネ「…あれ？その声、その身のこなし…アンタもしかして、時雨流の爺さんのとこの…シミズじゃない？え、でもダイバー名がエージェント…クリア、ウォーター……ああやっぱシミズ(清水)じゃん！アタシよ、烈火流の頭領アカネ！」

シミズ「(うわあああバレたああああ!!!!しかもダイバー名の由来もサクッとバレてて恥ずかしいいいい‼︎‼︎)あ…はい、シミズですアカネさま…」

(アカネ＆女子型コアガンダムについては私の過去作をご参照ください(^^;;)

アカネ「どうせイブキ探してるんだったらさ、アタシにも協力してよ？アタシも散々探したけど見つからなくてさぁ…早くイブキに会いたいんだから(o´∀`о)」

シミズ「いやですがこれ一応フォースへの依頼だし、守秘義務とか報酬とかそういう…」

アカネ「え？アタシの…頼みが…聞けないとでも…？(ボキボキと指を鳴らす音)」

シミズ「や…やらせていただきまぁす！(トホホ…やっぱりこうなるのね…)」

アカネ「よし！じゃアンタ空からも探して！アタシ高い所苦手なのよね〜」

シミズ「いやアカネさま、この機体飛べませんが…」

アカネ「あらそうなの？じゃあアタシが飛べるように改造してあげるわ！」

シミズ「えぇ！？(俺の機体に何する気なの…⁉︎)

［次回予告］

GBNで忍というしがらみから一時でも解放され、フォースを作って楽しくやっていたエージェント・クリアウォーターことシミズ君。
多くの忍を束ねつつある強大な上司(のような立ち位置)であるアカネに捕まってしまったからさあ大変！
彼の未来は、そして彼の安息の地はどうなってしまうのか…⁉︎

次回、「イブキを探せ！ヒントは忍者と…麒麟⁉︎」にご期待ください。

つづく(続かない)

鳥型支援機[イェーガー]
前述の理由で作成された装備で、空からの索敵や火力面での補強を目的としている。
単独での戦闘力はさほど高くはない。
簡易的なAIの制御により、ある程度は自動で飛行・探索が可能(複雑な動作は指示が必要)。
実はアカネが1日で作り上げた急造品なのだが、元はコアガンダム用の飛行ユニット(アカネが自分用に作ってはみたものの、高い所が苦手だったために未完成のまま放置)で、少し手を加えてクランシェ・ハウンド用に改修した。


鳥型ではありますが、こちらも見立て制作になります。
サバーニャのバックパックを芯にしているので、羽(バインダー)が独特な可動方法になってます。
鳥っぽいポージングはなんとか出来る感じ。

登場して早々ですが、尺が無いので合体！(ぇ

クランシェ・イェーガー
クランシェ・ハウンドがイェーガーと合体した形態。
頭部はドッズライフル[バードヘッド]に、その他はバインダーユニットとして背部に装着。
合体して飛行能力を得ることで、空中からの索敵や、ターゲットが飛行して逃走する場合への対処が可能となった。

猟犬(ハウンド)から狩人(イェーガー)へと進化した、というのが一応のコンセプト。
支援機と合体して強化するという主人公感も相まって、なんか量産機らしさが薄くなってしまった…でもこういう強い量産機、好きですね。

連結ドッズライフル[ロックバードガン]
2本のライフルは連結可能で、威力・射程共にアップする。
鳥の口を開くとエネルギーが拡散し、広範囲へ放出する(所謂ゲロビ)。
逆に閉じた状態だとエネルギーが収束し、貫通力のある射撃となる。

背中のバインダーは可動のクセが強いですが、割と自由度は高め。
下に向けて空中制御の精度を上げたり、後ろに回して急加速したりと、状況に応じて色々動かす感じです。

連結大剣[ロックバードソード]
バードヘッドとテイルブレードを合体させた大剣。
エネルギーを放出しながら敵に突撃しながら繰り出す必殺技[バードストライク]で敵を一刀両断する。

…いやお前捕獲に特化してるんじゃなかったんかい。
個人的には大剣を構えてるポーズが1番のお気に入りです！
雑魚っぽい感じにしようと思ってたのに、結局ヒロイックな感じになってしまったでござる。
なんにせよ、やはり大剣は浪漫。

ちなみにバードストライクとは、主に鳥が建物や飛行機にぶつかる事故を指します。
突撃する技にはもってこいのネーミングですね(待て待て

巨大鳥型形態[ロックバード]
さらに組み換えてロック鳥(巨大な鳥)モードに。
主に空からの探索に使用する形態。
飛行能力が格段に向上しており、より長距離・長時間の飛行が可能となる。
口部ライフルはMS時(2本連結時)と同様なのに加え胸部ジェネレーターに直結しているので、かなりの高火力が出せるようになっている。

もちろん飛行可能。
ただし、少し変形(組み換え)しないと飛べないという鳥メカとしては致命的な仕様。

飛行姿勢にするともはやHGとは呼べない大きさに。
撮影スペースを余裕ではみ出すので、飛んでるように見えないかもですね…技術不足なのは否めない。
何となく某RPGに出てくる黄色い鳥っぽくもあるので、走った方が速そうだなぁ…。

特にモチーフになった鳥は無いのですが、鶴みたいな首と足が長い系の鳥を目指して作ってみました。
しかし見た目としてはダチョウが近いかもしれない。

おまけ、グリフォンモード。
変形機構の副産物的な形態。
性能面ではMS形態の方が火力が高く、ロック鳥モードの方が飛行能力が高い為、微妙な位置付けとなる。

見た目は強そうだけどそれほど強くはなっていないという、ハッタリ変形だったりします。
まあおまけとして、こんな感じにも変形できるのね〜くらいに思っていただければ。

制作工程など
クランシェカスタムの腕キャノンを外し、腰にジャンクパーツを挟んだ事でなんとなーく忍者に見えたのが始まり。
そこから変形を色々考え、鳥や犬に変形するトリプルチェンジャー→犬に変形、鳥は追加パーツ→合体してデカい鳥に
などなど弄るごとに変わっていき、なかなか方向が定まらなかった感じです。
最終的には忍者ではなく量産機として落ち着きました。中の人も、使用してるダイバーが忍者の末裔という設定は残しつつ、GBNで自由に楽しくやってたところに災難が降りかかるという…なんとも可哀想なキャラクターになってしまいましたw

あとこのクランシェカスタム、合わせ目が目立つ位置にある(腕と脚にがっつり、二の腕のドッズキャノンも)にもかかわらず、関節の後ハメが無理な構造だったので大変でした。
ガラッゾの腕(鳥の足に使用)も合わせ目ががが。
結構前のキットなのでしょうがないですね…合わせ目消しのいい経験になりました。

最後はイェーガーの可動域の紹介はこんな感じ！で〆。合体後の方に偏りすぎた(^^;)

ということでクランシェ・ハウンドでした！
紺×オレンジの色の組み合わせ、いつかやってみたいと思いながらなかなか使う機会が無かったやつでした。(最初は忍者コアガンダムをこの配色にしようとしたら、ティターンズカラーのコアガンダム2が発表されたため断念した、というのもいい思い出。)
次回はいよいよ四神シリーズの最後になります、麒麟です(低音イケボで再生推奨)、次回を待て！

ここまで閲覧いただきありがとうございました〜！ご意見ご感想もお待ちしております♪
(^O^)／いいねボタンはあちらです→