MG1/100RX-78-3 G-3ガンダムVer.3.0
- 1107
-
- 6
-
■製作の概要
ノーマルのMG1/100ガンダムVer.3.0をG-3ガンダムとして製作しました。頭頂部メインカメラ、ツインアイ、コクピットにLED電飾を仕込み、ボタン電池ボックス兼切り替えスイッチは胸部の空間に収納しています。バンダイエッジやヒケの除去並びに面出しを金属ヤスリで丁寧に行い、モールドの浅い部分にスジ彫りやプラ板を貼り付ける等、ディティールを追加しました。
いつもは改造やスクラッチ部分を加えるのですが、今回は追加の加工を極力抑え、キット本来の出来の良さを堪能しつつストレートに組み立てることに専念しました。
■「白い悪魔」の再現
ジオン軍の兵士たちの目には「連邦の白い悪魔」はどのように映ったのか、『機動戦士ガンダム フラナガン・ブーン戦記』や、大河原邦男先生の画稿をイメージソースとして、ホワイト色主体の少し怖くて威圧感のあるガンダムを想像しながら塗装しました。
当初は富野監督が思い描いていたように、B-29やムスタングのようなジュラルミン地むきだしの銀色で塗装するつもりでいましたが、好みによりホワイト色主体に変更しています。
■頭部メインカメラ
頭頂部のメインカメラのクリアパーツにクリアブルーを吹き付け、裏面に白色LEDを1個設置しました。
■ツインアイ(1/2)
ツインアイのクリアパーツの表面にはクリアオレンジ吹き付け、裏面にはビット・トレード・ワンの光拡散ディフューザーフィルムを適切な大きさにカットして貼付けた後、白色LEDを2個取り付けています。
■ツインアイ(2/2)
ツインアイの隈取り部分については、クリアパーツの表側は遮光ブラックを筆塗りし、裏面には極薄遮光フィルムの細切れを貼り付け、光漏れ対策と電飾効果を高める工夫をしました。
■電飾キットの組み込み
電飾キットの頭部への配線は、首パーツにピンバイスでφ1.5mmの穴を開けて逃がし、胴体内のスペースにスイッチ兼ボタン電池ボックスを設置しました。また、コクピットの天井にもLEDを1個入れており、1個のボタン電池で4個(頭部×3個、コクピット×1個)のLEDを取り付けています。
電飾の作動を確認しているところです。
■台座
台座はタミヤのディスプレイベース・スモール(148×108mm)を使用しました。スジ彫りやピンバイスによるネジ穴といったディティールを加えた後、枠をフラットブラック、天面を東雲ブルーで塗装し、Mrウェザリングカラーフィルタリキッドのスポットイエローやシェードブルーを薄く塗って色に深みをもたせてみました。
デカールはスジボリ堂のロボデカールからチッピングアルファベットとチッピングナンバーを使用しています。地球連邦軍のマークはガンダムデカールからチョイスし、乾燥後、チッピングデカールに合わせてデザインナイフで傷を入れました。
■武器類
ビーム・サーベルの柄の先端にφ0.8mmの真鍮線を取り付け、情報量を増やしました。ハイパー・バズーカとビーム・ライフルは、ストレート組みして機体色に合わせた塗装を行っています。
■ハンドパーツ
キットのハンドパーツは、親指と人差し指は独立可動しますが、中指・薬指・小指は繋がっているため、それらが1本ずつ独立可動できるようにデザインナイフの刃を往復させて切り離し、ヤスリで整形しました。
■塗装について(1/2)
塗料についてですが、基本色をラッカー系で塗装後、エナメル系でスミ入れを行い、仕上げに油性でフィルタリングを行いました。劇中のトリコロールカラーではなく、「連邦の白い悪魔」の異名をとるに足る根拠となるようなホワイト系の色を基調としたカラーリングにしてみました。
ベース色及び濃いグレー部…メカサフスーパーヘヴィ
ホワイト部…ニュートラルグレーⅠ+フラットホワイト少々
薄いグレー部…ニュートラルグレーⅣ
金属色…スターブライトジェラルミン
スラスター内…スターブライトゴールド
ブルー部…東雲ブルー
■塗装について(2/2)
実際に完全にホワイトとグレーだけで塗分けると兵器としてのリアリティが増す反面、少し地味な印象が強まると感じたため、模型的な盛り上がりを考え、アクセントとしてツインアンテナ基部とヒザに東雲ブルーを置いてみました。
■スミ入れについて
スミ入れはタミヤのエナメル塗料ブラウン、ディープブラウン、ダークブラウン、グレイ、ダークグレイを下地の色により使い分けました。
特に関節部分はエナメル系塗料のスミ入れによりプラスチックが脆くなる場合があることから、用心してパーツごとにスミ入れ作業を行っています。
■電飾キット
「LezalicLED電飾リード線4本磁気スイッチ点灯ワイヤレス超小型 (ホワイト 4)」1個を本体に組み込んでおり、ボタン電池はCR927を使用しています。磁石を近づけることにより、点灯と消灯をコントロールできます。
■胸部・腹部
両胸のスリットはビットブレードで凹型に切り欠きました。コクピットブロックの天井部分にピンバイスで穴を開け、デザインナイフで形状を整えた後、光反射ライトエンハンスメントフィルムを貼り付けた透明プラ板を接着してLEDを1個取り付けました。頭頂部のメインカメラ、ツインアイ※LED×2個、コクピットの4箇所が同時に光ります。
■つや消し塗装について
仕上げとして、水性塗料のつや消しをガイアカラーのプロユースシンナーで希釈してオーバーコートしました。あくまで自己責任での使用ですが、水性塗料のつや消しをシンナーで溶いて吹き付けると、乾燥後の塗装面は完璧なつや消しとなります。
■デカール
キット付属のデカールに加えて、ヴェルテクスデカール・アンプコーションデカール・ラインデカール等を織り交ぜて使用しました。
1/144スケール用のできるだけ小さいデカールを使用するよう心がけ、機体名や型式番号等をアピールするような情報はあえて貼らない方向でまとめてみました。
最後まで閲覧していただき、ありがとうございました。
Ver.3.0のキットの出来の良さやガンプラの進化を体感しながら製作することができ、汲めども尽きないガンプラへの興味や関心が益々湧いてきました!
コメント
コメントをして応援しよう
コメントにはログインが必要です
MG Ver 3.0 は持っていないのですが、非常に完成度が高いキットですよね。2.0 でほぼ完成しているプロポーションにディティールが追加されて現行では最も情報量の多い RX-78 キットだと思います。
ノーマルのキットでは凹モールド?と思われる部分が凸モールドまたはフラットっぽくなっていて、変化が楽しめますね。グレーの塗り分けも適度で違和感がないです。RG 系から始まったと思われる同系色での塗り分けはちょっとの差で ”なんか違うモノ” になってしまうのですが、自然な感じに抑えておられると思いました。
コックピットの電飾化ですが、外から内部がよく見えると新鮮ですね。上部からボワッと照らしているのが良い感じです。また、ホワイトの機体には赤のマーキングが合いますね。意図的に小さいデカールを使ったこともバランスに寄与しているんだと思います。
最後の写真で見ると、ハイパー・バズーカの大きさ、太さが良く分かります。この口径のバズーカを無重力空間で射出したら、グッと機体が後方に押し流されそうな感じです。白いバズーカに濃いグレーが締まって見えます。
KUMA563さん、コメントをいただきありがとうございます!(gundam-kao2)
作品を細部までしっかりと観察していただき、恐縮しております。
ガンプラ製作は自由度が高いがゆえに、改造やカラーリングに難しさがありますが、今回は自分の中で考える「連邦の白い悪魔」と呼ばれるMSのカラーリングを考えてみました。結論としては、”やっぱりホワイトだな!”という、捻りが無く安直ではありますが、王道の選択をしています。色数を極端に減らすことで、ミリタリーテイストやリアリティが増す努力をしましたが、ジオン軍側から見た”畏怖の対象”といった感じが少しでも出せたらと思っています。
Ver.3.0は、バンダイから販売されている既存商品の電飾ユニットを組み込むことで、誰でも手軽にメインカメラとツインアイを光らせることができる仕様となっています。そのようにしてもよかったのですが、もっと光量が欲しかったため、また、コクピットもあわせて電飾したかったため、記事にあるように改造しました。
最近、電飾キットを使用した簡易電飾がマイブームなので、これからも”隙あらば光らせてみたい”と思ってます!(zaku-kao4)
ピカピカさせてる訳じゃないけど、パッと思い浮かんだ言葉は、美しい…✨️
電飾、むちゃくちゃ刺さります😍
思えばおでこがメインカメラなんですよね🙂↕️じゃあツインアイは何処を見るカメラなんでしょうね😅
多色使いのスミ入れ、白には赤、グレーには白で統一されたデカールワーク… イイですね〜👍️
あぁ〜お上手‼️素晴らしい作品をありがとうございます🙇
T-Non(のん)さん、ありがとうございます!高評価をいただき恐縮してます。(zaku-kao4)
「機動戦士ガンダム」の主人公機ガンダムのカラーについては、富野監督は当初、B-29やムスタングのようなジュラルミン地むきだしの全身銀色を想定されていたらしいです。しかし、アニメでは灰色で表現されるため断念。紆余曲折を経て、スポンサーの意向で子どもの視認率の高いトリコロールカラーに落ち着き、以降、そのフォーマットが続編やスピンオフ、オルタナティブに至るまで40年近く引き継がれてきました。
今回は、ジオン軍から「連邦の白い悪魔」と称されるに足るカラーイメージを自分なりに考え、『機動戦士ガンダム フラナガン・ブーン戦記』や、大河原邦男先生の最初のG-3ガンダムの画稿を参考にして、ホワイトを全面に押し出しています。すでにG-3ガンダムの公式イメージとして、薄いグレーとパープルのツートンのカラーリングが定着していますが、自分の中では少し違っていたので、思うまま塗装することにしました!(gandam-hand2)
綺麗なガンダムに惚れ惚れします😆
造形の良さ、細かな塗り分け、パイロットまで⁉️
凄すぎます😆👍
cinnamon-1さん、ありがとうございます!
一年戦争、戦中派!?ともいえる古参のガンプラファンですが、ただ無心にストレート組みでサクッと完成させても、一定ライン以上の出来が保証されているなんて、現在のガンプラは日本が誇る素敵な工業製品であると確信できました。
ガンプラは自由度が高いぶん、製作においては難しさを感じることもありますが、カラーリングひとつとってみても可能性は無限大で、想いをカタチにする喜びを味わうことができると思います。
いろいろと製作にチャレンジして、模型趣味を充実させていきたいですね!(gundam-kao2)
閲覧していただき、ありがとうございます。
主に1/144ガンプラ、恐竜、ウルトラ怪獣のガレージキット等をマイペースで製作している週末モデラ―です。よろしくお願いします。
X(旧Twitter)→ https://x.com/Ayapons45
MG1/100 RGC-80S ジム・キャノン空間突撃仕様(…
MG1/100ジム・キャノンを空間突撃仕様として製作しました…
RX78-2ガンダムのマグネット・コーティング実証実験
「機動戦士ガンダム」第40話「エルメスのララァ」におけるガン…
RG1/144νガンダム(ファーストロットカラーVer.)フ…
RG1/144νガンダムをフルハッチオープン状態に改造し、…
MG1/100МS-14J/BRゲルググ ウェルテクス テ…
1/100リゲルグ改造用パーツのイベント限定ガレージキット…