数年前たまたま中古品で安く入手し、そのまま積んでいた旧ザクを組みました。
ランバ・ラル専用機を一般機カラーに塗り替えました。
胸部デザインはノーマル旧ザクの方が良いなと思っていたのですが、実際色塗ってみたら結構気に入りました。
工作は合わせ目消しの為に後ハメ化&モノアイをいじったくらいで、後はストレート組みです。
後ハメは両脚、頭部のフレーム部のみです。
可動箇所は時代なりですが、造形やディテールは個人的には「理想のザク像」です。
塗装はPS2ソフト「ジオニックフロント」のCGをイメージしながら塗りました。
少しぼんやりめのカラーリングを目指して塗料を選びましたが、クレオスのガンダムカラースプレーのMSディープグリーンとMSライトブルーがイメージどんぴしゃでした。
工程は下記です。
1.各部品組み立て、表面処理(#400→#800)、グレーサフ(#1200)
2.基本塗装(ラッカースプレー)
3.部分塗装(エナメル塗料筆塗)
4.デカール貼り
5.スミ入れ(クレオスウェザリングカラーグランドブラウン)
6.トップコート
7.ウォッシング(クレオスウェザリングカラーグレイッシュブラウン+サンディウォッシュブレンド)
8.トップコート
9.ドライブラシ(エナメル塗料金属色)
いつもは手間を省くためにスミ入れとウォッシングを同色で同時にやってしまうのですが、今回は違う色で2工程に分けたのでより深みが出せました。
最後にトップコートするとドライブラシの金属感が削がれてしまうので、今回はウォッシング後にトップコートを吹き全体の印象を一旦馴染ませた上で、ドライブラシでアクセント付けとしてみました。
最後にトップコートしないと塗膜強度は落ちますが、このキットはグリグリ動かして楽しむ向きでは無いので今回は質感を優先しました。
頭部はツノ有無を選択可能です。
どちらも甲乙つけがたいカッコよさです。
Ver.1.0ベースのザクは「ちょんまげ式」で中央部がワンタッチで付け替え可能なので、簡単にツノ選択出来ていいですね。
Ver.2.0は頭部外装上下の合わせ目を消すとツノ変更は出来なくなってしまいます。
足首がほぼ可動しないので、ポーズの幅がかなり限られます。
足首くらいははちょっと可動範囲拡張工事しておけばよかったです。
陸戦ウェザリングなのでアクションベースに載せて浮かせるのもおかしいですし(苦笑)
最近のザクキットに比べると頭でっかちで胴が短くグラマー、足の甲が高くて膝が大きくスネが短く、全体的に角ばっていてモールド入りまくりです。
このミリタリー感のあるメカメカしさが私的には超ストライクです。
1/144では08小隊版のHGザクがほぼ同じ特徴ですよね。
脚の可動を考えてか最近のザクはやたらミニスカートな気がするので、これくらいの長さが個人的にはベストです(その代わり可動は絶望的ですが)。
肩アーマーの鉄球のような丸さは特筆すべき美しさだと思います。
最近のザクはこれも可動構造の都合だと思いますが、ちょっと横に長過ぎるキットが多い印象があります。
まあどれも好みの問題なので、可動的に不利な造形が好きになってしまった自分を呪うしかありません(苦笑)
武装はとりあえずキット付属の120mmを持たせました(他は合わせ目消し途中で放置)。
マガジンは2個キットに付属しています。
小学生の頃初めてMGザクⅡを作った時に、マガジンが外せて腰に下げられる機構にものすごく感動したのを覚えています。
付属の105mmはちょっと小さく迫力に欠ける印象なので、より大きい旧キットの物を入手して持たせてあげたいところです。
ヒートホークはF2ザクの物です(ラル機付属の大型ヒートホークは派手でイマイチ好きになれなかったので。)
マウントもF2ザクの物で、基部を旧ザクに合わせる為プラ棒で新造し、MMP-78用の対空マガジンホルダーは削り取りシンプルにしました。
頭部の後ハメ化は少しだけ工夫がいりました。
頭部外装を左右貼り合わせる必要があるので、下から内部パーツが入るようくり抜きます。
そうすると首関節のPC基部を切除する事になるので、内部パーツ下部にプラサポで基部を接着しPCを固定しました。
モノアイはMSサイトレンズの中にメタリックピンクの反射シートを貼ったものをモノアイ基部パーツに接着しました。
大きさも個人的にはバッチリで気に入りました。
モノアイカバーは着けていませんので、後頭部の操作ノッチは切り飛ばし、モノアイ可動は棒で直接動かします。
MSサイトレンズは細かいディテールが入っているので、今回のようなハイディテールな初期MGキットにはよくマッチすると思います。
逆にディテール少な目のキットには、WAVEのフラットバーニア等のシンプルなパーツの方が合う気がします。
グリグリ可動出来るVer2.0ザクⅡベースでの旧ザクへの改造は定番中の定番ですが、待てど暮らせど旧ザクVer.2.0は出そうもないので、いずれ改造にトライしてみようと思います。
新PGでも早くザク出て欲しいですね!
最後までご覧いただきありがとうございました。
最近中々見かけないMG旧ザクです。ラル機を一般カラーに塗り替えました。
コメント
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とてもきれいですね!
足の後ハメとかどうやってやったんですか!?
ありがとうございます!
後ハメは内部フレームを接着した後ノコで上下半分に切って、装甲側はダボ穴を切り欠いた後接着、合わせ目消して接着した後、装甲のダボ穴に接着剤を付けてフレームのダボを嵌めて接着しています。ネットでMGザク1.0 後ハメ等で調べれば画像付きで解説されているサイトがいくつか出てくると思います!
コメントが遅くなりました・・・。
リアルタイプカラーっぽい配色がメチャクチャツボです!
ランバ・ラル専用機の胸部、これはこれでカッコいいんですよね。
武装がノーマルなザクマシンガンと予備弾倉、ヒートホークというところも最高です!!
腕や脚、後頭部の白いラインがまた良いですねぇ・・・。
ありがとうございます!
胸部は最初ちょっと違和感あったんですが、出来上がる頃には好きになってました。
最近白ラインは入れないと気が済まなくなってきました(笑)
まさにジオニックフロントのOPに出てきていたような旧ザクですね…!
アクセントで入れていらっしゃるドライブラシが絶妙です!!
ありがとうございます!
酒気帯びでドライブラシしたので、ちょっと大胆にし過ぎた部分がありました(汗)
トップコート吹かなければ、完成後色んな角度からじっくり眺めて気に入らない所を薄め液で修正できるので、これも良いメリットだなと思いました。
はじめまして🙇✨非常にシンプルで古いMGの作りづらさをものともせずリアルに古臭くキレイに仕上げられてますね😍…遠く及びませんが是非勉強させて頂きたい出来で素晴らしいです❗️
ありがとうございます!
旧ザク最近は手に入りづらくなっているようなので、いつも以上に丁寧な作業を心がけました。
勿体ないお言葉、恐縮です。
こちらこそ勉強させていただきます!
MG旧ザクを積んでいるものの、早く組み立てたくなりました(drool)
時代なりの構造で目立つ合わせ目が多くちょっと面倒ですが、立ち姿は今のキットにも全く引きをとらない良キットだと思いますので、ぜひ組んであげてください!
2020年6月頃から、約20年振りに再びガンプラにハマり始めた30代です。
自身の制作備忘録も兼ねて、ここで記録していこうと思います。
0079~0083あたりまでのミリタリー色の強いMSや設定が好物です。
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