MGジムキャノンを小改造して、MSV-Rの空間突撃仕様を再現してみました。
キットの余剰パーツのノーマルジムのヒザ&スネ周りを使い、ジムスナイパーカスタムのふくらはぎバーニアを移植しました。
工作内容は下記です。
脚部改造に少しだけ時間掛かりましたが、後はほぼストレート組みです。
・各部ゲート、パーティングライン処理
・ふくらはぎ部分の装甲をバーニアに合わせてカット
・膝の突起をプラ板で作製
・スネのシャッター?を開口&プラ板裏打ち
・キャノン等の合わせ目消し
・基本塗装
・スミ入れ
・デカール貼り
・トップコート
・ウォッシング、ウェザリング
元キットのジムVer.2.0は適度なパーツの多さで、緻密感を味わいながらも組み立て安く、合わせ目消し等の基本工作も皆無で、一見シンプルな見た目ながらも垣間見えるMGならではの関節部のディテールが魅力的なキットだと思います。
色んな意味で全てが適度で、ガンプラの「美味しい所」が凝縮された良キットだと感じました。
設計流用元が大看板商品であるガンダムなので、ジムも自然と完成度が高くなるのかもしれませんね。
本キットも基本は素ジムと同じ構造なので、終始楽しく作れました。
ふくらはぎバーニアはMGスナイパーカスタムからそのまま持ってきました。
公式設定上も「スナイパーカスタムと同型のバーニアスラスターが装備されていた」とありますので、手抜きしつつ設定に忠実に出来て一石二鳥ですね。
ふくらはぎ周りはそっくりそのままスナイパーカスタムの物に換えようと思ったのですが、ノーマルジムのスネパネルと嵌合できなかった為、素ジムの装甲を削りました。
このふくらはぎバーニア欲しさにスナカスを調達したので、次はバーニアを失ったスナカス君をどうにかしてあげないといけません(苦笑)
既に構想は終わっているので、早めに着手してあげようと思います。
膝の突起とスネのシャッター?はオリジンHGの部品を参考にプラ板を切った貼ったして作りました。
突起はデザインナイフで大体同じ四角形状に切り出した後、ニッパーで台形にカット、膝に貼り付けた後、2つの突起を同時にやすりで削って微調整しました。
スネのシャッター?はドリルで適当な位置に穴を空けた後、四角断面の金やすりで四角い穴に整え、裏からプラ板を貼りましたました。
アップでちゃんと見ると微妙に形状合っていませんが、細かい事は気にしない事が素人がこういう改造をやり切れるコツだと思っています(笑)
キャノンは砲身の一部が合わせ目で、そこから後ろは段落ちモールドになっていましたが、「モナカ構造を誤魔化すモールド」というのをあからさまに感じ過ぎてしまい気持ち悪かったので消しました。
こういう時って気遣いで入っている段落ちモールドが憎らしくなりますね。
わざわざパテで埋める必要があるので、作業が増えました。
上部の手すりは、手すり下の合わせ目消し作業を楽にする為に根本でカットし、合わせ目処理した後、余剰部品の白成形のキャノンパーツから手すりを切り出して移植しました。
弾倉もあからさまな真ん中段落ちモールドだったので、これも消しました。
弾倉は段落ち消した後、「製造方法考えたら真ん中に段落ちモールドあった方が逆にリアルだったんじゃ...」と思いちょっと後悔しました(苦笑)
ノーマルカラーが手に入らずホワイトディンゴ隊ジムキャノンを使ったので、胸部と腰部は塗装しましたが、白装甲部は未塗装でかなり楽できました。
ノーマルジムキャノンキットが調達出来ていれば更に楽できたと思います。
宇宙用MSなので今回砂汚れは無しで、黒色ベースで汚しました。
余談ですが、今回使ったWDジムキャノンキットにはゲーム中で装備できた100mmマシンガンと陸戦シールドが入っていません。
ランナー数が膨大になってしまう為だと思われますが、陸戦型MS武装はコロ落ちジムのアイコンなので、WDジムを謳っておいてこれらを入れないのはちょっといただけないなと思います。
プレバンキットは量販店で買うより高く付くので、こういう所はしっかり拘って欲しいですよね。
デカールはMSV-Rのイラストを見ながらナンバーやラインデカールを貼りました。
Ver.2.0はアニメっぽい造形ですが、MSV風のリアル路線の味付けも非常に似合うと思います。
細かい所ですが、キャノン基部のギア側面の窪みは埋めました。
ディテールっぽくはなっていますが、露骨なヒケ対策の感じがして興醒めしてしまうので埋めました。
この窪みを設定とするなら軽量化と考えるくらいしかないですが、この部品はキャノン砲の反動に耐えつつ射撃精度を司る大切な部品だと思うので、強度が優先されて然るべきだと考えました。
この部分を肉抜きして軽量化しても総重量的にはほぼ影響ないでしょうし。
また、おそらくは鉄鋼かチタン合金あたりの材料で作られていると思うので、鍛造するにしても削り出すにしても鋳造するにしても、窪みを付けるのはコストアップにもなってしまうと思うので、ジムキャの立場を考えると贅沢な構造になってしまうなと考えました。
まあ、宇宙世紀の工業製品を現代の技術目線で考えるのがそもそもナンセンスと言われればそれまでですが(笑)
こういう妄想をしながら作業をすると、細かい部分の単調なパテ埋めもとても意義があるように思えてきてやる気が出ます。
パーツを組み替えれば通常のジムキャノンにも簡単に換装できるので、一粒で二度美味しいです。
工作も手軽ですし、おススメな改造だと思います。
ふくらはぎバーニアは自作せずスナカスから持ってくると高く付きますが(苦笑)
私は金に物を言わせて手抜きしました。
バンダイにこのパーツだけ注文というのも手かもしれませんね。
新規パーツもランナー1枚で済みそうなので、プレバンで出てくれてもいいのになと思うレベルです。
というか個人的にはノーマルジムキャがプレバン限定なのがちょっと納得いきません。
ノーマル仕様が一般販売で、成形色違いで専用デカール付きの北米戦線仕様やWD隊仕様、成形色違いでGMⅡのビームライフルが付属したZのジャブロー防衛隊仕様等がプレバン送りであれば納得できますが。
最後は何故かプレバンの愚痴になってしまいましたが(苦笑)、キット自体の出来は素晴らしいですし、そもそもジムキャノンを純正品のインジェクションキットで出してくれただけでも十分ありがたい事ですね。
最後までご覧いただきありがとうございました。
MGジムキャノンを小改造して、空間突撃仕様にしてみました。
コメント
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コメントが遅くなりました・・・。
1/144かと思ったら、MGキットの改造なんですね。
すねのディテールなどもきちんと再現してあって、さすがですね!
コメントありがとうございます!
そうなんです。
天邪鬼な性格なので、次はオリジン1/144の空間突撃仕様をノーマルジムキャに改造しようと思ってます(笑)
>次はバーニアを失ったスナカス君をどうにかしてあげないといけません
なるほど。数珠繋ぎでテーマができる感じですね。
そうなんです。
なるべく罪(積み)を重ねないよう、先々のプランを考えながらキットを調達するように心がけています。
2020年6月頃から、約20年振りに再びガンプラにハマり始めた30代です。
自身の制作備忘録も兼ねて、ここで記録していこうと思います。
0079~0083あたりまでのミリタリー色の強いMSや設定が好物です。
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