塗装リハ・ダークグレーの塗分け

2024年9月クールのドラマが終わっていきます

ドラマ「噓解きレトリック」も終わりました
視聴率はいまひとつだったようですが
「全域」のようなインパクトはなくても
ゆったりとした心地いい空気のドラマでした

「嘘レトロス」というのだそうです
 

ナイチンゲールの塗装をするまえに
ゲルググメナースで塗装リハーサルをしています

塗装待ちのナイチンゲールだ

「もうぜんぜん塗装リハじゃないじゃん
　嘘つき」
というわけで前回は白の塗分けをしました

色が足りない未完成さが制作中の魅力だ

今回はダークグレーの塗分けをしていきます
使う塗料はおまたせしました
ファレホ MODEL COLOR DARK GRAY

じゃーん　ファレホ

ファレホってなあに？という方のために

＜ What is “vallejo”?  ～ ファレホの特徴 ～ ＞
・水性
・伸びがいい
・塗膜が厚くならない
・ボトルが1滴ずつ出せて使いやすい

まあとにかく筆塗りの概念をくつがえす
異次元の水性塗料です

うそをつくな
なんでそんなことが可能なんだっていうと
展色剤がほとんど入っていないからなのです
なのでプラに直接塗ろうとしてもはじいてしまいます

さて
そんなファレホで
ダークグレーを塗ろうとするわけですが
もし白い塗装にダークグレーが付いてしまったら
ダークグレーだけを落とすことはできなくて
白い塗装ごと落ちてしまいます

白とダークグレーが同じ水性だからです
同じ水性塗料を使って塗り分けしたい場合は
・白をマスキングをしてダークグレーをエアブラシ
・ダークグレーを筆塗り
のどちらかとなります

エアブラシを使いたいような広い面がないし
筆塗りでもファレホが異常に伸びがいいので
ダークグレーは筆塗りでいきます

筆塗りだ

無事にダークグレーが塗りました
すごいてきとうに２度塗りしただけなのに
わたしが筆塗りしたとは思えない良い感じです

たったの2度塗りだ

筆塗りっていうと水性ホビーカラーを筆塗りしたときの
どうにもならないあの感じでしょって方は
ぜひためしてみてほしいです

とりあえずなぎなた？の塗装がダサい

よくファレホと比較される水性塗料に
シタデルというのがありまして
性能はほぼ一緒です

ファレホに比べるとシタデルは
・無限にある基本色に対してそれぞれ
　「BASE」「LAYER」「CONTRAST」が用意されていて
　（ベース用、シャドー用、ハイライト用）
　目をつむって塗ってもフィギュアの陰影が映えるように
　色味と隠ぺい度が調整されています
・値段が高い（セレブ気分）
・ボークスショールームまでいかなくてもヨドバシで買える
　（ほしい色はだいたい売り切れている）
・ボトルが可愛い（使いづらい）

というものです
ミニチュアフィギュアを特に陰影をリアルに簡単に塗りたい
という世界線でよく使われています

はじめてシタデルを使ってみたときの画像

シタデルのボトルはエモいが写真がダサい

ちょうてきとうにぬっても
それっぽい仕上がりになります

ボークスショールームの近くに住みたいです

シタデルの塗料を
ファレホのボトルに詰め替えて使ってる人もいるらしくて
たしかに便利そうですね

ファレホでブラック＆ホワイトの失敗例

右肩、右腕、右足、を
ファレホでブラック＆ホワイトしました
黒はなかなかうまくいったのですが
白は粒子感が強く出てしまいました

エアブラシ用に希釈されている「MODEL Air」を
希釈せずに使ったのですが
すこし希釈したほうがよかったのだと思います

現在予定している塗り方だと
ラッカーの重ねすぎで塗膜が厚くなるかなと思って
比較のためにファレホで
ブラック、ホワイト、とすすめてきたところです

ファレホバイアスにかかっているかもしれませんが
怖いくらい塗膜の厚みを感じないです
展色剤がほとんど入っていないからあたりまえなんですけど

左側の塗装はというと
ラッカーでサフ、ブラック、ホワイト、ベース色、ハイライト
と重ねてさらに水性ホビーカラーで
白の塗分けをしましたが
「塗膜が厚すぎる」とは感じていないです

塗膜をうすくするために
ふき取りで塗り分けできるメリットを捨てて
ファレホに切り替えなくてもいいような気もしています

実際にはこの後の工程でも
デカールの前に、
ウェザリング／フィルタリングの前に、
メタリックの前に、
という感じに何回かラッカークリアを使いたいので
塗膜は薄いにこしたことは無いのですが・・・

モノアイをなんとかしないと写真がきまらない

次回はウェザリングをしたいと思います