「Zの鼓動」
−ドゴス・ギア艦内−
ジェリド「これが新型のMS、ガブスレロ…!」
シロッコ「うむ。君なら使いこなせるだろう。」
ジェリド「しかし何だ!?この既視感は…!?俺はこの場面に何度も遭遇している気がする…!」
シロッコ「ほう、奇遇だな、私もだ。コレがデジャヴというやつか。だがこの感覚、悪くはない。この感覚を感じるならば、君もニュータイプに近づいているのかも知れんな。」
ジェリド「ニュータイプか。俺は得体の知れないニュータイプとやらの曖昧な分別はあまり好きじゃないんだ。」
シロッコ「フッ、まあいい。今回は君には部下をつけよう。」
ジェリド「部下を?」
シロッコ「サラ曹長、他一名だ。」
サラ「サラ・ザビアロフです。宜しくお願いします!」
ジェリド「まだ子供じゃないか。こんな子供が戦えるものか!」
サラ「私は子供ではありません。」
ジェリド「人殺しが出来る覚悟はあるか!って聞いているんだ!」
サラ「私は人殺しはしません!」
ジェリド「じゃあ何のために軍隊に入ったんだ!覚悟もない奴が戦場に立つんじゃない!」
シロッコ「ジェリド中尉。サラ、それと他一名は優秀なパイロットだ。しっかり指導してやってくれ。」
ジェリド「チッ、ただの子守じゃないか。」
サラ「ジェリド中尉、子供扱いのハラスメント行為で訴えますよ?」
ジェリド「うるさいんだよ!こんな細腕で戦えるものか!」
サラ「きゃー!腕を掴んだ!セクハラ!!」
ジェリド「クソ!なんて面倒くさいんだ!」
シロッコ「まあ、そういう事だ。」
ジェリド「(厄介なものを押し付けたって事か。)」
サラ「何か言いました?ジェリド中尉。」
ジェリド「何も言ってない。」
サラ「何か聞こえた気がしました。」
ジェリド「気のせいで聞くな!」
サラ「ハッ、申し訳ありません。」
ジェリド「(考えを読む...。強化人間って事か。)」
シロッコ「ふふ....若い娘の方が感受性は強いのだよ。」
ジェリド「だからって、こんな中学生くらいの子供を...!」
シロッコ「おっとそこまでにして貰おう。我々管理職には、職場ハラスメント問題はなかなかに厄介なものだ。では、後は頼む。ジェリド中尉。」
ジェリド「ちっ、ああ、わかったよ。よし行くぞ!アーガマを追撃する!」
サラ「ハッ!」
シロッコ「…フフフ….。アーガマの実力はどれほどのものか、見せて貰うとしよう…。」
−アーガマ艦内−
ブライト「警報!?何事だ!?」
オペレーター「左舷2時の方向、敵機の奇襲ですっ!いつものガブスレロ、あとマラサイ、その他です!」
ブライト「ガブスレロだと!?性懲りもなく同じ機体を。恥を知らんのか!これで何度目だ!?」
オペレーター「えーと、このシチェーションの話は、GUNSTAさんへの投稿3度目...いや4度目です。」
ブライト「もうどうでもいい!至急、MS部隊を発進させろ!出れるな!?」
エマ「了解。リックディアス、出ます!」
カミーユ「カミーユ・ビダン、ガンダムMkーⅱ、出ます!」
ジェリド「出てきたな、ガンダムMk−ⅱ!!このガブスレロの性能を思い知らせてやる!」
エマ「来たわね!?私だって何度もやられたりしないわ!!」
ジェリド「ふん!お前は邪魔なんだよ!!」
エマ「きゃあーーっ!!」
カミーユ「ああ!また今回も!?大丈夫ですかエマ中尉!!」
エマ「だ、大丈夫、無事よ!でもリックディアスはいつも通り動けないわ。」
カミーユ「早く脱出して下さいっ!くそ、なんて動きなんだ!」
ジェリド「ガンダムMk−ⅱをティターズカラーのまま乗り回しやがって!これで年貢の納め時だ!カミーユ!!」
カミーユ「うわあーっ!!」
ジェリド「トドメだ、ガンダムMkーⅱ!!
カクリコンの仇、取らせてもらう!! 」
サラ「ジェリド中尉!」
ジェリド「何!?背後からの攻撃!?....敵の増援か!?」
カミーユ「...あ!あれは!?」
アポリー「待たせたな、カミーユ!!」
カミーユ「アポリー中尉!」
アポリー「待たせたな!新型のZガンダムを持ってきたぞ!」
カミーユ「ええー!?透明ーーーーっ!?」
アポリー「クリアカラーバージョンZガンダムだ!」
カミーユ「なんなんですか!?それ!?なんで透明なんですかー!!?」
サラ「こ、怖い...!!!あの機体!怖いわ...!」
ジェリド「サラ曹長!どうした!?」
サラ「あの透明な機体が怖いんです...!私、戦えません..!」
ジェリド「貴様、何を言ってる!兵士が戦わなくてどうする!?」
サラ「...ああ、ダメだわ...!怖い...!」
ジェリド「サラ曹長!勝手に撤退するな!いったいどうゆうつもりだ!?」
その他「キャーーー!!ジェリド中尉ーー!?」
ジェリド「なに!?モブキャラがやられたのか!?くそ、名前がいまいち思い出せなかった!仕方ない、撤退する!」
カミーユ「ティターンズが撤退したぞ!」
アポリー「追うなカミーユ。こちらも被害が出ている。艦に戻るぞ。」
カミーユ「ハイ、了解です。」
−アーガマ艦内−
カミーユ「アポリーさん、なんですか、この透明なZガンダム!前回には普通のZガンダムが届いてたじゃないですか。どこ行っちゃったんですか!?」
アポリー「詳しい事は俺にも解らんよ。」
アストナージ「俺も初めて見るよこんな透明なのは。」
カミーユ「誰か事情を知ってる人は居ないんですか!?」
oyz「お困りの様だね?諸君。」
カミーユ「あ!貴方は!っていうか、また貴方ですか....。」
oyz「そのリアクション、微妙に精神的ダメージになるので止めて頂きたいな。」
カミーユ「このZガンダムは貴方が?」
oyz「そう、私が新たに制作した物だ。」
カミーユ「なんなんですかコレ?」
oyz「このZガンダムのキットは、三部作劇場版Zガンダムを映画館で公開した時に、その場で販売されていた劇場限定版のクリアカラーバージョンZガンダムだ。“星の鼓動は愛”って書いてあるから、その時に販売してあったのだろう。知らんけど。」
カミーユ「だろう、って。観に行ったんじゃないんですか?」
oyz「残念ながら行っていないのだ、家庭の事情でね。ガンダム?映画?ふざけんな!と嫁さまに一蹴されてしまうのでね。」
カミーユ「そうですか...。」
oyz「その事情の為、ナラティブもハサウェイもドアンも劇場で観る事は叶わないのだよ。これからやるであろうガンダム映画は全てね。残念ながらね。」
カミーユ「....悲しいね....。」
oyz「そうだな...。」
カミーユ「でも、それならどうやって入手したんですか?」
oyz「たまたま、中古屋さんに寄った時に見つけてね、購入したんだよ。」
カミーユ「それはラッキーでしたね。」
oyz「そうだな、ラッキーだった。しかし、同時に販売されていたクリアカラーバージョン百式は、所持金の関係で購入は叶わなかったよ。」
カミーユ「....世知辛いですね...。」
oyz「そうだな...。世の中、なんでも思い通りにはならないものさ。」
カミーユ「大人って大変なんですね。」
oyz「ああ....そうだな...。だが個人差はあるさ。希望を持つんだ。」
カミーユ「ええ...。」
oyz「で、今回は、その透明なキットを完全変形化したら面白いかな?って制作しました。」
カミーユ「え?コレってZガンダムなのに変形しなかったんですか?」
oyz「旧HGがベースになってるから、元は差し替え変形だよ。」
カミーユ「そうなんですか?その、差し替え変形っていうのが出来るならば、改造は楽だったんじゃ無いですか?」
oyz「それが全然そうじゃなかったんだよ!これから説明してくね。」
カミーユ「はい。あまり興味はありませんが、お願いします。」
oyz「ところで、劇場版の映画の事だが、フォウの声が違うの違和感ありすぎるのだが?
YouTubeで観てたがTVで観た私としては、耐えきれずに視聴を止めてしまった。何故声が別人になったのだ!?カミーユ君、直接フォウと話をした君は何も感じなかったのか!?」
カミーユ「なんの事ですか?」
oyz「フォウの声優が変わった事についてだよ。」
カミーユ「ちょっと室長!それはとてもデリケートな問題なので止めて下さい!」
oyz「何故だ!何故なんだ!?教えてくれ!五飛!誰も、ZEROも答えてくれない....。元の声に戻してくれ!」
カミーユ「止めるんだ、室長!劇場版の公開もとっくに終わったんだ!今更そんな事を言ったって!」
oyz「何故なんだよおー!」
カミーユ「止めるんだよ!そんな大人、修正してやるーー!!」
バキィッ!!
oyz「これが....若さか...!」
カミーユ「ハア、ハア....。」
oyz「いや、若さというか、こういう事情に納得、いや納得しなくても、何も言わずに我慢する.....コレが大人になるって言う事なのだろうな。」
カミーユ「その話は終わりにして下さい、室長。脱線にも程がありますよ...。」
oyz「ああ、そうだな。君も大人の階段を登っているのだな、カミーユ君。」
カミーユ「ええ....。僕もいつまでも子供のままじゃ無いんですよ。止めてください、フォウの声の事を話すのは...。」
oyz「すまなかった、カミーユ君。」
カミーユ「ええ....。」
カミーユ「で、なんなんですか?コレ?何で透明なんです?」
oyz「いやだからそれは劇場版の...。」
カミーユ「どうゆう素材なんですか?」
oyz「もしかして、さっきまでの話、無かった事にしようとしてる?」
カミーユ「不思議な素材ですね、透明だなんて。ボクは見た事も聞いた事も無い素材です。」
oyz「カミーユ君、大人だね。」
カミーユ「.....。空気、読んで貰えます?」
oyz「あ、ああ。」
カミーユ「どうゆう素材なんです?」
oyz「コレはサイコフレームさ。」
カミーユ「サイコフレーム?」
oyz「Zガンダムにはバイオセンサーっていう、人の感情を読みとって反応するセンサーがあるんだが、それの発展した物なんだ。」
カミーユ「バイオセンサーですか。」
oyz「詳しくは↓を参照にしてくれ。」
・バイオセンサー
搭乗者の意志を駆動システムに反映させ、モビルスーツ(MS)の反応速度やコントロール精度を向上させる機能を持つ簡易サイコミュシステム。
開発当時のフルスペックのサイコミュは非常に大型だったため、ファンネル等の武装制御機能を省いて、MSの機体制御機能の方向性に特化・簡略化することで標準サイズのMSにも搭載可能にさせたものである。
カミーユ「バイオセンサーの事は解りました。でもこの素材はバイオセンサーでは無いんですよね?」
oyz「そう、サイコフレームさ。」
カミーユ「バイオセンサーがどう発展したらこうなるんですか?」
oyz「この簡易サイコミュシステムをだね、金属粒子サイズにしてだね、そのコンピュータ・チップを金属フレームに無数に鋳込んでMS建造用の素材にするんだよ。そうすると、あららビックリ、透明素材のサイコフレームの出来上がりって訳さ。」
カミーユ「そうはならないですよ。」
oyz「いや、そうなるんだって。」
カミーユ「透明になる要素が皆無じゃないですか。」
oyz「まあ厳密には透明に見えるっていうか、発光すると言うか。」
カミーユ「どっちにしても、そうはならないですよ。」
oyz「ユニコーンガンダムとかのサイコフレームとかはクリアパーツで表現されてるんだから、イイの!」
カミーユ「それでどうゆう効果があるんですか?」
oyz「サイコフレームの機能だね、よし来た!」
・サイコフレームの機能
フレームに鋳込まれたチップ単体では実効的な効果を持たないが、コアとなる高出力のメイン・プロセッサを配置することで、非常に高効率かつ高密度なサイコミュ・システムとして機能する。よってサイコフレームをMSに採用した場合、マシンの構造材自体にサイコミュ機器(電子機器)の機能を持たせる事になるため、専用の積載スペースを配する必要が無く、単純なプロセッサ搭載量も増加する事から、従来のサイコミュより受信許容量や速度が大きく向上し、更には機器の安定性も高まる。
更にコクピット周辺(インターフェース)のみならず、フレームの関節部に分散配置することにより、機体の追従性を飛躍的に向上させるという副次的な機能も確認されている。
カミーユ「凄い..!こんな技術があったなんて...!」
oyz「いやまだ、この時代にはこんな技術は無いんだけどね。」
カミーユ「...え?」
oyz「このフレームのMSに乗ると、敵のファンネルを逆に操れる様になるんだ。これをサイコ・ジャックと言う!」
カミーユ「凄いじゃないですか!」
oyz「キュベレイのファンネルも封じ込める!」
カミーユ「.....無敵だ!」
oyz「そう、無敵だ。シロッコなんか相手にならないぞ。」
カミーユ「アハハ...無敵なんだ!」
oyz「最強さ。」
カミーユ「無敵で最強...!」
oyz「そう、最強だ。」
カミーユ「アハハ...無敵で最強なんだ...!俺...アハハ....!」
oyz「ん?ちょっと様子が...?」
カミーユ「アハハ...アハハハ....あれ?大きな星が点いたり消えたりしている…。あはは、大きいな!あれ?彗星かな?」
oyz「ちょーーーーっ!!Σ(゚Д゚)早い早い!!早いよカミーユさん!!しっかり!!しっかりして!!」
カミーユ「え!?あ、あれ?ボクはどうしてました?」
oyz「アッチの世界にイキそうだったよ。いったいどうしたんだ!?」
カミーユ「え?いや、なんだかボーっとしちゃったというか、気分が良くなっちゃうと言うか...。」
oyz「大丈夫かな?」
カミーユ「そんな事より、早くZガンダムの可変を見せてくださいよ。」
oyz「あ、そうだったね。じゃあ紹介していこう!」
Zガンダム可変解説。
① 頭部の収納、腕部の収納
えー、先ず頭部の収納ですが、ココは最後に改造しました。とにかく内部のクリアランスを削りに削って、ちゃんと頭部を引っ込めて収納出来る様に。
頭部に一本、プラ棒を通してちゃんと引っ込む様にしました。WR形態では、プラ棒が腰部に突き抜けます。
腕部はパーツを追加して、本体の前に持ってこれる様になってます。腕部の付け根のお皿の様なパーツは変な分割になってるんですが、可変には都合が良いので、そのまま利用しました。
② 腰部のジョイント
腰部の構造ですが、マジで変な構造になってます。そもそも腰に脚が繋がってません。
可変用のジョイントパーツを組み合わせた物を背部に直接接続し、そこから股部に伸ばして脚部を接続してます。
WR形態時には、機体側面に移動しなくてはいけないので、そんな複雑な事になってます。
ただし、Z系可変では基本なのだっ!
で、腰部はそのジョイントパーツの邪魔にならない様に配置。マジでスッカスカになるんです。一応、少しだけ腰の回転は申し訳程度に可能です。
③ 脚の変形
キットのままでも、ほぼ問題は無いのですが、脚の付け根はそのままじゃ可変出来ないので、ボールジョイントを内部に置き換えてます。脚の後ろのバーニアのカバーは差し替えだったので、ちょっと削ってスライド出来る様にしました。
④ フライングアーマーの移動
背部から伸びたジョイントパーツによって、背部から側面で回転して機体前部に移動するギミックを再現しました。フライングアーマーそのものはキットのままです。
ただこのキット、差し替えWR時に腕部を全く収納しない構造になっている為にクリアランスは致命的にありません。
その為、外見重視という事で、WR時には腕部が機体前面に見えてしまう、という事になりました。
⑤ サイドアーマーの移動
実はめっちゃ厄介な部分です。
WRに可変した時には、胸部の側面に配置されますが、え?どうやったらそこに付くの?って思う部分であります。
脚の付け根にジョイントパーツで繋げて、その定位置に移動する方法もあるんですが、今回は独立して定位置に移動する方法を取りました。腰部横からシリンダーで移動、回転しつつ定位置に、という感じにしてます。
ちなみにRGとかでどういう構造になってるかは知りませんー。
どうなってるのかなー。(´ω`;)
oyz「まあ、こんな感じだよ、カミーユ君。」
カミーユ「なるほど、よく解りませんでした。」
oyz「え?でもZガンダムはカミーユ君が設計したとかなんとか...?」
カミーユ「やだなぁ、ボクはフライングアーマーのアイディアを出しただけですよ。初期の頃はそんな話もありましたけど。」
oyz「しかしこのキット、メガバズーカランチャーも付属してておトクだよね。」
カミーユ「そうですね、平手があるともっと良かったですが。」
oyz「まーそこは仕方ないな。」
−ドゴス・ギア艦内−
シロッコ「サラ、君はジェリド中尉の指示を待たずに撤退したそうだね?」
サラ「申し訳ありません。」
シロッコ「いったい、どうしたというのかな?」
サラ「あの透明な機体...!あの機体に吸い込まれる様な気持ちになり、怖くなってしまいました。」
シロッコ「ほう、透明な機体か。」
ジェリド「サラ曹長!貴様は何故、撤退したんだ!?」
サラ「ジェリド中尉...!申し訳ありません。」
ジェリド「申し訳ないで済むか!モブキャラが戦死してるんだぞ!」
シロッコ「ジェリド中尉、サラ曹長は何かを感じ取ったのだよ。モブキャラの彼女が戦死してしまったのは残念だが、それは彼女の技量が足りなかった、という事だ。」
ジェリド「しかし!」
シロッコ「命令違反は確かに問題だ。だがサラの感受性は重視してもいい。それにジェリド中尉、今回は君の撤退指示が遅かった、とも言えんかな?」
ジェリド「....。わかりました。俺も突っ走りすぎたと思います。」
シロッコ「フフ、次は私も出撃しよう。その透明な機体とやらに接してみたいからな。私のジ・Oの用意は出来ているな?」
サラ「え?ジ・Oなら、今は宇都宮ボ○クスに展示出品されてますが?」
シロッコ「なに!?」
サラ「しばらくZガンダムネタはないだろうと思って出品しちゃったそうです。」
シロッコ「なんだと!?おのれ、こうなったら過去の画像でいい、用意しておけ。」
サラ「ハッ!」
シロッコ「フフフ....。その透明な機体、興味がある。準備が出来次第、出撃する。いいな!?」
ジェリド「ハッ!」
−アーガマ艦内−
オペレーター「ブライト艦長!ティターンズです!」
ブライト「またか。わかった。第一戦闘配備だ。MS隊出ろ。Zガンダムを出せ。」
カミーユ「なんだこの感じは。なんだか、嫌なプレッシャーを感じる....。カミーユ・ビダン、Zガンダム、行きます!」
カミーユ「Zガンダム、WRに可変します!」
カミーユ「しかし落ち着かないな....。このZガンダムは。なんだってこんな透明な...。」
??「うわー!」
カミーユ「なんだ!?」
??「うおおおー!?」
カミーユ「なんなんだ!?何処から!?」
??「嫌だ!死にたくない!!」
カミーユ「心の声!?いったい何処から聞こえてくるんだ!?」
エマ「どうしたの?カミーユ!?」
カミーユ「聞こえるんです!心の声が!」
エマ「え?どういう事なの!?」
カミーユ「……みんな、死んでいく……こ、こんな死に方、嬉しいのかよ、満足なのかよ……!誰が、誰が喜ぶんだよォ!うわああああああああ!」
エマ「どうしたのよ!?カミーユ!」
クワトロ「どうした?」
エマ「クワトロ大尉!カミーユが!」
カミーユ「うおお....来るな!俺の中に入ってくるな...!うああああ..!」
クワトロ「ふむ。コレはいかんな。」
エマ「カミーユはどうしたんですか!?」
クワトロ「このZガンダムの外装は、サイコフレームで出来ている。サイコフレームは、ニュータイプの感受性、心の力を増幅する。」
エマ「え?」
クワトロ「つまり、カミーユのニュータイプ能力を極限まで高めてしまう。おそらくカミーユにはこの辺り一帯の心の声が集まっている筈だ。いかんな、このままでは。」
エマ「そんな...!」
シロッコ「ハハハ!こんな所にいたか!Zガンダム!」
クワトロ「シロッコか!」
エマ「こんな時に一番来ちゃイケナイ奴が来たわ...。」
シロッコ「フフ、この戦場でまとまってボーっとしているとはな!そんなに死にたいか!?」
エマ「カミーユを刺激しないで!」
シロッコ「ハハハ!何を馬鹿な事を。透明だろうが何だろうが、私にそんなこけ脅しが通用するものか!」
カミーユ「お前はこの世にいちゃいけないんだ!うおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
シロッコ「む?なんだ!?Zガンダムが発光している!?私の知らない武器が内蔵されているのか!?」
エマ「だから言ったのに...!」
シロッコ「む!?ジ・O、動け!ジ・O!なぜ動かん!?」
エマ「クワトロ大尉!コレどうしたら良いんですか!?」
クワトロ「ふむ。コレはいかんな。私の百式も全く動かんよ。」
エマ「そんな!ニュータイプでもないクワトロ大尉の百式まで影響が出るなんて!」
クワトロ「言ってくれる。そういう君はどうなんだ?」
エマ「あら?私のmkー2も動かないわ。これじゃどうしようもないわ!」
クワトロ「まだだ、まだ終わらんよ。」
エマ「それ言いたいだけじゃ...!ああ、なんて事!なんだか私の魂がZガンダムに引かれていく...!」
シロッコ「いったいなんなのだ、コレは!?」
カミーユ「わかるまい!戦いを遊びにしている貴様には!うおおおーーーっ!!」
シロッコ「なにいいー!?ジ・オ、動け!ジ・オ!なぜ動かん!?うおおおおおーー!?」
カミーユ「ここからいなくなれーーーーー!!」
カミーユ「大きな星が点いたり消えたりしている…。あはは、大きい! 彗星かな? いや、違う……違うな。彗星はもっと、バァーって動くもんな。暑苦しいなぁ、ここ。うーん……出られないのかな?おーい、出してくださいよ。ねぇ?」
クワトロ「やはりこうなるか。」
ファ「カミーユ?生きてるんでしょ?カミーユ?返事をして!カミーユ!」
クワトロ「ファが来たか。ふむ、いかんな。」
ファ「ああっ、ああっ…」
カミーユ「暑っ苦しいなあ、ここォ?……うーん、出られないのかなあ?……おーい、だしてくださいよう、ねえ?」
ファ「カミーユ!!」
クワトロ「カミーユ!外に出てしまったか。いかんな。」
ファ「ああ!カミーユーーーーっ!!」
クワトロ「ふむ。星の鼓動は愛、完」
まとまった自由な休みに一気に作り上げました。やっぱZガンダムの完全変形は難易度が高いです。アンテナだけ、可変時にちょい差し替えしますー。ご容赦ください。
コメント
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クリアパーツは固いんで加工が難儀だったとは思いますが、よくぞやってくれました😆👍
完全可変のこだわりとゼータ好きの愛がしっかり形に残って室長の記念な秀作になったのではないでしょうか!
個人的にも旧HGゼータの方がプロポーションが好みなので満足です♪
コメントありがとうございます!
クリアパーツだったんで、割れちゃったりしない様に気をつけました。前回のHG ZガンダムはFA脱着も組み込んで弄りづらくなったのもあったので、シンプルに可変だけを楽しめる作品になったと思います〜っ
クリアーZの完全変形!
流石です😍
コメントありがとうございます!
ありがとうございます
キットによって、可変機構を変えていかなきゃいけなかったので、思ってたより大変でした〜っ
サイコフレームはクリアパーツで作られる、ならば。
クリアパーツはサイコフレームである! すごいせっとくりょくだ(*゚Д゚*)
クリアだからどう変形してるかわかりやすいかと思えば、やっぱり複雑!あちこちパーツが移動するのパナイっす!
ちょいちょいカミーユに気遣われる室長もツボでした(ノ∀`)
コメントありがとうございます!
クリアパーツ=サイコフレーム説
ガンダム界の常識(?)ですからっ
せっとくりょくはバツグンだ!
前にも似た様な改造したしー、と思ったら、めっちゃ複雑に…!
Zガンダムの可変は舐めちゃアカンでした。(´ω`;)
カミーユは劇場版を通してちょっと大人になってましたw
クリアの外装を綺麗に残したままの完全変形!oyzさんの可変MSはもう毎回凄すぎてよく分かんないんですが、今回も凄すぎるということはよく分かりました😆
あと、シドレ曹長〜🤣
コメントありがとうございます
写真撮って文章におこして思ったんですけどー。やっぱ可変機構よくわかんないですよね。
自分でもコレ見てもわかんない気がしますー。(´ω`;)
そうそうシドレ曹長w
なんか記憶にあった様な無かった様なw
フォース“GUNSTARDOM”可変開発室 室長。
可変機が大好き!作品毎にストーリーを書きます。最近小説みたいになってガンプラの写真が挿絵の様になってます。
嫁がガンプラアンチでナイショで深夜のみで制作。なので塗装は筆です。(´・ω・`)
oyz (オイズ) 可変開発室長さんがお薦めする作品
すーぱーるなまりあ
すーぱーはまーん様
オイズッガイ
SD⇄リアル ストライクガンダム
クルーゼ隊のコロニー強襲から辛くも逃れたアークエンジェルだっ…
μガンダム
宇宙世紀0093年。シャア・アズナブルは新生ネオ・ジオン軍を…
マゼンダさん考案方式 可変ガンダム
どーも、こんにちは!可変開発室のoyzです! 今回は、“可変…
可変検証試作型サザビー
宇宙世紀0093年。シャア・アズナブルは新生ネオ・ジオン軍を…