決して一人にはさせないから

　球状シェルユニットの力で範囲内のガンド技術を使った対象を自由に操れるイメージです。大人は青パーメットになれないという脳内設定で本体は球状シェルユニットを守る機能のみ付いています。プロローグをみて、最初からビットとそのジャック兵器が登場する復讐ものであることから、ビットのインフレの行きつく先として進撃の巨人の地ならしのようなものを想像したのでフォトルームで簡単につくってみました。量産型ｶﾞﾝﾀﾞﾑはジャンクのアスタロトをほぼ組み換えただけのものです。

　後継機・改修機の強化イメージとして考えられる「武器が増える・大型化する」「シルエットが上向きになる・尖る」といったものの逆をいくようなデザインを意識しました。武装はガンビットのみです。球状シェルユニットの発光部は釣り用ホロシールにガイア蛍光ブルー→水性ホビークリア→アクリジョンブラックでクラック模様をつくり上からUVレジンでコートしました。

　かかとのシールドはダリルバルデのアンビカー、各部位に追加されたパーツは大体GP01Fbのものです。前回つくったSDエアリアルの腿の着想から腿の装甲を前開きに、膝のバーニアカバーに接着してるので連動して開閉が可能。腿のフレームにはSDエアリアルで余ったパーメットを内蔵しました。腿の付け根にはリード線をつけ球状シェルユニットと接続、有袋類っぽさも意識しました。マスクはエルノラのヘアバンドの意匠も入れ、30mmシエルノヴァのものにジャンクの顔の頬などをつけて作りました。ルブリスの口は口元だけ見えるとちょっとアルカイックスマイルっぽく見えますね。

　メインカラーは当初灰色か紫系を考えていたのですが、悪役を連想させる要素や記号を必要以上に入れなくてもいいのかなと作っていくうちに思えてきました。ルブリスのピンクは闘う変身ヒロインのような可憐な色で、これをエルノラのパーソナルカラーと捉えてこれに反しないような色を入れました。もともと二つのドレスが抱き合ってるようなドレスの写真をみて、エアリアルとルブリスの前後アシメ合体を考えていたので背中にその名残があります。使用塗料は水性ホビーの水星の魔女用各種、レイ専用機パープル、マスク部はミスターカラーのネイビーブルー、バーニアがGXブルーゴールドとシャインシルバーにガイアの蛍光ブルーを使いました。

　明らかに配色パターンが違う装備をつけると、継承したのかな、奪ったのかなと見た目からストーリーを想像させるような表現ができますね。

　シャディクみたいなのを完膚なきまでに叩き潰してくれると大ボスっぽいです。

　デミトレーナーはデリングが乗ってるものとして撮りました。こういうドローン戦争っぽい事態になったらデリングも駆り立てられるように出撃しそうな気がします。デリングはサリウスの元部下だからもし乗るとしたらグラスレーのMSかな。ハインドリーとかで無双したら急にハインドリーが売れそうですね。

　でも結局…

「大丈夫だから…」

　プロスペラは個人的に好きなキャラなので、EDの君よ気高くあれの歌詞をエルノラがプロスペラに変わるまでの歌詞と解釈し、人物像や思惑を色々妄想しながら作りました。仮面をつけている理由は素性を隠すためやガンド関連かもしれませんが、一番の理由は目的の過程でくじけてすぐ泣いてしまう弱い顔を隠して消すためなのかなあ、と想像。今回蛍光塗料にも初挑戦しました。熊？の絵はMGドムのモノアイのデカールを切り取って作りましたが、へたくそなので切り取りラインがギザギザに🐻

　土壇場で青パーメットに到達するも、言葉や感情が直に伝わったことで球状シェルユニットが母のことを思って自ら動き出してしまう…というストーリーラインを考えながら作りました。現行放送作品は好き放題妄想しながら作れるのがいいですね。プロスペラはエルノラを自称する別人の可能性もまだあるわけですが…

　各センサー部分にはダイソーの装飾テープを貼りました。粘着力が弱く目の部分は擦りすぎてテカりが少しはげてしまったのですが、写真で見たら涙で目が澱んでるような表現にもなってて丁度よかったかもしれません。PCの場合、マウスホイールで写真をクリックして別タブで開くと目を拡大して見れたりします。

おまけ

　シールドはゆりかごの足のようになり、実際にちょっと揺らすことができます。ダリルバルデのアンビカーは表現力が高くて何個でも欲しくなるパーツですね。

　とりあえず水星コン間に合ってよかった！

追記：ツイッターアカウントを作ったので、本投稿に入れられなかった分の写真を載せました。こっちをガンスタに載せればよかったかなというのもあって、写真の構図は考え始めるとなかなか沼ですね…