アナログ登場機を旧HGUCギャンで再現してみました。
「MS-17R ガルバルディα 高機動型」はWeb媒体である「アナハイム・ラボラトリー・ログ(通称:アナログ)」に登場するジオン系のMSです。
(このMSの登場回は公式Webサイトで無償で読むことができます)
「あの」トップクラスにユニークな顔を持つ「ガルバルディα」の強化型だそう。
去年(2022年)田舎町に出張で訪れたときに、地元のリサイクルショップに行ってみたら、旧HGUCギャンが2個で1000円くらいで売っていたので迷わず購入。
宿泊先のホテルで、その赤バンダイのボロボロの箱を開けてみると、底面にキャンペーン情報が印刷してあって、どうやら1999年の発売当時の個体だったよう。
が、さすがに箱はズタボロでうちに持ち帰りたくない、ということでホテルで2機ともパチ組み。
その数か月後に、A.O.Z登場の「ガルバルディβ 高機動型」を作ろうとネットでいろいろ調べていたら、やたらと「β」ではなく「α」の高機動型の情報が目につきました。
それまであまり意識したMSではありませんでしたが、おもしろ顔のガルバルディαながら、足から飛び出していかにも高出力っぽいスラスターとか、「素」のガルバルディαと違って、ギャンのシールドを装備しているところとか、これは立体化すると面白そうだな、そうだ、あの旧HGUCギャンの1機で作ろう、と。
旧HGUCギャンをベースに、HGUCシーマ様用ゲルググ・マリーネのパーツを一部使いながら、あちこち改造。
最大の特徴であるおもしろ顔は、当初はゲルググ・マリーネの頭で作るつもりでした。ちょっと上下方向に延長して。
が、大きさ感がまったく異なるため断念。けっきょく、ギャンの頭をベースに作成。全体的にまるっとするように削って、プラ板やパテでスリットなど再現。そこにゲルググ・マリーネの頭から切り離したブタ鼻や耳(?)やパイプを取り付け。
また、アナログ掲載機にはないアンテナを取り付けてみました。マイナー機ながら、少し前にゲーム作品に登場したようで、そのときのカッコいいデザイン画の機体にアンテナが付いていたので真似てみました。。。
肩回りはギャンをベースにプラ板でそれっぽく。
腕周りはゲルググ・マリーネから流用。
ビームライフルは設定通りにゲルググ・イェーガーから流用。
バックパックは設定画を見ながら、ジャンクパーツやサードパーティのディティールアップパーツでそれっぽく再現してみました。
ヒザやスネもプラ板で加工。
飛び出していかにも高出力っぽいスラスターまわりはジャンクパーツやサードパーティのディティールアップパーツでそれっぽく再現。
パイプはいつものように裁縫用のゴムひも。
スリッパまわりはギャンのままだとどっしり感が足りないと感じたので、プラ板を貼り付けて一回り大きく加工してます。
シールドだけでなく、ギャンのビームサーベルも装備しているという設定だそう。
シールドはギャンですが、本体の旧HGUCギャンのものではなく、リバイブギャンのものを使ってます。同じギャンシールドがそのうち2つ必要な気がしたので。。。(は?)
胸周りや腰回りはプラ板などでそれっぽく加工。
いつものように水性ホビーカラーで筆塗り全塗装。水彩絵の具で墨入れして、デカール貼って艶消しトップコートで仕上げ。
グレーはカプール風を作ったときに調色した青っぽい灰色。青は「H56ミディアムブルー」。
デカールはロボデカール。
この作品を作るきっかけとなった、高機動型ガルバルディβとパシャリ。
ちなみに。。。
ジオンが「ガルバルディ(後の同α)」を開発してアクシズが改良したのが「高機動型ガルバルディα」。
ガルバルディを連邦が接収してティターンズが改良したのが「同β」で、さらに改良したのが「高機動型ガルバルディβ」。
ルーツは同じだけど直接の関連はない、とのこと。ややこしいですね。
ガルバルディβ高機動型 風
https://gumpla.jp/hg/1231558
「片割れ」の、もう1機のギャンとパシャリ。相方は別人に変身してしまいました。。。
パチ組みHGUCゲルググとパシャリ。
どうやら、昔からの設定情報としては、ギャンとゲルググで開発コンペとなって、ビーム兵器が使えるゲルググが勝利、量産化されることに。が、ゲルググをベースにギャンの特異性をプラスして開発したのがガルバルディα、だとか。
そういうわけで、ガルバルディαはゲルググベースという説があるわけですが、それとは別に機体そのものはギャンがベース、という説もあるとかないとか。
ちなみに十数年前に「ZEONOGRAPHY」というフィギュアのシリーズからガルバルディαが立体化されていますが、あれはゲルググとコンパチだったようです。
で、我が家のガルバルディ系でぱしゃり。こうして並べてみてみると、私はガルバルディαはギャンがベースという説を推したいですね。
アナハイム・ラボラトリー・ログ(アナログ)登場MS群でパシャリ。
高機動型ガルバルディαは、ペイルライダーDIIやジム・スナイパーIIと交戦した、というストーリーのようです。
ペイルライダーDII 風
https://gumpla.jp/hg/743863
メタスX-1 風
https://gumpla.jp/old/1171502
旧HGUCギャンで再現した、「アナハイム・ラボラトリー・ログ」登場の「MS-17R ガルバルディα 高機動型」風、でした。
ネットをざっと見たところでは、他に作例がない、かなりのマイナーMSだと思いますが、いかがでしょうか。
旧HGUCギャンで再現した、「アナハイム・ラボラトリー・ログ」登場の「MS-17R ガルバルディα 高機動型」風、です。
コメント
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私も2年ほど前に旧HGUCギャンをベースにガルバルディαを製作しましたが、さらにマニアックな本機を製作されるとはさすがですね(実は自分もネットで資料を漁っている際に「高機動型ガルバルディα」という機体を知ったのですが、形状が複雑すぎるために今回は当初の予定通りノーマルなガルバルディαにしました)!
ゲルググ・マリーネからパーツを流用して改造しているところも私と同じで、非常に親近感を覚えます。
お見事な再現度ですね!!
お久しぶりです!また、おほめいただきありがとうございます!
お疲れ様でした。 『ガルバルデイ α 高機動型』初見です。『α』にバリエーションが有ったとは驚きです😲 そして、あの『面白顔』を再現される技術の高さ、何時もながら感嘆と賞賛に値いたします。また一つMSの知識が増えました。ありがとうございます😔
コメントありがとうございます。まだまだ知らないMSがいっぱいあって楽しいですね。
ギャンをベースとは仰るも、半分以上スクラッチですね。ナイスです。
コメントありがとうございます。肩以外はギャンっぽさがなくなりましたw
MS-14BRの脚部と同じ構造の機体があったなんて知らなかったです
検索したらバトオペ2で登場していたなんて
バトオペ2はマニアック機体が豊富ですね〜
資料としてドム・ノーミーデスのとき、さんざん舐め回しました
コメントありがとうございます。バトオペ2はホント、マニアック機体の採用が多いですよね。そしてデザイン画がどれもカッコいい!
オリジナルの設定画は、プロポーション的に、どっちかというとゲルググぽさが強めだけど、このアレンジは、ヅダぽさが感じられて、ギャン、というかツィマットの系譜感出てますね。
ギャンも、HG化以前、ファーストアニメや旧キットでは肉肉しくて、設定画のシルエットでもギャン系譜感はある、とも捉えられますが、現時点でのイメージで言えば、ゲルググよりもスリムな印象だし。
>同じギャンシールドがそのうち2つ必要な気がしたので。。。(は?)
(笑)
コメントありがとうございます。ガルバルディのαとβの「間」にもう一種存在する、といった情報もありますが、それがゲルググよりなのか、ギャンよりなのか、気になるところです。。。ギャンシールド2つ、どうするんでしょうね(笑)
1/144の宇宙世紀ものガンプラオンリーな福岡在住の筆塗派モデラーです。1980年に初代RX-78を作ってから、製作スキルも塗装スキルも進歩がありません。最近は1/144でモデル化されていないMSを作ることにハマってます。HG、FG、EG、旧キットは作るのにRGは作らないおかしなポリシーでやってます。
ガンスタさんへの初投稿は2021年6月。
総いいね数が2022年4月に10,000を、2023年1月に20,000を、2023年8月に30,000を、2024年2月に40,000を、2024年8月に50,000を超えました。
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