HGアッガイの制作記録
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幾多の積みプラを差し置いて、割りと最近入手したアッガイに着手します。
https://gumpla.jp/story/1469414
◯◯風にしようとか、こんなカラーリングにしようとか、あそこを改造しようとか、何かやりたいことが思い付いたキットから取り掛かるんですが、百式とかゼータとかアッザムとか、何も思い付かないんでずっと積んだままです。
このように一応のゴールを定めてから作るのは、そうしないと永遠に完成しないことが分かっているからです。作りながらどうしようか考えて、行き詰まって他のキットに手を出す…ということは子供の時に散々繰り返したので、そこは大人になったと言いますか。
で、なぜアッガイを作る気になったかというと、脚が丸いのが気に食わなかったんですけど、丸くなってる理由に気付いたからです。これ、バリエーションでベアッガイを出す前提で設計したから、脚が丸いんですよ。証拠があるわけじゃないけど、それしか考えられない。そう思うと、なんか腹が立ってきて。別に企画モノやるのはいいんですよ。大いにやればいいです。でも元キットの方がバリエーションに寄せていくのは本末転倒でしょう。(Zプラスの脛の分割もそうです。あれ、アムロ機の塗り分けのために不自然な分割線を足しましたよね。)
というわけで、
ワシがちゃんと脚の四角いアッガイを作ったろやないかいワレ、
と思ったわけです。もしかして単に私の妄想、言い掛かりに過ぎないのかもしれませんが、この際製作の動機になれば別に何でもいいんです。
で、ジムキャノンのサフの乾燥待ちの間に、サクっとパチ組みするつもりが、ダボ処理もやってたら結構時間が掛かりました。組んでみたら脚以外にも、というか全身気になる箇所が出てきました。長くなりましたので、続きはまた書きます。
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脚が丸いこと以外に気になったこと。
肘、膝、足首の関節の露出が大き過ぎ。可動域確保のためでしょうが、私の場合、自然な立ち姿になればよいので、可動を犠牲にしてでも修正したいです。
腹のモールドが丸っこい。これもベアッガイに寄せた?その上のよだれ掛け状のパーツも薄くてイメージと違う。
頭が丸すぎる。もうちょっと平坦なラインにしたい。けど、内部パーツもあるから削り込みは無理か…。ここは諦めるか。(大人になって分かったことのひとつ、完成させるためには妥協が必要。完成しちゃえば気にならなくなる。というか忘れる。)
首が長くて頭が胴体にフィットしてない。これも可動優先か。そして設計ミスなのか、頭と首のボールジョイントが嵌まらない。届かない。首が長く見えるのはそのせいか。ということは、ちゃんと嵌まるように直せば、首の長さも解消される?
そしてABS。普通に合わせ目消せるの?塗装は?
私の中のアッガイの正解は、設定画でもアニメのイメージでもなく、実は「小田さんのアッガイ」なんですよね。あれが本物のアッガイ。小学生のころずっと見てたから、刷り込みになっちゃってます。
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削っても削っても進まん…。この片脚の、写真の角度しかやってないのに、飽きてきた…。やっぱり瞬間パテは粉を混ぜないと硬いな。
でも下に延ばしても、可動に影響が無いのが分かったのはよかった。じゃあ最初からあんなに関節を露出させる必要無かったんじゃないのか?
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0.3㎜プラ板で囲みました。
元々はエッジのガイドとして三角プラ棒を貼り、瞬間パテで面を繋いでいたのですが、繋ぎ目を消して、平坦な面になるまで削り込む作業が、思いのほか大変だったので。
それと、平坦になってるか確認するためにサフを吹く必要がありますが、そうすると延長部分が判らなくなって、もう一方の作業をする時に参照できなくなるからです。だったらプラ板で一旦平坦にしてから、削り込んでアールを付けた方が確実で楽だろうと。可動に干渉するところも後から削ればいいわけですから。0.3㎜ならフォルムに違和感も出ませんし。
ポリパテを盛って削り込むやり方のほうが一般的かもしれませんが、気泡が苦手なんですよね。削って出てきた気泡を埋めるのに、またパテを塗って削って…そしたらまた別のところから気泡が出てきて…。
両脚を同時に作業しないのは、工作方法に自信が無かったからで、こうして片方で試行錯誤した分、もう片方はスムーズにできる…はずなのですが…。
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ジムキャノンが終わったので、アッガイを再開します。
やっと右のスネを加工し終わりました。たぶん段差だらけだとは思いますが、溶きパテを塗りたい気持ちを抑えて、次からは太ももに着手します。そして右脚が一通りできたら、それをトレースするように左脚も工作するつもりです。
でももう飽きてきた…。気晴らしにまた旧キットに手を着けましょうかね。ところで、ジムキャノンの方に沢山の評価をいただいております。ありがたい限りです。おそらくブラウブロを抜いて、自己最多イイネになりそうです。でも今回のジムキャノンは自分ではサクっと出来た感覚なので、なんか不思議な気分ですね。労力と評価は比例するわけじゃないんですよね。センチネルジムやビグザムより上なのか…。
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ようやく両足の加工が終わりました。盛って、貼って、削って…を腿、脛、爪先で繰り返しました。
多分段差がいっぱい残っているでしょうが、飽きたので他のパーツに移ります。腹のモールドを四角くしましょうか。腕もなんか丸っこいんだよなあ。
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腹のモールドの角が丸まっているので、瞬間パテで埋めて削って、角を出しました。
こういう地味でめんどくさい作業をしている最中は、色んな考えがよぎりますね。そんなの誰も見てねえよ。いや俺が見てる。そもそも模型なんて自己満足の為のものだ。じゃあ俺がもういいやと思えばやめていいのか。いいに決まってるだろ。
うう、いかん。模型から離れる時間も必要だな…。
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(1枚目)よだれ掛け状のパーツの厚みを増し、肘関節の露出を減らしつつ、上腕の丸みを無くすように成形しました。前腕もできるだけ削り込んで、モコモコ感を無くしたいところです。
(2枚目)よだれ掛けは0.5㎜プラ板をパーツに直接ヒートプレスしましたが、前面の厚みが足りなかったので、さらに0.5㎜を貼って瞬間パテで面を繋ぎました。最初は1㎜板でヒートプレスしたんですが、上手く密着させることができませんでした。
(3枚目)ほぼ全身、手を掛けてますね。私、現行キットでここまで改造するのは多分初めてです。あとは頭も丸みが強調され過ぎてるので、削り込みたいのですが、クリアパーツを使わなければ、裏打ちして削れるでしょうかね。
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大まかな工作が一通り終わりました。
最初は脚を四角くしたらOKでしょ位に思ってたのが、ほぼ全身手を付けることになりました。脚を四角くしても違和感が残っていたのですが、設定画や小田アッガイと比較した結果、違和感の正体が肩というか、腕の付け根が低いことだと気付きました。しかし付け根自体を上に移動させるのは構造上、大変です。
そこで肩口をボリュームアップすることで、付け根が上がったように見えればと思ったのですが、どうでしょう。自分ではかなり効果があったと思うのですが。
頭の丸みが強調され過ぎているので、一番盛り上がっている所を、裏打ちがわずかに見えるぐらいまで削り込んでみたのですが、労力に見合う効果が得られそうにないので、ここで止めておきます。
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(1枚目)モナカ割りのフレームの合わせ目を消しますが、膝と脛の後ハメができません。段落ちモールドにするにしても、ど真ん中に溝が見えるのは「いかにも」なので、分割箇所をずらして段落ち処理しました。外装パーツを延長したので実際にはほとんど見えないので、見える所だけずらして、その反対側にも分割線を彫りました。
(2枚目)バックパックのダクトのモールドがヌルかったので、削り落としてリブ付きプラ板を貼り付けました。またノズルがお碗型だったので、プラパイプの組み合わせで設定画通りに筒状にしました。
(3枚目)噴射口には「砂漠の駐屯地グフ」の為に買って、他に使い途が無いと思われた、コトブキヤのガトリングが入っています。
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外装パーツにサフを吹き、表面チェックしました。ある程度は覚悟していましたが、想像以上にガタガタでした。
ガイアノーツの瞬間カラーパテにアルテコの粉を混ぜて盛り付けて、硬化促進スプレーで硬化させているのですが、粉の量が悪いのか、盛り付け過ぎなのか、促進スプレーをかけると、少し発泡することがあります。それはつまり気泡ができるということで、またそうなると若干カリカリとした感触になって、プラとの硬さの違いから段差ができやすいのです。
その気泡と段差を同じ方法で埋めてもしょうがないので、今度は促進スプレーを使わずに瞬間パテだけで埋めました。促進スプレーを使わないと、半日経っても少し柔らかいのですが、ヤスリ掛けは普通にできました。
普通の瞬着だと、硬くてヤスると余計に段差ができます。ラッカーパテでもいいのですが、臭いとヒケがね…。それと色んな素材が混ざり過ぎるのもよくないでしょうし。こうしていつも工作方法を模索しているので、なかなか完成しないんですよね。
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ディテール追加の工作に入りました。いわゆる「情報量を増やす」作業はいつもはやらないんですが、ひとつひとつの面が大きいメカなので、さすがにそのままでは寂しいと思いまして。スネも四角くしたことで、大きな面ができたので、スジボリでもやってみましょうかね。
爪の削り込みは内側だけです。外側はパーティングラインを消しただけで、先端も尖らせたりしてません。ピンピンに尖らせるのが定番工作なんでしょうが、私はあまり好きじゃないんですよね。
スパイクアーマーとかもそうですけど、尖らせた方がオモチャっぽく感じるんです。実際に先端を尖らせたパーツとか、デザインナイフの先端とか、尖ってる方が破損しやすいですよね?それは未来の合金で出来たモビルスーツでも同じはずだと思うんですよ。使う度に先っちょがポキポキ折れてちゃダメでしょ。
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ディテールアップは控え目にしておきます。あまりやり過ぎるとセンスの無さを露呈しますから。あ、スネの内側がちょっと淋しいかも。それとモノアイが手付かずだった。
カラーリングはノーマルに塗ります。茶色とサンドイエローを入れ替えたら…と思い付いて、シュミレーションしてみたんですが、なんか安っぽい感じだったのでボツです。
ABSはアクリジョンなら問題無く塗れると知ったので、ベースグレーを用意しました。アクリジョン、使ったことないんですけど、他の塗料との使い分けがいまいち分からないんですよね。
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サフを吹く前に、パーツ洗浄しました。超音波洗浄機は以前から持っていたもので、私のもうひとつの趣味であるレコード収集のために買ったものです。3000円ぐらいだったと思います。いつもは歯ブラシでこすって、エアダスターを吹きかけて済ますのですが、今回は粉が色んなところに付着してそうだったので、ちゃんと洗っておこうと。
なぜ今まで洗浄機を使わなかったというと、ちゃんと水気が取れるのか、特にパーツの中に入った水が取れるのか不安だからです。今回はどのパーツも単純な形で水が溜まる心配が無かったのですが、唯一胴体には水が溜まったので、完成したら見えなくなるところに穴を開けて水を抜きました。
話は全然変わるのですが、私、ビルドシリーズというものをよく知らなくて、先日ウィキペディアで見て、ようやく概要を知ったんですよ。それでなるほどと合点がいったんですね。20メートルの「本物」を縮小して再現するのではなく、ガンプラそのものが1/1スケールの「本物」なんですね。そういう世界線(って言葉、使い方合ってます?)では、機体のあちこちに3㎜径の穴が開いてても、プラの約1㎜の断面が剥き出しになってても、不自然なことではない訳ですね。なんだか納得したというか、腑に落ちました。
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クレオスの茶色サフを吹いたのですが、瞬間接着パテを使った箇所に細かい気泡が現れました。指で触っただけでは分からない細かさです。この細かさならヒケの心配は要らなさそうなので、溶きパテで埋めようと思います。
ただ気になるのは、瞬間パテを使った箇所のほぼ全てに気泡があり、最初のグレーサフの時には気付かなかったことです。単に見落としていたのが、茶色サフでよく目立ったということなら、まだいいんです。でもこんなことは初めてなのです。
もしかして超音波洗浄で気泡に詰まっていた粉が出てきたのでしょうか。今までは、気泡に詰まっていた粉が、サフや塗料で結果的に固められていたということでしょうか。もしそうだとしたら、色々考え直さなければいけませんね…。
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写真はアッガイの肩口で、ガイアノーツの瞬間カラーパテを盛り付けて成形したものです。
超音波洗浄のあと、茶色サフを吹くと、瞬間パテを使った箇所のほぼ全てに細かい気泡ができていました。なので溶きパテを塗ってヤスリがけしたのですが、心配していたとおり、ヤスリがけによって更に気泡が表出してしまいました。
溶きパテによる修正は無理と分かったので、サラサラタイプの瞬間接着材を塗って表面を固めてから、ヤスリがけしました。
この気泡が出る現象についてググってみたら、ありました。瞬間パテの劣化が原因のようですが、パウダーを混ぜると劣化に関係なく気泡のリスクはあるようです。
https://roro-ru.com/cyanon-paste
https://promodeler.net/2020/01/25/mr-syunnkannseccyakupate/#index_id2
対処法として瞬着を塗るのも正解でした。瞬間カラーパテはまだ1/3ぐらい残ってて、もったいないので瞬着を塗るのを忘れずに使っていこうと思います。という訳で、やっとゴールが見えてきたかと思ったら、まだまだだったという話でした。
余談。ゼータプラスのver.Kaが出ないかなあというコメントを見てズッコケました。ああ、そうなんだなあ、そういう時代なんだなあ…。(遠い目)
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瞬間カラーパテに出来た微細な気泡と、ずっと悪戦苦闘していましたが、完全に消すことを遂に断念しました。
気泡を埋めるために低粘土瞬着、溶きパテ、普通のラッカーパテを試しましたが、どれも完全には埋まりませんでした。穴が小さ過ぎてパテが入り込まないのかもしれません。また埋まったとしても、ヤスることで別の気泡が表出しているのかもしれません。とにかくこれ以上やっても同じか、悪化する可能性もあるので、あとは塗装でなんとかごまかせないかと。そもそも写真では分からないような細かい気泡なんですけど。
こうしてサフ状態でも組んでしまえば、気泡のことなんか気にならなくなります。なかなか可愛くないアッガイになってきたんじゃないでしょうか。やっと塗装に入れます。今回はオーソドックスに塗りますよ。
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うぅっ…、イメージと違うっ!
黄色味が強すぎる。これはゴッグの色だわ…。基本色は缶スプレー(というかラッカー)で済ませたいから、また買って来ないと。タミヤのフラットフレッシュかなあ…。
(追記)
この時はタミヤのライトブラウンだったのか。でもスプレーで無いのか…。んー。
https://gumpla.jp/other/1242399
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外装のメインカラーの缶スプレー塗装が終わり、筆塗りパートに入りました。
ABSの関節パーツはアクリジョンのベースグレーを瓶から直で塗りました。1回塗りだけで筆ムラも少し残っていますが、ほとんど見えないのでOKです。アクリジョンは隠蔽力もすごいですが、マット具合もすごいですね。タミヤアクリル以上ですね。墨入れが難しそうです。
手やランドセルのグレーはタミヤアクリルです。グレー1色ではなく、できるだけ多くの色を使いたいので、なかなか終わりません。ゴッグのランドセルもついでに塗りました。
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苦手なデカール貼りです。まだまだこれからですが、ディテール増やした分、デカールも頑張ろうと思います。02は小田アッガイのオマージュです。セリアの綿棒は使えますね。置いてる店が少ないので、見つけたら確保です。
https://gumpla.jp/hg/1457558 @simonwiesenthal This post should be deprecated.Shame on you.HAJIWOSHIRE.
コメント
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スタイル改修が素晴らしいので雰囲気出てますね!アッガイ積みプラしてるので参考にさせて頂きます!ありがとうございます!
かわいくないアッガイを作るなら参考になる…かどうか分かりませんけど、ありがとうございます。
兵器感マシマシのアッガイ
たまりませんっ!
リアルグレードのようです。
ありがとうございます
ありがとうございます。「かわいい」要素を減らして、機械らしさを強調したかったので、本当に嬉しいコメントです。
徹底改修されたアッガイ、素晴らしいですね☺️
自分は設定画などに忠実にリアルを追求する自信がなく、自分なりの格好良さとか妄想メインで作成しています。
その反動か、こういったリアルで素の魅力を活かした作品にとても惹かれます(zaku-kao6)
自分なりの理想を追求する自由があるのが、ガンプラの魅力ですよね!
ありがとうございます。徹底改修というより、気付いたらこんなことになってしまったという感じですねえ。改修を諦めた箇所や、工作し忘れた箇所もありますし。
でもここまでやれたという満足感もありますね。
アラフィフ出戻りモデラーです。小学生の時にHOW TO BUILD GUNDAMの、中高生でセンチネルの洗礼を受けました。
ずっとたまにパチ組みするだけでしたが、コロナを機に本格復帰しました。リビングモデラーなので基本水性筆塗り&ベランダで缶スプレーです。
過去作ばかり投稿していましたが、尽きてきたので投稿ペースが落ちています。
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