HGUC No.234 MS-06S シャア専用ザクII

HGUC シャア専用ザクIIを成形色仕上げ＋αで作ってみました。シャア専用ザクは本当にイメージが難しい機体で旧HGUCも作ったのですが・・・正直言ってイメージ通りではなく、それで汚しで誤魔化しました。このリバイブ版が出た時に「かっちょええ・・・」と思うのですが旧HGUCのを作ったばっかでしたからとりあえずは保留とし、パチ組みしたまま放置してました。月日は流れ、すっかりこのザクの存在は忘れていましたが・・・ツイッター上で俺達の一年戦争というイベントがあり、オラザクも終わりましたから参加することを決めるのですが前作のV2アサルトバスターガンダムに手間が掛かりすぎて、期日まで２週間切ってしまい、参加するのをツイッター上で呟いた為に後には引けず、なるべく手間の掛からないのを選ぶ事にしました。ジム・コマンドやザクII改は合わせ目消しまで終わっていたのですが・・・塗分けがかなり手間が掛かるのわかっていたので手間が掛からなそうな、このシャアザクをチョイスする事にするのです(笑)。

塗装箇所とカラーレシピ

武器、腕シールド裏等グレー→(クレオス)新ガンダムカラーMSグレージオン系

各部バーニア外部→(ガイア)フレームメタリック(2)

ヒートホーク本体→(クレオス)新ガンダムカラーMSパープル

ヒートホーク刃部→(ガイア)ブレードシルバー

メタリック以外の部分は(クレオス)Mr.カラーGXスーパースムースクリアーを吹き付けております。

デカールはRG 1/144 シャア専用ザクのを中心にHGシナンジュ、余っている白系の市販のコーションデカールを満遍なく貼っていき、ジオノグラフィー風にしました。モノアイとバズーカとザクマシンガンのセンサー部は定番のクリアー化で裏にラビーを貼っています。 

量産型ザクも組んでいたので合わせ目が少ない事は最初から承知でこれは時間短縮になりました。消したのは武器と前腕だけで肩や足の合わせ目はタガネで彫り込み、なるべくモールド状にしています。ショルダーアーマーに合わせ目が無いのは大変ありがたく、三日ほどで表面処理が終わりました・・・V2アサルトバスターは一週間も掛かりましたからえらい違いです(笑)。塗装はシールド裏と武器、バーニアやヒートホークはエアブラシ、細部のグレーは筆塗りでチャチャとやっていくのですが・・・足裏やヒートホークのマスキングは中々大変で円形のマスキングテープや曲面用のを使って失敗しないようにしました。しかし、武器が物足らない気がしたので旧HGUCに付いてましたMMP-78マシンガンも時間内のに作って、持たせられる様に手を削っています。

今回のテーマは清潔感とスタイリッシュさを出す事なのでいつも墨入れはメカ感を出したいので本体色が赤でもダークグレーを使う事が多いのですが・・・ここは定番のブラウン系を使い、なるべくしつこさを出さないようにしました。ただ、動力パイプの境目は墨入れですと塗料が残りにくいのでラッカーもグレーで筆塗りし、はみ出した所をシンナーを付けた綿棒で落としています。時間は無かったのですが墨入れ塗料をなるべく丁寧に落として、いよいよ最大の難所のデカール貼りをやるのです(笑)。

デカールはRGのシャアザクで説明書と前に作りました量産型ザクを参考に貼っていくのですが・・・もう在庫がないデザインのも結構あるのでなるべく似たようなデザインのを貼り、誤魔化しています(汗)。ただ幸いだったのは有名なシャア専用ですから(笑)マーキングと機体番号のだけは結構あるのでいつもよりは早く貼る事ができます・・・市販デカールで機体番号を貼るのは大変なので。それでも三日ほどデカール貼りに掛かり、仕事が終わった次の日の木曜の夜に艶消しクリアーを吹きました・・・終わったのは０時過ぎで次の日は仕事してる最中も眠くて仕方なかったです(笑)。翌日に組んで仕上げをし、十日ほどで何とか完成して撮影も間に合いました。

最後は説明書と。

旧HGUCとは違いスタイリッシュなシャア専用ザクは可動範囲、組み易さ共に大変素晴らしく、ショルダーアーマーは一体成型ですし足もほぼ分割線がモールドになってますからゲート跡やパーティラインを処理するだけなので接着の際の白化を気にする事なく楽に進み、デカールを貼りましても今回も10日も掛からずに完成してしまいました。特にランドセルの造形は必見で旧HGUCと違い、ちゃんとバーニアもディテールも入っていて、シンプルながらも通常の三倍感がありました(笑)。モールドが沢山入って組みやすいオリジン版もカッコいいですが、新HGUCもプレーンでスタンダードなキットながらも良く動いてスタイルの良いシャア専用ザクが誰でも作れてしまうので見つけましたら購入する事をお勧めします。とにかくキットに助けられ、ホッとしながら出来の良さを改めて再確認するのでした。

ご覧して頂きありがとうございました。

武器はきちんと作り、時間無いにもかかわらずMMP-78マシンガンまで作ってしまいました(笑)。

ザク・バズーカを持たせて。シャアザクにもやはり似合います。

MMP-78マシンガンも持たせても全く違和感無かったです。

特にランドセルの造形は唸る出来の良さです。

足裏はマスキングして塗分けました。

動くは動きますが・・・クリアー吹いたからガチガチです(汗)。

例の通常の三倍の速さのポーズ(笑)。

足の設置も良く、本当に素晴らしいザクのキットだと思います。