HGUC No.27 MS-09F ドムトローペン サンドブラウンです。
HGUC ドムトローペン サンドブラウンを作ってみました。最近、在庫を整理する機会があり片づけていたのですが・・・20年以上前に作った物が沢山出てきました(良く言えば物持ちが良い、悪く言えば捨てられないのです)。当時はエアブラシやコンプレッサーは持ってないからラッカーの筆塗りに缶スプレーのクリアーコーティングでデカールも殆ど貼らない(というか当時はガンダムデカールはまだ無く、今ほど良いデザインのデカールもありませんでした)墨入れがガンマカでかなり太い線なのですが結構頑張って作った感じはしてました(笑)。見てみますと・・・幾つかのキットはリベイク出来そうなので今回はその最初としてドムトローペン サンドブラウンをチョイスしてデカールを貼ってウェザリングを施し、今の自分の作品に加えようと思います。ただ、下塗りにラッカーを使ってますから細部塗装に今回は水性塗料を使ってみる事にしました。
塗装箇所とカラーレシピ
本体ブラウン部→(クレオス)旧ガンダムカラーブラウン3
腕部、脚部等→(クレオス)旧ガンダムカラーイエロー3
関節等→(クレオス)旧ガンダムカラーグレー22
武器類→(クレオス)新ガンダムカラーMSグレージオン系
モノアイカバー→(クレオス)旧ガンダムカラーレッド1
各部バーニア外部、バズーカ砲身先端等→(ガイア)フレームメタリック(2)
装甲裏、凹部ディテール→(クレオス)水性、ガンダムエアリアルグレー
メタリック以外の部分は最後に(クレオス)Mr.カラーGXスーパースムースクリアーを吹き付けて、らいだ~Joe先生のお気軽汚しを参考に(クレオス)水性ホビーカラー焼鉄色をスポンジを使ってチッピング、(クレオス)ガンダムマーカー リアルタッチマーカーブラウン1を焼鉄色に塗った箇所に塗り神ペンでぼかし、(タミヤ)ウェザリングマスターでオイルをエッジ部分を付けた後にブラウン部分は更にウェザリングマスターのチタンと赤焼け、イエロー部分がライトサンドを具合を見ながら付けてウェザリングをしました。
デカールはガンダムデカールのHGのシナンジュ用をメインにかなり古そうなジャンクデカール(恐らくジャブロー攻略作戦 水陸両用モビルスーツセット用の)やベルテクス等の市販のデカールを使いカトキ風にしています。一部は電撃ホビー付録のテトロンシールを使いました。
20年以上前に作った物なので当時は技術がなく、肩やラケーテン・バズ、シュツルムファウストなんかは合わせ目が完全に消えてないのに塗装をしており浮き出ていたので、まずはそこを削って綺麗に処理をしました。勿論、全塗装してる上からヤスリ掛けしたので塗膜が剥がれてしまっているので武器は全部ラッカーで塗り直す事にしますが・・・問題は水性のクリアーでコーティングしてある事でした。前にシュツルム・ディアスを作った時に細部をエナメルの筆塗りで対処してラッカーのクリアーを吹いた時に最初は50センチほど離して、そっと砂吹きになる様に吹きましたら塗膜を傷めずに綺麗にコーティング出来たのを思い出し、同じように吹きましたら・・・塗膜がざらざらする事なく綺麗に塗れました(水性の上からラッカーを塗るのはエアブラシみたいに風量をコントロール出来るから可能であって筆塗りだと塗膜を傷めて失敗しますから止めてください)。後は筆塗りですから埃を被ったまま塗装をしてる事が多く、そこはペーパーで削り、当時物の塗料は残ってましたからそれを使って上からエアブラシで吹きました。
次に細部の塗装ですがラッカーで下塗りしてますから同じラッカーではダメでエナメルですと墨入れする際に支障が出ますから、これも20年ぶり以上に水性塗料を本塗装に使う事にしました。幾つか買ったのですが・・・ガンダムエアリアルグレーは前から気になっていたからこれをチョイスし、装甲裏はエアブラシで小さい箇所は筆で塗っていきます。エアブラシは塗料1:溶剤0.8ぐらいで割って吹きますと非常に綺麗な塗膜でビックリし、筆塗りはそのまま使いましたがこちらも隠ぺい力が抜群で一度で綺麗に塗れました。はみ出した所は水性の溶剤でふき取りした際にラッカーの塗膜が痛んだ事があり、今回はHJ誌等で推奨されてます弱アルカリ性洗剤(マジックリン)でのふき取りを試してみたのですが・・・原液のままですと洗剤なので泡立ってしまうので塗膜を傷めてしまい、半々ぐらいで水で薄めますと泡立ちが少なくなります。綿棒使ってはみ出した個所をふき取るのは軽くやるだけで綺麗に良く落ちるので素直に信じて大正解でした。
サンドイエローの箇所はグレー系のデカールをその他はいつもの白デカールを貼り、昔の電撃ホビー誌の付録であるテトロンシールの中にアフリカ方面軍っぽいマーキングがあったので肩と腰のフロントアーマー部に貼り付けました。デカール保護の艶消しクリアーも当然ラッカーでやはり最初に吹く際は50センチ程離して、砂吹きになる様に軽く吹いて、20分程乾かした後にいつも同じ塗料が垂れる寸前まで吹いても水性で塗った個所は塗膜を傷める事はありませんでした。先日らいだ~Joe先生の著書であります「お気楽モデリング レベルアップ講座」が出版されて読んでみたのですが・・・今まで自分がやってきたお気楽汚しが微妙に違う物で今回はムックの通りにウェザリングを施しています。特に関節周りにオイルのウェザリングマスターをたっぷり付ける事で関節周りは汚れが溜まるのは当然なのでやや多めに施していましたが上手くリベイク出来たと思いました。
最後は説明書と。
ドムトローペン サンドブラウンも中々再販されない物で未組み立てのを高いお金払って買うより、一度作ってある物のリベイクの方がお財布にも優しく(笑)、自分のいつもの作品に見劣りのない物が出来ました。今回は水性塗料を作品のカギでマジックリンでのふき取りや水性の上からのラッカーのコーティングは「上手くいくか?」と最初は思っていたのですが全く問題ないほどで使える塗料の選択肢が一気に増えたと思います。クレオスは水性系のみしかない色が多数あるのですが、今まではラッカーでのコーティングに躊躇したましたから買わなかったのですが最初に砂吹きすれば大丈夫というのがわかったのでこれからは普通に使うと思います。久しぶりにらいだ~Joe先生提唱のお気楽汚しが出来たのは僥倖でやはりウェザリングは楽しいですね・・・20年物の作品も上手くリベイク出来ましたからこれからもお気楽汚しを施していこうと思います。
ご覧して頂きありがとうございました。
これが完成当時のです。筆塗りなのでやや、のっぺりした感じがあります。
水性塗料は幾つか買い、ガンダムエアリアルグレーが一番良い色でしたから使ってみました。マジックリンは滅茶苦茶簡単に落ちますが泡立ちを気を付けないといけません。
当時物のガンダムカラーセットの塗料で中は固まっていたのですが真・溶媒液を使えば問題なく使えるようになりました。
お気軽汚しは関節周りの汚しを提唱してますので自分も素直にやりました(笑)。
後ろ部。シュツルムファウストがポロポロするのはわかっているので接着しています。
左胸の拡散ビーム砲っぽいディテールは穴開けてクリアーパーツにしています。
ポージング。肩が軸関節なので稼働箇所は広くはないです。
20年物のがお気楽汚しのおかげで中々味のある作品になり本当に嬉しく、らいだ~Joe先生のムックに感謝してます。
HGUC No.27 MS-09F ドムトローペン サンドブラウンを作ってみました。
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ホビージャパンのらいだ~Joe先生やセイラマスオ先生の作例に憧れていつか同じステージ立ちたいと夢見ているブタウサギです(笑)。基本は成型色仕上げですが設定重視の姿勢や既存のモールドの丁寧な彫り直しや塗り分け、デカールによる精密感、つや消しによる仕上げに品質には自信があり、作り込みの質はプラ板やスジボリによるディテールアップ勢やスクラッチ勢にも自分は負けてないと思います。成型色仕上げでも無差別級に通用するというのポリシーにして信じており、それを証明したいのでオラザクに参加する事にしました・・・大人なのに見栄っ張りの承認欲求モンスターより慎ましくて謙虚が一番だと思っているので良かったら応援して下さいね。
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