HGUC No.25 RX-78GP03S ガンダムGP03S ステイメンです。
HGUC ガンダムGP03S ステイメンを成形色仕上げ+αで作ってみました。ステイメン・・・花の雄しべを意味するこの機体は洗練されたボディラインが大変魅力的で腰の大型バインダーと滑らかなバックパックが織りなす純白の背面ラインは天使の翼みたいで宇宙世紀で一番美しいガンダムと言う方もいます。デザイナーは勿論、あのカトキハジメ氏でGP01直系でありながら直線と曲線を織りなすバランスの良さは流石としか言える言葉ないです。ですが・・・各部にあります凹ディテールの塗分けは普通に考えれば滅茶苦茶面倒であり、キットも20年以上も前なので合わせ目も多数あるのでキチンと仕上げるのは大変なキットでもあります。今回は清潔感はありながらも試作兵器としてのガンダムを目指して、このキットを作っていきます。
塗装箇所とカラーレシピ
手の甲部→(クレオス)旧ガンダムカラーホワイト5
フォールディング・シールド青部→(クレオス)旧ガンダムカラーブルー17
ビームライフル、フォールディング・バズーカ、各凹ディテール等→(クレオス)RLM75グレーバイオレット
フォールディング・シールド裏側→(クレオス)水性・RLM75グレーバイオレット
バーニア外部、ビームライフルマズル等→(ガイア)フレームメタリック(1)
バーニア内部→(クレオス)GXメタルレッド
メタリック以外の部分は(クレオス)Mr.カラーGXスーパースムースクリアーを吹き付けております。
デカールはガンダムデカールのHGUC汎用 地球連邦軍MS用1やHGユニコーンガンダムをメインにが閃光のハサウェイ汎用1や余っていたMGVガンダム、V2ガンダムや市販のデカールを満遍なく貼ってカトキ風にしました。
このキットも出たのは20年以上前のキットですからほぼ全身合わせ目がありました。ほぼ処理した後に組み込めるのですがバックパックと肩だけは挟み込みで面倒な箇所です。肩の付け根を後ハメにすると強度が確保出来ないので先に肩だけを接着してモールドに沿ってノコで慎重に切り、これで付け根を後ハメ出来る様になりました。バックパックは挟み込みの後にまた挟み込みをする仕様で形状上、後ハメするのが不可能に近いのでここはまずはサーベルラックを処理してからバックパック本体を処理という地道に合わせ目を消していきました。こういう時は急がば回れで変な後ハメ加工するより早いと思います。テール・バインダーの一部、胴体上面の合わせ目はダンモでモールド化して違和感を無い様にしています。
20年以上前のキットで金型がくたびれているのか(笑)モールドが非常に甘い箇所が多かったのでほぼ全てダンモで彫り直しました。結構太い線もあるので今回は1~4mmと様々なサイズのダンモを使い彫り直したので墨入れする際には非常に綺麗に入りました。ただ、この時期のハンドパーツは造形が非常に甘いので純正品のハンドパーツに変えたのですがもう一回り小さいのでも良かったかもしれません。そのハンドパーツの甲ととシールドの青色部は当時のガンダムカラーセットの指定色を使いってさっと塗装しますが山の様にある凹モールドはラッカーのグレーバイオレットでちまちま筆塗りをしました・・・成型色仕上げだとはみ出しても綿棒で拭き取れば良いからその辺りは気楽に出来ます。武器類や太腿上部は綺麗に塗れるエアブラシで塗装しました。
自分は二週に一度、ウサ男塾というⅩ上で自分の作り方を公開してるのですがその時に水性塗料を使った塗分けをやりました。水性塗料はラッカーの上から塗ってはみ出してもマジックリンを使って拭き取れば塗膜を傷めずに塗分けが簡単に出来るので今回はシールド裏にそれを実践します。グレーはラッカーで塗った色と同じRLM75グレーバイオレットがあるのでそれを塗料1:溶剤0.8程度で希釈し、それを2回ほど吹けば綺麗に発色します。シールドの青部分が塗装した箇所なのでラッカーの拭き取りが出来ないので・・・乾いた後にドムトローペン サンドブラウンと同じく水で希釈したマジックリンではみ出した個所を綿棒使って拭きますとマスキング無しで綺麗に塗り分けられます。ラッカーの艶消しクリアーも最初に50㎝ほど離して上面がぽつぽつが出来る砂吹きになる様に吹き、10分程乾かしてから普通に吹けば塗膜を傷めずに綺麗に吹けます(水性の筆塗りの箇所をラッカー上塗りする場合は砂吹きしなくても大丈夫ととあるムックに書いてありましたが自己責任でお願いします)。デカールは昔ありましたGUNDAM FIX FIGURATIONを参考に試作機なので少し多めに貼ってます。
最後は説明書と。
ステイメンは20年以上前に出ましたキットですからどうしても可動個所は最新のに比べて落ちますが自分は基本的に素立ちがメインですから立ち姿が決まる様に塗装の方に気を使いました。幾ら改造して可動箇所を増やしても仕上げの塗装が決まらないと台無しになりますし、ステイメンみたいに美しいガンダムは綺麗に仕上げて方が良いので・・・自分にはプロみたいに可動箇所と塗装の美しさの両立は不可能ですから仕上げには気を付けてまずまずの物になりました。元々ハイディテールなのでそれを塗り分けるだけでも凄く良くなりますし、合わせ目を目立つ箇所だけ消せば成型色仕上げでもGUNDAM FIX FIGURATIONの見本並みの作品になると思います。デンドロビウムも出た当時に買ってあるので・・・暫く先になりますが是非とも作って見てみたいと思います。
ご覧して頂きありがとうございました。
今回使いましたカラーです。旧ガンダムカラーは成型色とほぼ同じで大変重宝しますし、グレーバイオレットはグレーの中でかなり良い色合いで水性もあるので塗分けの選択肢が増えます。
お尻に3mmの穴を開けましたから(笑)アクションベースも使えます。
フォールディング・バズーカや平手なんかもキチンと仕上げてますがコアファイターは未組み立てです。
フォールディング・バズーカもキチンと仕上げたのですが・・・持たせるのが結構無理があり使いませんでした(汗)。
シールド裏は水性のグレーバイオレットで塗り、ラッカーのスムースクリアーでコーティングしてます。
テール・バインダーのデカール位置は特にGUNDAM FIX FIGURATIONのを参考にしてます
横から。曲線と直線が混じり、非常に美しい機体だと思います。
GPシリーズは残りフルバーニアンだけなので早めに作りたいと思います。
HGUC No.25 RX-78GP03S ガンダムGP03S ステイメンを作ってみました。
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ホビージャパンのらいだ~Joe先生やセイラマスオ先生の作例に憧れていつか同じステージ立ちたいと夢見ているブタウサギです(笑)。基本は成型色仕上げですが設定重視の姿勢や既存のモールドの丁寧な彫り直しや塗り分け、デカールによる精密感、つや消しによる仕上げに品質には自信があり、作り込みの質はプラ板やスジボリによるディテールアップ勢やスクラッチ勢にも自分は負けてないと思います。成型色仕上げでも無差別級に通用するというのポリシーにして信じており、それを証明したいのでオラザクに参加する事にしました・・・大人なのに見栄っ張りの承認欲求モンスターより慎ましくて謙虚が一番だと思っているので良かったら応援して下さいね。
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