IWSPはかつて地球連合軍で万能型装備として研究開発されていた統合兵装ストライカーパックの略称であった。
P.M.P社ではシュミレーション段階で、技術的問題から実用化が見送られ、後に計画が譲渡されたオーブのモルゲンレーテ社において技術的課題をクリアし、完成する。
いわゆるフリーダム強奪事件以降、新たなる仮想敵となったブラックナイツスコードのフェムテク装甲対策として、コンパスのキラ・ヤマト准将は自身の設計による全く新規軸の兵装を搭載した新型ウイングパックの開発を決意した。
搭載予定の兵装は理論的に可能ではあるが、未だ兵器として実用化された事の無い未知数のものであり、まず最初にモルゲンレーテ社に保管されていた既存のプラットフォームを利用して先進技術実証機として制作されたのがIWSP2である。
第一次連合プラント大戦時に完成した初代IWSPと外見的差異はあまり見られないが、各兵装は後継の最新型へとアップデートされており、背部115ミリ試製35式超電磁砲、肩部105ミリマルチランチャー等実体弾火器が充実している。
両脇の9.1メートル対艦刀も実際に工業用MSを使用して刀鍛冶が新規に鍛造した"打刀"であり、それぞれに『色即是空』『空即是色』という銘が打たれた。『フツノミタマ』にも劣らない切れ味で、二刀流での取り回しにも優れている。
推進機も強化されているため、機動力は最新鋭機並みを誇っている。
内臓されているパワーエクステンダーも最新型に換装されており、一説では旧型の核エンジンの出力にも引けを取らないエネルギーを有するが、新型兵装の精神感応ナノ粒子、および収束重核子ビーム砲ディスラプターを使用するには出力不足であり、どちらも想定最大威力の約20%に留まる。
それでも、現行兵器との比較では破格の性能を誇るが、コンパス部隊の現有戦力では対処不可能な事態が発生した場合に備えて、プロジェクトチームは新型兵装の運用に特化し100%の威力を引き出せる完全版ウイング「プラウドディフェンダー」の開発に着手した。
しかし、技術者だけではなくコンパス実戦部隊の指揮官としても最前線に立つヤマト准将は時間的制約も厳しく、プラウドディフェンダーの開発は最終段階の調整において未だ遅滞していた。
ファウンデーション王国の叛乱に際しては、当初運用予定であったライジングフリーダムが破壊されたこと、対フェムテク装甲戦術として標準化していたビーム兵装よりも実体弾兵器が有効と考えられた事などから、急遽ストライクフリーダム弐式のバックパックとしてIWSP2をドッキングした機体に試製35式改レールガン、大型実体剣グランドスラム、ストライクバズーカ等多数の実体弾兵装を携行した形態での出撃も検討されたという。
発売日当日はものすごい行列になってましたが、入荷数の方も物凄い物量で全員に行き渡り、昨年のキャリバーン発売日の熱狂を彷彿とさせたHGマイティーフリーダムです。皆さん今一番注目あるキットだし、しばらく積んでほとぼりが冷めた頃にじっくり作ろうかとも考えましたが、やはり最新キットはカッコよくSEEDコン応募のためこのタイミングで制作しました。
同時発売だったEG版エールストライカー武器セットに1軸接続のストライカーパックと2軸穴を互換させるパーツがあり、それで組み替え遊びをやっているうちに今回のアイデアを思い付きました。
ただ旧HGストライクルージュのIWSPには対応して無かったのでストフリ弐式の背中に一軸穴を新たに開けましたが😅首周りも少し干渉するようでしたので削って合わせました。
本体となったストフリ弐式はhgクラスでも最多の可動箇所が設けられ、前評判段階では「もはや過剰では⁉️」とも思えましたが、ポージングさせることで、その意味を大きく感じることが出来ます。劇中で派手な見栄を切るポーズが特徴のSEED系機体とは相性抜群(gandam-hand2)
IWSP版でのフルバースト❗️
改修箇所は、ガントレット、レールガン、太もも、プラウドディフェンダーにスジボリを少し。武器セットの武装類の合わせ目消しくらいです。
プラウドディフェンダーも一応一緒に塗装しています。カラーリングは大きくは変えず、ライトグレー部分を差し色として増やし、ビームライフルはガンメタ、全体的にパールコートで仕上げました。実は一度大きく失敗し、全落としからの再塗装です。
フツノミタマは切先を研ぎ出して、ガンメタ塗装の上にシルバーで刃紋風に。これまで、刃物系は真っ直ぐな線で直刃として塗ってばかりでしたが、乱れ刃もカッコいいですね。刃元には「斬」の一字をデカールで入れてみました。
オーブ製という設定から、本体のデカールも日本語のものを中心に使ってあります。
牙突のポーズも難なく決まりますが、ところで今回の准将の剣術って何流なんでしょうか❓笑
メタリックグロスインジェクションのパーツがブラックライトで光ると聞いて、金色パーツは当初は成形色活かしで、コート塗装のみで仕上げるつもりでした。しかしヒケや粒子感に満足いかず結局、
黒下地→ 蛍光イエローを混ぜた光るゴールド→ パールコート
という方向に変更しました。
金色というには、若干蛍光イエローが強いですが😅
プラウドディフェンダーとIWSPのピンク部分もひかえめなビコーンしてあります。
映画劇中では、往年のファンにはたまらない、見た目は一緒だけど中身はパワーアップされてるみたいなメカ多数登場してましまよね?SEEDMSVではお馴染みのIWSPや元祖実体剣グランドスラムを、キラが急場しのぎの機体として乗り回してくれたら、自分的にはゲキアツじゃね⁉️との想いで突っ走りました(zaku-kao2)
本当にSEED20年の歴史と思いが詰まった、同窓会みたいなお祭り映画だったから(gundam-kao7)
ありがとう御座いました!
懐かし武装も男の浪漫❗️
コメント
コメントをして応援しよう
コメントにはログインが必要です
UC.60生まれ
ジオン第四工科大卒
1年戦争時 工兵の不足により工業科学生でありながら学徒動員・徴用され第603技術試験隊においてオリヴァー・マイ技術中尉付きのメカニック見習いとして、様々な機体に携わり無事終戦まで生き残る。これは、彼の肉眼に映った兵器たちの記録である。
主に微改造・全塗装で仕上げている初心者モデラーです。
ガンプラの取説にある機体解説やショートストーリーが好きで、それに寄せた文章を考えてみました。
お目汚しですが、よろしくお願いします。
モーリース・ミノフス・K 技術曹長さんがお薦めする作品
RX-79[G] GUNDAM GROUNDtype -…
EDM-GBC GUNDVÖLVA 影忍
PRAN404E Tiefer Stürmer
XVX-16 + SCV-04 Pegasus Knight…
RGM-79 GM Jack the Halloween …
U.C.0087年10月、ティターズとの激化する抗争の最中、…
GNT-0000SDV/D GUNDAM 00 COMAND…
西暦20XX年、この年からガンプラバトル世界選手権に新種目と…
GN-006/SA KHERUDIM GUNDAM S.A.…
西暦2313年、私設武装組織ソレスタルビーイングの2度にわた…
GNX-611T/G STRIKER GN-X / ACT…
西暦2313年、私設武装組織ソレスタルビーイングの2度にわた…