今年の「ザクの日」投稿はこちら、MSV-Rに登場する第一次量産型ザク、またの名をザクⅡA型です。
旧HGUCのザクを小改造したモノですが、塗装とマーキング、武装にはいろいろとこだわって製作しました。
またしても非常にマイナーな機体ですが、どうか最後までご覧になっていってください。
正面素立ちです。
使用したキットは旧HGUCの量産型ザクです。
右腕ショルダーアーマーや手首は、前回投稿したザクⅠ(ランバ・ラル機)と同様ザクⅠスナイパータイプから流用しました。
基本塗装はインディブルー、緑にニュートラルグレーを混ぜた少し明るめのグリーン、ミッドナイトブルーです。
マーキングですが、胸部やスカートまわりなどの白線、動力パイプ基部や左太ももの赤線はマスキングテープを利用して手描きで再現しました。 ジオンマークや数字、コーションマークなどはデカールやシールです。
マーキングを施した上から、仕上げにツヤ消しトップコートを吹いてあります。
モノアイはいつも通り、銀色で下地塗装をした上からマッキーのピンクで塗ってあります。
ちなみに、スミ入れはいつも通り基本的に鉛筆とシャープペンです。
そういえば今回の塗装ですが、MSV-Rにて公開された設定イラストとは微妙に塗装パターンが異なります。 私が参考にしたのは、かつてゲームセンターで大盛況し、惜しまれながら15年以上続いたサービスが終了するも、続編(?)となる「Ⅱ」が大爆死したアーケードゲーム「戦場の絆」に登場する機体です(機体と言っても、ゲームの攻略本のオマケとして封入されたザクⅡの色違いバージョンという扱いですが)。
個人的には大河原邦男先生が描いたイラストのバージョンより、こちらの旧型ザクとほとんど変わらない塗装に惹かれたので、今回はコチラをチョイスしてみました。
リアビューです。
バックパックには、旧HGUC ザクを製作する際の私の中のお約束、市販のバーニアパーツを接着剤でポン付けしてあります。
膝関節は前回投稿したザクⅠ(ランバ・ラル機)や他のザク系キットと同様、ミッドナイトブルー、黒鉄色、銃鉄色(ツヤ有り黒に黒鉄色を混ぜた色)の3色で塗り分けてあります。
また関節部は、ツヤ消しトップコートを吹く前にあらかじめマスキングテープで保護してやりました。
武装一式です。
上から順番に
・105mmザクマシンガン
・ザクマシンガン
・ザクバズーカ最初期型
・弾倉付ザクバズーカ初期型(仮称)
・ザクバズーカ
・ヒートホーク&装備用ラッチ
ザクマシンガン、ザクバズーカ、ヒートホークと装備用ラッチはキットに付属するモノです(この機体が登場するマンガ「ジョニー・ライデンの帰還」によれば、この第一次量産型ザクが使用されていたころにはヒートホークはまだ開発されていなかったそうですが、ゲームでは普通に使っていたので装備させてみました)。
105mmザクマシンガンとザクバズーカ最初期型は、HGUCのザクⅠから流用しました。
そして弾倉付ザクバズーカ初期型(名前が分からないので私が勝手に命名wwww)は、08小隊版のHG ザクⅡに付属する陸戦用のザクバズーカをベースに改造、自作したモノになります。
105mmザクマシンガン装備です。
劇中、というか設定的にこの機体が生産、運用されていた時期を考えれば、おそらく旧型ザクと同様のこの武装を装備していた機体が最も多かったのではないでしょうか。
ザクマシンガン装備です。
先ほど触れた「戦場の絆」では、メイン武装はこのタイプのザクマシンガンかザクバズーカでした。
ザクバズーカ最初期型です。
この機体をはじめ、MSV-Rで新たに設定された機体も多数登場するマンガ「ジョニー・ライデンの帰還」では、105mmザクマシンガンと合わせてコチラの武装を使用していました。
弾倉付ザクバズーカ初期型(仮称)装備です。
MSV-Rのイラストでは、隊長機と思われるツノ付の機体がコチラのタイプのバズーカを装備しており、それが抜群にカッコよかったため、ジャンクパーツを組み合わせて自作しました。
HGUC ザクⅠのバズーカ用手首パーツでも問題なく装備できたのも、大変ありがたかったです。
ザクバズーカ装備です。
そういえば説明が遅れましたが、このザクバズーカも含め銃器類はすべて、銃鉄色で塗装してあります。
ちなみにスコープは、前回投稿したザクⅠ(ランバ・ラル機)とは違い赤で塗装してあります。
ベースキットの仮組みです。
使用したのは、近所の中古ショップで組み立て済みで売られていたエコプラのザクです。
ご覧の通り全身が黒一色なので、装甲裏などを黒で塗装する手間が省けたのはラッキーでした。
ショルダーアーマーの加工です。
ザク用のトゲ付ショルダーアーマーを、旧型ザクと同じツルンとしたタイプに加工していきます。
まずは、スパイクをカッターノコで切り落とします。
次に、切り落としたスパイクを装甲裏から差し込み、接着剤で固定します。
そこからさらに、チョコンと突き出た短くなったスパイクの先端を再びカッターノコで切り落とします。
最後に、切り取ったスパイクの先端を再び装甲裏から差し込み、接着剤で周囲と一体化させてしまいます。
ここからパテで細かな隙間を埋め、ヤスリやサンドペーパーでならせば、丸いショルダーアーマーの完成です。
加工完了です。
右肩にもショルダーアーマーを装着するため、シールド装備用の接続部を切り飛ばし、代わりにランナーで左肩と同じ接続軸を新造しました。
先ほども少し説明しましたが、両手首はザクⅠスナイパータイプから流用してあるため、旧HGUC ザクの手首よりもディテール等が細かくなっています。 また、コチラの手首の方が武器をしっかり保持できるため、旧型ザク用の105mmザクマシンガンなども問題なく構えることができます。
弾倉付ザクバズーカ初期型(仮称)の加工です。
壊れかけの陸戦用のザクバズーカ、FGシャア専用ザクの上腕部、旧キット ドダイYSのバーニアパーツ、プラ板でスクラッチした弾倉を組み合わせて自作しました。 ジャンクパーツの中にちょうど良いモノがいろいろとあって助かりました。
今回の作品の中では、一番こだわった部分かもしれません。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
ここのところザク系の投稿が続いてしまいましたね・・・。
今回投稿した第一次量産型ザクは、その中でもなかなかにマニアックなチョイスだと自負しています。
既存のキットを改造し、自分が持てる限りの技術と工夫を凝らしてこういったマイナー機体を製作するというのは、私の中でガンプラ製作の大きな楽しみのひとつです。
と言いつつ、実は次回は私の中でも記念すべき投稿なので、かなり王道な機体を製作したいと考えています。 よろしければまた是非覗きに来てください(今から製作しなければならないので、かなりお待たせするかもしれませんが・・・)。
最後になりますが、本作品をご覧になっての感想などいただけますと幸いです。
一応、設定上はかなり昔からあったザクⅡの先行量産タイプ(MS-06A)です。 男のコ(ガンヲタ)って、こういうの(マニアック機体)が好きなんでしょ・・・?
コメント
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ザクⅡA型は訓練生のイメージがデカイですね〜
ジョニー・ライデンの単行本サイズの設定集を改めて見ると、教導機動隊はは青と白のカラーリングだったんですね〜
バズーカーは先込め式で1発ずつ手で入れていたというのも新しい発見でしたわ〜
今回のカラーリングはMSVらしい白のラインが映え渡ってます♪
コメント失礼します。旧ザクカラーのザク2と思ったら、なるほどA型でしたか。あまりメジャーではない機体ですが、教導大隊で新兵教育に活躍したとジョニーライデンの帰還で描かれていましたね。初期型バズーカがとても丁寧に作製されていて、こんなキットあったかな?と思いました。素敵な作品ありがとうございます。
5年ほど前に、スマホのネットアプリ(?)のオススメで発見して登録しました。
地味な作品が多いかもしれませんが、暇を見て投稿していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
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