アド・ステラ123年━━━
クワイエットゼロ騒乱から世界が落ち着きを取り戻しつつあった頃、在学中から新CEOを務めていたグエル・ジェタークは重大な局面に差し当たっていた。
かつての御三家と呼ばれたグラスレー、ペイルは既に無く、母体であったベネリットグループも解散した今、アスティカシア高等専門学校の経営はスポンサー企業であるジェターク社に頼っていたのだが、ミオリネ・レンブランの宣言により宇宙の資本が地球へと譲渡されて以降、スペーシアン企業の経済活動は悪化していたのだ。
業績回復の起爆剤となるような次期主力商品の開発を急がなければならない、、、
グエルはジェターク社の社運を、アスティカシア学園の存続をかけて、遅々として進まなかった新型量産機開発プロジェクトに取り掛かった。
MD-0070 グリューネッテはジェターク・ヘビーマシーナリーの開発した第5世代主力量産機である。
次世代コンセプトモデルとして計画が立ち上がるも技術的課題から開発が頓挫しかけていたシュバルゼッテは、シンセー開発公社からガンド技術の供与を受けてGUND-ARMとして完成する。
しかしクワイエットゼロ騒乱において、パーメット粒子の崩壊により既存のGUND-ARMが全て消失してしまった為、ジェターク社は開発計画をガンドフォーマット採用以前に差し戻し、ダリルバルデで実証された意志拡張AIを搭載する方針に修正した。AIのバージョンは、ダリルバルデでのグエルの戦闘データを学習したことにより、Ω版にアップグレードされている。
その為、本機はシュバルゼッテの量産モデルという位置付けではあるものの、実質的にはシュバルゼッテのフレーム構造にダリルバルデのドローン端末兵装を流用して量産化した機体となっている。
頭部には試作時から特徴的だった円環形のアンテナやドローン制御のためのシェルユニットなどが残るが、フェイスはツインアイではなく、ジェターク社特有の複合型バイザー式に変更された。
意志拡張AIの搭載や攻撃型ドローン・イーシュヴァラとの接続の為、上半身およびフライトユニットはダリルバルデの設計を色濃く残すが、肩アーマーなどをディランザと共通規格とすることで、現行型のシールドや携行武装との互換性を維持している。
下半身はシュバルゼッテからの設計が多く用いられ、防御型ドローン・アンビカーは装着時は巨大なスカートアーマーとして機能し、また補助スラスターとして本体の機動を助ける。
全体的なシルエットは、これまでのジェターク社が是としてきた重装甲パワー型の機体群からは一転して、バランス重視型の体型となっているが、これは、剛腕を誇った前CEOヴィム・ジェタークから経営を引き継いだグエル・ジェタークCEOが、自身のMS戦の経験などから運動性能を重視した為とも言われている。
バリエーションとして片側に小型シールドとビームライフ、ビームトーチを装備した一般機仕様の他に、両肩に大型シールドを備え、ダリルバルデにも装備されたビームアンカーとビームクナイに分離する大型格闘装備ビームジャベリンを携行する前衛機仕様などが存在する。
シュバルゼッテが「黒きお嬢さん」という命名だったのに対して、緑色の大きなスカートアーマーが目を引く量産型ということから、本機はグリューネッテ(緑の村娘)の愛称が名付けられたという。
本格量産に入る前の低率初期生産型の評価試験がアスティカシア高専にて行われ、アスティカシア学園襲撃事件での奮闘やクワイエットゼロ騒乱時の救助活動などの功績から、テストパイロットにはフェルシー・ロロが抜擢された。
彼女は本機を駆り、ベネリットグループの解散後もアスティカシア学園の伝統行事として開催された3年時のランブルリングでジェターク寮を優勝に導いている。
前作以降、話題のジークアクスをはじめ5体分ぐらい素組したんですが、アニメの着地点が見えず(良い意味で毎回ザワつかされてばかり🤣)良い弄りプランが思いつかなかったので、先に一年くらい構想を温めていた水星キットのジェターク社ミキシングをやってみました💡
水星機体は製造元の各会社ごとに意匠などが共通しているものが多いので、組むまでは「簡単にミキシングできるだろう♪」とたかをくくっていましたが、実際には今回使用した、ディランザ、ダリルバルデ、シュバルゼッテの3機でもパーツのボリュームや手足の長さ、頭部の大きさなどがまちまちで、納得のいくバランス調整に多少の時間を要しました。
左上から塗装前、カラーシュミレーション、サフ萌え状態、完成後です。
やはり色の統一感のもたらす力は大きいです!笑
パーツ構成は、
ディランザ:肩アーマー、シールド、武装など
ダリルバルデ:頭部、ボディ、腕部、バックパック、アンビカー、ジャベリン
シュバルゼッテ:アンテナ、シェルユニット、腰、脚部
です。
接続にかんしては特にイジってません。
もうおわかりと思いますが、敢えて言おう、
色々組み替えた結果、上半身と下半身をくっつけただけであると!
そう、結果的に超お手軽ミキシングとして纏まったわけですw
切った貼ったの改造らしきことは2点
・ダリルバルデ頭部のツノとアンテナ?をシュバルゼッテのアンテナとシェルユニットと置き換えました。ここの微調整は今回本当に肝だった!
・バックパックのドローン取り付けパーツが意外にも水平でワンパーツ固定だったので、ビームサーベルの取り付け角ぽく斜めに変更。
各部の開口やディテールアップです。結構開口されてないバーニアやらインテークやらのディテールが多かったので掘りまくりました。
ライフルは銃口も開けて合わせ目消し。
今回もオリジナルデザインのデカールを作って貼りました。ジェターク社のロゴは無骨で力強いイメージ。
アスティカシアのロゴは、再建後に新たに作り直されたものというイメージで。
017はフェルシーの学籍番号ですね。
ダリルバルデのジャベリンとラウダ専用のシールドを装備して、“前衛仕様”という設定です。
このシルエットもカッコいい☺️
巨大なスカートアーマーに、長物の武器を構えるって、、、これ、前作と同じ構図じゃねーか‼️
と、自分の癖を知る笑
調子に乗って、SEED撃ちでキメるフェルシーちゃん!水星キットだから可動域も広いし、それぐらいヒロイックに纏まってます。
シェルユニットは去年制作のエアリアルでやったイタミテックさん方式を応用して、今回は内部の模様も自分でデザインしてみました💡相変わらず綺麗にビコーンします👍
その他各部センサーも出来るだけ蛍光塗装したのでビームエフェクトも相まって、かなりド派手に光りますね✨
ジェターク社の新型量産機って設定だけど、ディランザの一般機も劇中フェルシーしか乗って無かったし、実質フェルシーちゃんの専用機🤪
ってことで、アニメ終盤で大金星を上げる活躍を見せてくれたフェルシーちゃん❗️そんな彼女へのご褒美のつもりでこの機体を妄想しました!
あの活躍から、もうすぐ2年なんですね〜☺️
ありがとうございました☘️
グ、グエル社長〜、たた大変っす!
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UC.60生まれ
ジオン第四工科大卒
1年戦争時 工兵の不足により工業科学生でありながら学徒動員・徴用され第603技術試験隊においてオリヴァー・マイ技術中尉付きのメカニック見習いとして、様々な機体に携わり無事終戦まで生き残る。これは、彼の肉眼に映った兵器たちの記録である。
主に微改造・全塗装で仕上げている初心者モデラーです。
ガンプラの取説にある機体解説やショートストーリーが好きで、それに寄せた文章を考えてみました。
お目汚しですが、よろしくお願いします。
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