ギャプランTR-5[フライルー]1号機

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 「AOZ」なら避けては通れないキットの1つ、ギャプランTR-5[フライルー]を製作しました。追加パーツの着脱含めて気になった箇所にも手を加えましたが、とてつもなく難産でした…。
 おかげで前回投稿したインパルスから半年ほどブランクが生まれることになりました。

 ベースキットであるギャプラン自体が20年以上前に発売された古いキットということもあり、各部の合わせ目消しや後ハメ加工はほぼ必須。流し込み速乾系のセメントよりも樹脂入のセメントを使って乾燥時間を確保した方が望ましいかと思います。 もちろん、関節部のクリアランス確保も入念に。

 ベースキットであるギャプラン自体が20年以上前に発売された古いキットということもあり、各部の合わせ目消しや後ハメ加工はほぼ必須。流し込み速乾系のセメントよりも樹脂入のセメントを使って乾燥時間を確保した方が望ましいかと思います。
 もちろん、関節部のクリアランス確保も入念に。

 元々可動範囲が狭いキットということもあり、アクション性に関してはほぼ不自由,,,。さらに追加パーツなどの影響で脚が上がらずライフルもストックが干渉して脇に抱えることすら困難です。流石に首の可動が狭すぎたので接続形式を変更しています。 デザイン画のポーズも二次元の嘘が多いのでそれっぽく。

 元々可動範囲が狭いキットということもあり、アクション性に関してはほぼ不自由,,,。さらに追加パーツなどの影響で脚が上がらずライフルもストックが干渉して脇に抱えることすら困難です。流石に首の可動が狭すぎたので接続形式を変更しています。
 デザイン画のポーズも二次元の嘘が多いのでそれっぽく。

 MA形態に変形。胴体にロック機構はあれど基本的に扱いが難しいのでもう撮影以外では絶対変形させたくない!

 MA形態に変形。胴体にロック機構はあれど基本的に扱いが難しいのでもう撮影以外では絶対変形させたくない!

 フルドドⅡや腰周りの強化パーツを外し、両腕にはシールド・バインダーに代わりヘイズル改のシールド・ブースターを接続。TR-5素体に近い形態にしてみました。シールド・ブースターの接続時には30MMのジョイントパーツを用いています。

 フルドドⅡや腰周りの強化パーツを外し、両腕にはシールド・バインダーに代わりヘイズル改のシールド・ブースターを接続。TR-5素体に近い形態にしてみました。シールド・ブースターの接続時には30MMのジョイントパーツを用いています。

 ビーム・サーベルは黒い棒だった上に刃渡りも短いので、別キットから昨今主流の長めのビーム刃を移植。

 ビーム・サーベルは黒い棒だった上に刃渡りも短いので、別キットから昨今主流の長めのビーム刃を移植。

 この状態でも一応、変形は可能です。

 この状態でも一応、変形は可能です。

 実はプレバン限定品の2号機に付属した新規パーツであるガンダムMk-Ⅴと同型のフェイスを複製してみたので、元のギャプランの頭も組んでみました。フライルーに改装される前の段階、と想像しても面白いです。

 実はプレバン限定品の2号機に付属した新規パーツであるガンダムMk-Ⅴと同型のフェイスを複製してみたので、元のギャプランの頭も組んでみました。フライルーに改装される前の段階、と想像しても面白いです。

 もちろん変形(ry) 二度とやりたくないよぉ...

 もちろん変形(ry)
 二度とやりたくないよぉ...

 ここからは製作パート。製作ストーリーも合わせてご覧下さい。フライルーはパッケージイラストのようにモノアイが見えない構造なので、別売の2号機付属のフェイスを複製しました。 100均で買ったおゆプラを使ってマスク・アゴを個別に型取り、エポキシパテで複製しました。初めての複製ということもあり、失敗を前提に複数の型を起こし成功した物を選びました。 またフェイスを組んだままでも複製しましたが、パテが回りきらなかったり制度が落ちたりしたので当初の予定通り分割した状態で複製。 エポパテ単体では存外もろいため硬化後の整形中にアゴが欠ける可能性しか見えなかったため硬化前に0.5mmプラ板をアゴの中に仕込んで芯材としました。ちなみにフェイスとアゴの組み込みの精度が悪すぎてあれこれ削り、最後は両面テープで無理矢理ヘルメット内に留める力業で乗り切りました。

 ここからは製作パート。製作ストーリーも合わせてご覧下さい。フライルーはパッケージイラストのようにモノアイが見えない構造なので、別売の2号機付属のフェイスを複製しました。

 100均で買ったおゆプラを使ってマスク・アゴを個別に型取り、エポキシパテで複製しました。初めての複製ということもあり、失敗を前提に複数の型を起こし成功した物を選びました。
 またフェイスを組んだままでも複製しましたが、パテが回りきらなかったり制度が落ちたりしたので当初の予定通り分割した状態で複製。

 エポパテ単体では存外もろいため硬化後の整形中にアゴが欠ける可能性しか見えなかったため硬化前に0.5mmプラ板をアゴの中に仕込んで芯材としました。ちなみにフェイスとアゴの組み込みの精度が悪すぎてあれこれ削り、最後は両面テープで無理矢理ヘルメット内に留める力業で乗り切りました。

 ガンプラのフロントアーマーの構造は基本、フンドシの左右に対してフロントアーマーの軸をセットするのですが、ギャプラン自体特殊な構造で、腰骨のフレームから生えている、しかも裏側から組み込むためか脚が上がりません。さらに悪いことにはフライルー用の追加パーツは裏打ちパーツをわずかな隙間から差し込んで表のパーツで留める構造なため、加工も塗装も非常に面倒です。 そこでHGBC(現:ガンプラオプションパーツセット)ボールデンアームアームズのボールジョイント(小)のボール部を腰骨から生やし、アーマーの上部を切り欠いて受けを設置。裏打ちパーツも干渉部位を削って後ハメ化しました。 (素ギャプランの形に限り)脚も上がるようになりました。

 ガンプラのフロントアーマーの構造は基本、フンドシの左右に対してフロントアーマーの軸をセットするのですが、ギャプラン自体特殊な構造で、腰骨のフレームから生えている、しかも裏側から組み込むためか脚が上がりません。さらに悪いことにはフライルー用の追加パーツは裏打ちパーツをわずかな隙間から差し込んで表のパーツで留める構造なため、加工も塗装も非常に面倒です。

 そこでHGBC(現:ガンプラオプションパーツセット)ボールデンアームアームズのボールジョイント(小)のボール部を腰骨から生やし、アーマーの上部を切り欠いて受けを設置。裏打ちパーツも干渉部位を削って後ハメ化しました。
 (素ギャプランの形に限り)脚も上がるようになりました。

 首は単なる軸接続で埋もれがちなため可動はほぼ皆無でした。フロントアーマーと同じく、ボールデンのボールジョイント(小)を使って可動範囲を拡大しました。胴体フレーム側の受けが飛び出して隙も大きいため、ウェーブの角・バーニアをリーマーでゴリゴリ穴を広げてカバーを製作。後ろにはくさび形に隙間が空くので、エポキシパテで埋めて整形。

 首は単なる軸接続で埋もれがちなため可動はほぼ皆無でした。フロントアーマーと同じく、ボールデンのボールジョイント(小)を使って可動範囲を拡大しました。胴体フレーム側の受けが飛び出して隙も大きいため、ウェーブの角・バーニアをリーマーでゴリゴリ穴を広げてカバーを製作。後ろにはくさび形に隙間が空くので、エポキシパテで埋めて整形。

 スネは内部フレームを下から差し込んで後ハメ化。足首アーマーも同様にしています。

 スネは内部フレームを下から差し込んで後ハメ化。足首アーマーも同様にしています。

 肘関節は開口部を削り込んで90度曲がるようにしましたが、元から余り動かないので意味なかったかもしれません。動力パイプと基部に阻まれる...。

 肘関節は開口部を削り込んで90度曲がるようにしましたが、元から余り動かないので意味なかったかもしれません。動力パイプと基部に阻まれる...。

 肩アーマーは合わせ目が出るので、腕に接続するための受けをC時に切り欠きました。またフルドドⅡの接続部のグレーのパーツは下から差し込めるようになりました。

 肩アーマーは合わせ目が出るので、腕に接続するための受けをC時に切り欠きました。またフルドドⅡの接続部のグレーのパーツは下から差し込めるようになりました。

 肩側面の可動プレートは受けをC字に切り欠くだけでは軸が長すぎたため、斜めに切って組み込めるようにしました。予想よりも軸の長さが不足したためすぐにすっぽ抜けやすいです。

 肩側面の可動プレートは受けをC字に切り欠くだけでは軸が長すぎたため、斜めに切って組み込めるようにしました。予想よりも軸の長さが不足したためすぐにすっぽ抜けやすいです。

 製作物一覧。塗装は水性ホビーカラーを中心に使用。ハイザック・カスタムの時は下地のヤスリがけなど行わず普通に吹いたのですが、意外に食いつきが弱かったので普段余りしない(面倒...)表面処理として各部を400→600番のヤスリで磨きました。白=Mr.水性サーフェイサー1000(ホワイト)黒=Mr.水性サーフェイサー1000(ブラック)黄=水性ホビーカラー オレンジイエロー赤=ガンダムマーカー ガンダムレッドグレー=同グレー銀=同シャインシルバー緑=同アイグリーン デカールはこのときのために買ったプレバンアイテムのガンダムデカールDX09 AOZ用から一部マークを使用。他はVertexのデカールです。オレンジイエローの塗り分けは細かいところで付属シールを使い、最後はいつも通り水性ホビーカラーのつや消しクリアとUVカットスムースクリアーを1瓶ずつ混ぜてトップコートしました。 2号機も並行で製作していますが、本体食でちょうどよさそうな色がなく停滞中...本来は9月の浅草で開催されたネクスポ2025までに完成予定でしたが、前述のフェイス複製が難題で停滞、ようやく別のオフ会向けに完成させられました...

 製作物一覧。塗装は水性ホビーカラーを中心に使用。ハイザック・カスタムの時は下地のヤスリがけなど行わず普通に吹いたのですが、意外に食いつきが弱かったので普段余りしない(面倒...)表面処理として各部を400→600番のヤスリで磨きました。

白=Mr.水性サーフェイサー1000(ホワイト)
黒=Mr.水性サーフェイサー1000(ブラック)
黄=水性ホビーカラー オレンジイエロー
赤=ガンダムマーカー ガンダムレッド
グレー=同グレー
銀=同シャインシルバー
緑=同アイグリーン

 デカールはこのときのために買ったプレバンアイテムのガンダムデカールDX09 AOZ用から一部マークを使用。他はVertexのデカールです。
オレンジイエローの塗り分けは細かいところで付属シールを使い、最後はいつも通り水性ホビーカラーのつや消しクリアとUVカットスムースクリアーを1瓶ずつ混ぜてトップコートしました。

 2号機も並行で製作していますが、本体食でちょうどよさそうな色がなく停滞中...本来は9月の浅草で開催されたネクスポ2025までに完成予定でしたが、前述のフェイス複製が難題で停滞、ようやく別のオフ会向けに完成させられました...

ずるずると完成が延びちゃいました(汗)

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