約2年の休止期間を経てようやく完成しました。旧HGUCガンダムMk-Ⅱをベースにしてヘイズル系の部品を組み合わせることでT3部隊仕様という体で製作してみました!今回はオリジナル設定を考えてきたのでそちらも合わせて解説していきます!
ガンダムMk-Ⅱは宇宙世紀0087年にティターンズが開発し、グリーン・ノアにて運用試験を行った01~03号機(後エゥーゴが奪取)、及びテスト途上で発生した事故の後で破棄された04号機までをオリジナルロット、後年の宇宙世紀0090年代に製造されたアフターロット(※「機動戦士ガンダムMSV-R ジョニー・ライデンの帰還」登場のヴァースキ搭乗機、「機動戦士ガンダムUC 獅子の帰還」登場のバナージ搭乗機)として2種に大別される、というのがMSマニア達の間での定説となっていた。
しかし宇宙世紀0150年代に入り、ネット上ではオリジナルロットの生産数が4機を超えるという言説がささやかれ、同時に不鮮明ながらガンダムMk-Ⅱと思われる機体の写真が広まった。
その写真はティターンズがガンダムMk-Ⅱ以前に進めていたとされるTR計画のフラッグシップ機として好事家の間で知られていたガンダムTR-1[ヘイズル]系列機と同じ装備を用いているとも受け取れる代物だった。
ネット上では意見が分かれ、ガンダムMk-ⅡではなくガンダムTR-1の派生機体であるという反対意見も見られる。事実、ガンダムTR-1[ヘイズル]は試験機という特性上、1つとして同じ形態がないと言っても過言でないほど仕様違いが多く、本機体がTR-1のバリエーションの1つではないかという意見も説得力は十分にあった(もっとも、写真が不鮮明であるためガンダムTR-1ともガンダムMk-Ⅱのどちらとも受け取れるものだったのだが)。
しかし脚部形状はガンダムTR-1やそのベース機たるジム・クゥエルと異なりフレームが一部露出しているようにも見て取れるし、股間部の多目的ラッチが存在しないためMk-Ⅱであるという説を支持する者も少なからずいた。
なお、地球連邦軍士官であり自身もMSマニアであったというフォント・ボーは氏自身が趣味の一環で運営していた兵器紹介のサイトで本機について「ガンダムMk-Ⅱと合致する特徴を有しているため、TR-1系列機体とは別種の機体である」と語っている(しかし、氏はその後偶然にもザンスカール帝国の最重要軍事機密情報を知ってしまい、サイトが削除されてしまったために往時の情報が残っていない、と嘆いていた。氏のサイトはGPシリーズやハーフZといった実在性の疑わしいMSの情報も載っていたため、眉唾物と思われていた節もあるが....)。
...ということで本当に存在したかしていないか分からない謎の機体、という感じで製作してみました。ハイゼンスレイで余るヘイズル改の胴体と肩アーマーをいつも通り、「もったいない」と言うことで組み込んだ作品となります。ヘイズル改の胴体を使っているので当然フルドドやトライ・ブースター・ユニットの装着も可能です。
チョバム・アーマーを装着しフルドドⅡと合体したガンダムMk-Ⅱ[バックソーン・ラーⅡ](フルアーマー形態)。以前オリ武器企画で投稿したアームド・コンポーネント・シールドも装備させています。
7/15に参加した「NEXT MODELERS EXPO 2023」ではこの形態で展示していました。
もちろん本来のガンダムMk-Ⅱの胴体と肩も製作しているのでMk-Ⅱの形状に戻せます。胸の中央とエリ、腹部の中段ブロックを白く塗装し、ヘイズル改ト同じ配色にしています。
フルドドDと合体したガンダムMk-Ⅱ[バックソーン・ディフェンサー]。ビルドガンダムMk-Ⅱの素体が普通のMk-Ⅱのままですが...白同士で案外相性がいいかも。フルドドDは各部の通常プラ同士の可動部が摩耗してきているので何かしら可動部を変えるなどしないと扱いづらくなりそうです。
2年間寝かせてきたので途中写真全部載せるの面倒くさくなって...製作ストーリーにも載せているので詳しい説明はそちらもご覧ください。
ビーム・ライフルとハイパー・バズーカは弾倉をエッチングソーで分割して内部にエポキシパテでネオジム磁石を固定。磁石接続での弾倉交換にチャレンジしてみました。
サーベルホルダー横のケーブルはジムⅢビームマスターでやったのと同じで2mm系のメッシュワイヤーに交換してます。ちなみにビームマスターをGBSコンに出すに当たって、直前で作っていたこのMk-Ⅱを中断していたので2年も寝かせることになってしまったんですが....
膝裏とふくらはぎのケーブルは残念ながら2mm未満のメッシュワイヤーを近隣で発見できなかったので、イヤホンコードを切って使いました。
過去作のヘイズル改と並んで。バックソーンの由来は「ウォーターシップ・ダウンのうさぎたち」でヘイズル一行のメンバーだった、次期アウスラ候補と目される武勇に優れたうさぎの名前からです。
肩口のパーツはMk-Ⅱのサーベルホルダーと干渉しないように腰につけるEパックの黄色いパーツを加工したものも用意しました。
塗装はガンダムマーカー中心です。2000年代初期の古いキットなので全身合わせ目だらけ...どうしても関節のメンテナンス都合で消せなかったスネ前面の合わせ目は段落ち処理にし、他は徹底して合わせ目を消しました。
黒=Mr.水性サーフェイサー1000(ブラック)
白1=Mr.水性サーフェイサー1000(ホワイト)
白2=ガンダムマーカー ガンダムニューホワイト
緑=同アイグリーン
赤=同レッド
黄=同イエロー
ガンメタリック=同メタリックブラック
グレー1=同グレー
グレー2=Mr.カラースプレー ニュートラルグレー
夢か現か、幻想の白うさぎが駆ける______________
コメント
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完成おめでとうございますー!!
バックソーンの名を冠するもう一つの白うさぎ、これはたまらんですわ☺️✨
MKⅡとヘイズル系の両方の特徴を合わせもつデザインや歴史のなかに眠っていそうな、リアリティのある設定がとても好きです☺️✨
ありがとうございます!
いつも通りの余りパーツもったいないお化け発動してこんなにもうまく纏まったのは嬉しい誤算でした。
設定についてもビルドガンダムMk-Ⅱの劇中設定や外伝漫画での派生機体の存在が参考になったので、クロスボーンのフォント君の話も引き合いに出して「いかにも居そう」という着地点に繋がったんですが、お褒めくださって嬉しいです!
まだまだ初心者です。プラ板やパテの扱いに慣れていこうと思います。コメントやアドバイスを頂けると幸いです。
ガンダムTR-1製作者の方を応援し隊!
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