軽操兵 S91

## [S91(ハイエンドモデル)]
S.M.R.Iの開発した自由都市同盟軍正式採用の第七世代軽操兵。

第七世代操兵に搭載されるエーテリックアクセラレーター内蔵型の魔導炉から供給される膨大な出力と機体自体の軽さを併せ持ち、非常に機動力が高い。

また、シムラクルムシステムと呼ばれるリミッター解除時には機体の冷却に使われた水が霧となり、蜃気楼を引き起こすため、周囲に残像が発生する。

## [S91(量産モデル)]
非常に高額なエーテリックアクセラレーター内蔵型魔導炉を通常のものに載せ替え製造コストを削減した一般向けの仕様。

エーテリックアクセラレーター内蔵型魔導炉を持たないため、シムラクルムシステムも使用不可能だが、扱いやすさはハイエンドモデルよりも向上している。

## [可変速振動剣(V.S.V.L=Variable Speed Vibration Longsword)]

自由都市同盟の冒険者組合所属の技師によって産み出された高速振動剣の技術を冒険者組合から購入したS.M.R.I社が開発、製造したもので、刀身を高速で振動させることで切断力を高めた武装。

V.S.V.L(ヴァスヴィル)は切断する素材の固有周波数に同期させるように刀身の振動周波数を変化させ常に最高効率での切断を目指すという手法がとられており、通常の刀剣とは比較にならない切れ味を誇る。

## [ファタ・モルガナ魔導砲]
指揮官機やエース級操手機仕様であるハイエンドモデル用に用意された魔導砲。
アサルトライフルに近い仕様で3点バースト射撃とマニュアル射撃を切り替えての使用が可能である。
また砲身下部には銃剣が装着されており、ファタ・モルガナ魔導砲自体を簡易の近接武器として使用することも想定されているため、砲身には高い剛性が持たされている。

## [携行型大型バンカーラム]
城壁や陸上戦艦の持つ魔導障壁に対し、単機で大打撃を与えることを目指した破城槌といえる装備。

その構造自体は非常に単純で、張力に特化した調整が施された筋肉筒を複数本内臓することで破城槌として十分な威力を確保したというもの。

当然その貫徹力は対操兵に用いた場合でも非常に有効で、砲身下部には操兵などの移動する標的に引っ掛け固定するためのアンカーフックが取り付けられている。

## [スラッシュハーケン]
最低操兵の流れをくむ超小型軽操兵用の装備を流用したもので、地形に撃ち込んでの移動補助のほか、中距離における射撃兵器の代わりや鞭のように使用するなど、使い方次第でさまざまに応用できる武装。

その分、扱いには癖があり、使いこなすためにはある程度の習熟が必要。

## [ロギ魔導砲改]
苛酷な環境での使用を考慮し、部品の公差が大きく取られ、卓越した信頼性と耐久性、および高い生産性を実現した魔導砲であったロギ魔導砲の改良モデルで、初速と威力が強化されている。

その量産性の高さから数多くの同盟軍機に採用されており、S91でも量産モデルにおける基本装備として採用されている。

## [シムラクルムシステム]
エーテリック・アクセラレーターを最大効率で稼働させることで通常時よりも出力を飛躍的に高めるというもので、指揮官、エース操手用のハイエンドモデルにのみ搭載された一種のリミッター解除機能である。
使用時には筋肉筒の性能限界近くまで筋力が増幅されるため、運動性能をはじめとして基礎性能が大幅に底上げされることになる。

また、シムラクルムシステムの発動に伴って発生する熱量の処理として、胸部、脚部などに配置されたラジエータに熱量を集めた上で、ラジエータに刻まれた水属性ルーン魔術を発動させて急速冷却するという機構が採用されているのだが、ラジエータでの冷却時に発生する魔力反応を伴った水蒸気が蜃気楼を引き起こし、視覚的にも魔力反応的にも捉えられる残像が発生するという開発時に意図されていなかった副産物的機能が試験運用中に発見されている。

シムラクルムシステムの長時間の使用は筋肉筒や心肺機に大きな負担をかけることになるため、発動時間には制限が設けられてはいるものの、S91の切り札的な機能と言えるだろう。

## [戦闘シーンイメージ]

複数の量産モデルの機体と少数の指揮官機となるハイエンドモデルの機体による編成が一般的である。

## [ルーヴ・グランデ専用 S91 デファンス]
フォーライダーさんの自キャラ、ルーヴ・グランデの専用機仕様です。

ハイエンドモデルの機体にグライデンパックと呼ばれる扱いの難しい追加推進装置を追加し、より機動力を高めた機体という位置付けです😌

最後に、デファンスの戦闘シーンイメージを数枚😌