RX-77AA 量産型ガンキャノン対空型

RX-77-AA

戦後、ジオン残党の捜索と内外の情報収集を主任務とする連邦軍情報部・プガチョワ少将麾下の私設MS部隊「魔女飛行隊」に投入された支援用MS。　

一年戦争中、量産型ガンタンク隊に所属し生還した経歴をもつターリア・ナガディンスカヤ曹長が搭乗し、同飛行隊後衛一番機を務める。

ジオン残党との非対称戦を想定しているため、拠点制圧用の240mmキャノンを撤去し、RB-79ボールから転用した"15キャリバー"高射機関砲に換装されており、噴進弾の撃墜や母艦防衛、対MS迎撃に効果を発揮する。

240mmキャノンの空きスペースを流用した大容量弾倉により持続射撃が可能。二門を交互に射撃することで弾幕を張る。

連装砲システム上部に追加された全天周レーダーロッドによって捕捉能力を向上させているが、本来艦船用のものを転用している旧式の間に合わせ的装備であるため、ミノフスキー粒子散布下での効力は然程ではなく、僚機や母艦との連携による射撃が本領である。

BOWA XBR-L82改C

キャノンから高射機関砲に換装されたことによる単機火力の低下を補うための新たな専用武装として、ビーム・ライフルを採用。

これは試製ビームライフル、XBR-M82の余剰部材を利用したライフルであり、出力やバレル長は元のモデルとほぼ差異はないものの、長射程用センサーの採用により実質の有効射程を向上させた機種である。

補助格闘兵装「ジッテ」は廃止され、その分の出力を大型センサーに回されている。アナハイム型Eパック対応ではあるが後述の理由により予備パックは固定され、フィクスド・チャージ式にダウングレードされている。

XBR-M82は優秀な汎用ビームライフルであったが政治的事情によりその後の製造・開発が停止されてしまったため、Eパックや予備パーツも新たに補充されることはないであろう。このような訳あり装備は後方の任務部隊や一部のカスタム機などで非公然的に再利用されることは稀であるが存在した。

ーーなお、元々このXBR-M82がどのようなモビルスーツ用に開発されたものであるかは、依然不明のままである。

ビーム・サーベル

ガンキャノン・タイプの短所の一つは格闘戦性能の低さであった。
それを補うため、リア・スカートにビームサーベルラックを二基追加。
搭載されているデバイスは連邦軍標準規格、ジム系と同等のものである。

これは後継機であるジム・キャノンⅡではクリアされている要件であるため、それに合わせた近代化改修といえる。

これらの追加武装により、GM系と比べて低い水準にあった対MS接近戦能力を補い、マルチロール重MSとして魔女飛行隊の後衛一番機を務める。

ジムC型と並べたかったので量産型です。
https://gumpla.jp/hg/488357
ベース機体はジムコマなので本当はそっちの方が設定的には合うんですが、個人的にはこの並びで行きたかった。
前述の通り一年戦争後（おおよそデラーズショック前後）ジムキャノンⅡの制式化でほぼ引退したガンキャノンが余って後方部隊に回され、その後高射砲型に改造されたという設定。

今回は、nippperさんの記事を参考にした手作り黒背景を使って撮ってます。

絵がすごいマットになるので宇宙感はでたかと。
画角からはみでた外の景色を消したり床に敷いたバインダーの鋲とかスタンドとかが映ったところのみ画像加工で消してますが、それ以外はほとんど撮ったままです。
記事の方だともっと深い闇で奥が見えない感じなんでまたリベンジしたいっすね

ボール砲乗っけたら自衛隊87式みたいになって面白いと思ったのでやってみました。
幅つめとか砲座の新造まで覚悟してたんですが、背中の平たいところに乗せたらピッタリフィットしたのでラッキー！ということでそのままドッカリ載せました。
砲身を逆にしてるのは本来あった砲架がスカスカになってかっこわるいからです。キャノンを抜いたところをセンサーがカバーすることで違和感を取り除いています。

頭部ゴーグルは元のパーツを原型にしてヒート・プレス！
使用したのは透明タッパーとライター。
クリアグリーンの彩色は実はマッキーです。マクギリスでない。
ツーっと重ねないように塗ると結構申し分ない塗膜なんですよ。
これもnippperでやってた。

内部はMGジムコマンドを参考にゴーグル内部にディテールを盛ってます。
頭の上の追加装甲は趣味。連邦軍レリーフ好きな人ごめんね。

しかしこの色とこの顔つき、確かにバイfaム……

関節などは特にいじってません。合わせ目消しと後ハメくらい。
胸ブロックを少し前に屈めた形で接着。これだけで股間が前に行くのでキレイなS字が出て、結構キマる！

各部ディテールはザンジバルのときと同じように細かいプラ材をちまちま貼っていくスタイル。
これスミ入れもあとでしやすいし、ちょっと違うなーと思ったら削っちゃえばいいし、すごく楽ですね
もともとあるモールドの周辺にプチプチと置いていくだけでかなりそれらしくなりますし、フルアーマーガンダムみたいな腹筋も似合う。

ビームライフルは本当は別のやつのために作ったんですが、思いの外ガンキャノンのビームライフルっぽくなったので持たせることに。
高いところと低いところで観測して、三角測量によって精度を出す光学装置ってイメージで作ってます。

個人的な強いこだわりでビルドナックルの武器持ち手にプラ材で人差し指を追加してます。
正直に元々付いてる手使えばよくね？なんですけど、なんか手がでけぇなと思ったので中くらいサイズを使ってます。

塗装

基本色は前回のジム改と同じものを使ってます。
後述したとおりジムキャノンをイメージした彩色です。

• 赤：レッドFS11136
• 白：グレーFS36375+つや消しホワイト30％くらい+20番ライトブルー少量
• 黒： 33　ツヤ消しブラック
• グレー：32　軍艦色2
• バーニアなど銀色：ガンダムマーカーEX シャインシルバー
• スミ入れ・汚し： シタデル・アバドンブラックを薄めたやつ、Mr.ウェザリングカラー グレイッシュブラウン、リアルタッチマーカーグレー2
• ゴーグル：マッキー
• センサー（ゴーグル以外）：100均のホロシールにマニキュアのトップコートをちょんづけしてジュエルシール風に。　

★マニキュアのトップコートも100均でも買えるのでほんとこれみなさん真似してみてください。イマイチ磨き足りなくて艶の出なかった小さいレンズパーツとかも、細かい傷が埋まるのでトゥルンと光ります。ほんとまじで。
上の写真のビームライフルのレンズも、てきとーに切って削ったピンククリアランナーの上にマニキュア塗ってるだけです。マジだよ！？

というわけで今年初作品。対空型ガンキャノンでした

そろそろ残党側と隊長機を作りたいんだけど、最近ガンプラの在庫が偏りがちですよね。
最近久しぶりにモビルパイプを見つけてご機嫌で2枚買いました。

HGUCゲルググ(量産型/キャノン)、いつになったら手に入るんやら……。