連邦陸戦型シリーズを組もうと思い立ちましたが、それなら小隊を組まねばということで、これから連邦陸戦型MS小隊を作っていこうと思っています。
今回はその第一弾です。
プレバンのスレイヴレイス隊仕様のHGUC陸戦型ジムをベースに小改造しました。
3機構成のMS小隊の前衛を務める陸戦型ジムで、接近戦での生存性、前線維持能力を高めた改修が施されています。
下記改修ポイントです。
・上半身装甲全面に増加装甲(爆発反応装甲)を増設し、防御力UP
・増加した重量を補う+αの機動性を確保する為、推進強化型バックパックを装備
・あらゆる環境下でも小隊各機と連携が取れるよう、頭部に強化通信アンテナを装備
・武装は直接的な攻撃力よりも制圧効果を優先し、100mmマシンガンを装備
・予備弾倉は標準装備の腰部2個に加え、後部に2個携行
・陸戦型標準装備のシールドよりも防御力の高いラージシールドを装備
先頭で矢面に立って敵の攻撃を凌ぎつつ、足止めしながら情報収集&部隊に共有し、後衛機に強力な支援火器で精確に援護してもらうというコンセプトの改修です。
陸戦型ガンダムが隊長機、残り2機が陸戦型ジムで構成された小隊を組もうと思っているので、カラーリングは統一して陸戦型ガンダム標準カラーっぽくしました。
陸戦型MS系列はこのカラーリングが一番しっくりくるというか、個人的にこの色しかしっくりきません。
それにこの標準色ならどの戦線に配備されていてもおかしくなかったでしょうから、妄想の幅も広がります。
通常版のHGUC陸ジムの顔が全然気に入らなかったので、割高でしたがアニメ版に近い顔が付いているスレイヴレイス隊仕様を選びました。
ミッシングリンクは全然内容知らない上にパラシュートパックは使う予定が全く無く、頭だけ欲しかったのですが。
まあ追加武装や陸ガンのバックパック&コンテナも付属しているのでとりあえずよしとしました。
爆発反応装甲は敵MSのバズーカ弾、敵戦車のHEAT弾やAPFSDS弾、歩兵からのロケット弾に有効な装甲材です。
腰から上の各所に配置され、脚部には装着していません。
原則脚部は露出しないよう立ち回るのと、移動中は脚部は大きく動くので被弾率が低い為です。
さらに被弾した際に脚部に装着した装甲が爆発するとバランスを大きく崩してしまい、最悪転倒してしまうというデメリットもある為、現地部隊の中には脚部への爆発反応装甲の装着は禁じている部隊もありました。
(ジムストは公式設定で普通に脚部に着けているので、あくまで妄想オラ設定です。)
同系列の陸戦型MSでは、スレイヴレイスの肩部にも同様の改修が施されています。
腰部フロントアーマーはジムストライカーの物を流用しています。
形はそっくりで、小加工で付きました。
その他はジムストのデザインに近かったコトブキヤのパネル部品を付けています。
バックパックはノズルが4連となった推進強化型です。
スレイブヴイスと同型の物です。
増加装甲とラージシールドで重装備になっても機動力が確保できるようしています。
前衛なので敵前線との押し引きが重要で、回り込まれたり前線が突破された場合は素早い後退を、逆に追撃する場合は素早い前進を求められます。
一気に敵との間合いを仕切り直す為に、障害物を飛び越えられる高度までジャンプできる推力を持っています。
緊急時は爆発反応装甲を自爆させてパージし、シールド及び武装を投棄することで、更に高速で遠距離へのジャンプが可能となり、後方ラインへ緊急離脱します。
武装は連邦陸戦型MSの一般的な武装である100mmマシンガンです。
有効射程は比較的短いですが、ザクをはじめとするジオン製MSの装甲を抜け、対空能力も有す使い勝手の良い武装です。
ビームライフルよりも単発の威力は小さいですが、装弾数が多く制圧力が高く、故障が少なく信頼性に優れています。
連射力を活かして制圧射撃を行う事で敵の行動を抑え込む事が可能で、交戦距離が近ければ威力、命中精度共に十分で前衛機の役割に合致した武装と言えます。
100mmマシンガンはキット付属の物はトリガーガードが無く許せなかったので、ジムストライカー付属の物を使いました。
前線での経戦能力を高める為、予備弾倉を2個追加で腰部背面に携行しています。
小隊組む用に既に確保してあるキットから強奪してきました。
頭部は右耳に通信強化アンテナを装備しています。
地上は地形が複雑で電波が届きにくい場合が多くあり、ミノフスキー粒子も通信障害を招きます。
後衛部隊との連携は非常に大切な要素なので、いかなる状況でもコミュニケーションを確保できるよう、通信能力が強化されています。
以前ノーマルジムとして制作したナイトシーカーの余り部品を小加工して付けました。
シールドはガンダムタイプのラージシールドです。
通常の陸戦型の物よりも面積が大きく、防御力は雲泥の差があります。
機体のコンセプトが積極的に攻撃を仕掛け撃破するよりも、前線に張り付き維持するというものなので、このシールドがチョイスされています。
V作戦でジャブローで試作されたこのシールドの大半はサイド7へ送られましたが、少数は重力下の運用検証の為に先行量産型MS部隊に回されていた、という想像をしました。
RX-78ガンダムの運用データのみならず、このような先行量産型MSの運用データもあり、量産型ジムにはこのタイプのシールドが採用された、と妄想しました。MS IGLOO重力戦線ではこのシールドを持った陸戦型ジムも出てきますよね。
肩アーマーのサイドアーマーも装甲を増設しています。
HGUCジムストライカーから流用し、陸ジムのアーマー側を小加工して取り付けました。
ジムスト同様、腕の開きに合わせて開閉します。
任務によってはガンダムハンマーを装備する事もあります。
08小隊劇中でも06小隊機が装備していましたね。
見通しが悪く交戦距離が近く、移動方向の自由が効きづらい市街地戦では案外有用だったかもしれないですね。
劇中でEz8がやっていたように、建物の角で待ち伏せして出てきたところをどーん!みたいな感じで。
レアな武器なのでハンマーの挙動を見切れるジオンのパイロットも少なく、意表を突いた一撃必殺が出来たのかもしれませんね。
ハンマー欲しさにガンプラスターターセット2を入手しました(苦笑)
本体のHGUCガンダムも何かしらに使わないとですね。
ハンマー投擲のポーズって参考になる画も少なく、難しいです。
ハンマー自体はチェーン部が金属製でかなり良い質感です。
HGUCではガンダムG30バージョンにしか付属しておらず、現在はスターターキット2としてしか入手できません。
とりあえず前衛機として個人的には納得のいく形でまとめられました。
この調子で中衛、後衛も小改修を施しつつ制作しようと思っています。
折角なのでホバートラックと61式も用意しないとですね!
基本塗装が終わった段階です。
白い部分はクレオスのグレーサフ、胴体の青はタミヤのブリリアントブルーで、自分のイメージ通りの色に仕上がり満足です。
ダクトの黄色や増加装甲はエナメル塗料で筆塗りしました。
頭部バイザー内部はこの後シルバーで塗りました。
この後デカール貼り→スミ入れ→ウォッシング→ドライブラシで仕上げました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
増加装甲&ラージシールド装備で小隊の壁役ジムです。
コメント
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いつもながら細かな設定と、それを現実の模型に落とし込んで再現する技術力、お見事です!
青い陸戦型ジムというのも珍しいですが、意外とアリですね。
そしてまさかのガンダムハンマーwwww
いつもコメントありがとうございます。
カラーリングは色々検討したんですが、陸ガンカラーが好きなので陸ジムも同じテイストで塗ってみました。
ガンダムハンマー装備の陸ガンが08小隊の劇中に一瞬映っているので(アプサラス3に吹っ飛ばされているシーン)、それをオマージュしましたw
2020年6月頃から、約20年振りに再びガンプラにハマり始めた30代です。
自身の制作備忘録も兼ねて、ここで記録していこうと思います。
0079~0083あたりまでのミリタリー色の強いMSや設定が好物です。
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