「機動戦士ガンダムサンダーボルト外伝3」登場「ロレンツォファミーリア」

「機動戦士ガンダムサンダーボルト外伝3」第18話砂漠の掟④の扉絵の再現を試みました。武装や配置はイラストを参考にしています。各機とも関節部分のシーリングといった、お約束は踏襲しつつ、ディティールが判然としない部分については独自の解釈で製作し、好みのテイストを加えています。機体色はサンディブラウンとウッドブラウンで統一しました。

写真タイトルは「プランＦ」です。グフ・ショーンカスタムに襲い掛かろうとするシーンを簡易ジオラマで再現しました。

写真タイトルは「強奪品」です。元々、ドレイク・ハンターズがビッグガンを発見した時、宇宙仕様だったのか地上仕様だったのかは定かではありません。ボスロレンツォが、闇のオークションに出品するために、サービスでマゼラベースを取り付けたのかもしれません。

旧ザクのベースキットは、サンダーボルト版旧ザクです。ガスマスクを想起させる特徴的な口吻は、プラ板、プラ棒、ジャンクパーツで構成し、動力パイプはスプリングを使用。左手の三連クローはプラ材で製作。大腿部のスパイクは精度の高いものを複数必要としたため、シリコンゴムとキャストで複製し、他のＭＳにも使用しています。5体の中で、最も世紀末的の悪党といった雰囲気に仕上がりました。

ドムのベースキットは、1/144ＨＧドムです。胸部の張り出しはプラ板の箱組みで、つま先はプラ板とプラ材により自作しました。腹部の動力パイプ基部はオリジン版ザク、動力パイプはサンボル版ザクから流用。腕部とヒザには目立てヤスリでシーリングの表現を彫り込み、流し込み接着剤で表面を整えました。武装はガンダムハンマーを加工し、トゲのモールドは市販のスパイクの改造パーツを複製して使用。頭のトゲは先端を尖らせた真鍮線なので、取り扱い要注意。💦

ジムのベースキットは、サンボル版ジムと陸戦型ガンダムＳ型です。両肩と両足のソールは陸戦型から流用。頭部のバイザーは、ジム・ナイトシーカーの部品とプラ材から製作。胸部の装甲はプラ板で骨組みを作った後、市販のドリル状の改造パーツを接着。ランドセルはサンボル版ジムのものを改造。こん棒は、ドムのビーム・バズーカの砲身を使用しているため、中空なので重量が軽いです。５体の中で一番スパイクが多いため、シリコンゴムとキャストによる複製品を使用しています。

ゲルググのベースキットは、1/144ＨＧシャア専用ゲルググです。扉絵では一番後ろに半身が隠れた状態で描かれ、劇中の登場コマも小さいため、ディティールが判然としませんでした。そういった理由から、独自の解釈で細部を製作しています。両ヒジと両ヒザにシーリングのモールドを目立てヤスリで追加。頭部や胸部等にプラ板を張り付けて増加装甲を表現。特徴的な巨大カマは、プラ板に鉛筆でラフスケッチした後に切り出し、プラ棒を接続してひたすらヤスリがけを行って、それらしく仕上げました。西洋の死神や悪魔的なシルエット？になり、世紀末感の演出に一役買っていると思います。

ラストを飾るザクⅡのベースキットは、サンダーボルト版ザクです。胸部のみ、ザク2ＦⅡを使用。ランドセルはオリジンザクの余剰部品を流用。使用したヒートホークは、本体７本、武装２本、合わせて９本となりました。おそらく、ガンプラユーザーさんやザク好きのモデラーさんのお宅には、未使用のヒートホークが大量に眠っている？ものと思われますが、今回は家中を捜索してかき集めました。ヒートホークは、キットによって形状や大きさが異なるため、左右対称になるように気を付けながら接着していきました。