設定的にもガンプラ的にも後発で高性能のHGUCジム・スナイパーⅡをミキシング材料に使い、スタイル&可動範囲をアップデートしたHGUCジム・コマンドを作りました。
結構色々な方が制作されている定番ミキシングなので、ネットで諸先輩方の作例を参考にさせていただきながら制作しました。
主な加工箇所は下記です。
(以下、ジム・スナイパーⅡ=SPⅡ、ジム・コマンド=GSと記載します。)
胸部:SPⅡ胸部の胸ダクト開口しGSのダクト移植、肩ダクトもGSの物を後ハメ化、合わせ目消し
腰部:SPⅡをベースにフロント、サイドアーマーをGSの物に換装
腕部:SPⅡベースで、肘の窪みをパテ埋め、前腕、肩アーマー合わせ目消し
脚部:腿はSPⅡで関節後ハメ化合わせ目消し、スネ&足首はGSで足首関節後ハメ化、合わせ目消し
頭部:GSそのまま。後ハメはめんどい&合わせ目目立たないので実施せず。
武装:ビームガンはGS、シールドはSPⅡ
バックパック:GSをそのまま使用(ダボ合わないので接着)
胴体はGSベースに関節だけSPⅡ移植の方が楽だったかもしれません。胸ダクト開けは形状合わせるのに結構神経使いました。
前腕形状や腰背面アーマーの長さ等、元キットとはデザインが結構異なる部分がありますが、全体的にはジムコマンドのイメージを維持できたかな?と思います。
各関節がアップデートされた事により、ポーズの幅が拡がりましたました。
恩恵の大きいアップデートポイントは下記です。
肩:軸差し→ボールジョイント
肘:単関節→二重関節
脚付け根:ボールジョイント→軸差し+ロール軸
膝:単関節→二重関節
ジムコマ君は初出の0080ではヤラレメカ感丸出しですが、その後ブルーディスティニーシリーズやガンダム戦記等では主人公が搭乗し、一年戦争後期における高性能機のイメージを確立している印象があります。
特にPS3ソフト「ガンダム戦記」の初回封入特典映像の「アバンタイトル」での活躍はジムコマファンなら必見だと思います。
美麗な映像でア・バオア・クーでリックドムやゲルググキャノンと死闘を繰り広げます。
旧キットの箱絵ポーズをオマージュしてみました。
旧キットの方は小学生の頃に何体も作った事があるのですが、素組みしてブンドドしては壊してしまっていました(笑)
いつかちゃんと作ってみたいです。
頭部側面の耳上下部分は合わせ目が少しありますが、簡単に後ハメは無理そうで面倒臭くなったので放置です。
後になって軽く段落ちモールド化くらいはしておけばよかったかな?と思います。
内部カメラはSPⅡの部品を切り出して移植しようかなとも思ったのですが、難しそう&SPⅡ頭部はいつかどこかで使えるかも、というい貧乏性が出て結局やりませんでした(笑)
まだまだ詰めが甘々だなと自省しています。
膝関節はSPⅡ、スネはGS(PCはSPⅡ移植)で、そのままでも特に干渉せず接続できましたが、膝関節側面とスネの間に隙間が発生してしまいましたので、プラ板で隙間を埋めました。
このような微調整と言えるレベルの軽工作だけで、ほぼ全てミキシング工作が完了しました(系列機なので当然と言えば当然でしょうが)。
腰部のフロントアーマーは元のGSの接続軸を切り飛ばし、そこにSPⅡのアーマーから切り出した接続軸を接着しています。
SPⅡの接続部は元々1つの軸状パーツですが、真ん中でちょん切って少し整形すれば即座に左右ボールジョイントで独立可動化できる優れものです。
結構多くの連邦系キットで出来る小裏ワザですね。
一通りミキシング工作が完了した時点の状態です。
7割方SPⅡの部品といったところでしょうか。
青いパーツがSPⅡの物なので、どこをどうミキシングしているか分かりやすいと思います。
膝から下はジムコマのままなので、足長スタイルアップ感は薄まってしまいましたが、SPⅡのスネをいじってGSのデザインにするのは苦労しそうなので、こっちの方が遥かに効率的だとは思います。
HGUCジムコマンドは合わせ目こそ多いものの、組み立て易く安価で良スタイル&良ディテール、それなりの可動範囲と、中々バランスの良いキットだとは思いますが、現行のオリジンジム等と並べると流石に古さを感じてしまいますので、今回アップデートにチャレンジしてみました。
色々検証しながら進めたので時間が掛かりましたが、工作内容が決まれば手軽にサクサクできる改造でした。
気が向いたら同じ内容で地上用の方もアップデートしたいところです。
基本的にはジオンのMSの方が好きですが、気づいたらジムもそれなりに増えてきました。
そろそろ0083系のジムやZ以降のジム、ネモ、ジェガンあたりにもチャレンジしていきたいところです。
せっかく撮影した写真が余っているので適当に貼っていきます。
余談ですが、ビームガン後部のタンク?部の色別けが設定と違います(白が無い)。
今回はミスではなくちゃんと塗る前に気付きましたが、「意外と塗り分け面倒じゃねえかこれ?」と思ったのと、白は無い方が締まって見えると思ってこの塗り分けにしました(という手抜きの言い訳です)。
それにしても、見る度に子供の頃に興じたエアーウォーターガンを思い出します(笑)
GSの白部品は未塗装、SPⅡの青い部品は白サフで塗りましたが、色差が埋まらなくて焦りました。
2度塗りしてウォッシングしたらほぼ目立たなくなり一安心しましたが、ちゃんとやるなら一度全部黒サフで塗ってから全塗装した方がよりシャープで統一感が出せたかもしれないですね。
ウェザリングも含め、白系はどうも苦手です。
最後までご覧いただきありがとうございました。
HGUCジム・スナイパーⅡをミキシングしてアップデートしたジム・コマンドです。
コメント
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ミキシングってこうやるんですね〜🤔 いつかトライしてみようかな✨
コメントありがとうございます。
私は全然技術が無くてこの程度が関の山ですが、何か少しでも参考になれば幸いです。
お見事なミキシングで、全く違和感なくジム・コマンドがアップデートされていますね。
旧キットのボックスアートを思い出すポージングがまた良いですねぇ・・・。
マーキングやウェザリングもお見事です!!
ビームガン、自分も「水鉄砲みたいだな」と思っていたのですが、そう感じていた方が他にもいたとは・・・!
ありがとうございます!
0080旧キットの箱絵は本当に秀逸ですよね。
一度見たら忘れない印象的なデザインと思えば、素晴らしいデザインですよね!
晩上好
素晴らしいです☆
・
旧キットの箱絵・・・
奥にいるジムが、味方に銃向けてるように見えるのが・・・★
谢谢!
旧キット0080シリーズの箱絵大好きなんです。
確かに言われてみれば味方に向けてるみたいですね(笑)
2020年6月頃から、約20年振りに再びガンプラにハマり始めた30代です。
自身の制作備忘録も兼ねて、ここで記録していこうと思います。
0079~0083あたりまでのミリタリー色の強いMSや設定が好物です。
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