ザフト軍におけるセカンドステージシリーズの5体を融合させた異形のMSをご紹介します。
こちらも、独自設定を加えた超高性能MSへと変貌させています。
※塗装剥がれがありますので、ご了承下さい。
機体名:ハーデスインパルスガンダム黄泉(よみ)
全高:17.19m
重量:56.9t
プラント最高評議会議長のギルバート・デュランダルが開発していた「ZGMF-X56S インパルスガンダム」の超攻撃形態であり、ザフト軍における究極のMS。
略称は、インパルス黄泉。
外観
頭部・胸部・腰部は本来の「ZGMF-X56S インパルスガンダム」と変わらないが、カラーリングに赤と黒が加えられているが、「ZGMF-X31S アビスガンダム」の両腕、「ZGMF-X24S カオスガンダム」の両脚、「ZGMF-X23S セイバーガンダム」と「ZGMF-X88S ガイアガンダム」の背部武装など、他のセカンドステージシリーズの4体の特徴を併せ持ち、禍々しさを感じさせる。
機体構造
従来のインパルスガンダムと同じくZGMF-X42S デスティニーガンダム同様のスタンダードなMSとして建造しつつ、コアスプレンダー及びチェストフライヤーとレッグフライヤーの分離機構自体は脱出装置としてそのまま残している。
性能
DG細胞によって強大な性能を実現しているが、使用する際の副作用として、本機が受けたダメージはパイロットにも伝達する。
- ハイパーデュートリオン
デスティニーガンダムと同様の動力機関だが、そのエネルギー量はDG細胞によって大幅に増加している(無限ではない)。 - 攻撃能力
攻撃力とパワーにも優れており、ビームを使わない単純なパンチやキックなどの格闘攻撃だけでも物理攻撃に強いPS装甲やナノラミネートアーマーにもダメージを与えられるほど。 - 機動力・スピード
機動力・推進力も高く、大気圏内での飛行や、オプション装備なしで大気圏突入・離脱が、当然の如く可能になっている。 - 防御力・耐久性
VPS装甲も変色しており、防御力は上がっている。
ハーデスシルエット
背部の専用シルエット。
VPS装甲とDG細胞を調合した特殊装甲で構成されており、シルエット単体の耐久性はそれなりに高く、ビームライフル程度の直撃には耐えられる。
- エネルギー変換炉
内部にはDG細胞を生成するエネルギー変換炉タイプのエンジンが搭載されており、インパルス本体にDG細胞を一時的に感染させる事で、インパルス本体に凄まじいパワーをもたらす。
合体が解除されると、本機に注入されたDG細胞は自動で消滅し、元のインパルスガンダムの状態に戻る。
この仕組みは、デスティニーシルエットと同様である。
ハーデスシルエットの固定武装
「ZGMF-X23S セイバーガンダム」と「ZGMF-X88S ガイアガンダム」の特徴であったビームを主軸とした重火器が多数搭載されており、いずれもナノラミネートアーマーやPS装甲にダメージを与えられる攻撃力と火力を誇る。
- ビームサーベル
フォースシルエットと同じタイプの2本のビームサーベル。本来は予備用ではあるが、その出力は非常に高い。 - ビーム突撃砲
ガイアガンダムの特徴である2門のビーム砲。
通常時は上部に向いているが、背面に傾けて撃つ事も可能で、背後からの不意打ちのカウンター手段にもなる。 - ビームブレイド
ガイアガンダムの特徴である背面に2枚のビームエッジ。姿勢制御ウイング前面に展開される。
すれ違いざまに斬りつける使い方がメインになり、本機の高い推進力と機動力も合わさって、恐るべき斬撃力を生み出す。 - アムフォルタス
セイバーガンダムの特徴である、背部に接続された2門の大出力のプラズマ収束ビーム砲。
最大出力では戦艦クラスを一撃で撃沈できる威力を誇るだけでなく、連射性も優れている。 - スーパーフォルティス
セイバーガンダムの特徴である、アムフォルタス砲身と同軸上にそれぞれ1門ずつ設置された連射性能を重視したビーム砲。
両腕部の固定武装
「ZGMF-X31S アビスガンダム」の特徴であった実弾兵器を主軸とした射撃兵器が搭載されており、いずれもナノラミネートアーマーやPS装甲にダメージを与えられる攻撃力を誇る。
- 両肩部シールド
各種武装を搭載した攻防一体の盾であり、両肩に接続されている。
陽電子砲さえも完璧に防ぎ切るほどの防御力を誇る。 - 3連装ビーム砲
シールド裏面に内蔵されたビーム砲。左右計6門をのビーム砲を一斉発射する事で、広域に存在する目標に対して同時攻撃できる。 - 高速誘導魚雷
シールド上部に左右合わせて4門内蔵された魚雷。水中戦のみならず地上戦や宇宙戦を問わずに使用可能。 - 連装砲
シールド下部に左右合わせて4門装備された実弾兵器。
貫通力が高く、一撃でPS装甲を持つMS複数機を一撃で貫通するほど。
両脚部の固定武装
「ZGMF-X24S カオスガンダム」の特徴であった近接武装が搭載されており、いずれもナノラミネートアーマーやPS装甲にダメージを与えられる攻撃力を誇る。
- 大型クロー
両膝と両爪先に装備された実体兵装。 - ビームクロー
大型クローから出力されるビーム刃であり、蹴撃に連動した攻撃や、膝と爪先のクローによる挟み潰す攻撃などに使用される。
ビームを脚部に纏わせて攻撃力を大幅に強化する事もでき、その場合の威力も凄まじく、蹴りの余波だけでもビル1棟を崩壊させてしまうほど。
特殊能力・最大の特徴
ヨモツシステム
本機最大の特徴にして、最大の欠点となる特殊能力。
上記の通り、火力、機動力、防御力、その全ての点において、デスティニーガンダムをも凌ぐ圧倒的な性能を実現しているが、それはパイロットの生命力を吸収する事で、強大なエネルギーに変換し、絶大な戦闘能力を引き出す機能によるものであり、それ故に体力の消費は凄まじく、強大な性能と引き換えに、戦い続ければパイロットの生命力を削り続け、いずれは死に至る危険性を孕む。
DGサモンウエポンシステム
本機の特殊能力であり、手持ち武装を内部に粒子化して収納し、必要に応じて武装を手元に召喚できるシステム。
さらに、背面にこれらの幾つもの武器を召喚して展開・射出することができ、召喚した武器を浮遊・突撃・射撃させたり、ドラグーンシステムのようなオールレンジ攻撃を可能にしている。
使用できる武器は、連合軍の後期GAT-Xシリーズ、ザフト軍のセカンドステージシリーズ及びデスティニーガンダムの手持ち武器で、以下の通りになっている。
- ミョルニル
GAT-X370 レイダーガンダムが装備していたモーニングスターに類似したスパイク付金属球型の質量兵器。破壊力が高められており、PS装甲製のMSさえも一撃で粉砕できるほど。召喚できる数は1つまで。 - 超高初速防盾砲
GAT-X370 レイダーガンダムが装備していた大型シールドと2連装高初速機関砲を組み合わせた複合武装。ビームと実体弾の切り替えが可能。
ナノラミネートアーマーにもダメージを与えられる威力を誇る。
シールドとしても、もちろん優秀である。召喚できる数は1つまで。 - ニーズヘグ
GAT-X252 フォビドゥンガンダムが装備していた打突用スピア付き巨大鎌。
PS装甲やナノラミネートアーマー製のMSでさえ紙のように斬り裂く斬撃力を発揮できる。召喚できる数は1本まで。 - トーデスブロック
GAT-X131 カラミティガンダムが装備していた携行式の大型バズーカ砲。
ナノラミネートアーマーやPS装甲粉砕できる威力を誇る。召喚できる数は1丁まで。 - ビームランス
ZGMF-X31S アビスガンダムが装備していたビーム刃と実体刃を複合装備させた槍状装備。召喚できる数は1つまで。
本機の主武装であり、敵機との間合いを取る目的のみならず、槍として扱う接近戦などにも使用できるように調整されている。
ビーム刃は極めて高い出力を誇り、ナノラミネートアーマー製のMSさえも一撃で粉砕するほど。
実体刃についても、アルティメット細胞から得られる強大な力によって、表面は見えないビームサーベルを纏った状態になっているので、この実体刃だけでもナノラミネートアーマーやPS装甲を斬り刻むほどの斬撃力を誇る。
柄部分の強度も極めて高く、高出力ビーム兵器すらも軽々と弾き返す。 - 機動兵装ポッド
ZGMF-X24S カオスガンダムに搭載されていたビーム砲・誘導型ミサイル・高推力スラスターを備えた大型タイプのオールレンジ攻撃兵器。召喚できる数は2つまで。
ビーム砲は威力も高く、ナノラミネートアーマーを搭載したMSをも一撃で破壊できるほど。
ポッド単体でも推進力と機動力も高く、大気圏内でも使用可能。加えてポッド自体も耐久性が高い為、撃墜されにくい。 - ビームライフル(宇宙戦特化型)
ZGMF-X24S カオスガンダムが装備していたビームライフル。連射性能に特化している。
召喚できる数は1つまで。 - ビームライフル(地上戦特化型)
ZGMF-X88S ガイアガンダムが装備していたビームライフル。破壊力に特化している。
召喚できる数は1つまで。 - 機動防盾
ZGMF-X88S ガイアガンダムが装備していた専用シールド。
陽電子砲すらも完全に防ぎ切る防御力を誇る。召喚できる数は1つまで。 - フラッシュエッジ2
ZGMF-X42S デスティニーガンダムが装備していた手持ち式ビームサーベルとしても使用可能なビームブーメラン。
ナノラミネートアーマーやPS装甲を搭載したMSを一撃で撃破できる威力を持つ。召喚できる数は2つまで。
本機は、ビームランスやビームサーベルを駆使した一撃離脱戦法や接近戦、ビームライフルによる中距離射撃戦、ハーデスシルエットの大口径プラズマ収束ビーム砲による長距離砲撃、両肩シールド裏面に内蔵されたビーム砲と実体兵器による制圧戦など、多彩な武器を駆使した変幻自在な攻防戦を得意とする。
本機の製造経緯について
本機は元々「セカンドステージシリーズの5体の特徴を集約する」というコンセプトの下に建造された試作機であり、プラント最高評議会議長のギルバート・デュランダルの指示によって、当初からシン・アスカの専用機としての完成を目指していた。
本機のロールアウトは「ZGMF-X42S デスティニーガンダム」より前となるが、上記のヨモツシステムの存在もあって、本機はパイロットへの負担を全く考慮しない欠陥品に等しい機体となってしまった。
だがデュランダルは、プロトタイプである本機をシンに搭乗させず、自らが敢えて搭乗し実験を繰り返す事で、戦闘データを集め、さらにアルティメット細胞の技術を手に入れた後、全ての反省点を生かして完成させた究極のMSをシンに譲渡している。自らの命を削ってまで、シン・アスカ専用機を完成させようとした理由
デュランダルは、自らが「人類を救う最後の防衛策」としてデスティニー・プランを以前から計画していたが、何者かの手によって改竄された上で内容が公開され、結果的にデュランダルは政治的に危機的状況に陥ってしまった。
しかも、唯一の味方にして腹心でもあるレイ・ザ・バレルも、戦闘中に重傷を負わされ生死を彷徨う事態にも発展し、さしものデュランダルも取り乱さざるを得なかった。だがそんな中、オーブから受けた悲惨な仕打ちで心身共に傷ついたシン・アスカは、レイの容態を回復させ、さらにはプラン改竄の証拠を見つけてデュランダルの無実を証明し、彼らを名誉・心身共に回復させたのだった。
さらには、シンからは「自らを利用していた事実」を知りながらも、それでも罵詈雑言を一切せず、逆に彼らへの感謝と敬意を伝え、その上で「オーブ上層部から国民を救う為に、その力を貸して欲しい」と願いを打ち明ける。
オーブでの凄惨な仕打ちを受け、さらには自分たちの目的を知って、幾度も絶望していたはずシンの優しさと、そんな彼を利用してきた事への罪悪感を痛感したデュランダルとレイは、本心からシンに謝罪を示し、彼の力となる決意を固めた。
つまり本機は、「オーブへの復讐と支配」「オーブ上層部から国民を救う」というシンの願いを叶える為に、彼がいずれ手に入れるであろう究極の力として作られた試作機である。
※ちなみに今回の独自設定は、仮面ライダー龍玄・黄泉 ヨモツヘグリアームズをモチーフとしています。
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好きな機体は、インパルスガンダムです。
ただ、投稿する作品の機体の設定や世界観は、原作と大きく異なるものがあり、別々のガンダムシリーズの設定をクロスオーバーさせた作品もあります。
また、ガンダムシリーズのみならず、仮面ライダーなどの特撮作品も観ている為、私が投稿する作品の機体の中には、それらを参考にした独自の設定が、これでもかと言うほど満載されています。
塗装もあまり得意では無いので、温かい目で見ていただけると幸いです…。
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