−前回のあらすじ−
カザミとヒロトはoyz可変開発室長の提案したミッション、要塞ヤキン・ドゥーエの攻防戦にトライした。順調に敵機を撃破してくヒロト達。だが、その前に室長が駆るゼルトザームの改造機が立ち塞がり、その猛攻の前に絶体絶命のピンチに陥る。しかしその境地を救ったのは室長だった…!?
??「いや〜あらすじだけ見ると、どーって事ないストーリーだねえ。」
カザミ「オイオイそーゆう事言うなよ。」
??「このストーリーは、前の話の続きだぞ。前回のお話→ https://gumpla.jp/hg/949281 」
カザミ「とにかくピンチを助けてくれてサンキュー....つーか、その声ってよお...。」
ヒロト「....本物の室長か?」
室長「はい!私がホンモノの室長です!」
カザミ「えええええーーー!?マジかよお!?」
室長「さっすがヒロトくん、よく私だと看破したね〜。でも、あのoyzも本物だよ。」
カザミ「どういう事だよ!?同じ人物が2人もGBNにログインしてるって事かよお!?」
室長「まーそこは私にもよくわからないんだがね、アレは私なんだ。」
ヒロト「.....。」
室長「あの機体、ゼルトザームの改造機は元々、ヒロトくんのミーティアアーマーのレヴューの時に敵役として急遽、拵えたものだったんだ。ただ私もあの時は私も全力でヒロトくん達と戦った。」
カザミ「ああ、かなりの強さだったぜ。」
室長「急造した機体だった事もあるが、例のドラグーン・システムの欠点をヒロトくんに看破され、敗れる事になった。そして今回、GUNSTAさんでGBSコンテストが始まる事となり、この機会にゼルトザームの再開発を行ったんだ。」
ヒロト「....。」
室長「前回の反省点を踏まえ、ドラグーン・システムの制御、そして可変開発室長でありながら無可変機として制作した事など....。そういった反省を元に制作したのだが、恐らくは、君達と戦った記憶がそうさせたのだろうか....。今思えば、なにか“念“がこもっていた様に思う。」
ヒロト「....。」
室長「そして機体は完成し、試運転の為GBNにログインしたんだが.....。気付いたらログアウトしていて、ゼルトザームも無くなっていたんだ。」
カザミ「ええ!?」
室長「どういうことかは分からないが、今回、アイツは出現した。恐らくは......君達へのリベンジを果たす為。」
ヒロト「....勝利への執念か...。」
室長「私はヤツから機体を取り戻す為にログインしたんだ。君達に是非、協力してほしい。」
カザミ「それはいいけどよお。じゃああの室長は、室長のドッペルゲンガーっていう事か?」
室長「んー、まあ心当たりはあるんだけどね。」
カザミ「はあ?」
室長「GUNSTAさんの私のページにリンクが貼ってあるんだが、ozy名義でガールズMSを作ったんだけど、そっちだと口調がラウ・ル・クルーゼになるんだ。」
カザミ「あ!じゃああの室長は...!」
室長「アレがozyだね。うん。可変開発以外にやりたい事が発生すると出現するんだよ。」
カザミ「なんだそりゃー!?なんかさっきまで深刻そうな話してなかったか!?」
室長「まーそんな事もあるかなぁって。」
カザミ「ねーよ!なんで精神的に分離しちまうんだよ!」
ヒロト「いや....。あり得るかもしれない....。」
カザミ「あるんかよ!?」
ヒロト「前例は無いと思うが、このGBNは脳のイメージで電脳にアクセスしている状態だ。無意識領域が独り歩きしたのかも知れない。」
カザミ「いやどーなんだよ、それ?」
室長「現実でもほら、ボケーっとしてる時あるから、そこで精神が分離しちゃったのかなあ。」
カザミ「ポンコツかよ!?」
ヒロト「....とにかく。今はゼルトザームを撃破する事を考えよう。」
カザミ「ああー...あれこれ話しても仕方ねーか。わかったぜ。」
室長「ところでヒロトくん、お願いがあるのだが。」
ヒロト「?」
室長「ヒロトくんに、この機体を...ガンダムテルティウム−Σを託したいんだ。」
カザミ「ガンダムっつーか戦闘機じゃんか。」
室長「おっと失礼。MS形態に戻そう。」
カザミ「おお!?可変したー!?」
ヒロト「.....ガンダムテルティウムの改造機か...。」
室長「ヒロトくんのコアガンダムⅡは、今すべてのアーマーを失ってる状態だ。しかもカザミくんのイージスナイトもかなり疲弊している。その状況であのゼルトザームプロヴィデンスと対峙するのは難しいだろう。」
ヒロト「.....わかった。だが室長はどうする?」
室長「私もテルティウム−Σでいく。」
カザミ「室長も....!?どういう事だよ!?」
室長「このテルティウム−Σは複座式なんだ。」
カザミ「2人で動かすって事かよ!?」
ヒロト「室長。機体について分からない事が多い。先ずはこの、テルティウム-Σの事を教えてくれ。」
室長「よっしゃ!ほな機体の解説いくでー!」
カザミ「いつもの解説かよ!?」
・ガンダムテルティウム−Σ
ガンダムテルティウムは、シドー・マサキによって製作された、ガンダムMk-Ⅲをベースに作られたガンプラである。
テルティウムとは、ラテン語で三番目という意味を持つ。
エルドラでビルドダイバーズと対峙、交戦したガンダムゼルトザームの元になったガンプラであり、アンシンメトリーかつ異形、禍々しくなったゼルトザームと比するとシンメトリーな正統派のデザインとなっている。
その機体に合体変形機構を組み込んだのが、ガンダムテルティウム−Σである。
その変形機構は、ZZガンダムの初期案のひとつでもある幻のMS、Σガンダムに起因する。
上半身からなるΣ−アタッカー、下半身からなるΣ−ベースにそれぞれ可変し、その2機が合体した状態がΣ−クルーザーとなる。
なお、分離機それぞれに搭乗員が必要で、MS形態時にはΣ−アタッカーのパイロットは機体のメインパイロットとして機体制御を。Σ−ベースのパイロットは索敵、火器管制等の補助を行う。
なお搭乗者が1名でも稼働は出来るが、その際は分離する事は出来ない。
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室長「続いて可変機構を見てくれー!MS形態から一気に可変も出来るけど、非常にわかりにくいので、A・Bパーツ分けて紹介しますね。」
・Σ−アタッカー
上半身が可変した形態。テルティウム−Σのメインパイロットが搭乗する。SガンダムのG−アタッカーと同じく、本体のメインバックパックを推力とする為非常に機動性が高く、メイン武装としてビームライフル2挺を装備する為、攻撃力も高い。
・Σ−ベース
下半身が可変した形態。こちらの搭乗者はサブパイロットとして、火器管制、索敵などの補助業務を行う。脚部スラスター、リアアーマースラスターを推力とし、Σ−アタッカー同等の機動力をもつ。
メイン武装は先端部のビームキャノン、小型ビームガトリング、ファンネルミサイル6基。
また、MS時にメインパイロットがトラブルで操縦出来なくなった場合、機体操縦を兼任する事も出来る。
・Σ−クルーザー
Σ−アタッカーとΣ−ベースが合体した形態。
両方の特性を併せ持つ。
ただしファンネルミサイルはその配置の為、使用不可となる。
Σガンダムはこの形態になるには、一度分離可変してから合体する必要があったが、テルティウム−Σではアームで接続する事でMS形態から直接、Σ−クルーザーに可変出来る。
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室長「どうかな?分かったかな?」
ヒロト「....大体は理解した。」
カザミ「お....おおよ!なんだか分からねえが理解したぜ!」
室長「カザミくんは理解出来てないなー。」
カザミ「まー、なんとかするっきゃねえし!」
室長「そーだね。大丈夫大丈夫!どーにかなるって!」
カザミ「そーだよな!要はバーッとやっつけちまえばイイんだからな!」
室長「よーし!コッチはガンダムテルティウム−Σのメインパイロットをヒロトくんに任せれば万事オッケーだ、よし行くか!」
カザミ「よっしゃ、やってやろうぜ!」
ヒロト「....それで何か作戦はあるのか?」
室長「それはヒロトくんに任せた!」
ヒロト「.....!?」
カザミ「ねえのかよお!!大丈夫かよおヒロト!?」
−ヤキン・ドゥーエ宙域−
oyz「フフフ....。ようやく戻ってきたか。待ちくたびれたよ。」
カザミ「やられっぱなしでいられるかっ!つーの!」
oyz「ほう...来たか、私よ。来ると思っていたよ。」
室長「えーい、このニセモノめ!おまえの好きにはさせないぞ!」
oyz「フフフ....。ガンダムテルティウム−Σか。その機体で私のゼルトザームプロヴィデンスver.ⅱに勝てると思うか?」
室長「勝てるさ!」
oyz「私よ。おまえも解っていようが、このゼルトザームのドラグーンに隙はないぞ?」
室長「むぐぐ...!」
oyz「フフフ.....フハハハ!さあ...どちらがホンモノの室長なのか、雌雄を決しようではないか私よ!」
室長「ああ、やってやるさ!覚悟するんだな!さあ、ヒロトくん!アイツをやっつけてやろう!」
ヒロト「.....。」
カザミ「やってやるとか言って、自分で操縦しないって、めっちゃカッコ悪いな!室長!!」
oyz「フフフ...余裕があるのは今のうちだけさ。おや?増援が来たようだね。」
オルガ「居たぜ!ヤツらだ。今度こそやってやるぜ!」
シャニ「つーか、おまえ、いつもすぐやられるじゃん。」
クロト「ヒャハハ!ちげーねえや。」
オルガ「うるせーぞ、てめー達!ん?見た事ないヤツがいるな。」
クロト「ハッ関係ないね!滅殺滅殺う!」
ヒロト「....!」
カザミ「オイオイ!アイツら倒した筈だろお!?」
oyz「フフ...君達は搭乗する機体を変えたんだ。当然ミッションはリセットされているさ。ハハハ...君達のお手並み拝見と行こうじゃないか。」
カザミ「またアイツらと!?マジかよお!」
ヒロト「....問題ない。行くぞ、カザミ、室長。」
室長「さっすがヒロトくん、頼もしいねっ!」
オルガ「てめえら!舐めやがって!」
シャニ「へー余裕じゃん。」
クロト「僕がやっつけてあげるよ!そーら滅殺!」
ヒロト「....カザミ、奥のカラミティを頼む。」
カザミ「え!?俺はレイダー相手じゃねえのかよ!?」
ヒロト「....レイダーとフォビドゥンは任せてくれ。」
カザミ「わかったぜ!」
クロト「ダメだよ〜、僕を無視して先に行こうなんてさ。ほーら滅殺!」
カザミ「うお!?」
ヒロト「大丈夫か?カザミ。」
カザミ「危ねえ、サンキュー、ヒロト!」
ヒロト「先に行け、カザミ。」
カザミ「おお!」
クロト「キミが僕の遊び相手かい〜?」
シャニ「俺にやらせろよ、ウザいんだよ、そいつ。」
ヒロト「....遊ぶつもりはない。」
クロト「そんな事言うなよお〜。ほーら滅殺!」
ヒロト「....。」
クロト「紙一重で避けただってえ!?」
ヒロト「.....鉄球は当たれば威力は高いが、避けてしまえば、攻撃した後の隙が大きい....。」
クロト「ビームライフル2挺だってえ!?」
ヒロト「.....。」
クロト「うっ…があぁー、クソクソクソォッなんでこうなるんだよおー!くそおぁーーっ!」
ヒロト「先ずは1機....。」
シャニ「なんだよアイツ。簡単にやられた...!弱いー。」
ヒロト「....。」
シャニ「俺のビームは簡単には避けられないぜー。」
室長「来るぞヒロトくん!」
ヒロト「....分かってる。」
シャニ「避けんなよ、ウザい...!」
ヒロト「.....。」
シャニ「なんで当たんないんだよ...!この、この、このっ!」
ヒロト「..... 誘導プラズマ砲”フレスベルグ“は特殊な姿勢でのみしか攻撃が出来ず、曲げられる角度には限界がある....。」
シャニ「く....ウザい....!アイツ、どんどん近づいて来る!?」
ヒロト「....さらには連射も出来ない。」
シャニ「もうビームサーベルの間合いかよお!?このお!俺をやろうったってー!!」
ヒロト「....。」
シャニ「....お前、お前、お前ぇーっ!?」
ヒロト「これで....2機....。」
シャニ「....ぐう.....!何も...聴こえねえ...うわぁあああー!」
オルガ「シャニ!クロト!くっそおー、アイツら簡単にやられやがって!」
カザミ「残ってるのはお前だけだぜ!」
オルガ「舐めんじゃねえ!落ちろォォォォ!!」
カザミ「見えてるぜーー!」
オルガ「だとお!?オラオラオラァァァァァ!!喰らいやがれー!」
カザミ「わざわざ喰らうかよお!」
ヒロト「...!!カザミ!!気をつけろ!」
カザミ「何!?」
オルガ「何だこりゃあ!?ドラグーンの全方位攻撃だと!?うおおーー!!?」
カザミ「まさか!?うわぁーー!!」
ヒロト「カザミー!!」
室長「まさか!味方もろともだって!?」
oyz「フフフ....何か勘違いをしてるようだね。そのブーステッドマン3馬鹿は連合、私はザフト。設定上...味方では無いのさ。すでに君達の勝負は見えた。ならば敵の数減らしをするのが賢明な判断という訳さ。」
室長「くっそおー!我ながら卑怯な!」
oyz「フフフ....。”我ながら聡明“と言って貰いたいね、私よ。」
ヒロト「大丈夫か!?カザミ!」
カザミ「なんとかな...!でもコレじゃあ、もう戦えないぜ..!」
ヒロト「わかった....。後は任せろ...。」
oyz「フフフ、だがこのドラグーンのと私の攻撃をどう躱すつもりかな?さあD−faよ、やってしまえ!」
D−fa「S・H・I・T 了解。....敵機サーチします。」
oyz「フハハハ、これが人の夢、人の望み、人の業!」
D−fa「S・H・I・T 。敵機認識エラー。」
oyz「なんだと!?」
D−fa「S・H・I・T 。」
oyz「奴め!何らかのジャマーでも仕掛けたか!?もういい!ドラグーンの主導権をよこせ!」
D−fa「S・H・I・T 了解。」
oyz「所詮は1機だ。オート攻撃でも構わん!」
室長「来たぞヒロトくん!ドラグーンだ!気をつけろ!」
ヒロト「....ああ。」
室長「デストランチャーがくる!避けろ!」
ヒロト「....大丈夫だ。」
室長「くそお、とんでもない猛攻だぞ!?」
ヒロト「....おかしい....。」
室長「え?」
ヒロト「攻撃が単調すぎる。さっきまでの攻撃はこんなに単調じゃなかった筈...。」
室長「ええ!?この攻撃が単調だって!?」
ヒロト「.....。」
oyz「やるなヒロト君。この攻撃の中を前進してくるとは!テルティウム−Σの複座式のシステムで、全方位攻撃が見えているのか?!」
ヒロト「....。」
室長「凄いよヒロトくん!もうすぐこちらの間合いだよ!」
ヒロト「....室長のサーチシステムが役に立っているんだ。」
室長「そっちは任せてくれよ!」
oyz「ぬう...!だが!この距離なら問題あるまい!D−fa!今一度ヤツを捕捉しろ!」
D−fa「S・H・I・T 了解。....敵機サーチします。」
oyz「フハハハ、私に不用意に近づいたのが間違いなのだ!」
D−fa「S・H・I・T 。敵機認識エラー。」
oyz「な、なんだと!?」
D−fa「S・H・I・T 。敵機認識エラー。」
oyz「何故だ!?この距離でも認識出来ぬとは!この役立たずが!」
D−fa「S・H・I・T 。再サーチします...。」
oyz「ええい、もういい!邪魔だ!分離する!デストランスをよこせ!」
D−fa「S・H・I・T 。了解。」
室長「分離したぞ、ヒロト君!ヤバいぜこりゃあ!」
ヒロト「....。」
室長「まさか一気に突っ込む気か!?ヒロトくん!無謀だ!!」
ヒロト「おそらく....大丈夫だ!」
oyz「フフフ....まさか我が本体までたどり着くとは!」
ヒロト「....どうした?ドラグーンで攻撃して来ないのか?」
oyz「....っ!うるさい!そんなものは不要だ!喰らえ!」
室長「ーーー!?ゼルトアルムかっ!?」
ヒロト「....。」
oyz「避けたか、流石だよヒロト君...。フフフ.....フハハ...!」
室長「可変した!」
ヒロト「室長、こちらも可変してヤツを追う。」
室長「了解だ!“Σ−クルーザー”モード!」
oyz「可変して追ってきたか!なるほど振り切るのは難しそうだ。」
室長「おお!?ゼルトザームに戻った!?」
ヒロト「....。分離する。いけるか?室長。」
室長「おお、はさみ撃ちってヤツか!?わかった!」
oyz「ほう!分離したか。だが戦闘機2機でこの私に勝てる筈もない!」
ヒロト「....。」
oyz「拡散メガ粒子砲を喰らうがいい!!」
ヒロト「くっ…!」
室長「ヒロトくん!!」
カザミ「ヒロトー!!」
oyz「コレも避けるか。」
ヒロト「...室長、俺がヤツを惹きつけてる今のうちに、ファンネルミサイルを頼む。」
室長「だが!それではヒロトくんにも当たってしまう!」
ヒロト「室長はファンネルミサイルの操作に集中してくれ。室長なら、出来る。」
カザミ「よーし、その間は俺が室長をガードするぜ!そのくらいだったらよお!」
室長「ヒロトくん、カザミくん!分かった!やってみよう!」
oyz「なにをごちゃごちゃと!分離した状態で片方でも撃墜してしまえば、もう手も足も出まい!」
室長「そうはいくか!行け!ファンネルミサイル!」
oyz「そんなものに当たるものか!」
カザミ「おっしゃ!行けえ!」
oyz「何!?先回りだと!?私の動きが読まれているとでも言うのか!?」
室長「おまえは私だ!動きなど解って当たり前だろう!」
oyz「く!なるほど当たり前か!そう考えるとなかなか厄介なヤツだよ、君は!だがこんなもの!撃ち落とせば!」
室長「避けろ!ファンネル!」
oyz「避けるか!?やはり君はあってはならない存在だ!私と同じ思考を持つなど!可変開発室長は私ひとりで充分だ!他に必要ない!故に許されない、君という存在は!」
室長「何を勝手な!おまえと私は違う!」
oyz「それが誰に分かる?何が分かる?分からぬさ!誰にも!」
室長「何をお!コレで終わりだ!当たれえ!」
oyz「私の動きが解る様に!貴様の動きも私には解るのだよ!!」
カザミ「拡散メガ粒子砲かよ!?」
室長「全て破壊された..!?」
oyz「ハ....ハハハ...!もうファンネルミサイルは残っていまい。これで厄介な攻撃はもう出来まい。」
室長「くそお..!」
ヒロト「....オレを.....忘れてる。室長。」
oyz「何!?馬鹿な!テルティウムだと!?うおお!?」
カザミ「ファンネルミサイルの爆風を隠れ蓑にして接近したのかよ!」
oyz「上半身だけ可変した...だと...!?」
室長「おお!Vガンダムで披露した戦い方か!」
ヒロト「....これでゼルトザームも、もう動けないだろう。」
oyz「....く、私のゼルトザームが敗れるとは...。....だが....ククク....フハハ....ハハハハハ!」
室長「何がおかしい!?」
oyz「フハハハ、忘れてしまったかね?このミッションのクリア条件を!」
カザミ「それはプラントの防衛じゃねーか。ゼルトザームを倒したからクリアだろ?」
室長「いや!?まさか!!」
ヒロト「室長!合体だ!」
カザミ「どういう事だよお!?」
ヒロト「ウィンダムの部隊の核攻撃が来る!」
カザミ「ああああ!!そうゆう事かよお!?」
oyz「フハハハ、万が一の保険さ!私が撃墜されたら、プラントを核攻撃する様にプログラムされているのさ!」
室長「なんて卑怯な!」
oyz「勝利に対する執念と称して貰いたいな!今のテルティウム−Σの装備では、核攻撃部隊のミサイルを全て撃ち落とすのは不可能だ!」
カザミ「ここまできて...!くそお!!」
oyz「フハハハ、さあ最後の幕が開く!最早止める術は無い!地は焼かれ、涙と悲鳴は新たなる争いの狼煙となる!」
室長「くそお、打つ手はないのか!?」
ヒロト「室長!あのドラグーンを使うぞ。」
室長「え?」
ヒロト「ゼルトザームに付いていたバックパック、アレを呼べ!室長!」
室長「アレは室長の呼びかけに応じる筈。そしてこのテルティウム−Σとゼルトザームは兄弟機、バックパックを換装出来る筈だ!」
oyz「何を馬鹿な...!いや、まさか!」
室長「よ、よし、やってみよう!来い!ガンダーーーーーム(パッチン!)」
カザミ「この局面でふざけてる場合じゃねえーー!」
室長「おっといかん!来い!D−fa!!」
D−fa「S・H・I・T 。...本人確認、了解。」
室長「バックパック換装!ドッキング!」
D−fa「S・H・I・T 。了解。」
oyz「な、なんだとーー!?」
ヒロト「室長!頼む!」
室長「よし!D−fa!あの核ミサイルを全て撃ち落とすんだー!」
D−fa「S・H・I・T 。了解。核ミサイル認識。ドラグーン、GO。」
室長「いけえ!」
D−fa「S・H・I・T 。ドラグーン、オールFIRE。」
ーーーードドドドドドドドッーーー!!
カザミ「うおお!やったぜ!核ミサイルを全て撃ち落としたぜ!!プラントは無事だ!コレでミッションクリアだぜ!!」
−Mission complete−
室長「いや〜今回はまた大変なミッションだったね。」
カザミ「毎度毎度、大変なんだよ。室長のミッションはよお。」
室長「ところでヒロトくん。何故、私がD−faを使えるってわかったんだ?」
oyz「フン、それが解らないとはね。我ながら不甲斐ない。やはり貴様は私と変わるべきだ。」
カザミ「....つーか、なんで室長が2人のままなんだよお!?普通は元に戻るだろうが!」
oyz「フ、2人居て何か不都合でもあるかね?」
室長「なんで戻らないんだろうね〜。」
ヒロト「おそらくは、GBNの世界でNPCとして確立したんだろう。それなら矛盾はない。」
カザミ「はー、そういうもんかよ。」
oyz「フン、私はGBNの世界に生きるという訳か。それもよかろう。現世のしがらみから抜け出せる、悪くない。」
室長「それ.....なんかイイかも。」
oyz「おい、私よ。」
室長「ん?」
oyz「実世界の方、まあ頑張るんだな。(笑)」
室長「ぬおーーーーー!!(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)」
カザミ「...で、ドラグーンの方はよ?」
ヒロト「ドラグーンのユニット、”D−fa“だったか。あのA.I.には、室長本人への攻撃は出来ない様セーフティをかけていたんだろう。その為に、あのA.I.は、テルティウム−Σに搭乗してた室長を認識して、攻撃が出来なかったんだ。」
oyz「ぬう。それで室長、貴様の命令にも従った、という事か。」
ヒロト「....そうだ。」
oyz「...答えを聞けば簡単だが、あの戦いの最中によくぞ気付いたものだ...。やはり流石だよ、ヒロト君。」
ヒロト「....。」
oyz「フ、今回は潔く私の敗北を認めよう。だが次はこうはいかん。ではまた会おう!」
カザミ「また会うんかよ。」
oyz「ああ、それと私よ。」
室長「ん?」
oyz「実世界の方、ま、頑張れ。ハハハ(笑)」
室長「ぬおーーーーー!!(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)」
oyz「では、さらばだ。」
ヒロト「.....ああ。」
カザミ「ま、これで一件落着か。」
室長「いや......、まだ問題は残ってる。」
カザミ「え?まだ何かあるのかよ?」
室長「いや〜あっちの私を、なんて呼んだらイイのかな〜って。」
カザミ「あー、そりゃあ......、どーでもいいぜ!!」
プロヴィデンスゼルトザームの続きのストーリーです!ガンダムテルティウムをガチの可変機にしました!ストーリーも頑張りました!宜しくお願いしますー!
コメント
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完成おめでとうございます🎉
すげ〜〜〜見事な可変機構😳
しかもイケメン!!
これは惚れるね😍
コメントありがとうございます!
元々のテルティウムのアンテナぶっとくてナニコレ?って思ってたので、変えたらめちゃくちゃイケメンになりましたw
ガチの可変機体、どうも複雑っぽくなっちゃって。
うおーこんなオチがあっていいのか!?
なんで戻らないんだろうね〜
で超吹きました🤣
これからはちょいちょい室長とは別に裏Oyzがゲスト出演するわけですね?
初見の方々は大丈夫ですかねw
ともあれゼルトザームとテルティウムの互換性を利用しての合体は実にビルド系のラストとして面白かったです!
コメントありがとうございます!
今回、ストーリーに凝りすぎちゃいました〜w
よくよく考えたら、ミーティアアーマーから話が続いてるので、3話目って事ですもんね。
ストーリー内容的に???って方も少なくないかもー。Σ(´Д` )
ただその、自己満足感はめっちゃ凄いので、お付き合い頂き皆様ありがとうございましたw
毎回よく思いつくなぁと感心(ストーリー)wwwあ、変形機構についてはもう、なんでも変形させるだろうなと思って安心して見てる😁(褒めてる
コメントありがとうございます!
いつも機体を好きな様に作ってしまうので、ストーリーでどうするか、めっちゃ悩むんですよw
今回はこの2機を戦わせるって決めて、コレっきゃない!ってストーリー展開にしました。(´ω`;)
なんとかまとまって良かったです〜。
カザミの「ポンコツかよ!?」で笑ったし、その後の怒涛の展開でめっちゃ楽しませて貰いました!
室長とoyz、ある意味ムウとクルーゼのようでしたね。
敵の装備だったドラグーンを使うとこもアツかった!こんなギミックがあるとは、でもなるほどねー!って感じで驚きました(*゜Q゜*)
コメントありがとうございます!
ちょいと前回がギャグ無かったので、室長ご本人登場という訳でギャグを入れましたw
アッチはクルーゼ隊長のイメージで通しましたね〜っ。クルーゼ隊長の台詞好きすぎるw
今回はどうゼルトザームに対抗するか、めっちゃ考えましたよ、ほぼチートすぎちゃったからー。
脱稿おめでとうございます!
テルティウムをΣガンダム式の分離可変機にするとははさすがです。
お話も楽しませてもらいました〜😆
コメントありがとうございます!
脱稿っw
完全に読み物w
テルティウムは適度に大きさがあるので、ギミックを組み込みやすかったですう。
よっ、待ってました!
今回も見事な可変っぷりでした。室長2体のドッキン…戦闘機2体のドッキング素晴らしいです。
指鳴らしたときはこれからさらにGファイトでも始まるのかとハラハラしました笑
コメントありがとうございます!
上半身と下半身の可変はスムーズなんですけど、上下合わせた可変の難易度が恐ろしく難しいんです実は。(・ω・;
だってガンダム呼べって言ったら、指パッチンだよねえ。
フォース“GUNSTARDOM”可変開発室 室長。
可変機が大好き!作品毎にストーリーを書きます。最近小説みたいになってガンプラの写真が挿絵の様になってます。
嫁がガンプラアンチでナイショで深夜のみで制作。なので塗装は筆です。(´・ω・`)
oyz (オイズ) 可変開発室長さんがお薦めする作品
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宇宙世紀0093年。シャア・アズナブルは新生ネオ・ジオン軍を…
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どーも、こんにちは!可変開発室のoyzです! 今回は、“可変…
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