MG Ver1.0のゲルググを制作しました。
素組みジャンク品を素体にしたので、予め接着されてしまっていたり、ゲート処理が残念な箇所があったりと少し難儀しましたが、特に大掛かりな補修等は必要なくすんなりと完成にこぎつけられました。
1.0のゲルググは小学生の頃新発売されたシャアゲルを触って以来でした。
(2.0はまだ触ったことすらありませんが。)
手に取って思い出しましたが、このゲルググはまともに立たせる事すら大変なんですよね。。
関節という関節が自重に耐え切れずグネグネ、こっちを触るとあっちがポロリ、あっちを触るとこっちがポロリと部品が外れ、マッハでストレスが溜まります(笑)
ただ、プロポーションや各部のディテール自体は今の目で見ても素晴らしく、成形色もかなり好きな色合いだったので、素材のポテンシャルを引き出す方針で組み上げました。
具体的な要素としては以下です。
・成形色仕上げ
・基本ストレート組み
・各部関節強化
表面処理して洗浄後、デカール貼ってつや消しクリアを吹き、ウォッシング、スミ入れ、ドライブラシ、チッピングで仕上げました。
戦争末期に宇宙で戦った機体を想定し、砂土汚れは入れていません。
入手した段階で既に接着済の箇所があったので完璧とはいきませんが、バラせる部分はバラして、まずは徹底的に関節を強化しました。
基本的には軸やボールジョイントをテープや塗料で太らせて摩擦力を上げました。
関節強化加工のおかげで、ゲルググシールドにジャイバズも軽々持てるマッチョマンに生まれ変わりました。
素組み品を触ったことがある方なら、1.0ゲルググがこの体勢でいられるのはちょっとびっくりだと思います。
大多数のキットなら当たり前の事なんですけどね(笑)
個人的にキット付属のビームマシンガンは素ゲルには似合わないと思うので、ジャイバズ持たせています。
普通のビームライフルが一番なのですが、キットには付属しておらず、なぜかゲルJ仕様のビーマシのみ、リアスカートもゲルマリ風のデザインの物がコンパチで付いてきたりと謎仕様です。
ただ、ちゃんと説明書にそれらの付属品の意義が解説載っているのは楽しいです。
昔のMGは説明書の設定解説が本当に良く作り込まれていて、説明書を集めた本を出版して欲しいくらいです。
ゲルキャ仕様のヘッドも付いてます。
C型パックが無いのであれば、ゲルキャヘッドではなくツノ付きヘッドの方が需要あると思いますが。。
まあ兄弟キットのシャアゲルとの差別化の為だったのかもしれませんね。
単なる色替えでもキットが成立するのに、しっかり新規金型を起こしてキット発売してくれたのはありがたい話ではあります。
私にとってはありがた迷惑でしたが(苦笑)
B型パックが付属するのは素直に嬉しいです。
造形も素晴らしいの一言です。
2.0の方ではようやく今度ジョニゲルとしてB型が発売しますね。
ただプレバン&人気機体なので、いつ適正価格で手に入るチャンスが巡ってくることやらです。
可動範囲はまあ時代なりといったところです。
関節を強化したおかげでポロリダラリは無くなりましたが、そもそも可動しないのでポーズ付けは難儀しました。
首の仰俯角、左右傾げ角が何気に大きいのは表情が付けやすく、地味ですが美点だと思います。
写真だとほぼ見えないですが、モノアイもちゃんと左右に動かせます。
初期のMGは素立ち特化と言っても差し支えないくらい、素立ち姿に惚れ惚れします。
活き活きしたアクションポーズは後輩に任せましょう(笑)
ゲルググのアイコンとも言えるビームナギナタはもちろん付属します。
テキサスコロニーでシャアが戦った時のような片刃仕様の刃も付属しています。
説明書ではこのように背負って携帯する仕様なのですが、これだとバックパックが装着できません。
腰部背面にPCキャップで着脱できるパネルがあるのですが、軸が合わずそのままではナギナタホルダーを挿せません。
そこに挿せればB型パックを背負っても腰にナギナタを携帯できるのですが、惜しい設計です。
シールドを背負うとこんな感じです。馴染みの姿ですね。
それにしてもデカいシールドですね。
なんか大きな甲虫っぽくて、ふとした瞬間にぞわっとします(笑)
スカートの白ラインはマスキング+スプレー缶塗装しました。
バックパックのみ全塗装しましたが、後は全て成形色です。
どうしようもなく目立つ合わせ目は頭部くらいで、スジもキリっと深く入っている箇所が多く、旧い割には今回のようなお手軽仕上げに持ってこいのパッケージでした。
今回入手したキットは、某オークションで1年戦争のHG、MG等のジャンク扱い品の大量セットを格安で入手したものです。
未組み立てだけど説明書がなかったり、素組みだったり、一部接着されていたり、改造途中だったりとなかなかクセのある出品物でしたが、塗装改修前提の身としてはかなりお得な買い物が出来ました。
このゲルググは素組み&一部合わせ目が接着されていました。
合わせ目は接着しただけで消されてはおらず「急に飽きて心折れてしまったのかな」と思うと、同好の士として共感する所があります(笑)
最後に余談として、私にとってのこのキットの思い出を書いておきます。
このキットが発売された当初、私は小学生でした。
同級生の友達と近所のトイザらスに遊びにいった時にこのキットを見かけ、箱絵の奥にちょこっと写っている旧ザクを見て「ゲルググなんかじゃなくこっちをキット化してくれよ!」と嘆いたのを覚えています(笑)
その時友人から「旧ザクなんて出るわけないじゃん」と言われましたが、まさか数年後に本当にキット化されるとは、その時は夢にも思っていませんでした。
最後までご覧いただきありがとうございました。
ガンプラの成形色は本当に素晴らしいです。
コメント
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MG1.0の量産型ゲルググはビームマシンガンや高機動型バックパックが付属したりと、意外とプレイバリューの高いキットでしたね(私は今も昔も基本1/144専門なので買ったことはありませんでしたが)。
関節の加工の甲斐あって、ポーズを取らせてもしっかり決まっていますね。
個人的にはこのMG1.0のゲルググはなかなか好みなので、いつかHGUCのゲルググを入手出来たら、以前製作したガルバルディαの部品取りに使ったゲルググ・マリーネの余りとミキシングして、このスタイルのゲルググを製作してみたいと考えています。
コメントありがとうございます!
色々付くのは嬉しいんですが、肝心のノーマルビームライフルが付かないのはちょっと泣けてきますね。
MG2.0はイカつさMAXなので、スラッとしたこの1.0が好みの方も多いですよね。
今ちょうどHGUCのシャアゲルが再販されて、結構末端のショッピングモールのおもちゃ売り場でも積まれているレベルなので入手のチャンスですね!
いつかZooさんの理想のゲルググを拝める日を楽しみにしてます。
凄い!素晴らしい!!👏😄
ありがとうございます!!
失礼します。 『Ver1.0』もアジがあって良いキットですよね🤔 確かに『ジャイアント・バズ』の方が似合ってますし😍『 強キャラ感』を感じます🤗
コメントありがとうございます!
良い意味でクセのあるキットでした。
デカい図体にはデカい得物が似合いますね!
コメント失礼します。
ゲルググver1.0、成形色を活かした落ち着いた仕上がりでカッコいいです。
この頃のMG、どれも関節グネグネで武器を持たせてポージングすることはできませんでしたね。当時の説明書は、解説が作り込まれていて、気になるモデルは、説明書だけでも欲しいぐらいです。
コメントありがとうございます。
ガンプラは40年以上常に進化を続けていて本当にすごいですよね。
旧いキットに触ると、その進化を猶更実感できますね。
MG説明書の解説が初出でメジャーな設定になった例とかもありますし、ホント一冊の本にまとめて売って欲しいです。
2020年6月頃から、約20年振りに再びガンプラにハマり始めた30代です。
自身の制作備忘録も兼ねて、ここで記録していこうと思います。
0079~0083あたりまでのミリタリー色の強いMSや設定が好物です。
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