“負けてやる義理はないからな、お互いに。”
ー雅美・フォン・ヴァイツェッカー
アーティファクトph5のザクキャノンより、KONAMIの隠れた名作『リングオブレッド』(2000年9月21日発売)のAFW(Armored Fighting Walker)光菱インダストリー製の甲脚砲 ”百虎”を作成しました。
合わせて今回、人生初のヴィネットを作成しました。
制作において意識したのは、どの角度から眺めても楽しめる情景! を目指しました。
ベースの土壌は100均の石粉粘土に水彩絵の具で色付け、Nゲージ用の石を2種貼り付けました。
歩兵たちは100均のジオラマ兵の皆様を切った貼ったしてポージングを変え動きをつけています。
全て手探りで一から作り大変でしたが、
めちゃくちゃ楽しかったです。
まずは真正面から。
左側面から。 左肩シールドの"百虎"は手書きしました。なかなかよく書けてない?シールドは使い捨てパーツなんで塗装はなしで、鉄色。錆が浮いてます。本体は迷彩塗装でこれも初めての経験で手探りで塗りましたが、なかなか良くできたかと。安っぽくならないように意識しました。
右側面から…排莢された薬莢がゴロゴロ。随伴兵はすごく怖かったろうなと思う、こんなデカいのが降ってくるんだもん。しかも熱々で笑。
後ろから。
AFWはかなりローテクなイメージで歩行も重く、ゆっくりでパーツのきしみ、鉄の擦れる音、ディーゼルの唸る音が聞こえてきます。ただ、白兵戦になると躍動感があり防御態勢なんかも様になるんです。
そんなポージングをすごく意識しました。ただ、バランスをとるのがめちゃくちゃ難しく苦労しました。
今土壌に固定こそしていますが自立します。
実際に登場する百虎からは少しデザインが離れてしまいましたが、雰囲気だけでも伝わるといいかなと。今回制作にあたってとにかく資料が少なくPS2時代(25年前)の作品なのでプレイ画面も荒く立体化するのに骨が折れました。分からない部分は好みで作成しております。
イメージは敵AFWが遠距離から射撃態勢取られて、それに対して防御姿勢を取っているといった感じです。 ………かっけぇ🤤。
右手が主砲です。後ろのお立ち台の搭乗兵が即応射撃の際は勢いよく砲弾を装弾します。弾を担いでますね、落とさないんでしょうか。もう1人は応援しています。お立ち台の下がエンジンになります。マフラーから排気してる煙つけたかったんですけど綿くらいしかなくて、うまくいきませんでした。
左翼の随伴兵が後衛から前衛へ動いています。走ってますね〜いい🤤。
北日本義勇軍AFWが大破して乗組員が降伏しています。右翼随伴兵がつめてますね、大丈夫でしょうか。
実は大破したAFWの死角には北日本義勇軍の兵が隠れて反撃のチャンスをうかがっています。どうなるんでしょうか。
大破したAFWからは軽油も漏れています。黒のレジンで表現してみました。もう少し黒いとよかったかな。
この大破AFWもザクキャノンの残りパーツやジャンクから作成しています。
ここからは各所UPした写真とゲームの紹介を。興味ない方は写真だけでも✌️是非見てください。
プロローグ
西暦1946年。民族の存亡を賭けて行われた、大東亜戦争の終局はポツダム宣言の拒否と徹底抗戦、ソビエトの参戦という形で終演を迎えた。
そして戦後、日本という祖国の分割統治は、東西の緊張関係を代表するものとして多くの悲劇を生んだ。
西暦1950年。南北の統一を願う声と緊張は、経済格差と戦後の賠償問題から頂点に達し、開戦の原因すら分からないまま「日本戦争」が勃発。のべ4年にわたる激戦によって、再び国土は荒廃した。
「日本戦争」の停戦協定は国際連合や共産主義国の思惑に利用され、戦後の賠償問題すら棚上げのまま集結。両国民が掲げだ南北統一の気運は歪んだ状態のまま放置され、分断された祖国には、何の変化も訪れなかった。
それから10年の歳月が流れ、西暦1964年…。
AFW(Armored Fighting Walker)
甲脚砲 陸上における主力兵器としての宿命を背負って生まれたAFW。装甲、火力、機動性のバランスが成立したAFW開発技術の粋であり、現在も陸上の王として君臨する。
軽甲脚 戦場にあってなくてはならない存在のAFWで、装甲や火力を犠牲にし、高い機動力を得ている。対AFW戦に不安は残るものの、砲兵観測や威力偵察などの任務に使用されている。
多脚砲 歩兵の支援兵器として野砲に蕗外歩行能力をもたせたAFW。大型化する火砲の総重量を支えるために、複数の脚部で重量を分散させるという構造になった。
対甲脚 甲脚砲に対抗する為に開発されたAFW。砲塔は固定式だが、2本のアームにより白兵戦闘を得意とする。
AFWには随伴兵が右翼左翼に各一班と搭乗兵に一班つけることができます。
兵種は、歩兵、猟兵、補給兵、衛生兵、工兵、偵察兵とあり、特殊弾を持った班や、技術を持った班が存在します。自分と同じ苗字の班に出会えると愛着が湧きます笑。
ゲーム内容はシュミレーションで、隣接マスが近距離
1マスあくと中距離 2マスあくと遠距離になります。AFWの種類で得意な距離感があり戦闘中(稼働限界時間まで90秒)の間に前進 停止 後進を切り替え間合いを取ります。射撃態勢に入ると時間とともに命中率が上昇し、タイミングを見て射撃します。各パイロットには必殺技があり使用が可能です。
搭乗兵は特殊弾倉、随伴兵は特技を使用可能です。
ちゃんとカバーもあります。かなり気に入るものができました。知る限りでは立体物がないのでいつか、HGと戦車模型の組み合わせで作りたいなと言う野望があります。
サムネとこのショットは息子キッドが撮影、デジラマ加工してくれました。いつもありがとう。
リングオブレッドは25年前ってこともあり、今の時代では描写がエグい部分が多々あります。ただ、登場するキャラやAFW、ストーリーの内容も素晴らしく名作です。ご興味持たれた方、是非プレイをお勧めします!
最後まで見てくれてありがとうございました。
光菱インダストリー製甲脚砲 "百虎"
コメント
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いいですね!いいですね!
完成おめでとうございます!
サムネ写真の雰囲気!ゲームのOPそのものじゃないですか!
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良い雰囲気のヴィネットができましたねぇ。
物語がいい!
突撃する班、撃破機処理の班、搭乗班。
地面の表情、撃破機から漏れる燃料。
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しかし、地面に転がる薬莢の数からして敵はなかなか手強い様子。
激戦ですねぇ。
・
・
煙がうまくいかなかったとのことで、それは残念です。
過去に軍艦の排気を綿でやったことありますが、薄くほぐして黒く塗装して接着するだけでも雰囲気でますよ。
もしくは、綿棒の先をピンセットでほぐしてやっても目が細かいのでリアルになります。
兵士の銃口には指先でよって細く尖らせたヤツを付けると発砲炎が表現できたりします。
さらにそれを上向きに地面に立てると銃弾の着弾表現になったり。
参考までに。
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…すみませんいろいろ偉そうに。
めっちゃ面白いヴィネットなので興奮してしまいました。
私はゲームを全くと言ってもいいほどにやらないので本機のことは存じませんが、この作品がアーティファクト(工芸品)ということはわかります。
こういうの職場のデスクに置きたいです。仕事も捗るか、はたまたその逆か・・・
これはやられました💘手書きの文字とか無骨な世界感のジオラマとか最高過ぎる!歩兵の使い方最高ですね😆
この鉄臭い煙臭い焼けた匂い漂ってそうな感じが堪らんですね🤤
自分ではやれない作業・造形だからこそ、余計に作品への魅力を感じますね😌
ここからどんどん広げて行って欲しいですね😁
F91のMSVが大好きです。
HGのF91を溺愛し、
そこからスクラッチして遊んでます。
ガンダムアーティファクトも好きで作ってます。
製作ペースは遅く、なかなか出来上がりませんが、
相手してもらえると喜びます。
作品へのいいねやコメントもゆっくりで、忘れた頃におじゃまします笑。
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