予約開始後数分で終了したRE デナン・ゲーの1次受注ですが、奇跡的に予約成功したので、届いたその日からいそいそと組み立てました。
構造、造形、色分け共に隙が無く、手を加える余地が殆どない素晴らしいキットだと思います。
技術の足りない私にとっては下手に手を加えても改悪にしかなりそうもなく、「可愛げない」という感情すら湧くほど完成度の高いキットだと思います。
主に以下のように少しだけ手を加えて、キットの魅力の底上げを目指して制作に取り組みました。
・グレーの成形色が自分のイメージと違ったので塗装
・各部スラスター噴射口の開口
・頭部後ハメ化&合わせ目消し
・ビームライフル後ハメ化&合わせ目消し
REは初めて触りましたが、本機のスケール感とも相まって、ほぼHGを作る感覚で組み上がりました。
F91、Vガンあたりの小型MSはREと相性よさそうですね。
内部フレームは無しなのと、それに伴って細かい部分のパーツ分け&色分けがMGよりも乏しく、そこが同じ1/100スケールのブランドとして差別化ポイントなのかな?と思いました。
合わせ目は後頭部とビームライフルの一部くらいなもので、他は段落ちモールド等が入っています。
後頭部はフェイス部を挟み込む構造なので合わせ目が出ますが、写真の赤丸部の嵌合部をちょこっとカットすれば後ハメ可できますので、楽に接着合わせ目消し可能です。
ビームライフルも銃身と丸いタンク部が別パーツで挟み込みですが、単純に挟み込み部をカットすれば後ハメ化できました。
足の甲は足裏側にスライドが飛び込む一体成型なので、合せ目こそ出ませんが目立つ位置にがっつりPLが出ますので処理は必要です。
ライフルのフォアグリップですが、うっかりランナーから切り取るのを忘れて捨ててしまいました(泣)
運悪くゴミ出し日の前夜にゴミ箱に捨てたので、翌日気付いた時にはすでに遅しでした。。。
代わりにジャンクボックスに転がっていた適当なグリップ部品を加工して取り付けました。
一部サブマリンゲートで外観に出ないようになっていましたが、基本的にゲート部は外観に出る上、濃色の成形色で白化が目立つので、成形色仕上げにしたい場合はゲート部処理は細心の注意を払った方が良さそうです。
ただ、ゲート面積は全体的にかなり絞られていて好印象です。
本キットはPSの方も少し柔らかめな印象なので、切れ味の良いニッパーでスパッと切れば白化は最小限に抑えられると思います。
大型のスライドや入り組んだ多色成形等はランナーを見ると分かりやすく目に付くので、SNS等でよく金型技術を称えるコメントは見ますが、繊細なゲートや材料の加工のし易さ等、射出成形技術と材料も着実に進化しているのだと感じます。
各部のスラスター噴射口のモールド穴は浅いので、ドリルで穴を空けました。
左腕ビームガンも銃口にスライドが入って開口されていましたが、ちょっと底が浅かったので追い掘りしました。
あとは左肩のミサイル同士の間を繋ぐ余肉が外観に見えるので、切除しました。
素組みでも十分な完成度ですが、ちょこちょこ小加工&部分塗装とデカールで情報量を増す事で、手軽に見応えUPできますね。
あとは細かい所ですが、頭部の「頬」の内側のヒケ逃げ部が外観に出ているので、肉埋めしました。
ここは上述の合せ目の出る部品なので、先にここを肉埋め、整地してから合わせ目接着した方が作業はしやすいと思います。
グレーの成形色が個人的なデナン・ゲーの印象と違ったので、塗り直しました。
使った塗料はアサヒペン クリエイティブカラーのライトグレーです。
ちょっと黄色味が混じった明るめのグレーで、私の中の「ゲー色」ドンピシャの塗料でした。
腹部等のグリーン部、関節のブルーグレーは成形色のままです。
バーニアの内側等、特に赤い差し色となる部分が悉く成形色では省略されているので、筆塗り部分塗装で対応しました。
デナン・ゲーはアポジモーターやスラスターが沢山あるので、1個1個はチマチマしていますが、完成してみると結構効果を感じます。
最新のキットらしくABSとポリキャップは無し、PSとKPSのみで構成されています。
パーツの合いは良好、関節の硬さもちょうど良く、ガンプラとしての基礎的な構造部でのストレスや調整は皆無でした。
シールドが肩に干渉して持たせづらいという意見をSNSで結構見かけましたが、本機は肘が二重関節&ロール可能で所謂「ガワラ肘」が出来るので、上手くガワラ肘を使えば綺麗に持たせられました。
ビームライフルの保持もガワラ肘のおかげで快適でした。
ヒケ、ウェルドは余程ひどくないと私は気にしないので、本キットも何も気になりませんでした。
可動範囲は最新キットですので言わずもがな、必要十分です。
ただ足首の前回転域が非常に狭く、劇中で印象的なカタパルト射出時の踏ん張ったポーズは取れないのがちょっと残念です。
ですが基本劇中ではほぼ飛行しているので、個人的には気にならない部分です。
特に頭部の可動範囲が非常に広いのが嬉しいですね。
ガスマスク顔なので、モノアイのように「目」の向きで演出が出来ないので、顔がグリグリ動くとポーズの幅が確保できます。
握り拳と平手はビルダーズパーツの連邦系を使いました。
手持ち武装はビームライフルとサーベル、ビームシールドのみですが、そもそも劇中でこれしか持ってないのでしょうがないですね。
オマケパーツでパレード用スリッパが付属しますので、コックピット開いてパレードの場面を再現したいと思ったのですが、結構切り刻む事になりそうなので勇気が出ず止めました。
(この写真、シールドジェネレータの向きが逆ですね...)
デナン・ゲーと言えばジェガンの頭をサッカーボールキックするシーンが印象的ですが、頭を飛ばされたジェガンは面倒な事に各部形状が独特なR型なんですね。
R型は現状1/100で未モデル化、MG化済の逆シャアジェガンやD型からの改造も大変なので、おとなしくR型がMG化される日を待とうと思います。
現状ジェガンが無いので、もう一つ印象的なコロニーの狭い通路を下向きで下降してくるシーンをオマージュです。
この後のシールド収納しながら周囲警戒→デュアルセンサーピピッ、という一連の動作は痺れるカッコよさですよね。
デナン・ゲーは登場頻度もさることながら、劇中でバシッとしたキメ絵が多く、F91を見る度に立体物が欲しくなっていたので、今回のキット化は非常に嬉しいです。
私は小学校低学年の頃、スーパーファミコンの「SDガンダムX」というゲームでF91の機体群を知りました。
ちょうどF91がガンダムの最新コンテンツだった頃に発売されたゲームですね。
F91は当然最強機体として登場しますが、デナン・ゾンがコスパ最強、デナン・ゲーもクセが無くバランスが取れていて重宝したので大好きになりました。
あとは旧キットの機体達は模型店やおもちゃ屋で何度も目にしたので自然と脳裏に焼き付きました。
実際に買って作ったのはデナン・ゾン、ヘビーガン、Gキャノン、ガンタンクだったと記憶しています。
現在は入手困難ですが、機会があればまたデナン・ゾンを組んで、このゲーの横に並べたいところです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
















REデナン・ゲーを好みのグレー色に塗り直して仕上げました
コメント
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かっこいいグレーのカラーリング仕上げ👍
ありがとうございます!
成形色のグレーもカッコ良かったんですが、ちょっと自分の中のイメージとは違ったので塗り直しました。
この独特のデザイン良いし、小型MSは1/100と相性いいですよね
1/144のF91には苦労した記憶があります( ;´・ω・`)
久しぶりのRE、このままF91、Vと続いてほしいですね
コメントありがとうございます。
ユニコーンのU.C.96年から一気に30年近く設定年飛んでいるので、それまでのMSとは一線を画すデザインですよね。
F91もVもまだまだ未発売で人気のMS沢山ありますもんね!RE再始動に期待ですね!
2020年6月頃から、約20年振りに再びガンプラにハマり始めた30代です。
自身の制作備忘録も兼ねて、ここで記録していこうと思います。
0079~0083あたりまでのミリタリー色の強いMSや設定が好物です。
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