地球連邦軍が密かに管理している、小惑星型基地の付近を、デュアル・アイの白い機体が飛ぶ。その隣には、青い機体が、寄り添うように追随している。新型機のテスト飛行だ。
「悪くない。」
機体各所のバーニアを細かくふかしながら、機体の向きをくるりと変えると、テストパイロットのヘント・ミューラーは満足そうに呟いた。
「この調整をベースに、明日は2号機のテストだ。アンナ・ベルクに伝えておいてくれ。」
小惑星基地に向けて通信を送ると、了解、という愛嬌のある男の声で返事が入った。
「よし、帰投しよう。」
随伴する青い機体——ガンダム・ヴァルキュリアに通信を送ると、応じた涼やかな声の内容は、少し意外なものだった。
『同じコースを、もう一周、できますか?』
「……どうした?」
新型機のテスト飛行だ。彼女に限って、まさか、ドライブ気分ではいるまい。
『ヴァルキュリアとも、もうすぐお別れだから……。』
そうだ。彼女は、機体に愛着を持つ方だった。ガンダム・ヴァルキュリアは、長年”ブルーウイング”で彼女が付き合ってきたジムがベースだ。彼女も、間もなく新型機に乗り換えるのだ。
通信機越しの少し寂しそうな声を聞いて、ヘントは微笑み、機体をヴァルキュリアに寄せる。
「よし、規定のコースをもう一度回ってから、ドックに入る。今度はゆっくり飛ぼう。」
『了解、ありがとう。』
僅かに弾むような色を帯びたその涼やかな声を聞くと、ヘントはふっと微笑み、再び通信機に向かって呼びかける。
「……と、いうわけだ。もう少し飛んでから戻る。」
『了解です。付近に怪しい反応はありませんが、いざとなれば戦えるようにも調整してありますよ。」
「さすが”キッド”だ、いい仕事をありがとう。」
『じゃ、ごゆっくり、”デート”をお楽しみください。』
楽しそうに言って、それきり、愛嬌のある声は聞こえなくなった。
2人は、機体の顔を見合わせるようにした。モニターの向こうに互いの笑顔が見える気がした。
そして、再び機体を推進させた。
U.C.0088、2月22日、コロニーレーザー"グリプス2"を巡る戦いをもって、ティターンズとエゥーゴの抗争、後に"グリプス戦役"と呼ばれる戦いは一応の終結を見た。
EFMPを離反し、エゥーゴに合流したヘント・ミューラーらは、一時グラナダに身を寄せた後、秘匿されていた小惑星基地"シャッテン・ブルーメ"に移動した。持ち込んだキャバルリーの改修が、実質の新型機開発に近い様相を帯び、戦備を整えるのに思いの外時間が掛かった。そのため、"メールシュトローム作戦"など、大規模な作戦には参加していない。
だが、戦禍から遠く離れた、忘れられたような場所でひっそりと過ごすことは、皆の鋭気を養うのには、良いことのように思えた。少なくとも、ヘントにはそうだった。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「EFF……結局、エゥーゴではない、てことよね?」
ドックに並ぶ新型機、強襲用ガンダム"イントルーダー"を見上げ、アンナ・ベルクが呟く。今の所、1号機はヘント、2号機はアンナがテストパイロットを務めている。間もなく、3号機の改修も始まる。1号機と2号機はほとんど仕様が変わらないが、3号機はガンダム・ヴァルキュリアのパーツも使い、少し様相が異なるものになるらしい。
"グリプス2"を巡る戦いで勝利したものの、エゥーゴも主戦力に大きな損害を受け、弱体化している。右派ティターンズのペズンの反乱や、ジオン残党の地球圏での台頭など、まだまだ火種は絶えない。
ティターンズという重しがなくなり、地球連邦正規軍も多少動けるようになったのか、ペズンの反乱には少数ながら鎮圧部隊を送っているらしい。
アンナたちが再び正規軍に組み込まれ、残党狩りのための即応部隊として整備が進められているのも、つまりはそういう時代の流れなのだろう。
「悪いことしてるヤツらをやっつけるんでしょ?今までの仕事とあんまり変わんないよね。」
「まぁ、そうですかね……。」
アンナの問い掛けに、カイル・ルーカスも同意した。
「"第22遊撃MS部隊"……通称"シャドウファントム隊"か。」
カイルが呟くと、アンナがへらへらと笑いながら続ける。
「でも、名前が変わると印象変わるねぇ!なんか、任務からして、もう、"宇宙の始末屋"てかんじ。てれれー……てーれれっれーれれれれー……てれれれれー……って。」
「……前から気になってたんですけど、アンナ先輩って……。」
「なに?彼氏ならいないよ。今、フリーだけど?」
「それは知ってます。そうじゃなくて、サムライ・ムービー……えぇと、ジダイゲキ?お好きなんですか?」
おお、と、アンナが嬉しそうな声をあげる。
「そうそう、若いのにハナシがわかるねぇ、カイルくん!お姉さん、嬉しくなっちゃうなぁ!」
「さっきの下手くそな歌、始末屋のやつですよね。」
「下手くそって失礼ね!」
愛嬌があるって言ってくんない?と、ひと腐れ言った後、続ける。
「そうだねぇ、オニヘーみたいのがタイプかな。モンド・ナカムラとかもいいよね。」
聞かれてもいない男の好みを語り出した。楽しそうなアンナを横目に、もう一つ、気になっていたことを尋ねてみる。
「……もしかして、ヘント隊長のこと、好きでした?」
「……!?なんでそうなんの!?」
「だって、オニヘーもモンドも、真面目でアツくて、不器用だけど、やる時はやるって、隊長みたいじゃ……。」
「ない!ないから!!ずぇっっっっったいない!!ていうかやめてくんない!?こんなとこで……。」
そもそもなんで、オニヘーとかモンドとか知ってんのよ、と、毒づく横顔は、僅かに頬が上気している。
まあ、確かに無粋な詮索だ、と、カイルは思った。
「余計なこと考えてないで、あんたも隊長でしょ、シャキッとしなさいよ。」
「余計なことって、先輩が勝手に始めた話のせいでしょう……。」
"シャドウファントム隊"は、MS3個小隊を主力に編成される。そのうちの1部隊、第2小隊を、カイルが率いる。
「アンナ先輩や、キョウさんを差し置いて……俺なんかが……。」
「いいんじゃないの。カイルくん、真面目だし、冷静だし、腕も度胸もある。いい指揮官になるよ。アイツみたいにね。」
自信持ちなって、と、背中をバシンと叩くと、くるりと背を向けた。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「確かに、有望株ですよね……おぼっちゃん風だけど、顔も爽やかで悪くないわ。それに、わたし好みのベイビーフェイス!」
"シャッテン・ブルーメ"内の士官クラブのカウンターで、チタ・ハヤミはロックグラスを片手で興奮気味に言った。話題はカイル・ルーカスのことだ。
「しかもほどよく年下!」
アンナが煽るように合いの手を入れる。
「うわ、何で気づかなかったんだろ!やだ、なんかちょっと、意識しちゃうじゃないですか!」
「チーちゃん、そういうの、なんていうか知ってる?」
なんです?と、チタは首を傾げる。その顔は既に、酒気を帯びて上気している。
「最終回発情期(ファイナルファンタジー)。戦争がひと段落したからチーちゃんも当てられてんのよ!」
「なんですか、それ!」
言って、2人でゲラゲラ笑う。2人とも、酔っている。
「……ちょっと、飲み過ぎでは、2人とも……。」
涼やかな声で遠慮気味に言うのは、僅かに頬を上気させた、"シングルモルトの戦乙女"だ。ハイボールグラスに添えられた左手の薬指には、指輪が輝いている。
「"ミセス・ミューラー"?本日は女子会ですことよ?遠慮は要らないんじゃなくって?」
アンナが珍妙な口調で茶化す。
「"ミセス・ミューラー"かぁ……よかったねぇ、キョウ……。」
チタがぐずぐずと泣き出した。
キョウ・ミューラー。
あの後、ヘント・ミューラーと籍を入れた。式のようなものは挙げていないが、手続き上はもう夫婦だ。そうなってから3ヶ月経ったが、チタは酒に酔うたびこの調子になる。
「わたしね、別にいいのよ、自分はさ、このままフリーでもさ……。」
ぐずりながら、チタはいつものフレーズを話し始める。
「わたし、キョウのこと大好きだから……きっとあなたの子どももね、溺愛しちゃうと思う。いいんだ、わたし、キョウの子どものこと大好きな、優しい親戚のおばさんポジションで頑張るから!もう、なんでもしてあげちゃう!心から溺愛しちゃう!」
「ちょっと、諦めんの早いから!あたしならともかくさぁ!」
また、2人でゲラゲラ笑い出す。
まだ、予定はないんだけど、と、キョウは小さく呟いたが、2人ともまったく聞いていない。
「今日は、ちょっと失礼しますね。」
楽しそうな2人を横目に、キョウは席を立つ。
「今度は旦那様も連れてきてよ?朝までだからね!」
「そうそう、キョウちゃんが自分で言ったんだから!」
「ええ、次はきっと。約束します。」
微笑んで、カウンターを離れる。
「よし、カイルくん呼ぶか!」
「やだ、心の準備が……!」
「じゃあ"ジュニア"くんにする?」
「……だめ!それはさすがにハンザイ!!若すぎる!!」
2人の楽しそうなやり取りをBGMに、キョウはバーを出た。
バーを出た足で、キョウはドックに向かった。
「もう終わったのか?」
案の定、夫のヘントが、自分の機体の整備をしていた。コクピットの傍までキョウが来ると、すぐに気づいて顔を出した。
「先に切り上げてきた。あなたとのこと、あんまり冷やかされるから。」
キョウは照れくさそうに笑い、手すりにもたれかかった。
「そこのドリンク、飲むといい。青いボトルのは、君のだ。」
コクピットの中から声だけがする。作業台の隅に、青いドリンクボトルがあった。手に取ると、ひんやりとした感触が、酒でほてった体に心地よい。
「準備してくれてたの?」
「ここに来ると思っていたからな。」
ニュータイプ、などど、無粋なことはもう言わない。
「よし、終わったよ。帰るか。」
ヘントがコクピットから出てくる。
「もう少し、戦いは続きそうね。」
並んで居住区の廊下を歩きながら、キョウが言う。
「ああ、そのための準備だな、これは。」
次の相手は、ジオンらしいな、と、ヘントは呟いた。
ハマーン・カーンの勢力が、地球圏を掌握しつつある。ティターンズの残党も、各地に潜んでいる。新たな争乱が始まろうとしている。それとも、"グリプス戦役"と呼ばれる先の戦いがまだ、終わっていないのか。いや、ジオンなどという亡霊じみた勢力がうごめいているのは、もしかすると、1年戦争の火種が燻り続けた結果なのか。——いや、もっと前の、遥か旧世紀、あるいは人類史始まって以来の騒乱から、今の戦禍は地続きにあるのかもしれない。
何にしても、今度も、生き残る。彼となら、もう、何も恐れることはないのだ。
隣で、共に戦う。ティターンズに反旗を翻したとき、いや、北米でプロポーズを保留したとき……違う、砂漠で彼への愛を自覚した時から、決めていたことだ。そのために彼も、待ち続けてくれた。
「あのね、ヘント、わたし……。」
遠慮がちに、キョウが口を開く。
「みんなから、子どもは、って、話題も出て……。」
「それは、戦いが落ち着いてからだ。」
ヘントも、少し頬を赤らめて応える。
「それは、もちろん——!」
そうなんだけど、と、キョウも頬を赤ながら続ける。
「わたし、ちゃんと、子どもは欲しい……。」
「な、なんだ。久々のストレートだな。」
ヘントが動揺した声を出す。
「男の子ならアードベック、女の子ならラフロイグか、アイリッシュ。」
「どれも、酒の名前じゃないか。」
「どれも、美味しいわ。」
そうじゃないだろう、と、ヘントは苦笑を浮かべる。
「君、自分の名前……嫌がっていたじゃないか。」
「そうだったかしら?」
とぼけて見せる。
「そうだ。」
「いいの、今は好きだから。」
ふふ、と笑うと、また話を続ける。
「ハネムーンも。わたし、ニホンに行きたいな。オンセン、オスシ……秋がいいわ。綺麗な紅葉。」
「……あの地域、まだ入れるのか?」
「さあ?でも、わたしね。」
キョウは、少し遠くを見つめるように言う。
「地球で暮らしたいわ。あなたと。」
それは、人類のエゴで地球を汚しきり、その環境を疲弊させた宇宙世紀においては、罪深い考えなのかもしれない。
地球の重力に、魂を引かれた人々。
エゥーゴでは、地球にしがみつくオールドタイプをそう呼ぶ者もいるらしい。
地球の環境保全のため、人類は残らず宇宙にあがるべきだと、エゥーゴのシャア・アズナブルは言った。
ティターンズのジャミトフ・ハイマンも、戦争で世界を疲弊させ、地球に居残る人類を根絶やしにすることが真の狙いだったと聞く。
皆が皆、地球を守るためには、一度地球を捨てろと言う。そんな時代の声を分かりつつも、愛と言う言葉の先に、母なる地球の大地を連想してしまう。キョウは、その罪深さを理解しながらも、地球に起源を持つ生命として、その渇望はきっと止められないと感じていた。
「ええと、つまり……。」
キョウはにっこりと笑いかける。
「次の戦い、終わったら退役しましょう。」
意外な提案に、ヘントはちょっと驚いた表情を浮かべたが、すぐにふっと微笑んだ。
「ああ、いいな。2人で、カレーの美味しい喫茶店でもやろうか。」
「いいわね、コーヒーはあなたが淹れる。」
「最初の一杯はいつも君が飲む。」
「うん、最高。」
「日当たりの良い店舗に、多肉植物でも並べて。」
「……好きだっけ?多肉植物。」
「やったことはないが、興味はある。」
何それ、と、キョウはくすくすと笑う。
「だから、ちゃんと、地球を守りましょう。」
キョウは真剣な、しかし、優しい眼差しで言う。
「わたし、あなたと2人で生きていきたい。2人で、大地を、ちゃんと踏みしめながら——。」
【#57 “SHADOW PHANTOMs” / Mar.1.0088 fin.】
MS戦記異聞シャドウファントム
第4部 グリプス動乱編
「ラストダンスはわたしに」・完
(gundam-kao6)
ダンスの相手は、あなただけ——。
(gundam-kao3)
第4部、完結しました。ここまでお付き合いくださった皆様、本当にありがとうございます。
第2部までは割と迷いなく書けていたのですが、テーマに一ひねり加えて路線変更を図った第3部は、友達に事前に添削?を依頼したりと、ちょっと慎重に進めてきました。……が、この第4部は、本当に自分のやりたいことだけ、読み手を無視してわがままにやり切った感じなので、本当に面白いのかといつも疑問符がついて回っていました。ですので、ここまでお付き合いくださった皆様には、本当に感謝です。
ヘントとミヤギの、戦場での再プロポーズの場面とセリフは最初から決めていて、第4部はどうやってここに行きつくかがスタートでした。8年もだらだらと超遠距離恋愛をするという、リアリティが微塵もない設定からして無理があるうえ……グリプス戦役時代の情報は1年戦争に比べると集めづらかったのもあって、本当に、むちゃくちゃな話だったと思います(gundam-kao10)ツッコまずにそっとしておいてくださった皆様にも感謝です笑
あと、作中はキョウ・ミューラーになりますが、ここまで散々ミヤギと呼んできたので、皆さんはどうぞ今までどおりミヤギとお呼びください笑
キョウ・ミューラー、呼びづらいな……5部では"ミセス"とでも呼ばせますかね笑
第5部、ヘントとミヤギはもちろん登場します。イントルーダー1号機にヘント、3号機にキョウが乗る予定です。2号機は……誰が乗るのでしょうね(gundam-kao6)
登場はしますが、彼らの話はこの第4部でほぼ完結です。ミューラー夫妻のその後、ぜひいろいろ妄想してください……でも、だぶん、喫茶店はやりません、残念ながら笑
第5部は、当初「ジンとヘントをダブル主人公にして、実はかわいそうなやつだったカルアを救出する話」を構想しておりましたが、第3部でカルアが作者の想像以上に大暴れして、快電波をまきちらしてしまったため、当初の構想はパーになってしまいました笑
……なので、第5部は構想を練り直しです。
でも、"必殺仕事人"路線と、いろんなトンデモMSを出していくという路線だけは決めているので、たぶんかなり破天荒なスパロボ的な内容になっちゃうと思います笑
登場予定の機体も、まだ積みプラのままなので、恐らく再開は年明けになるかと思います。
これまで投稿した内容は、時々自分で読み返しては、一部テキストの変更や、画像差し替えをしております。ぜひ、全57話に、note+等の外部SNS限定版#interludeシリーズ、また、オトナ向けのpixiv限定版#secretmissionシリーズ(本編も第3部あたりでぼかしていた表現を直して引っ越し予定です)など、これを機会に読み直していただければと思います。……いや、長いな、それはないか(gundam-kao10)
年末も短編投稿や、紅白戦への参戦を予定しております。
今後ともよろしくお願いいたします。
あと……ヒロイン増えたので、ヒロイン投票とかやってみたいんですが、皆さんご参加いただけますか??笑
それでは、ここまでお付き合いくださった皆様に感謝を込めて!!
ありがとうございました!
またお会いしましょう!
「ジン・サナダになど、興味はないっ!
遊ぶのなら、お前たちだけで勝手にやれ!!
どけ!わたしは……
——わたしたちは、
前に進む——
2人で!!」
——やられた。
負けたわけではない。
だが、なんだ、この敗北感は——。
キョウ・ミヤギ。
わたしから、愛を、奪おうとする女。
わたしの愛を、否定する女——
許さない。
暗く、冷たいデブリ帯の中、ピンクの閃光が闇を切り裂くと、中から黒いMSが2機、姿を表した。
周辺のデブリより、かなり大きな小惑星に近づくと、2機はその中に入って行った。どうやら小惑星は秘密基地らしい。
小惑星の中のドックに降り立った黒い機体から、紫色のノーマルスーツに身を包んだパイロットが滑り出してきた。華奢なシルエットから、女性だとすぐにわかった。
機体の足許には、赤いノーマルスーツの男が出迎えに来ていた。
「ごめん、ジン!」
機体から降りてきた女——カルア・ヘイズは、出迎えに来ていた男——ジン・サナダに涙声で言うと、思い切り抱きついた。
「アイツら……壊せなかった。やっぱり、わたし1人じゃ、あの時みたいな力は出なかった……!」
いいんだよ、と、ジンはひどく優しい声で囁きながら、カルアの髪を撫でた。
「アイツら、強かったんだ。あの時のわたしたちみたいに……おんなじだよ、アイツらも、2人一緒で強くなれるヤツらだ!」
「ああ、だから、今度は俺も一緒に行くよ。」
それに、と、ジンは酷く優しい声で続ける。
「俺もちょうど、"彼女"と話を終えたところだ。」
腕の中のカルアの、その髪をそっと撫でながらも、ジン・サナダの瞳は冷たく光っていた。
「俺たちには、世界を変える切り札がある。女神がついてるじゃないか。もう、あんな連中にこだわる必要はない。」
















オリジナルストーリー第57話、第4部グリプス動乱編・完
コメント
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良きところに落ち着きましたね🩵😆👍✨
最後にエルメスですか😮
ヒキのテクニックもなかなか🥰💖💕
第5部完結編首を長くして待っています🥰
楽しい時間をありがとうございますm(_ _)m
いつもありがとうございます(gundam-kao6)
ぶっちゃけ第5部なくてもいいなぁ、と思い始めています笑
エルメスは、ズルだなぁ、と思っています……これやっちゃうとなんでもアリになっちゃうので笑
ただ、5部はつまり、なんでもアリのスパロボです笑
少々お時間いただきますが、またお楽しみいただければ嬉しいです(gundam-kao6)
ぶんどどデジラマストーリー投稿アカウントです。励みになりますので、ストーリーのご感想、ぜひ!お聞かせください!コメント嬉しいです!誤字脱字の訂正なども、あったらこっそり教えてください笑
技術がないので、基本的に無改造。キットの基本形成のままですが、できる限り継ぎ目けしや塗装などをして仕上げたいと思っています。
ブンドド写真は同じキットを何度も使って、様々なシチュエーションの投稿をする場合もあります、あしからず。
F91、クロスボーン、リックディアスあたりが好きです。
皆さんとの交流も楽しみにしておりますので、お気軽にコメントなどもいただけますと、大変嬉しく思います。
よろしくお願いします。
(作品投稿のないアカウントはフォローバックしかねますのでご了承ください。)
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