RG ガンダムMk-2を組んでみたら、プロポーションがあまり好みではなかったため、アドバンスドジョイントにも手を加えて大がかりな改修を1年と2カ月(半分は熟成期間)かけて行いました。
第一次ネオジオン戦争後、大気圏内用Gディフェンサー運用試験のためにMk-2がアムロ大尉に支給されたという設定で、NT-1アレックスカラーに塗装しました。
素組みとの比較のため、「ガンダムブログはじめました」様(https://gundamsblog.net)からお写真を提供していただきました。運営のnori様、ありがとうございます。
それでは詳細をどうぞ。
前から。首、胴を1ミリ、太ももを2ミリ延長して人体に近いプロポーションに改修。スマートになったぶん、腕、脚の各所を増幅してマッシブさを損なわないようにしました。フロントスカートの形状はアニメ版によせて先を尖らせ、ダクト周りの段差の角度を変更しました。
後ろから。脚の装甲、スカートの形状はアニメ版に寄せて加工しました。肘はプラ板でディテールを埋めて硬質なイメージに。また、腕をプラ板で1ミリ増幅して肘を埋没させ、アニメ版のイメージに寄せて肘と腕の一体感を高めました。
腕の横にマウントしようとしても少し前に出てしまうシールド。ジョイントの基部をプラ板で挟み込み厚みをつけてこの問題を解決。さらにこの加工によって肘側にマウントする際も腕に密着させることができます。
Mk-2特有の肩フレームの突起。設定では肩アーマーの基部なのですが、無理のある設定なので、HGもMGも肩と連動しない仕様になっています。RGに至ってはなぜかパカパカしている状態。そこでアドバンスドジョイントの肩フレームに直接はめ込む形に改修し、しっかり肩の動きに追従するようにしました。
また、背中側の装甲をカットして、後ろにも肩を動かせるようにしました。
顔は、データコレクションという本の表紙やアイキャッチのMk-2を参考にして、写真の赤のラインからオレンジのラインに変更し、スマートな印象に改修。各種カメラやスコープには、ガイアの蛍光エナメルを塗って、ブラックライトで発光するようにしました。
首はジョイントのボールを切除し、2ミリ穴を開け、市販のボールジョイントを差し込むことで延長。これによって首は若干伸縮するようになり、可動範囲が拡大。首の装甲はプラ材で延長。うなじも整えました。
腰ジョイントにプラ板を挟み込み1ミリ延長。これにあわせて腹部パーツも延長。コクピット下に大きな隙間ができてしまうので、デザインを変更。気づいたらもう別物(^^;; あわせてマッシブさを出すため、プラ板で胴を増幅。コクピットハッチのヒンジが露出しているのが嫌だったので、ハッチをプラ板で自作。ハッチが全開するように、ヒンジを加工して取り付け位置を1ミリほど前にしてあります。
今回の工作の難所である太もも!!アドバスドジョイントを切断し、プラ板を挟み込んで2ミリ延長。シャフトはアルミ棒に変更。PP製のアドバンストジョイントは瞬着でもセメントでも接着できない難敵。PPを接着できるというGPクリヤーを試したが、負荷に耐えられなかった。そこで、真鍮線を差し込みつつ、GPクリヤーをプライマーがわりにしてアロンアルファ耐衝撃で接着した。装甲は増幅しつつ上部を延長。ここの強度を出すために、中のフレームを少し削って、スペースを作り、装甲の内側から0.3ミリプラ板で裏打ちしました。
なぜにここまでして太ももを延長したのかと言うと、自然な膝立ちをさせてドダイ改に乗せたかったからなのです。
ふくらはぎの装甲は、表面にモールドを残すために、パーツの縁にプラ板を貼り、ダボを延長することで内側から増幅。太ももを延長したことで、脛が短く見えるので、ふくらはぎの装甲の上部や膝装甲の上部を延長。脛フレームの長さは変わらないのに、長くなったように見えます。脛の細いフレームは0.3ミリプラ板で覆ってアニメ版のデザインに近づけました。
Mk-2の大きな特徴である足首のシリンダー。RGは2本がつながっているだけでなく、奥まっていて見えにくい上に、足首を相当伸ばさないとシリンダーが可動しない。そこで、シリンダー部分をアルミ棒や真鍮パイプで作り直しました。
腰のウェポンラッチは2ミリ軸に変更。スイングするので、がさばるビームライフルもポージングの邪魔にならない。
サフ前全体像です。今回はポリパテ等は使わず、ほぼプラ板のみで整形しています。グレーの箇所がプラ板を貼った場所です。
バックパックにはGディフェンサーとのドッキング用の3ミリ穴を開け。それを可動式のハッチでカバーするギミックを追加。そうです。今回のプロジェクトはスーパーガンダムへと続くのです。
なんとかマッシブさを保つことはできたのではないでしょうか。RGはHGよりも肩が初めから大きめなのが良いですね。
さすがRG。プロポーションは微妙でしたが、各関節の可動域は完璧です。バズーカを両手で構えるポーズも自然です。
最後はマスターグレードの箱絵風に。
ここまでご覧いただきありがとうございました。RGは、PP製のアドバンスドジョイントの加工が難しいだけでなく、装甲内に可動ギミックが隙間なくつめこまれているし、装甲パーツは薄くて破損しやすい。そのため改修は困難を極めました。なんども失敗し、壁にぶつかりましたが、やっと完成させることができました。この後は、大気圏内用Gディフェンサーと合体して飛行できるスーパーガンダムとなる予定です。では次回、「跳べ!スーパーガンダム」でお会いしましょう。
最後に、「ガンダムブログはじめました」(https://gundamsblog.net)のnori様、ご協力に感謝致します。
RG Mk-2のプロポーションを変更に挑戦しました。
コメント
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この改修は格好良すぎですね👍
NT-1風なカラーリングも本家より似合ってて最高ですよ😆
244さん、ありがとうございます☺️
アレックスカラーが好きなんですよね✨
スパガンも進んでいるのでしょうか?楽しみです。
ぼちぼち進めてます😅
頑張ります💪✨
マークⅡが好きで、何故か4機RGもってるのですが、、、RGって、、イジれるんですね。。。凄すぎる。。。
シブさん、マーク2好きの同志でしたか☺️4体ということは、ティターンズカラ1〜3号機とエゥーゴカラーといったところでしょうか?徹底されてますね👍
RGいじりは…お勧めしませんよ🤣
いやはや、まさに修行🧘
アムロ機カラー良いですね、元のカラーリングだと胴体の黒(紺色?)が地味に見えますよ。
このカラーリングなら主人公機に相応しいですね。
ありがとうございます☺️
アムロカラーと言うと赤の面が大きいプレバン版がありますが、アムロにはぜひNT-1アレックスに乗って欲しかったという思いもあり、この青メインのカラーにしてみました。お気に召していただき、嬉しいです😊
ほれぼれするくらいの見事な工作技術に圧巻です!
そして自分なりの理想のガンプラ完成おめでとうございます!
壁にあたっても完成させることがいかに大事か学ばせてもらいました!
すごくカッコいいです!
ありがとうございます☺️
学ばせてもらっただなんて、恐れ多いですよ😅
でも頑張りました。キットも2つ買ったのでお金もかかりました😭
ダア〜〜〜〜😆これは凄い!😍😍😍
これホントヤバイ!🤩🤩🤩
拘り抜きましたね!😆😆😆
テンション大爆発でございます!🤩
……スミマセン💦…
本当に素晴らしいです!
凄いの一言でございます!
改修作業大変お疲れ様でございます!
そして完成おめでとうございます!🎊
可動改造…とても繊細緻密な仕上がりでございますね!🤔
頭部の改修も拘り強く本当に素晴らしいです!🧐
ポージングもカメラアングルも大変素晴らしく、めちゃくちゃカッコイイ!🤩
ドダイ改に乗ってる
写真なんてホントヤバイ!😍😍
凄いの一言と言っておきながら、どこまでも書いてしまいそうなので終わりにします…😅
本当に素晴らしい作品拝見させて頂き
ありがとうございます!🤗
……あっ💦…
フォローありがとうございます!
どうぞよろしくお願いいたします!🤗
熱いコメント、ありがとうございます☺️
この作品、かなり頑張りました。足のシリンダー、太ももの装甲、スカートは何度か作り直しました。苦労が報われた気がします🙇
すごいのひとことです。アイデアもすごいですが改造のスキルもすごいんですね。羨ましいです
241さん、嬉しいコメントありがとうございます。Gディフェンサーも頑張ります。
大人になってガンプラの魅力にハマってしまいました。設定を考えながら、改造するのが好きです。
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