HGUC No.206 MS-08TX/S イフリート・シュナイド

HGUC イフリート・シュナイドを成形色仕上げ＋αで作ってみました。一年戦争からラプラス戦争に至る十数年に渡って改修され続けてきたイフリート・シュナイドはクナイみたなヒート・ダートを至る所に装備している珍しい機体でどちらかというとコズミック・イラに出てきそうな感じです。ですが、デザインはカトキハジメ氏で最初に見た時は「やはりカトキ氏は凄い！」と思う程にカッコ良く、立体化したら作りたいと思っていました。それから間もなくしてキット化されましたので素組みしてみましたら・・・色分けと成型色が大変素晴らしく、正に成形色仕上げの為のキットだと感じます。今回は14本もあるヒート・ダートはメタリックで塗り分けるという拘りを持って、この好キットをカトキ風に仕上げてみます。

塗装箇所とカラーレシピ

ジャイアント・バズ、ヒート・ダート取り付け基部等→(クレオス)ニュートラルグレー

動力パイプ等オレンジ部→(ガイア)ボトムズカラーオレンジイエロー

バックパックバーニア―→(クレオス)シルバー

ヒート・ダート刃部→(クレオス)メッキシルバーNEXT 

メタリック以外の部分は(クレオス)Mr.カラーGXスーパースムースクリアーを吹き付けております。

デカールはHGシナンジュ用とユニコーン汎用1、ガンダムデカールDX02 機動戦士ガンダムUC MS用をメインに満遍なく貼り、市販のデカールも多数使ってカトキ風にしました。モノアイは定番のクリアー化で裏にラビーを貼っています。

ガンダムデカールのユニコーン汎用1はイフリート・シュナイド用のマーキングがきちんと入っていましたから当然使いました(笑)。とてもカッコ良く、肩や腰、尻の辺りに貼っていてシュナイドというのをアピールしました。形式番号とかのデカールもありますからRE/100のイフリート改の説明書を見て、それに準じて貼っています。

イフリート・シュナイドのシュナイドとはドイツ語で「気骨」「勇気」を意味するらしく、かつて本機に搭乗していた搭乗者でマルコシアス隊の総隊長ダグ・シュナイドが由来です。ダグが後にMIAになり、彼のライバルといえる存在であります元スレイヴ・レイスのフレッド・リーバー が受け継ぎ、ジオン残党部隊のエースとして名を上げたとされています。機動戦士ガンダムUCのトリントン基地を襲撃の際にも映像化されており、ジムII・セミストライカーを撃墜するなど活躍しており、キット化されて嬉しく思う人は多数いたと思います。

ヒート・ダートの成型色はグレーで味気ないと思い、派手なメッキシルバーにしました。ヒートという通り灼熱化するのでオレンジ色になり、クリアーパーツまで付いているのでメッキ調じゃない気もしますが・・・ですがカッコ良く派手な色にして正解だと思いました。

最後は説明書と。

イフリート・シュナイドが出たおかげでシュナイドの元になりましたダグ・シュナイド機やオリジナルのイフリート、改、ナハト、イェーガーがキット化される様になり、これは凄い事だと思います。一昔前ですとイフリート系なんかは少数生産のガレージキットでしか立体化が望めず、しかも高い値段の為に欲しくても買えないし再版も望み薄の状況でしたが今はサイクルは長くなりがちですが再版も見込める上に手が届く値段なのでガンプラオジサンの自分には本当に時代が変わったと思いました(笑)。イフリート・シュナイドは今の状況ですと再版されてもすぐに売り切れてしまいますが、肩が大きく動く為にポージングが取りやすく、プロポーションも申し分ないのでガンプラファンは一度は作ってみても損は無いと思います。イフリートは８機ある設定でシュナイドも完成しノーマルやイフリート改、ナハトと作る事が出来たのでダグ・シュナイド機たイェーガーもカトキ風テイストで完成させて一緒に並べたいです。

ご覧して頂きありがとうございました。