【GBNW】33：ＧＮヴィンテージ

#第33改「酔ってけ！あたしのヴィンテージ」

熟成されたあたしのヴィンテージ。酔っていけ！

時は「ＥＬダイバー事件」から数ヶ月後。
新たに作られたツール「ネオ・ブレイクデカール」による被害は拡大していた･･･っていうのがここまでの話。
マスダイバーは復活し、各地でＧＢＮを荒らし回ってる。
当然ながらバグは頻発し、かける負担は膨大で･･･「ビルドデカール」でこの世界に定着させたサラちゃんの命も危ないかもしれない。
リクとクジョウ・キョウヤ、多くのダイバー達が、かつての「有志連合」、いや、もっと強い繋がりを持ってこれに対処することになったわ。
運営も、開発も、一丸となって。そして、もちろんあたしも。

その日は、初心者用サーバーでマスダイバーによる初心者狩りが行われていたの。
いかに「初心者用」といっても、巡回義務はある。あたしはその役目を担ったわ。
あたしがテストする武装は、これからＧＢＮの未来を切り開いていく彼らが主に使うものだから。
「彼ら」の道を、閉ざしてはならないってね。

あたしはバスターモードで、マスダイバーに攻勢をかけた。相手は３機。ちょうどいい。
ヴィンテージは変形し、その真の姿を現す。
これが、ＧＢＮの未来を導く･･･ガンプラだッ！･･･て。
ちょっとかっこつけすぎ？あたし。

【ガンプラデータ】
ベースキット：ＨＧＢＦ　ガンダムダブルオーシアクアンタ
使用キット：ＨＧＡＧＥ　ガンダムＡＧＥ－２　ダークハウンド
ＨＧＢＣ　プトレマイオスアームズ　など

かつて、第５改小説パートでアルザスが話していた「新機体」。
ＧＢＮ内のごたごたでうやむやになり、今回に至る･･･訳ではありますが、実際に「アルザスの新機体」構想はその頃からありました。
今回のベース、シアクアンタは早くから確保できたものの、もう一つのベースキットにするはずだったもの（クランシェカスタム）を長らく入手できず、ＩＢＡ編なども始めてしまった中で･･･
気付いた「味」は、「これまで本連載で培ってきたことをフルに使おう」ということ。
ベースをシアクアンタからとり、ＨＧＢＣなども活用。この先のＩＢＡ編で語られるはずのオーガさんとの再戦なども踏まえて設計された、アルザスの「ヴィンテージ」です。

ＧＮヴィンテージ：
アルザスがかねてから暖めていた新ガンプラ構想。
オーガとのバトル、そこから得られた気づき、そして「ネオ・ブレイクデカール」の蔓延など多くの要素もあり、そのたびに方向性を変更して完成させた。
自身の「味」である武装テストおよびその応用については前身機・ＧＮネイキッドと変わらず、より実践的なガンプラバトル向けの能力を組み込んでいる。
ガードモード：
頭部はリバーシブルになっており、バイザー型頭部を前にすることで各種武装テストを行う。
ＧＮドライヴはネイキッドと同様腰後ろに装備。
ＧＢＮーガードフレームの特性を持ち、多くの武装を運用可能。

「素」の形態、ガードモード。
頭部はシアクアンタとジェノアスをメインに作成。上半身はシアクアンタ、下半身をダークハウンドから。
足首はジェノアス。接地性を上げたかったので。

ガードモードの武装：
対「ネオ・ブレイクデカール」用に貫通力を高めたＧＮドッズライフル、先端部を打突武装として使えるＧＮアサルトシールド、そして「ファンネルが使えないなら有線にすれば良いじゃない」とナラティブガンダムＢ装備やルプスレクスから着想を得た有線装備・テイルブレード。

ガードモード、後ろから。ガンダム顔が見えていますが気にしない。
背中にはＨＧＣＥフリーダムの胸部後ろを貼り付けてＡＧＰ２穴を増設。
ＧＮドライヴユニットは底面をＡＧＥ－２、そこにシアクアンタやダブルオーダイバーのパーツの貼り合わせ。
中央に伸びているのはテイルブレードです。小説パートの写真のように１ミリ真鍮線をかまして使用しますが重さはぎりぎり。

フルボディブースターＭＫ－ＩＩ：
ＧＮネイキッド・フルボディ（第５改参照）で使用したブースターシステムを、シャフリ様からもらったプトレマイオスアームズの予備パーツを元に改装したもの。
上部にマウントしているのはＧＮガンブレイド。ブースターポッドの能力はフルボディに準ずる。

フルボディブースターは「新機体のためのパーツを先行して作った」設定でした。
ブースターポッドはフルボディのまま。プトレの中央パーツでまとめ上げています。
ＧＮガンブレイドはＡＧＥＩＩマグナムのＦファンネルと腰パーツなどから。

ガンダムモード：
ガードモードから、太陽炉を内蔵したＧＮマルチバインダーを右肩に接続することで、本機は「ガンダム」としての姿を現す。
ツインドライヴの高出力を得た本機は、ダイバーであるアルザスの創意工夫により無限の可能性を秘める。
ＧＮヴィンテージ【ブラン】：
ＧＮヴィンテージの基本形態としてビルドされた、アルザスの「本気で酔い交わすためのガンプラ」。
フルボディブースターの高出力を活かした高機動戦闘が得意。モードチェンジすることで砲撃戦形態・バスターモードともなる。
本来苦手なファンネル武装、有線攻撃武装も各所に装備。
これは、ダブルオークアンタをベースに、リボーンズガンダムやナラティブガンダムのイメージを組み込んだ結果でもある。

ブースターは２穴変換パーツで背負います。
ガンブレイドは腰フロントアーマーになっているサブアームを展開させ、そちらにくくりつけます。
これが完成形とは考えていません。「ＧＢＮＷ」をスタートさせて半年、こちらの創意工夫によりまだまだ変わる可能性も秘めています。

ビルドハンズ：
ネイキッドでは後付けであったビルドハンズは、本機では標準装備となった。
格闘戦用ハンドパーツは、武装を失った際にも敵機体の装甲を貫く硬度を持つ。
アルザス自身が使いこなせるかは別にして。
サブアーム：
サブアーム自体の扱いは不得手だが、「敬愛するＴ３部隊っぽいでしょ」と付けてみた。
汎用性は当然の如く向上した。

ＧＮドッズライフルは24ｔｈのＧＮビームライフルにサバーニャ、チェンジリングライフルのアンカーを取り付けたもの。

パーティクルソード：
ミラクルニッパーの技術を応用した分子破壊剣。フルボディから引き続き使用（解説はそちら参照）。
ＧＮアサルトシールド：
バインダー部分に二機装備した本機のシールド。
ファンネルの扱いについて特訓はしたが、現時点では機体の正面に展開させる程度。初心者ダイバーなどの防御にもいずれは使えるだろう。

アサルトシールドはシアクアンタのままですが、下記バスターモードで両肘に装備させるためにクアンタの右前腕を二機分使用しています。

ＧＮガンブレイド：
腰サイドアーマーの代わりとして装備するバインダー兼ガンブレイド。
剣・ビームガンとして使用するほか、二本をつなぎ合わせてブーメランのようにしても使える。
小説パートの写真で持っているのがブレイドモード。

マウント時は腰サイドアーマーに･･･すると背部のＧＮスラスターと干渉するため、最後の最後にサブアームでの懸架に変更しました（バスターモード時除く）。
そのため、腰サイドアーマーは現在突起があるのみです。

バスターモード：
ガンダムモードから後ろを向き、下半身を変形させた砲撃形態。
ブースター部のＧＮビームキャノン、ブースター中央部のＧＮトレミーバスターキャノンを主武装とする。

リボーンズキャノン形態。ＡＧＥ－２の足を鳥足っぽく変形させながら。

エネルギーの配分：
フルボディブースターＭｋ－ＩＩに２０～３０％ほどエネルギーを回しているため、バスターモードではチャージ時間の短縮に貢献。
通常形態ではスラスターの加速度向上に役立てる。
当然ながらトランザムも発動可能。

両形態の目などはブラックライトで光ります。･･･シアクアンタの白パーツはベースガンダムと同様のパール気味の成形なので一部透けます。

ネイキッドと比較。ガードモード。
ネイキッドよりもガードフレームに近づけたような感じになったかな。

ガンダムモード。
武装テストについてはネイキッドも併用して利用。ＮＰＤを使うことでより実践的な戦闘テストが可能になります。

「その後」の話、続きは･･･次にＨＧＢＣが出る時？

*【次回予告予定】*パワードアームズパワーダー。すーぱーふみなのサブアームの方が入手しやすいかな。

製作工程（第２６改であげたもの）。
まだフルボディブースターを流用することを決めていなかった頃。

武装類。
アルザスの武装適性は射撃＞近接＞＞＞ファンネルなのでそれを意識しながら。
パーティクルソードは最後の最後に付けました。