【GBNW】37：HGBC ギャ　イースタンウエポンズ

第37改「100年の道」

100年。そこまで続くとは思えないけれど･･･誰だって、思ってる。

多くのガンダムは、「宇宙世紀」と呼ばれる歴史の中で繰り返される戦乱の中で生まれてる。
それはガンダムファンには必修項目で、特に「一年戦争」～「ラプラスの箱」を巡る戦乱までの、だいたい宇宙世紀0001～0096あたりまでの話、そしてそのガンプラはみんなが大好き。
MS（モビルスーツ）が開発されて、時代の要請に応えて進化していって･･･最後には人智を越えた奇跡を生み出すからかな。
･･･もちろん、その後の宇宙世紀･･･「ガンダムF９１」とか「Vガンダム」のことも忘れてません。

個人的に、そんな「歴史」があるから･･･宇宙世紀のMSをガンプラバトルで使うとなると、どこか突拍子もない設定になっちゃう感じがするのよね。がちがちというか。
GPD販促アニメ・「ビルドファイターズ」の世界でもこのGBNでも、みんな頭を悩ませた結果･･･ビルダーの個性や趣味に合ったカスタマイズをしがちな気がするわ（もちろん他のシリーズも、ね）。
このギャン子･･･サザキ・カオルコなんて、「ギャン」にこだわり続けた結果R・ジャジャを騎士（R・ギャギャ）にしたりギャンが改良されたからって騎士（ギャンスロット）にしたり･･･ある意味やりたい放題。
でも、そうすることでそのビルダーの個性や趣味が解って覚えやすくなる･･･一石二鳥、かもね？
ガンプラバトルは、設定に縛られてる方が珍しい。「自由」なんだから。

･･･GBN、いつまで続くのかしらね。もう、数年･･･順調にダイバーの数は増えてるわ。
みんな、きっと･･･楽しんでる。そうでしょ？あたしも今、酒を飲みながら思ってる。

（小説パートの補足）
・以前も述べたように、「GBNW」における「ビルドダイバーズ」世界での「ビルドファイターズ」の扱いは「GPD時代の販促アニメ」という設定です。

【武装データ】

キット種別：ＨＧＢＣ（ハイグレードビルドカスタム）
発売：2016年8月
価格：600円（税抜き）

関連ガンプラ：HGBF ZZII（一部パーツを変更したビームバズーカ・ハイパーロングライフルが付属）
HGBF　ギャンスロット（一部パーツを変更したランスが付属）

「ＧＢＮＷ」も長く（スタートから半年経ちました）続くと、「やりやすい武装」と「やりにくい武装」が出てきます。
今回は明らかに「やりにくい」方に当たるイースタンウエポンズ。見ての通り、パーツ数は12しかありません。
単純な武器系ＨＧＢＣでは最もシンプルな武装セットの一つです。

キットとしては、「ビルドファイターズトライ　アイランド・ウォーズ」に登場したＺＺＩＩ・ギャンスロットの武装を単体版にアレンジしたセット。
発売はその２機と同時。同じように見えて微妙にパーツ構成が異なるところがミソです。こういった形のセットは過去にバリスティックでも見ました（第12改参照）が、その時よりは元の武装の印象を残しているかと。
主な新規パーツはビームバズーカの持ち手、成形色を変更したロングライフル先端、ランスの先端パーツ。
本体の成形色もライトグレーに変更。

セット内容。
・ランス
・ハイパーロングライフル
・ビームバズーカ
・ランス差し替えパーツ一式（ジョイント、ビームサーベル）

ランス：
通常形態ではごく一般的な実体ランス。
先端を差し替えることでビーム･サーベルを装備可能。

ギャンスロットではジオンの紋章をイメージした先端が付いていましたが、本キットでは一般的なものに変更されました。
意外と少ないシンプルなランス武装は「鉄血」系も合うかも（発売当時は１期～２期の間）。

差し替えて。ビーム･サーベルの刃は別のキットから持ってきましょう。
主にSB-6やSB-13が対応･･･前回も言ったなこれ。

ジョイントパーツはビーム･サーベルを外すと３ミリ穴になります。
そこから先をキミの想像力で補ってオリジナルランスを作ってみよう。
こちらではダークマターブースター（第27改参照）をそのまま取り付けてみました。

ちなみに、ランス本体とジョイントパーツは四角い軸で接続されています。
ビーム･サーベル自体は３ミリ軸となります。

ハイパーロングライフル：
ＺＺＩＩの主武装。
その効果は「電光」よりも遙かに強力かつ鮮烈、見た人がついついＳＮＳに書き込みたくなるレベルだとか。

ホビーサイト公式・ＺＩＩの商品ページと比較しても解るように、そこから随分と大型化されたロングライフル。
個人的には鉄機武者鋼丸世代なのでそちらの印象も強いです。

持ち手軸は３ミリ軸一本。変形の都合で可動、収納可能です。
持ち手軸を下から構えるのが一応正しい持ち方･･･なのですが、ＺＺＩＩ用の固定リブは使用できないのでそのまま構えると取り落としやすいです。
また、銃身後部にはＺＺＩＩ用の横張出しがあり、前腕部が太いとさらに持ちにくくなります。ネイキッド・ヴィンテージではかなりぎりぎり（本写真で持たせただけでも腕アーマーが干渉している）。カルメネールでは持てませんでした。
持てない場合は、素直に上下を逆にして持たせてみましょう。

そこで･･･ビームバズーカの持ち手を使用してみる。
持ち手と逆側、ライフル底面にはＺＺＩＩ用の四角穴が開いているので、そこに持ち手部分のジョイントを切り取って装着。
･･･一応無改造でもはまりました（元のバズーカにも戻せます）が、棒一本で繋がっているような状況なので切り飛ばして接着した方がいいかと思います。

小説パートの写真のように、こちらにもビームサーベル刃を接続可能。
先端部分はＺＺＩＩでは青でしたがこちらは専用パーツで単色です。

ビームバズーカ：
ＺＺＩＩの副兵装。
本来は肩にマウントされているものを手持ち武装にアレンジ。

持ち手が新規で付属。ＺＩＩのクレイ・バズーカよりも小ぶり。

なお、ロングライフルの持ち手軸は「３ミリ軸一本」なので･･･ジョイントにもはめられます。こちらの方が機体によっては使いやすくなるかも。

【次回予告予定】ロンメル隊長の力が再び必要になりそうなので。ティルトローターパック。
時間次第ですが（来月はもっと忙しくなりそうなのだけれど）･･･久々の「ガンプラビギナーズガイド」もできたら･･･