HGUC プレバン MS-14A ガトー専用ゲルググです。
HGUC ガトー専用ゲルググを成形色仕上げ+αで作ってみました。アナベル・ガトー・・・ジオンの理想に傾倒する武士のような人物で「ソロモンの悪夢」の異名を持つエースパイロットであり、ガンダム試作2号機を奪取した時は追撃してきたコウ・ウラキが乗るガンダム試作1号機を圧倒する程の技量の持ち主でした。機動戦士ガンダム0083の冒頭でのア・バオア・クー攻略戦で緑の胴体に青い四肢というパーソナルカラーに塗り分けられたゲルググは僅か数分の活躍にも関わらず、すごく魅力的で色々なサイズで模型化されています。更に『いけ! いけ! ぼくらのVガンダム!!』では試作大型ビーム・ライフルを受け取るエピソードはソロモンの悪夢という題で漫画化され、多少形状が違いますがその試作ビーム・ライフルもキット化され人気の高さを感じます。今回は年末のツイッター上のイベントでガンダム試作2号機を作るのでその前哨戦としてガトー専用ゲルググを短時間で作り込む事にします。
塗装箇所とカラーレシピ
シールド裏、指、首周辺等のメカ部→(クレオス)ニュートラルグレー
首元、肩合わせ目のブルー→(クレオス)インディブルー100%+ブラック少量+レッド極少量
スカート内部と太腿部のバーニア、ビームライフル先端等→(ガイア)フレームメタリック(2)
各ビーム・ライフル本体→(ガイア)メカサフライト
コクピットハッチ→(ガイア)サーフェイサーエヴォ レモンイエロー
メタリック以外の部分は(クレオス)Mr.カラーGXスーパースムースクリアーを吹き付けております。
デカールはガンダムデカールのHGのシナンジュ用とMGのガトー専用ゲルググVer.2.0などを満遍なく貼り、カトキ風にしました。特にMGのガトー専用ゲルググVer.2.0のデカールはガトーが所属してました第302哨戒中隊などが入っていて重宝致しました。モノアイは定番のクリアー化で裏にラビーを貼っています。
ゲルググがHGUC化された頃はABS全盛で非常に関節が硬く、無理に動かすと破損する可能性がありますからその辺りはかなり注意しました。ボールジョイントの受け部もABSのパーツがあるので塗装する際も墨入れする時もなるべくバラシて進めていきます。手足共に挟み込みなので前腕は合わせ目をモールド化、足はまずは先に関節部分を表面処理して、脛パーツを挟み込んで一部を接着し、乾いたら合わせ目を消しています。今回もドライセンの時と同じ様に合わせ目をなるべくは段落ちモールド化にしたかったのですが・・・肩だけはどうしても目立ってしまう為にそこだけはきちんと消しましたが白化してしまったので調色した青を薄く吹いています。装甲裏も全てニュートラルグレーで塗り、精密感を出しました。
厄介だったのは試作ビーム・ライフルでモールドの上に合わせ目があるだけではなく、入り組んだ所も合わせ目ある為に非常に消しにくく様々なヤスリを使いましたが・・・手間が掛かりました。〇モールドはピンパイズで普通のモールドはタガネを使って、なるべく綺麗に消していきます。なるべく細かくヤスリ掛けをするのですが・・・どうしても入り組んだ場所はヤスリ傷が残りやすいので今回はサーフェンサーでありますメカサフを吹いてヤスリ傷を消しました。メカサフは良い色合いで上から他の色を塗らなくても十分になります。
前にシャア専用や量産型ゲルググを作っているのでコーションのデカールの位置はなるべく同じにしました。HGシナンジュ用は細かい箇所に貼れるデカールが多く、本当に重宝しますから再販を望みます。作る時の為に部品請求で頼んでおきましたMGのガトー専用ゲルググVer.2.0のデカールは第302哨戒中隊を始め、使い易いのが多く入っていますからそれをガンガン使いました。HJ誌のムックであります「GUNDAM WEAPONS マスターグレードモデル“ゲルググ”編」では25機が先行製造でされたYMS-14でしたが旧MGが出た時は普通の量産型を示すMS-14Aになっていました。先行量産型はシャア以外の24機はエース部隊であるキマイラ隊にすべて配属されたと資料に書いてありましたがトップエースであるガトー専用機もYMS-14およびMS-14Sとする説もあるので自分にはYMS-14のほうがしっくりきますからそちらのマーキングを使いました。
最後は説明書と。
HGUCのゲルググが出た時はMGの2.0がまだ発売されてなく、これが決定版的なゲルググでした。マリーネやイェーガーより後に出ましたから肩のスイングや一部アクションベース対応など、今のHGUCとそうは変わらないフォーマットでABSさえ気にならなければ、作りやすくて人気があり、今はシャア専用ゲルググはそこそこ見かけるので作ってみて損はないと思います。ただ、このガトー専用機はプレバンのなので中々再販され難いとは思いますが・・・。関節がABS以外を除けば組みやすい上に深みのある青の成型色は艶消し吹くだけで素晴らしい色合いになりますから、見つけましたら手に取ってみる事をお勧めします。
ご覧して頂きありがとうございました。
武器のビームライフルは2種類あり、どちらも合わせ目綺麗に消しました。
ノーマルのビームライフルを持たせてみて。こちらも似合います。
劇中冒頭の活躍のポーズを。ナギナタではなく、サーベル上で戦っていましたから、黄色のサーベルはメタスから流用しました。
首元は旧MGと同じく、青で塗装しました。
MGのデカールがあったおかげで、ほぼ設定通りにマーキングになります。
首元や背中のシールドのジョイント部分もグレーで塗装してます。
そんなに難しくなく2週間かからず完成したので、これで思い残す事無くガンダム試作2号機の製作に入れます(笑)。
HGUC プレバン MS-14A ガトー専用ゲルググを作ってみました。
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ホビージャパンのらいだ~Joe先生やセイラマスオ先生の作例に憧れていつか同じステージ立ちたいと夢見ているブタウサギです(笑)。基本は成型色仕上げですが設定重視の姿勢や既存のモールドの丁寧な彫り直しや塗り分け、デカールによる精密感、つや消しによる仕上げに品質には自信があり、作り込みの質はプラ板やスジボリによるディテールアップ勢やスクラッチ勢にも自分は負けてないと思います。成型色仕上げでも無差別級に通用するというのポリシーにして信じており、それを証明したいのでオラザクに参加する事にしました・・・大人なのに見栄っ張りの承認欲求モンスターより慎ましくて謙虚が一番だと思っているので良かったら応援して下さいね。
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