HGUCのゲルググマリーネを制作しました。
一部穴空けやパーツ置き換えでディテールアップしましたが、基本ストレート組みです。
これも発売して20年以上経っているHGUCの中でも古参のキットですが、今の目で見てもかなり良い線いっている造形だと思います。
可動や関節部の隙間等はまあ時代なりですが、スタイルだけ見れば後発のゲルググよりも個人的にはバランス良いとさえ思います。
構造は悉くモナカ割りですが、後ハメ等考えず素直にバラバラにでき、合わせ目消し&塗装前提の向きにとっては近年のキットよりよっぽど作り易い構成です。
(前腕のバーニア部も真っ二つのモナカ割りなのはちょっといただけないですが)
バックパックの小さい方のバーニア部品を紛失してしまったので社外製品に置き換えました。
また、アンテナも折れてしまったので0.8mmの真鍮線に置き換えています。
(0.8はちょっと太過ぎました。0.5にしておけばよかったと後悔です。)
スカート内部、両脛内部の三連バーニアですが、容赦ないぜい肉で繋がっていますので、接着剤で各パーツを貼り合わせた後、余肉を除去し整えました。
内側ですが結構見える部分なので、ここは手を抜かず処理しました。
頭部はモノアイ可動式に改造しようかとも悩みましたが、モチベーションが上がり切らずやめました。
キットのシールは使わず、レール部は黒で塗装し、その上にメタリックピンクのシールを貼りました。
このキットの構造上、まん丸のシールを貼ると下を向いたちょっと間抜けな表情になってしまうので、上2/5程度切り落として貼ると、いい感じの目つき悪さになります。
モノアイ非可動はポーズの表現の幅が狭くなりますが、そもそも全身の可動範囲があんまり広くないので、基本素立ちで飾るつもりなので問題なしです。
前腕のシールド軸固定穴ですが、プラモ然とし過ぎなので右腕は埋めました。
左腕はシールドを装着しておけば見えないのでそのままです。
シールドを外す場合は何かフタ的な部品を差し込めばいいですかね。気が向いたら作ろうと思います。
シールドは内張りが一部なかったり、スパイクの先端がダルかったりと微妙な出来ですが、まあ手を加えるほどではないだろうと自分に言い聞かせ、そのままで組みました。
付属のMMP-80マシンガンは左右モナカ割りのマガジン一体ですが、合わせ目さえ消せば造形は申し分ないのでそのままです。
マシンガンだけだと寂しいので、ゲルググJから奪い取ったビームマシンガンを持たせました。
スコープは合わせ目消しとレンズの加工が面倒なので除去、グリップがそのままでは前腕に干渉しまくったので、一度切断して角度を変えて再接着しています。
手首は右の握り拳を紛失してしまったので、適当なジオン系キットの余剰パーツから拝借しました。
ディテールちょっと違いますが、まあよしとします。
それにしてもキットの手首は非常に造形良くて感心します。
左は平手も付いており素晴らしいです。
銃握り手はグリップが内側に出てこないトリックアートみたいな仕様ですが、まあ違和感ないので個人的には全く問題ないです。
塗装色ですが、グレー部分はタミヤエアモデルスプレーのダークゴーストグレイを選択しました。
これが私の中の「ゲルググ色」ドンピシャで、めちゃくちゃ嬉しくなりました。
塗装色がイメージ通り出た時ってテンション上がりますよね。
緑部は私の脳内ではジオンMSの制定色となっている、クレオスのMSディープグリーンです。
関節はタミヤのガンシップグレイ、武装はクレオスのMSグレー連邦系で塗りました。
ビームサーベルは束もクリアイエローで一体成型されているので、クリア部をテープでマスキングして束をスプレーで塗りました。
バーニア等の部分塗りはエナメル筆塗りで対応しています。
今回ちょっと高めの面相筆を調達したので(と言っても1000円しませんが)、前腕のバーニア塗り分けもちょちょいのちょいでできました。
やっぱり筆はケチらずいい物を買った方がいいんですかね。
大型のプロペラントタンクを装備しているので宇宙で使用された機体という想定をし、煤汚れをイメージしてウェザリングしました。
具体的にはクレオスのウェザリングカラーマルチブラックでウォッシング(拭き取り方を無重力を意識)、ドライブラシ、チッピングでデブリ衝突傷等の使用感を演出しました。
このキットとの出会いは私が中学生の頃、発売されてすぐに買いました。
学校帰りにユザワヤに寄り道して買ったと記憶しています(笑)
ちょうどこの頃「つや消しクリアをすると劇的にカッコ良くなる」という情報をどこかで入手し、素組みにトップコートを吹きました。
多分私の中ではこのゲルマリが初めてつや消しトップコートを吹いたキットだと思います。
結構気に入って長く部屋の机に飾っていた事をぼんやりと覚えてます。
今回ひょんなことから20年以上振りに制作に勤しみましたが、やはり満足度が高い良キットだなと改めて思いました。
定価の2倍以上するような転売価格で買うのはおすすめできませんが、適正価格で入手できるチャンスがあれば、手を伸ばして損はないキットだと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。
ほぼストレート組みのHGUCゲルマリです
コメント
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ゲルググ・マリーネは私も発売されてすぐ(私も中学生でした)に買い、その後成人して社会人になってから改めて購入、製作したのですが、可動範囲に目をつぶれば本当に出来がいいキットですよね。
おっしゃること、非常に良く分かります。
マリーネにビームマシンガンがここまで似合うというのも目から鱗でした!
そしてこの、ゲルググ用なのではないかと言いたくなるような見事なグレー、私も探してみたいです。
非常に良い色ですね!
同じ境遇を経験していますね(笑)
塗装でドンピシャの色が出ると、一気に完成までモチベが上がるんですが、逆に塗装を失敗するとそのままお蔵入りになってしまうくらいテンション下がるので、塗装は毎回ドキドキです。
おぉ!カッコいいです!
「 ダークゴーストグレー」!いい色ですよね〜私も大好きです♪
ありがとうございます!
暗すぎず明るすぎず、色んなMSに合いそうな色で今後重宝しそうです。
良い色に出会えました。
カッコいい!
お気に入りに入れさせていただきましたー
ありがとうございます!
コメント失礼します。シーマカスタムは作製したことがありますが、こちらは未だ縁遠いようでまだ未作成ですが、かなりカッコいいですね。色味もバッチリで、とても素敵です。古いキットは塗装を前提にすれば現行キットよりも作りやすいと私も思います。
コメントありがとうございます。ネ申やんさんのシーマカスタム拝見しましたが、ツボを押さえた工作&量産カラー、眼福でした!初期HGUCは作り易い上、良い意味で痒いところに手が届いておらず、ちょこちょこ手を加えたくなるのも触っていて楽しいですね。
完成おめでとうございます!塗装色がばっちりイメージ通りだとテンション上がりますね!完璧なゲルググ色です!!
ありがとうございます!今回は一吹きした瞬間に勝ちを確信しました(笑) 今MG2.0のジョニゲルを作っているんですが、このゲルマリ制作で塗料は決まりました。
コメント失礼します!
このキットの再販を先日購入したばっかりで、製作の参考にさせて頂きます。ありがとうございました!
コメントありがとうございます!それは良いタイミングでした!拙い制作物ですが、何かしら参考にしていただければ幸いです。
完成おめでとうございます🎉
シブい落ち着いた色だと思いましたが、ダークゴーストグレイでしたか!
確かにゲルググにはドンピシャでハマってると思います。カッコ良いです✨
私もスプレー派なので、タミヤのASシリーズには大変お世話になってます😊
(余談ながら、私の直近作は水泳部だったので、ダークゴーストグレイとめちゃくちゃ悩んでヘイズグレイにしました。)
脱線しましたが、4039さんの作品は、微改修でもしっかり作り込まれていていつも重厚な感じがステキです✨✨✨
コメントありがとうございます!ASシリーズは粒子が細かくて吹きやすくて気に入ってます。少々お高いのが玉に瑕ですが(苦笑) グレーはなまじ種類が多いので悩みますよね。ありがとうございます、いつもキットの良さに乗っかって何とかカタチに出来てます。
これは格好いい👍️ビームマシンガンも似合いますね(^^)/
ありがとうございます!ビーマシ、同じゲルググ族の装備なので似合うの確信して組みました。
2020年6月頃から、約20年振りに再びガンプラにハマり始めた30代です。
自身の制作備忘録も兼ねて、ここで記録していこうと思います。
0079~0083あたりまでのミリタリー色の強いMSや設定が好物です。
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