【GBNW:EX】19：HGBD:R ν-ジオンガンダム

第71改「その名はキャプテン」

その名は、キャプテン。ＧＢＮを導くリーダー･･･にしては。

～ＧＢＮ内・ミオ・シリウスの日記～

季節は巡って冬。年の瀬が近づきます。
･･･とはいえ、今年のクリスマスはＧＢＮができるのでその辺は安心です。感覚がある程度フィードバックされるので、一言で言えば暑い場所に行けばいいのです。
･･･ペリシアにはまだ、行けるスキルがありません。

兄（キルシュ）は先日のＳＤガンダム使いに敗北した後、一人用ミッションに潜ってひたすら特訓を重ねています。
私としては、兄はまっすぐに突っ込みすぎなのだと思います。過去にも二人プレイのミッションで先行しすぎてダメージアウトしたこともありました。
何というか･･･「できる」と思い込んでいるらしいのです。

私は私で、この世界を楽しんでいるところです。
たとえばGTubeとか。現実世界のYoutubeの様なもので、ダイバー個人がバトルのリプレイデータを配信できるのです。
私のプレイ目的は一応「社会実験テスト」なので（あと少し恥ずかしい）現在は視聴のみなのですが･･･
その中で最も影響力があるらしきダイバーと言えば･･･キャプテン・ジオンでしょうか。
キャプテンはＧＢＮ内の悪徳行為に対し敢然と立ち向かい、連戦連勝･･･時には敗北することもありますがマナーの向上を訴えています。
キャプテン曰く、「自分に嘘はつけない」そうです。本当でしょうか。

･･･そういえば、今年はクリスマスイベントの一環として、キャプテンと有志連合がマナー改善の啓発行動を行うとか。
「クリスマスは『バーニィ！もう戦わなくていいんだ！』とか『俺はあと何回少女とあの子犬を』とか悲しいイベントが起きがちだ･･･もちろんＧＢＮでも！」とのことですが･･･本当でしょうか。
その中には名だたるフォースのリーダーに混じって、アルザスさんの姿もありました。
「キャプテン・ジオンは常に孤独なのだ･･･」と言っている割に仲がよさそうなのは写真を見るだけでも明らかです。
･･･まさか、アルザスさんはキャプテンの正体を知っているのでしょうか・・・？

【今日のＧＢＮ用語】
ダメージアウト：ミッション中、機体もしくはダイバーが撃墜されること。
多くの場合ミッションは失敗、ディメンション内のベースに強制的に戻される。
サーバーに何らかの障害が起きた時もこの措置を取り、メンテナンスなどが行われる際にはベース送還後強制的にログアウトされることでリアルの人命も守る。

キャプテン・ジオン：ヒーロースーツに身を包んだ、誰よりも熱く、誰よりもＧＢＮを愛するダイバー。
現在はG-Tuberとして活動中。ＧＢＮのマナー改善動画（と称したバトル動画）を多く投稿、その徹底的かつ真摯な姿勢などから多くのフォロワーを持つ。
なお、その正体は謎･･･のはずである。
彼の活躍は公式ＨＰ・「ホビーホビー　イメージングダイバーズ」でも。

前回（EX18）の続きとなるクリスマス編。
今回はνジオン。キットレビュー編では基本的に素組み状態を紹介する本連載では珍しく、きちんと部分塗装やスミ入れを施した状態で紹介です。
キャプテンですし。νジオンがあんまり投稿されていない（投稿時点）本サイトですので･･･

【武装データ】

キット種別：ＨＧＢＤ：Ｒ（ハイグレード「ビルドダイバーズRe:RISE」シリーズ）
発売：2019年11月
価格：3100円（税抜き）

関連ガンプラ：HGBD:R　量産型ジオニックソード（本キット付属の武装のカラーチェンジ）

ビルドシリーズの通常ラインナップとしては最高額クラスの値段が特徴。それだけにスルーしている方も多いかと思います。
自分は税込みで2000円を切っていたので購入。
ちなみに量産型ジオニックソードは900円（税抜き）。次回紹介です。

コンセプト：
ベースはＨＧＵＣνガンダムではあるが、多くの点でジオン風の改良が加えられ、νガンダムとサザビーが融合したようなデザインを構築している。
その姿は、ある種のパラドクスを提起するものであった。

※以下、「キャプテン・ジオン　大いに語る」よりコメントを抜粋※
「私の使命はＧＢＮのマナー改善だ。それ以上でもそれ以下でもない。
例え連邦だろうとジオンだろうと、私の敵となり得る。そういうことだ」（キャプテン・ジオン）

ランナー･･･は多いので割愛し、ジオニックソード構成ランナーのみ上げておきます。
ちなみにいろプラランナーがないにもかかわらず色分けで足りないのは各カメラ部分と襟元、ジオニックソードのみ。
ちなみに余剰パーツはビーム・サーベルの柄２本やライフル・バズーカ・シールドの一部、肩アーマーの大半など。

ビルド：
νガンダムから多くの部分は変更。外観のみならず、関節部のＫＰＳ化、背中の汎用ジョイント化が目立つ部分。
濃い赤・金色のパーツは全て新造パーツ。

「ＫＰＳは塗装ができるしガンプラバトル時の関節強度も高くなる。巨大なジオニックソードを持つためには、特に肘や腰関節の強化は必須だった。
手首もできる限り甲パーツが抜けないように軸を配慮した」
（キャプテン・ジオン）

今回はセット内容は省略し、完成前から。
シール部分は全部塗り、金部分は塗り直し、スミ入れなどを施しています。
元キットでＡＢＳだった部分はすべてＫＰＳに変更。それに加え、首・股関節と手首は新規造形。
ＨＧＵＣスタンダードから一般的なビルドシリーズの武器持ち手に変更されました。

G-Tube:ＧＢＮが提供する動画配信サービス。
多くのダイバー（G-Tuber）によるプレイ動画が多数投稿されており、特にキャプテン・ジオンのマナー改善動画は注目されている。
新生「ビルドダイバーズ」の一人・カザミもG-Tuberの一人であり、フレディのミッション（だと思われていたが･･･）動画を適宜アップしているがその視聴者は少ない。
このほかにも写真配信サービスのガンスタグラムやショートメッセージサービス様のものなど、現実世界に近いサービスが多数存在するようだ。

「ケープスラスターにジオニックソード、そしてナイフ。
この機体の武装類の多くはバックパックに集約されていると言っても過言ではない。
バックパックもＡＧＰ穴だし、切り替えれば理論上は多用途に対応可能？･･･しかし、私の背中を飾るのは･･･ジオンの紋章を模した剣でなければならないのだ」
（キャプテン・ジオン）

ケープスラスターは内側・外側の違いがあり、一部写真では取り付けを間違えています（ジョイント基部の違いのみ）。ご了承ください。

ジオニックソード：
見るもの全てに有無を言わさぬ巨大実体剣。
それ自体がシールドとしても使えるほどの堅牢さで、ＰＳ装甲持ちのガンプラであろうと一刀両断する。
ちなみに柄部分などの元ネタは「ガンダムＳＥＥＤ　ＡＳＴＲＡＹ」登場のタクティカルアームズであろうか。
剛性を重視した結果基部が折れ曲がらないため、スラスターとしての使用はできない。

「『鉄血』の武装は『超重量と硬度、インパクトで相手を破砕する』姿が印象的だった。
あらゆる悪に鉄槌を下すためには、それほどの攻撃力が無ければならないのだと･･･武装のテスト風景を見て確信したものだ」
（キャプテン・ジオン）

通常ＰＳのパーツは中央部分のみ。とにかく巨大な剣です。
こちらについての紹介は、次回「量産型ジオニックソード」に回させて頂きます。

ジオニックソード（ハイメガサーベル）：
ジオニックソードから巨大なビーム刃を展開した必殺の一撃。
必殺技はハイメガサーベルを天に掲げ、現れた小惑星・アクシズを直接相手に叩きつける「ジオニック・アクシズ墜とし」。

「かの『ＥＸカリバー』に似ている･･･か。似ているな。
クジョウ・キョウヤもＧＢＮのトップに立つ人物の一人。悪を打ち破る必殺剣･･･その向きは同じと言うこと」
（キャプテン・ジオン）

･･･しかしこれだけは量産型単独では不可能なので。
ビーム刃はＳＢ－１１。ＭＧとかに入っているかな。もちろん、本機のビーム刃を量産型に流用することも可能です。
ビルドハンズはいつものように無改造無塗装です。

コンバットナイフ：
バックパックに二基装備した小型の実体剣。
νガンダムもサザビーも類する武装は装備していないため、キャプテン・ジオンのこだわりが為す技と言える。
ヒーローはこの武器を手に、最後まで諦めないのだ。

「元キットのビームサーベルではなくあえての･･･うむ。
認めたくないものだ。自分自身のバトルスタイルの過ちというものを･･･」
（キャプテン・ジオン）

刃部分は塗装。
ナイフはホルスターも含め量産型にも付属します。ホルスターは次回。
こちらもどことなく、何というか･･･ＳＥＥＤ感を感じてしまうのですが。

ジオニックフライヤー（？）：
バックパックとジオニックソードは他のガンプラに装備して武装強化可能。

･･･勿論本連載なので「武装使い」もやります。
余談ですが、ヴァルキランダーも今回のνジオンも、購入してから背中がＡＧＰ穴だと言うことを知りました。
リライズキットは基本的にカスタマイズにも配慮されているのです。

ケープスラスター/テリブルファンネル：
バックパックから左右に伸びるパーツはスラスターと防御兵装、ファンネルを兼ねる万能武装だ。

「ＧＢＮは工夫次第では地上でもファンネルを使える。
私の場合は･･･ジオンの魂がただの放熱板に宿っているから、かな」（キャプテン・ジオン）

ＧＮヴィンテージに装備。２軸延長をかけ、バックパックは基部を上下逆にしています。
ライトボディとは一部パーツ構成を変え、ＧＮドライヴユニットを左肩に装備することでカウンターウエイトとしています。
ケープスラスターは太軸が２個、一般ガンプラの肩関節のボール軸が２個。無限に繋ぐこともできますし分離して使うこともできます。
ジオニックソードも含め勿論３ミリ穴が開いていますが、ソードの方はどちらかというと安定したディスプレイのために使うものです。

「ケープスラスターは、折りたたんで砲撃を行えるようにも設計されている。ジオニックソードを変形させている時間が無いときにはこちらで攻撃を行える。
合計12門のビームによる攻撃は、通常のＭＳでは受けきれんだろう」
（キャプテン・ジオン）

ちなみにツイッターに上げたこちらの画像はスミ入れ前でした。
スミ入れ前の方がポージングが決まってしまいちょっと反省。

エターナルミラクル：
「誰」とはあえて言いませんが。
G-Tuberはこの世界に多数いるようだ。
ちなみにタクティカル・アームズを模したジオニックソードなので、よく似た形態にすることは可能（小説パートの写真参照）。量産型だと色も近いのでなおよし。

※某月某日。
キャプテン・ジオンはフォース・「アルケミスト」のフォースネストを訪れ、アルザス・リースリングに年末キャンペーンへの参加を呼びかけたという。
その際にＧＢＮ管理サイドによって撮影された一枚。
管理サイドとの癒着が一部で懸念されたが、キャプテン・ジオンは「志を同じくするものによる武装の正確な評価、そして貴重な時間を割いての全体キャンペーンへの参加を行ってもらっている」とこれを否定した。
キャプテン・ジオンはどこまでも孤独でなければならないのだ。たぶん。

この際の会話ログより抜粋：
ジオン：ところで、フルボディブースターに装備しているのは･･･フルドドか？
アルザス：ええ。ヴィンテージだと大きすぎて扱いづらいけど･･･別の「使い方」がないかなって考えてるとこ。
あたしがＡＯＺ好きなのは周知の事実だしね。来年の課題、そう言っておこうかな。
ジオン：君はどこまでも、こだわる女だ。酒も、ガンプラも･･･
アルザス：そんなこと言うと、いずれあんたのサイドキックになっちゃうわよ？孤高のヒーローさん。
あなたは一人であってこそ、「ヒーロー」よ？

【次回予告】･･･と言うことで量産型ジオニックソードへ･･･