【GBNW:EX】17：神風騎士　テンペストールギス

第69改「戦いを呼ぶもの」

戦いを呼ぶものを、私達は手にしている。

～GBN内・ミオ・シリウスの日記～

目が見えない世界のことを、思い出します。
なにもない世界。自分の意見を、自分で言えない世界。
世界から、隔絶された世界･･･

今日は･･･何というか、大変な一日でした。
兄と二人でアルザスさんのフォースネストを訪れ、練習（今回はクリエイトミッションもプレイできました）を行っていたのですが･･･
･･･その最中、フォースネストに現れたのは一機のSDガンダムでした。
ダイバーの名前は、シュナイデさん。
アルザスさん･･･もとい、フォース・「アルケミスト」に「文句」をいいにやってきたのです。一機で。

･･･その「一機」が相当優秀なダイバーである事は、その後の戦闘で証明されることになりました。
シュナイデさんはアルザスさんに言います。
「あるルートから聞いた話だが、あなたがGBN導入前の正体不明の武装をテストし、それを初心者ダイバーに渡している」と。
「その武装の出所は判明しておらず、ともすればかの『ブレイクデカール』のような大規模なバグに発展する恐れがある」と･･･
･･･しかし、その「正体不明の武装」を装備した兄のスラッシュバサラには、現在の所なんの問題もありません。
私は一瞬、闇の武器商人・ロゴスの存在を想起しました。･･･兄は激昂してシュナイデさんに挑み、案の定ぼこぼこにされました。
SDガンダム特有の機動性、それを極限まで追求したビルドカスタムは初心者の兄を圧倒していたのです。
アルザスさんはその言い分を一部認めつつも、言いました。
「そうやってクレーム上げ続けるのが、あんたの楽しみかしら」と。

シュナイデさんは、いわゆる「クレーマー」だそうです。
自分の気にくわないことを、いつも管理サイドに訴え続ける。それでいて、プレイ自体を辞めることはない･･･それが彼の、GBNでの生きがいなんだそうです。
アルザスさんは「この件は任せて」と言ってログアウトしましたが、私は別の思いを抱いていました。

なにも、彼に言えない。それは、現実世界、目の見えない世界と同じなのではないかと･･･

「GBNW」、今年最後の改造作品です。
･･･と、その前に。

EX13（ヴァルキランダー）の話に補足して、BB戦士のスペリオルランダーをガンダムベースに行って購入してきました。
メガフレアーデバイスの元ネタは本キットからです。
筆者ブログの方で紹介していますのでどうぞ。

【ガンプラデータ】
ベース：SD三国創傑伝　夏候惇トールギスIII
追加パーツ：HGIBA　MSオプションセット１
HGIBO　ガンダムキマリスヴィダール
ガシャプラ　ガンダムビルドダイバーズ01　など

･･･スラッシュバサラからサラハチを経てここまでが随分とハイペースですが、これはガラル地方に休暇を取る前にあらかた用意していたからです（そのおかげで塗装に一ヶ月弱かかった）。
今は来年の仕込みをちょこちょこと。コアコンどうしよう。

ベースは創傑伝から夏候惇。
販売元がガンダムベースか一部中古ショップに限られる事情こそあれ、「創傑伝改造」、それもGBNっぽい機体はGUNSTAでもほとんど投稿されていないので、今回挑戦と相成りました。

神風騎士　テンペストールギス：
GBNの「串刺し候」と呼ばれるダイバー、シュナイデのガンプラ。
三国創傑伝の夏候惇トールギスIIIをベースに、加速力と突破力を極限まで突き詰めたビルドを行っている。
名目上は騎士ガンダムとして仕上げているため魔法も使用可能。

後ろから。
元キットは600円なので背中が寂しいため、キマリスヴィダールの足パーツを丸ごと背負わせました。
･･･ヴィンテージでも過去にやっているあたり、何か「好き」なのかもしれません。
肩の後ろから伸びるパーツはポケプラゼルネアス（三匹分）です。

ランスユニット：
本機最大の武装。
通常のガンプラ用の大型ランスをSD用に転用している。ナノラミネートされた槍と増設されたバーニアによる加速力はガンプラをシールドごと貫くことも可能。

歴代ガエリオ機っぽいイメージもちょっぴり。肩や胸などには100円ショップのネイル用ラインストーンでデコレーション。
ビルドハンズ平手は今回も無改造無塗装で写真の雰囲気付けです。

ドーバーワンド：
左肩に懸架する「杖」。
それ自体がデバイスとなっており、セットしたメモリの効果を発動可能。
通常のドーバーガンとしての機能も一応残している。
ウイングメモリ：
様々な能力を持った記憶媒体。
デバイスにセットすることで効果を再生可能。本機の場合、風の魔法を使用可能となる。
シュナイデの優れたビルドは、宇宙空間にさえ嵐を巻き起こす。

導覇砲を一部改造。グリップを追加、持たせ方を変えて杖風に。
創傑伝ガンプラの特徴であるメモリとデバイスは今回は騎士風の活用。

ドーバーワンド（ウイングモード）：
ワンドは変形させることで「魔法のほうき」として使用可能。
SFSとして支援やエネルギーの節約を担う。

変形機構はそのまま残しています。

バーニアユニット：
リアルガンプラの脚部を転用した、SDガンダムとしては大型のバーニアユニット。
最大加速時には機体本体のスラスターや風の魔法も利用して超加速。SDガンダムの弱点であるパワーをスピードで補填する。
各バーニアには独立してエネルギーを振ってあり、緊急時にはドリルミサイルとして射出、対艦攻撃を行う。

「SDガンダムにもリアルガンプラにも振られるのは同じエネルギーながらSDは機体パワーの関係でエネルギーを使いこなせない」GBN内の問題に対処する、シュナイデなりの答えの一つ。

バトルスタイル：
特に宇宙空間では、バーニアユニットによる突撃、ランスユニットでの突貫に特化している。
方向転換は至難だが、デバイスによる風の魔法を機体制御に転用することで弱点をカバー。
この一撃突貫のスタイルと、GBN運営サイドにも容赦なくクレームを突きつけるその態度から、称号に関係なく「串刺し候」の異名を持つこととなった。
ちなみにシュナイデのダイバーランクはAでアルザスよりも上。

可動範囲は元キットのままです。肘が動かない以外は優秀。

マスクの下には･･･：
顔はあるのか。
仮面でその真の顔を隠した本機。アルザス達に向け、その「顔」を見せることはあるのだろうか･･･

創傑伝はとにかくみんなどこかしらガンダム顔にしたがる傾向。本機もその例に漏れません。
マスクを外すとガンダム顔が現れます。

こちらはランスを外した魔法特化フォームの予定です。

【おまけ１】かつて作った嵐の騎士トールギスと。
創傑伝は小さいですがモールドなどは決まっています。

【おまけ２】シールドは突撃主体の本機には似合わないと判断し使用していません･･･一応付けて見た図です。

【次回予告】騎士。*インジャスティスウェポンズ*を。