【GBNW:EX】48：HGBD:R サタニクスウェポンズ

第100改「ラストミッションＩＩＩ：最後の使命（前編）」

～現実世界のニュース～

全国各地で、オンラインゲーム・ＧＢＮ（ガンプラバトル・ネクサス・オンライン）をプレイしたプレイヤーがけがやめまい、吐き気を訴える事象が多発しています。
各地の病院には負傷者が次々に運び込まれています。
病院にいたプレイヤーは、「惑星・エルドラ」･･･謎の通信障害事件の発生源となったらしい惑星の名を口にする人が･･･

「信じてください！
俺達、エルドラから来た「ヒトツメ」と戦ってたんです！
それで、いた･･･腕をけがして、ログアウトして･･･俺のフォースは、どうなったんですか・・・！」

ＧＢＮは、国内でも数百万の登録者がいる一大仮想空間ゲームとなっていますが、この事件が先日行われた「バージョンアップ」によるものという意見はネット上で強く交わされており･･･運営会社は、黙秘を貫いています。
現状では、ＧＢＮのサービスを急に停止する予定はないとのことです。国も、ＧＢＮ内の調査に乗り出そうとしましたが･･･ガンプラを制作した事のある議員は限られ･･･

～フォース「アルケミスト」・フォースネスト。ハタモトが他ダイバーに～

今日、わざわざアルザスの元に出向いたのは･･･「伝える」ために他ならない。

･･･ＧＢＮとエルドラが、融合し始めた。ゲームマスターとトーリは、そう結論を出した。
驚くのも無理はない、か。
ともかく、巨大要塞・通称「エルドラの月」は、ＧＢＮにワープした。エルドラの主といえる生命体・アルスは「ヒトツメ」をもってＧＢＮを蹂躙し始めている。
エルドラ内よりも圧倒的に上がった生産速度は、既に多くのディメンションを呑み込み･･･このままでは、プレイ自体が危うくなる。
既に、「現実世界での」負傷者も出ているらしい。現実と電脳空間の境目は、無くなりつつあって･･･正直、サーバーへの負荷も限界。危険な状態だ。

しかし、ＧＢＮのサービスを停止させると言うことは、「ヒトツメ」の横暴を許すと言うことであり、それに対抗する戦力を生み出せなくなると言うこと。
アルスは、現実世界に出たがっている。理論上無理とかそういったことを、アルスは越えてきた。シドー・マサキにしてもそうだ。
現実世界に、彼らが現れれば･･･その時は、さらなる惨劇が起こる。
人類の、最後になるかもしれん。
止めねばならん。ＧＢＮの全叡智で。

･･･フレディ、か。彼は、
一応このＧＢＮ内では「ＥＬダイバー」扱いと見ていい。一応この世界のものを食べ、生きることができる。
しかし、かのミッションポイントからは･･･エルドラに戻れなくなった。ヒロト達もそうだ。
フレディがいないとミッションポイントは発動しない。そのフレディがこちらにいる状況では、「今までの方法で」エルドラに戻るのは不可能になった。
ヒロト達新生「ビルドダイバーズ」は、その方法を思案するために一度ログアウトし、現実世界で会合を持っている。
フレディは、エルドラの民だ。「ELダイバー」と同列に考えられるものではない。「ビルドデカール」を、ここで使うわけにはいかん。
帰さなければならない･･･

～･･･でも、GBNって・・・エルドラと、融合し始めているんですよね？～

そうだ、ミオ。惑星・エルドラ自体は、GBNに「ある」状態になりつつある。
･･･！？まさ、か・・・！

～ガンダムシリーズ･･･私、知ってますし、音だけでも楽しんできました。
ありますよね。スターゲイザー。ダブルオークアンタ。フェネクス・・・
惑星間を「飛び越える」、方法が･･･いくらでも・・・！～

･･･そうだ。そうだ、な。アルザスも頷いている。
ここは、GBNだ。方法はいくらでもあるな。ヒロト達にも伝えておこう。

･･･で。
アルザス。旧知の仲として･･･「アルケミスト」にもう一度入れてもらえないだろうか？
もう一つ、伝えなければならないことがあるんだ。「謎の送り主」について。
ELダイバー・サラハチについて・・・。

※シュナイデの新作小説パート・ブログ「ＧＢＮＷまとめ：ＥＸ05」はこちら※

一から書くとなると･･･今まで以上に小説パートの分量が増えている筆者です。
「ＧＢＮＷ」もついに１００改（実際は第０改から始めているので今回は101改目）。特にお祝い的なことはありませんが一応ね。
「ラストミッション」、３改目です。今回・次回は最終決戦への説明パートともいえる部分。小説パートの文量が多くなりがちなのはご容赦。
なお、「アルケミスト」のフォースネストに着艦したあたりのシュナイデの様子はブログの新作小説パートでご確認ください。
この先の登場予定機体情報もちょっぴり。

【武装データ】
キット種別：ＨＧＢＤ：Ｒ（ハイグレード「ビルドダイバーズRe:RISE」シリーズ）
発売：2020年5月
価格：600円（税抜き）

関連ガンプラ：HGBD:R コアドッキングカスタムシリーズ
（劇中通りのサタニクスガンダムはHGBD:R ユーラヴェンガンダムおよびHGBD:R サタニクスユニットとのドッキングで完成）

武装レビューも「投稿時に作中未登場」のものに突入です。
資金とスペース的な余裕がそろそろ無くなってきたので･･･サタニクスユニットは購入していません（設定面はユニット側の説明書に記載）。
一部また聞きの情報と「アルザス的な感想」になる為そちらもご了承ください。

※フェイクニューはユニット・ウェポン共にレビュー予定※

コアドッキングカスタム、武装シリーズも４個目。2ndではユニットとウェポンは基本的に同時発売になり、より購入しやすくなりました。
その代わりコアとなるコアガンダム（ＩＩ）･･･できればユーラヴェンガンダムが必須です。そのせいか（アルスアースリィと）ユーラヴェンは現在でも購入しづらい状況が続いています（投稿時現在）。
本キットも「ユニットはあるのにウェポンは売り切れ」的なお店もあったりして。

ランナーは例によってシンプル。グレー部分はＫＰＳ。
初回生産分には「ガンダムファンクラブ」プレミアムプランのチラシ付き。武装キットに付くのは珍しいので特筆しておきました。
･･･ユーラヴェンにも入ってた？そこら辺は気にしない。

セット内容。
・ヴァイスプライヤ
・ブレーカドリル
・バックパック用ジョイントパーツ

こちらも至ってシンプルなのはコアドッキング武装キットの特徴と言えます。

ヴァイスプライヤ：
先端部で対象を挟み込む・ねじ切ることで両断する武装。

基部パーツに３ミリ軸でプライヤ・ドリルの先端を接続します。持ち手取り付け部は取り付け位置で５段階に調節可能。そこから３ミリ軸で持ち手へ。
それぞれの武装の基部はメガニックドライバー合体用のリブ・持ち手の向きを除くと同一形状。
両腕ドリル・プライヤにしたい人は２個購入することで勿論再現可能。アッグかな。

ブレーカドリル：
ドリルのような先端で穴を穿つパワー型の武装。
純粋な接近戦用武装であったマーズフォーと異なるパワーを追求する指向は、対ガンダム・フレームも想定しているとされる。

持ち手を外せば肩などに取り付け可能。プライヤは二重関節で展開可能。

バックパックジョイントパーツ：
今回も勿論付属。
コアドッキング・通常のＡＧＰ穴持ちガンプラ、双方でベストな組み合わせを探してみよう。

ジョイントパーツは片側がＡＧＰ２軸、もう片方がプラネッツ軸。
横には３ミリ穴が２個、武装を懸架できます。
今回は背負いものがない分普通のＨＧＢＣのジョイントに近いかな。

手に持たせたりドリルをサブアームに付けたり。

メガニックドライバー：
ヴァイスプライヤとブレーカドリルを合体させた大パワーの武装。

双方のリブをかませて。持ち手位置は適宜調節を。

前回も書きましたが･･･３ミリ軸を先端に利用する武装との組み合わせがベストかな。
スピニングブラスターと。

まるで最初からそうであったようにはまるブラスター部分。

【次回予告予定】最新ユニット、フェイクニューユニット。アルスアースリィも簡単に触れます。