ジム・クリード
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ジム・クリード

忍者MS化企画第22弾。
各パーツの組み合わせで忍者(史実寄り)を意識してみました。
クリードは「信条」を意味し『(忍びの)信条』として使用。
今回は忍術書を参考に独自解釈を加えて機体構築&設定作りです。
専門用語も持ち出す関係で、説明文がいつもより長めになるかと思います。先に要点をまとめるなら『闇夜ではなく集団に紛れる者』です。
堂々と姿を見せつつ忍術を仕掛ける者。

 頭:HGUC ジム・スナイパーⅡ
 胴&腰:HGUC ブルーディスティニー1号機
 腕&脚:HGUC ガンダムEz8

一年戦争終結時までに存在したであろうパーツのみ縛りです。ジムの名を冠しながらも駆動系はガンダムタイプの物で、運動性能を高めの設定に。
一般的な忍者像でのメインカラーには、黒・紫・紺の系統が多い傾向あるので、青・灰を基調として筆塗装しました。

忍術書からの参考は変装術の要素であり、ガンダムの世界観に置き換えると目立ち難いのは「ガンダム級<量産型」「闇夜<集団」と思われます。BD1もEz8も元は量産型である「陸戦型ガンダム」のカスタム機ですし、相手がまずどこを見て判断するか?を考えると頭部からの可能性が高く、ジム系ヘッドに。

忍者MS作りでよく使う梵字(写真下中央)は「無限の智慧と慈悲」を表す【虚空蔵菩薩】を使い、忍術書に載る一文「もっとも忍術は無限であり、その極致に到達する事は未来永劫有り得ない」の比喩としています。
忍者が背後を取られるのはあってはならない事から、正面ではなく目立たない背面に転写しています。

固定武装の胸部バルカン砲は元と同じですが、有線式ミサイルランチャーはロケットアンカーに変更。鉤縄・ウィンチギミックと同じような用途で、筒ごと射出します。直接攻撃や移動補助の目的。

右肩のみマーキングシールで、それ以外は水転写デカールです。
所属のマーキングも武装も本来の姿を偽装するためのもので、忍者の変装術は姿形のみならず、言葉・知識・作法も本物で出発するのです。
バイザー機や暗めなカラーリングとて、デカールも標準的な武装も含めて、コイツが忍者(隠密する)とはまず誰も思わないはず。

これらは忍術書からの知識(陽術)を引用または応用したもので、忍者の外見ではなく一般的な量産型(またはそのワンオフ機)にしているのも、同じく陽忍の要素です。陽忍とは「素顔を見せて堂々と術を仕掛ける者」で、一般的なイメージとされる陰忍(姿を隠して術を仕掛ける)よりも重要な位置づけにあります。

100mmマシンガン+小型シールド(共にEz8の物)による標準的な装備にしています。前腕のビームダガー(HG ジム・ガードカスタム)は使わず、ただのアームガードとして機能。射撃武器は胸部バルカンと100mmマシンガンのみですが、マシンガンは予備マガジンを2つ持つため継戦能力があり、まとめて弾が当たれば火力にも期待できます。

これらも偽装のための仕様です。バズーカ砲やレールキャノンでは重く取り回しも悪く狙われ易い要因でもあるため、使用を避けています。

近接戦ではビームサーベルによる格闘。何の変哲も無い普通の武器。

バイザーを閉じると適性が射撃から格闘に変わり、ステルスモードへ移行します。バックパックの一部も展開する事で光と熱に探知され難くなり、ジャミング機能を持ち僚機以外のレーダーに映らなくなります。

バックパックの展開スラスターは2種の機能を併せ持ち、隠密行動時には排熱効率を高め、それ以外(緊急離脱時や戦闘時)には高出力化に機能切り替え。高出力化は隠密の成功率に大きく依存するため、バランス調整の観点により排熱効率化との両立は出来ません。

ビームサーベルは光と熱を発生しやすいため隠密行動には向かず、攻撃だけでなく発煙筒のように投げたり囮の目的で設置式の罠にも。

頭部センサーを緑にしていないのは塗り忘れではなく、発光量を減らすための仕様です。またこの状態でのみ、ビームダガーが使用可能に。手の内は見せびらかさずに隠しておくもの。
ビーム格闘兵器は実体剣よりも携帯性に優れる反面、光と熱の問題があるので隠密行動では障害になります。よって使用時でも展開せず、

攻撃が当たる直前に展開し、ビーム発振。
ビーム自体は高熱源体でも、上手く使えば敵機の発熱量の陰に忍ばせられるため大きな問題はありません。短射程&高威力にしています。

シールドに内蔵したビームダガーも、直撃の直前に展開&発振。
この装備は『アサシンクリード』シリーズにおける「アサシンブレード」を参考にしており、機体名のクリードは其処に由来します。
ビームダガーは至近距離における本機の機密装備であるため、通常時にはリミッターをかけて封じ、左右で発振部の色も変えています。

隠密行動時で無ければ発見されようが関係なく、隠密中に発見されても目撃者を消して(その手段が撃墜のみとは限らない)逃亡すれば良いので、高機動格闘戦も可能です。マシンガンも一応は使えますが、このモード中は射撃適性が無くなるため、バイザー開閉で適性を切り替えながらの攻撃。切り替えに制限は一切ありません。

この要素も忍術書からの応用で「陰術と陽術を臨機応変に」としています。ただしこの状態(バイザーダウン時)ではステルスが機能中で、集団でも単独行動でも怪しまれ易くなります。状況に応じて忍術を仕掛けていくのが、この機体の本質。

戦闘中であっても、暗所であればビーム兵器を常時発振しない限り発光量を最小限に抑えられます。高出力化スラスターだと光量および熱量が増大するため、状況次第で適宜モード切り替え。

シールドはEz8の物を改造しています。ポリキャップ下の接続軸2箇所を切除し、フレーム側を上のように加工。3mm軸を落としたビームダガー基部を接着。厚みは調整せずとも丁度よく収まりました。
右前腕装備のビームダガーは、接続軸をやや短く切っただけです。

塗装前はEz-SRの物で組み込んでいましたが、一年戦争でまとめるために後から成型色も含めてEz8に変更しています。肩アーマーのラックは使わないため加工して落とし、上から「ビルダーズパーツHD MSパネル01」を接着しています。これにて正方形のパネルを使い切りましたが、補充しようにもどこにも売ってない…

忍者テーマだと塗装がワンパターン化しがちなため、今回はグレー系を多めに使ってみました。パープルグレーをメインカラーに、ブルーグレーとダークブルーをサブカラーに指定。

普段はメタリック塗装するバイザーもダークブルーに塗り、自然にまとめています。ニュートラルグレーは一部に使い、ニュートラルグレーⅤは装甲の裏側や内部に。スーパーつや消しクリアーは関節部にのみ。
水性クリアーグリーンは後頭部センサーにのみ使用。

隠れて見えなくなる両脚ビームサーベルラックも塗り分け。塗装後は案の定外せなくなったので、取り付け前に撮影。前述の写真では予備用Ez8のサーベルグリップを塗装し持たせていました。

参考資料にした忍術伝書も併記。御覧の通りガチな専門書(私物)です。
応用した内容そのまま書かれているわけではなく、独自の発想を交えてSFの世界観になるべく合うよう最適化(アレンジ)させています。

今回参考&応用したのは主に、七方出(変装術)・陽忍・陰忍などで、参考資料は他にもあります。外見を量産型のシルエットに近付け、集団に紛れて気配を薄めた本機は「陽忍」の解釈で、バイザーダウンによる特殊行動には「陰忍」の要素を当てはめました。

これら専門書だけでなく、フィクション作品からの知識も取り入れて独自の発想を交えつつ最適化させているのが、この『忍者MS化企画』シリーズです。中には全く参考にしていない過去作も混ざっていますが、外見が一般的な忍者像から離れているほど、各種専門書からの知識も色濃く反映されている傾向にあります。

前作・前々作の インテンス十六夜 と合わせて『ガンダムビルドファイターズトライ』に登場したような忍者チームを想定し、同時製作をしてきました。過去にも同じコンセプトでやった事はあります(MS作業車)が、今回は別枠として設定し、チームカラーも統一させていません。

十六夜が前衛を、インテンスとクリードが前衛&中衛を担当。真っ先に忍者の容姿が突っ込んでくるので相手側の注意は十六夜、次いで高機動のインテンスに向きますが、実は全員が忍者(しかも支援側の方が厄介)な設定を内包しています。クリードのみ盾持ちの高耐久で、他2体より狙われ難くなるよう偽装しています。併せて連想されないよう機体名も普通に。
狙われ易い要素は概ねパターン化されている(偵察・回復・狙撃・指揮官・高火力・長距離支援など)ため、そういった要因は避けました。

インテンスにも陽忍の設定を付与。十六夜は外見に忍者の記号が満載なため、忍術書からの応用はしていません。インテンスと十六夜を囮に、後方からクリードが計算された強力な忍術を仕掛けていく戦闘スタイルであり、状況の変化に応じて各機の役割も変わるようにしてみました。

今回の『ジム・クリード』は、数多の忍者ガンプラ作品の中でも全く忍者らしくない外見も含めて異彩を放っているかと思われますが、忍術としての設定完成度においてはどの作品にも負けません(多分)
今度こそ、ビルドシリーズのサブキャラ忍者チームには活躍してもらいたいものですね。まぁ登場するだけでも奇跡的な出来事ではありますが。

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主に忍術書を参考に応用し、本格的寄りな機体構成と設定作りを試みました

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成型色仕上げと部分塗装が主な割に、全塗装の頻度も増えてきました。ツヤ調整を含め基本的に全て筆塗り。技術は皆無でも楽しく、可能な範囲で様々な表現をして行ければと思います。少しでも楽しんでいただけたら幸いです。 【忍者MS化企画】は本物の忍術伝書も参考に、一般的なイメージとは全く異なる観点から、需要無視で理想的な独自の忍者ガンプラを表現するものです。が、そうでもない物も多く混ざっていたりします。あくまで目安!

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