1ヶ月前にガンスタに投稿した50投稿目記念作品「辞令。第04MS小隊を、オデッサ基地防衛に派遣する」より、個別投稿第3弾、旧型ザクです。
これまでに個別投稿したザク2機やマゼラアタック同様、本体は特に加工もしておらずストレートに組み上げただけですが、塗装やウェザリング、マーキングには一番こだわったかもしれません。
また、追加武装としてちょっと珍しいモノを製作してみました。
そういった追加武装など、以前の投稿ではお見せできなかった部分も今回は紹介していきたいと思いますので、どうか最後までご覧になっていってください。
正面素立ちです。
使用したキットはHGUCザクⅠです。
基本塗装は自作ダークアース、ブルーグレーにインディブルーを混ぜたくすんだ青色、ミッドナイトブルーの3色です。 手首は黒鉄色、首回りはニュートラルグレーにツヤ消し黒を混ぜた暗いグレーで塗装してあります(いずれも水性ホビーカラー)。
ダークアースは、以前投稿したルッグンやドムキャノン複砲仕様の塗装にも使用した、ミドルストーンとオリーブドラブにレッドブラウンを若干混ぜた色です。 ただし、今回はもう少し淡い色合いにしたかったので、以前使って塗料ビンにストックしておいたものにミドルストーンを継ぎ足してあります。
くすんだ青色は、2年ほど前に投稿したリックドムの塗装に使用した塗料を再利用しました。
これにデカールやシール、マスキングテープを利用しての手描きでマーキングを施し、ツヤ消しスプレーを吹いた上から、黒鉄色と銀色でウェザリングを入れました。
リアビューです。
後頭部には、08小隊に登場するトップさんの旧型ザクのオマージュとして白いラインをマスキングして描き込みました。
実はこの白いライン、初めてアニメで観た時は後頭部の片方にしか入っていないと勘違いしていました。
しかしながら「この白線、片方だけにした方がアシンメトリーでカッコいいんじゃないか?」と思い、今回は左側面にのみ入れてみました。
結果的に、かなりカッコよくできたのではないかと満足しています!
ヒジやヒザの関節は、以前投稿したザク2機と同様に、ミッドナイトブルー、黒鉄色、銃鉄色(ツヤ有り黒に黒鉄色を混ぜた色)の3色で塗り分け、機械らしいリアルさを強調してみました。
ショルダーアーマーです。
「タックルを繰り返した結果、塗装がハゲて下地の金属色が露出し、さらにそれが敵機の装甲で擦れて磨かれ、光沢を帯びている」ということを表現するため、黒鉄色をスポンジチッピングなどで塗ったあと、さらにその中央に銀色を塗装しました。
この作品のウェザリングでは一番こだわった部分です。
予備マガジンです。
ここも08小隊に登場するトップ機の旧型ザクのオマージュです。
そういえばこの旧型ザクが装備している105mmザクマシンガンは、銃身が切り詰められ、スコープもオミットされた短バレルのカスタムタイプなのですが、これが抜群にカッコよく、これを装備させたいがために「格闘戦を得意とするパイロットが、接近戦で取り回しの良い短バレルのマシンガンを装備している」というオレ設定をでっち上げました(笑)。
武装一式です。
上から順番に
・105mmザクマシンガン
・105mmザクマシンガン(短バレル)
・予備マガジン&装備用ラッチ
・ザクバズーカ最初期型
・バズーカラック
・ガスランチャー
・スパイクシールド
105mmザクマシンガンとザクバズーカ最初期型、バズーカラック、スパイクシールドはHGUCザクⅠのキットに付属するモノ、短バレルの105mmザクマシンガンはEXモデル ヒルドルブから流用しました(マガジン裏は、どちらもプラ板とパテで塞いであります)。
予備マガジンは以前投稿したザクⅠ(S)に付属するマシンガンのマガジンを塗装したモノになります。
マガジン装備用ラッチは、ヒートホーク装備用ラッチを加工して製作しました。
ガスランチャーはカスタマーズキャンペーンの、ハイザック・カスタム用ビームランチャーとコンパチになっているモノを加工して製作しました。
塗装は基本的に、どれも銃鉄色です。
MSVやリアルタイプカラーの機体には、やはりこの武骨な色が良く似合う気がします!
105mmザクマシンガン&スパイクシールド装備です。
頭部はツノ無しのノーマルタイプも付属するので、そちらに差し替えてみました。
スパイクシールドはマスキングテープを利用して白線を2本描き込み、黒鉄色と銀色でウェザリングを施してあります。
弾痕やスパイク先端はショルダーアーマーと同じく、黒鉄色の上に銀色を塗装することで、金属が擦れて磨かれた様子を表現してみました。
ザクバズーカ最初期型&バズーカラック装備です。
どちらも、このHGUCザクⅠのキットで初めて立体化された武装になります。
バズーカは銃鉄色1色ですが、バズーカラックは動力パイプ部を黒鉄色、ラック本体をミッドナイトブルー、接続部や可動部を銃鉄色で塗り分けてみました(画像だと全く分かりませんね・・・)。
みんなのトラウマ(?)、ガスランチャー装備です。
ランチャー本体は銃鉄色、弾頭をフィールドグレー、発射器のシャフト(?)を銀色で塗装しました。
前回投稿したマゼラアタックの操縦手、トモヤ・ハセガワ軍曹はブリティッシュ作戦でモビルスーツに乗り、コロニーに毒ガスを散布する任務に就いて民間人を虐殺してしまったことがトラウマとなり、戦車兵として軍に残った、という設定ですが、恐らくこんな装備の旧型ザクに乗っていたのではないでしょうか?
余談ですが、08小隊でシローが夢に見てうなされていたこのシーン、個人的にはガンダムシリーズでも一番のトラウマ回です・・・。
頭部と胸部のマーキングです。
頭部は白、胸部両脇はシャインレッドのラインを筆で描き込んだあと、塗料が乾いてからマスキングテープで保護し、本体色を塗装しました。
このほか両手首、腰アーマー下部の周り、腹部(?)の五角形のライン、左太ももの白いラインなどが、同じ手法で手描きマーキングを施した部分になります。
他のマーキングは、主にデカールを使用しました(左胸のジオンマークとバックパックの機体番号のみシールです)。
ちなみに、この時点ではルッグンに使用したダークアースをそのまま塗装していたのですが、ちょっと茶色っぽすぎてイメージと合わなかったので、このあと塗料を調色し直して再塗装しました。
105mmザクマシンガン(短バレル)です。
先ほども少し触れましたが、こちらはEXモデルのヒルドルブに付属するモノです。
ですが、塗装してからフォアグリップを取り付けて動かしたところ、塗膜が厚すぎたらしく可動部を破損してしまいました・・・。
そのため、通常タイプの105mmザクマシンガンのフォアグリップを参考にプラ板で可動部を作り直し、中に細い針金を仕込んで補強して修正しました。
元のデザインより若干長くなってしまいましたが、なんとかほぼ元通りにできましたよ・・・。
ガスランチャーの加工です。
こちらの武装、先端の弾頭部分が上部しか造形されておらず、ご覧の通り裏側がスカスカだったので(画像上)、ウェーブの「型想い」を使って型取りし、タミヤパテで弾頭部分を複製し(画像中央)、接着剤で裏側に張り付けて成形しました(画像下)。
複製はそれなりにうまくいったのですが、パーツの裏側に張り付けてヤスリで成形している間にパテで作った部分が何度も欠けてしまい、その度にパテを盛っては削り直したのでかなり時間がかかりました・・・。
しかし、時間をかけた甲斐もあり、なんとか理想通りの形に仕上げることができました!
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
旧型ザクは昔から大好きな機体のひとつなので、昔ノートの隅に妄想小説もどきを書いていたときから必ず主人公サイドの1機として登場させようと決めていました。
それを今回はこうやって実際に模型で再現することができて、本当に良かったです。
短バレルのマシンガン装備やリアルタイプカラーなど、当時の自分の理想をはるかに上回る形で立体化できたことも大きな収穫でした。
さて、これで50投稿目記念作品「辞令。第04MS小隊を、オデッサ基地防衛に派遣する」の個別投稿も最後となりましたが、次回は少々手間のかかる作品に手を付ける予定なので、「ストーリー投稿」に初挑戦しようと考えています。
完成品をお披露目できるのはいつになるのか見当もつきませんが、よろしければまた是非ご覧になってください。
最後になりますが、本作品をご覧になっての感想などいただけますと幸いです。
敢えて言おう!これはザクⅠではない、旧型ザクであると!!(ガノタ特有のめんどくさいこだわり)
コメント
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短銃身のザク・マシンガン良いですね…!
くぼさん少佐Mk-Ⅱさん、
コメントありがとうございます。
ヒルドルブに付属する短バレルのザクマシンガンがあまりにもカッコよかったので、旧型ザクに装備させてみました。
自分でもお気に入りの武装です!
旧ザク好きっていうだけあって拘ってますね。
量産型は人それぞれの解釈ができるので十人十色で
見せてもらっていてなるほどってなります。
カスタム武器は今度チャレンジしてみたいです。
r33かい?さん、
コメントありがとうございます。
おっしゃる通り、塗装やウェザリングはかなりこだわって仕上げました。
量産機はいろいろな可能性が詰まっていて良いですよね。
武装のカスタムも、是非チャレンジしてみてください。
もうZooさんのオリジナル設定やストーリー大好きです。
ザクIの旧型の機体ながらパイロットと共に戦場を駆け抜けてきた感も感じられますね!!
な・か・け・んさん、
コメントありがとうございます。
この旧型ザクも含めた小隊作品のストーリーは、高校を卒業するあたりからぼんやりと妄想していたモノなので、こうしてガンプラと共にお披露目出来て非常に貴重な体験となりました。
使い込まれた旧型ザクも、パイロットの激戦を物語るような出来に仕上げることができて製作者としても大満足です!
リアルタイプ感が凄いカッコいいです。本体の色が渋いですね。次の作品が楽しみです。
ケイ・シーさん、
コメントありがとうございます。
リアルタイプカラーは、旧型ザクだけでなくゲルググやガンキャノンもメチャクチャカッコいいですよね!
次の作品は、ストーリー投稿で少しずつお披露目している状態です。
完成は春ごろになりそうなので、どうぞ気長にお待ちください・・・。
ラインマーキングがリアルタイプ感増し増しにしててカッコイイですね!
@Momohiki0928さん、
コメントありがとうございます。
ラインマーキングはMSVやリアルタイプカラーの機体には非常に良くマッチしてくれます!
おお!
やっぱ旧ザクはこのリアルタイプカラーがカッコイイ‼️
08小隊なアレンジも良いね☆
GORO55さん、
いつもコメントありがとうございます。
リアルタイプカラーの旧型ザクはいつか製作したいと思っていたので、満足のいく作品に仕上がって良かったです。
08小隊風の後頭部マーキングも、予想以上にこのカラーリングにマッチしてくれました!
MSVやリアルタイプカラーに白いラインは似合いますよね!
そして黒鉄色がそれにマッチして!!
ガス銃もハマってて素敵です
ゆきぞーさん、
コメントありがとうございます。
リアルタイプカラーやMSVには、やはり白ラインは外せません!
このラインと黒鉄色で、MSV度がグッとアップする気がします(笑)。
ガスランチャーも苦労して仕上げたので、お褒めいただき光栄です。
いいカラーリングですね✨
毒ガスのランチャー装備なのもストーリー性があって素敵です!
上層部にだまされたシーマ様とともにガス散布してまった悲劇の兵士の一人といったところですかね😺
お豆腐さん、
いつもコメントありがとうございます。
カラーリングはもちろん、ガスランチャーは今回の武装の中でも特に製作に力を入れたモノなので、そこに注目していただけて嬉しいです!
以前投稿したマゼラアタックの操縦手「軍曹」ことトモヤ・ハセガワ軍曹とシーマ様とのつながりは考えていませんでしたが、確かに彼女の元部下や同僚だったと想像すると、物語が膨らんで良いですね!
実に発色の良い白ラインだと思っていたのですが、まさか先にマーキングをしていたとは……!
リアルタイプカラーのザクに銃鉄色を合わせると、よりスパルタンな印象になって引き締まりますね!
計算された美しいウェザリングも合わさった重厚感にロマンが掻き立てられます!
pontyanさん、
いつもコメントありがとうございます。
この「白などのラインを先に大雑把に描き込んでおき、それを細切りマスキングテープで保護して本体色を塗る」というマーキング方法は、以前投稿したプロトタイプ・ドムで初めて試したのですが、想像以上に効果的でした!
ご指摘通り、リアルタイプカラーに銃鉄色はベストマッチな組み合わせでした(以前投稿したリアルタイプカラーのゲルググのビームライフルもこの色です)。
ウェザリングはいつも以上にこだわった部分なので、お褒めいただき光栄です!
歴戦の勇士感が漂う機体ですね
ベテランパイロットが扱い慣れた機体で、幾度の戦場に行き闘い抜くと
旧ザクは一度も作った事が無いので再販されて、運良く買えたら
改造してみたいですよ
蒼き鷹さん、
いつもコメントありがとうございます。
本機のパイロット、リリー・ハウプトマン少尉は女性ながらベテランパイロットの小隊長で、格闘戦が得意という設定なので、その雰囲気を感じ取っていただけて嬉しいです!
このHGUCザクⅠは可動範囲も組みやすさ良く、値段もまぁまぁ安い良キットなので、ゲットできることを願っています。
色味や武器にとてもこだわってられますね(^-^ゞ
そしてそれを思い描いた通りに仕上げられるところがスゴいです。
ストーリー仕立ての作品紹介いいですね。
私もいつかやってみたいです(^-^ゞ
ヒロハルさん、
いつもコメントありがとうございます。
おっしゃる通り、カラーリングと武装はかなりこだわったので、そのこだわりが伝わったのなら製作者として非常に嬉しく思います。
実はこの「第04MS小隊」のストーリー、彼らがオデッサに配属される前の小話もちょっと考えてあるので、機会があれば投稿しようと思っています(ちなみにキットは過去に投稿したモノを再利用するので、ガンスタ的にOKなのか微妙なところですが・・・)。
全身のチッピング表現と白い帯
が最高ですね!
次回のストーリー投稿もお待ちしております!
コアラ侍さん、
いつもコメントありがとうございます。
チッピングと手描きの白線マーキングは頑張った部分なので、そこに注目していただけて嬉しく思います。
ストーリー投稿、第1弾は近いうちにお披露目できるかと思いますが、完成はいつになるのか私自身も全く分からない状態ですので、どうぞ気長にお付き合いください・・・。
左肩ショルダー、塗装が剥げて下地が見える表現がリアルですね。
ショートバレルのマシンガンも素敵です!
KOSSERさん、
いつもコメントありがとうございます。
ショルダーアーマーの塗装ハゲと短バレルのマシンガンはこの作品のウリなので、そこを褒めていただけて大変嬉しいです!
短バレルやショルダーのこだわりなど、毎度うんうん、そだね〜と納得しちゃいます💕自分にはこの機体、登場時から古いイギリス特殊舟艇部隊の雰囲気を感じてました😄ヘッドなどのラインがカッコ良くてそう感じたのかもしれません^ ^ノ
中光國男さん、
いつもコメントありがとうございます。
実在する兵器をイメージしていただけたとは、リアルタイプカラーとウェザリングを頑張った甲斐がありました!
頭部のラインもこだわった部分のひとつなので、そこに注目していただけて嬉しく思います。
完成おめでとうございます😊
細かいところを見る事が出来て非常に興味深く拝見させて頂きました!
ショルダーの塗装剥げが、これまでの激戦を物語っているようで迫力満載です!😠👍🏻
奇遇なのですが、私も現在ストーリー性を含んだ作品を投稿しようと奮闘中でして😅
Zooさんが、どのような物語を考えながら作ったのかを交流出来る日を楽しみにしています✨
dopeさん、
いつもコメントありがとうございます。
細かいところまでよく見ていただけて、製作者として非常に嬉しく思います。
ショルダーアーマーの塗装ハゲは特にこだわった部分なので、お褒めいただき光栄です!
ストーリーものの投稿、楽しみにしています!!
ご自身のペースで構いませんので、是非頑張ってください。
5年ほど前に、スマホのネットアプリ(?)のオススメで発見して登録しました。
地味な作品が多いかもしれませんが、暇を見て投稿していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
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