最近作ったばかりですが、またMGゲルググ1.0が格安で手に入ったので制作しました。
今回は「荒野の迅雷」の異名をとる、ヴィッシュ・ドナヒュー専用陸戦型ゲルググ(以降VDゲルググと略)として仕上げてみました。
「〇〇専用機」を作ったのは小中学生の頃以来の気がします。
ヴィッシュ・ドナヒューですが、私は初出のゲーム作品(後述)、ギレンの野望、最近ではバトオペでも専用機を目にしているので1年戦争義務教育レベル知識な印象を持っていますが、世の中的にはマイナーキャラに入るんですかね?
ジオン軍人の鏡のような武人キャラとして、中々良い味出してると思います。
隻眼は確かにキャッチーでカッコいいのですが、パイロット適性としては致命的な身体条件では?とは思います(苦笑)
百戦錬磨の経験値によって不利な視覚をカバーしているんでしょう!
初出はセガのドリームキャスト用ソフトである「コロニーの落ちた地で」のボスキャラですね。
所謂「セガサターン派」だった私は、その後継機であるドリキャスも発売後すぐに買いました(90年代後半、国内ゲームハードはプレステ派、サターン派、64派という3派に分かれていました)
ドリームキャスト、懐かしいですね。メモリーカードに液晶とボタンが付いていて、単体でミニゲームを遊べるという、コストの割りに使い道に乏しい無駄に豪華な仕様でした。
コロ落ちはもちろん発売日に買って遊び倒しました。
MSを動かしている感、ステージ間のイベント演出が特に秀逸で素晴らしいゲームでした。
司令官とのビデオ通話、世界各地の戦況を伝える連邦軍ニュースはまるで映画のようで興奮しっぱなしでした。
無論、初回封入特典のホワイトベース隊と戦えるディスクも入手しました。
当時はゲームをダウンロードなんて概念は原則存在せず、同梱の応募はがきを送り、後日郵送でディスクが送られてきました(笑)
当時ガンダムウォー(カードゲーム)もがっつりやっていましたが、初回封入特典のWDジムは使い道なさ過ぎて、ついぞデッキに入る事は無かったです。
思い出話はその辺にして、制作詳細を書いていきます。
VDゲルググは後発の各種ゲーム、漫画、映像作品等で微妙に仕様が異なる形で登場していますが、共通した外観上の特徴は下記だと認識しています。
・緑一色のボディカラー
・指揮官アンテナ装備
・彼のパーソナルマークである隻眼のドクロマーキングがシールドと肩にある
・頭部のおでこと鼻先、股間、お尻に白と黄色のラインマーキング
・両腕部の補助推進機をそれぞれ速射砲とグレネードランチャーに換装
順に各特徴について詳細を記載していきます。
緑のカラーですが、クレオスのMSディープグリーンのスプレーを選択しました。
量産型ザクの濃い方の緑にピッタリの色ですね。
イメージしたVDゲルググにかなり近い色になってくれて満足です。
元のキットがグレーと緑に分かれているので、サフを吹かないと透けて色味が変わってしまうかと懸念しましたが、試し吹きしたら全く目立たないレベルで隠ぺいしてくれたので直吹きしました。
ちなみにスリッパと膝はつや消し黒、合わせ目を消した膝関節はグレー系の色で塗装しています。
シールドの縁と裏側は、先日作ったドムで余ったミディアムシーグレイで塗りました。
推進機のノズル等、細部は筆塗りで仕上げています。
頭部ブレードアンテナですが、元キットがA型なのでアンテナ付き頭部が無く、MG1.0ザクのアンテナを引っ張ってきました。
おでこに溝を空け挿し込んで接着しています。
もうちょっと後ろにすべきでしたが、まあ及第点です。
ラインマーキングは水転写デカールを適当な長さに切り対応しました。
モノアイはキットのクリアパーツをそのまま使い、裏側にガンダムマーカーのメッキシルバー、表側にクリアレッドスプレーで塗装しました。
ゲルググは細目なので、頑張ってモノアイ改造してもほぼ見えないので手抜きです(笑)
10月発送のMG2.0ジョニゲルが運良く予約できたので、そっちは電飾して凝ってみようかなと思っています。
頭部に加え、股間とお尻に特徴的なラインマーキングが入っています。
これらも適当な水転写デカールを切って貼りました。
お尻ですが、本当はノーマル仕様が良かったのですが、今回入手したのが部品落ちの中古キットだったのでこちらしか手に入らず、マーキングもアレンジして貼っています。
設定上は陸戦型であるG型という事ですが、そもそもG型の設定仕様が曖昧な上、MG1.0ゲルググの説明書に「現場単位で部品換装しまくっていた」という設定があるので、まあ良いだろうと溜飲を下げました。
そんなに都合よく単品で安価で入手できないですからね。
パーソナルマークはガンダムデカールを調達しました。
HG用のサイズなので、各種設定画に比べて少し小さいかもですがまあ良しとします。
これが無いとVDゲルとは呼べないレベルの重要パーツですが、プレバンのVDゲルとこのガンダムデカールが発売される前はゲーム攻略本に付属していたシールを入手するか自作しか選択肢が無かったので、地味に作るのが難しい機体だったわけですね。
両腕部は元のパーツを切り欠き、空いたスペースにプラ棒を突っ込んでピンバイスで砲口を空けました。
どっちの腕が速射砲でどっちの腕がグレネードランチャーなのか記載されている資料が見つからなかったので、バトオペの演習場で乗って確認しました(笑)
バトオペでは右腕が速射砲、左腕がグレネードでした。
右腕の速射砲は何となくで2連装にしました。
左腕のグレネードランチャーは兵站的に専用弾ではなく、MMP-78と共用の弾だと妄想して、ざっくり口径を決めました。
あとはMGゲルググ1.0の持病である関節ユルユルグネグネ病を解消するため、各関節に色々塗って摩擦力を上げました。
手首はビルダーズパーツに置き換えました。
シールド持ち手もビルダーズパーツを小加工して対応しました(調達した中古キットに左手首が入っていなかったので)。
武装は量産型ゲルググ1.0にはビームライフルがキットに入ってないので、家に転がっていた旧キット1/100ガルバルディβのライフルを小改造して持たせました。
陸戦型ゲルググなので、スミ入れをした後全体に陸戦汚れを施し、金属色でドライブラシとチッピングを施してアクセントをつけて完成です。
改造らしい改造は両腕武装だけで、あとは単なる色変え+αくらいの難易度なので、サクッと気楽に作れました。
必須のパーソナルマークも、品質の良いバンダイ正規品の水転写デカールが流通しているので入手ハードルは低いです。
同じくゲーム出身のブルーディスティニー&イフリート改に比べると、ホワイトディンゴ隊もヴィッシュも地味ですが、ガンダムの硬派な世界観が好みな向きにとっては有難い存在ですよね。
最後までご覧いただきありがとうございました。
MG1.0で荒野の迅雷ゲルググを作ってみました。
コメント
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私も所謂セガ派でした。コロ落ちのゲーム関係の記述が共感しかなく、うんうんと終始頷きながら読んでしまいました(笑)もちろん作品もかっこいいです。ゲルググ、作ってみたくなりました。
コメントありがとうございます!
ジムとこのゲルググを作っている最中、無性にコロ落ちやりたくなったんですが、わざわざドリキャスを調達するのは面倒くさすぎて諦めました。
ブルー3部作は久々にやりた過ぎて去年サターン調達しましたが(笑)
この手のキャラゲーは様々な利権が複雑に絡んで難しいとは思いますが、現行ハードで過去のダムゲーが一挙に気軽に遊べるようなサービスが出てくれる日を夢見てます。
ヴィッシュ・ドナヒューのゲルググとは渋いチョイスですね。
私は小学生の頃にゲームを全くやらなかったのですが、その後大学生の頃に「コロニーの落ちた地で・・・」の小説版を読みました。
それにしてもMG1,0のゲルググは、とりわけリアスカートが特徴的でカッコいいですね。
最近、運よく中古ショップで組み立て済みのHGUCシャア専用ゲルググをゲットできたので、いつかMG1,0仕様のゲルググを1/144で再現してみたいと思います(いつになるやら分かりませんが)。
コメントありがとうございます。
ゲルググ1.0は2.0とは全く異なるテイストなので、同じ機体を趣向に合わせて選べるのはありかだいですよね。
HGUCシャアゲルは最近かなりの量再販されたのか、よく見かけますね。
私もゲットしたので、ちょこちょこ作業を始めているところです。私も完成はいつになるか全く分かりませんが(笑)
いろいろ言われていたゲルググのver1.0がこんなにもカッコよかったとは、MGを滅多に作らないので知りませんでした。
ゲルググは陸も宇宙もセッティングだけで使えるとか何かで読みましたが、あえて陸戦型と呼ばれるのは例えばエアフィルターとかバランサーとか熱交換触媒とかを変更してるからなのでしょうね。(←推測)
コメントありがとうございます。
肘がやたら細かったり、最近の各媒体の厳ついゲルググに見慣れていると全体的にちょっと細過ぎる印象を受けますが、各部の造形やディテールは良好、パーツ割りも時代を考えるとかなり優秀だと思います。
設定見返しましたが、ヴィッシュ機は装備してませんが、標準的には陸戦用バックパック、スラスター換装してホバー移動可能、各種防塵処理、バランサーやジェネレーターの調整が行われてるみたいですね。
ヴィッシュ機はドリキャス版の後から陸戦型と設定が加えられた為、見た目は普通のゲルググのままになってるみたいです。
ガンダムお得意の「ザ・後付け設定」ですね(笑)
そんなに違うんですね!
でも基本、本体はほとんど変わってないのがほっとします。
だってほら、『デザート・ゲルググ』って 厄介なのいたじゃないですか……(笑)
やっぱりコロ落ちは義務教育ですよね!
僕も高校生くらいの時にブルー三部作、20歳手前でコロ落ちを履修し、MGで作って以前投稿したことがあります。
適度な汚しがエース機っぽくて良い感じです!!(gandam-hand2)
コメントありがとうございます!
to-yaさんのヴィッシュゲル拝見させていただきました!
外伝系ゲームは、ガンダムの世界観をグッと拡げる事に非常に貢献した重要な作品ばかりですよね。
プロポーションは2.0の方がすきなのですが、素晴らしいです。ヴィッシュ・ドナヒューはオンラインカードゲームで知り、小説版で読みました。ホワイト・ディンゴ隊もすきなんですけど。隻眼といえば、黒い三連星のマッシュもそうですね。
ありがとうございます!
小説版は読んだことがないのですが、調べてみると武装はビームマシンガン持ってるんですね。媒体毎に設定が違うのも、ガンプラ表現においては自由度が高まって良いですよね。
確かに、マッシュも隻眼ですね!
あとF91のザビーネシャルもそういえば眼帯ですね!結構いるもんですね(笑)
2020年6月頃から、約20年振りに再びガンプラにハマり始めた30代です。
自身の制作備忘録も兼ねて、ここで記録していこうと思います。
0079~0083あたりまでのミリタリー色の強いMSや設定が好物です。
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